初めまして、Mです。現在訪問介護の経営を行っております。親が体調を壊してしまい、今月より訪問介護事業所の経営を始めることになった43歳です。もともとは渋谷のIT企業で働いていました。うちの事業所は利用者100人程度で登録ヘルパーは40人程度、常勤ヘルパーは6人です。また居宅介護支援もやっており、ケアマネは2名です。
現在書類(居宅サービス計画書全部・訪問介護計画書・モニタリング表・サービス提供表など)作成してますが、今まで最低限の事務処理しかしていなかったようで、監査が入れば一発NG間違いないでしょう、そのくらいアナログな状態で私自身も、この状況に驚きを隠せずにおります。原因としてはパソコンも打てない70歳前後のケアマネと常勤ヘルパーが現場仕事と請求業務だけで、なんと7年ほど運営していたようです。
私が、現在フルコミットで書類を作成していますが、現場仕事が進んでいる以上、ケアマネの私が尻拭いとシステム作りだけで事務所から出れません。書類も分かりやすいように誰にでもできるようにひな形を作っても、『その雛形は使えない』と文句を垂れ流すばかりで、事務処理をせず、現場業務に出ていきます。みなさんの訪問介護事業所はどうされてますか?
このような職員を辞めさせるべきか、新たに採用するのか迷っております。同じような職員しかこの業界にはいないのか、頭を悩ませる日々が続いています。
【回答】
Mさん、この業界へようこそ。早速洗礼をうけているようですね。IT企業で働いていたということで、かなりアナログで非効率な世界にびっくりされていると思います。今回は、いっそ使えない職員を切るか、新しく採用をするかとのことでしたが、結論から申し上げると採用を進めたほうがいいでしょう。以下のステップで進めることをお勧めします。
- 積極的な採用を行う。(管理職)
- 採用完了後、ヘルパーの仕分けを行う。
- 口コミで採用できる状態にする。
1、積極的な採用を行う(管理職)
この業界で重要になってくるのは、管理職です。管理職の一声でヘルパーも動きます。ITを使える優秀な管理職の採用を行いましょう。初期費用がかかりますが、人材紹介会社を通して早期に優種な人材を採用することが必要です。
2、採用完了後、ヘルパーの仕分けを行う
腐ったリンゴは、全部をだめにしてしまいます。反抗的人材。変化を拒む人材は早期に離れてもらいましょう。それが両者のためです。
3、口コミで採用できる状態にする
職員の情報収集源は、口コミが多いのが実情です。管理者の方や、ケアマネへの積極的は情報の配信を行うことで、口コミからの採用を確立させましょう。