【最新版】介護給付費の実態と推移(H.28)

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介護給付費とは?

1年間の介護保険給付費の総額のことです。居宅介護サービス費・施設介護サービス費などの介護給付にかかる費用、および居宅支援サービス費等の予防給付に要する金額の合計で、半分を保険料、残り半分を公費で賄っています。

全国の受給者数

全国の受給者総数は、複数サービスを受けた者については名寄せを行った結果、介護予防サービスでは 110万600人、介護サービスでは 410万3300人となっています。

受給者1人当たりの費用

受給者1人当たり費用額は、介護予防サービスでは 3万6000円、介護サービスでは 19万円となっています。約6倍の開きがありますね。やはり要支援と、要介護では差が大きいです。

介護予防サービスの受給者数推移

要支援者の推移

要支援の推移

要支援1の推移

  • H28年3月: 50万7000人
  • H28年4月: 50万4300人
  • H28年5月: 49万1100人
  • H28年6月: 49万1500人
  • H28年7月: 48万7700人
  • H28年8月: 48万3500人

要支援2の推移

  • H28年3月: 61万4500人
  • H28年4月: 61万2500人
  • H28年5月: 59万8900人
  • H28年6月: 60万4400人
  • H28年7月: 59万9400人
  • H28年8月: 59万6100人

要介護サービスの受給者数推移

要支援者の推移

要支援の推移

要介護1の推移

  • H28年3月: 105万2700人
  • H28年4月: 106万0700人
  • H28年5月: 115万1700人
  • H28年6月: 117万3700人
  • H28年7月: 117万4900人
  • H28年8月: 117万9000人

要介護度2の推移

  • H28年3月: 104万5000人
  • H28年4月: 105万1900人
  • H28年5月: 114万4500人
  • H28年6月: 116万6300人
  • H28年7月: 116万5200人
  • H28年8月: 116万6700人

要介護3の推移

  • H28年3月: 82万1100人
  • H28年4月: 82万9700人
  • H28年5月: 88万3500人
  • H28年6月: 89万9000人
  • H28年7月: 89万9400人
  • H28年8月: 89万9900人

要介護度4の推移

  • H28年3月: 73万0700人
  • H28年4月: 73万8400人
  • H28年5月: 76万9500人
  • H28年6月: 78万1300人
  • H28年7月: 78万3000人
  • H28年8月: 78万3200人

要介護度5の推移

  • H28年3月: 56万6500人
  • H28年4月: 56万9200人
  • H28年5月: 58万3500人
  • H28年6月: 59万0300人
  • H28年7月: 59万0500人
  • H28年8月: 59万1100人

要介護のサービス受給者総計からわかること

要介護度3以上になると在宅の利用者が半数になる

要介護3以上になると施設へシフトする傾向があります。要介護高めで在宅をみるのはやっかいなケースが多いですが、ケアマネからの信頼を勝ち取るために、ややこしいケースを引き受ける事業所は多いですね。

要介護4になると施設受給者は増える

つまり要介護度4になると施設への移動が増えることがわかります。そこで、要介護度3を上手く囲い込み早期に施設への利用するための導線を引くことはビジネスとしてはいい手かもしれません。

要介護度5になっても施設利用者の数は変化しない

要介護5になってから施設を利用する人は少ないことがわかります。つまりポイントは要介護3までで決まっているのです。どれだけ、要介護度3までに利用者を集め、グループ内で最後まで見惚れる仕組みを作るかは重要です。

要介護度受給者の推移
要介護度受給者