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介護で海外進出する企業!
あなたは知っていますか?アジア諸国においても高齢化はすすんでいます。韓国、シンガポール、タイ、中国、マレーシア、インドネシア、フィリピンをみてみると、2035年には人口22億人高齢化率20%と、我が国に40年おくれで高齢化はやってきています。これから現れる巨大なマーケットを制するのはどこの国なのでしょうか。高齢化のパイオニア大国として現地企業に挑む企業、その課題と解決策を紹介します。
中国に進出する日本企業
詳細の介護事業については、こちらからご覧ください。第13次5年化計画より、中国の文化的背景から、介護事業について解説しております。
上海
- 銀座メディカル(湖山医療グループ)
- ニチイ学館
- ケアサービス
- ゲストハウス
- アベストコーポレーション
- リエイ: 入居施設
- 日本医療器
- オージー技研
- パラマウントベッド
北京
- リエイ: 小規模多機能
- ニチイ学館
- 日進医療器
大連
- ウィズネット
青島
- ロングライフホールディングス
無錫
- パラマウントベッド
常州
- 日進医療器
南通
- メディカル・ケア・サービス
- フランスベッドホールディングス
広州
- ニチイ学館
韓国に進出する日本企業
- ブリッジ
- 日本医療器
- ケアリング
台湾に進出する日本企業
- タイヨウ
- しんまち元気村
シンガポールに進出する日本企業
- パラマウントベッド
- メディカル・ケア・サービス: 人材紹介ビジネス
ベトナムに進出する日本企業
- パラマウントベッド
- さくら介護グループ
タイに進出する日本企業
- リエイ
- パラマウントベッド
- さくら介護グループ
マレーシアに進出する日本企業
- メディカル・ケア・サービス: 施設サービスと病院の複合施設
海外展開の課題
課題1: 保険外のマーケットの理解度不足
海外は日本と異なり、保険制度のマーケットではないです。日本の介護企業は、介護保険に依存したビジネスモデルのまま進出しているため、保険制度のないマーケットに適合できていないのが見られています。
課題2: 日本のサービスの強みの曖昧さ
現地のサービスと比べて、日本の介護の優位性を正確に理解できていません。現地のサービスの状況や文化を正確に捉えられていない点もありますが、日本の介護の特徴を標準化できていないのです。
課題3: 本格的な事業展開ができていない
本格的な事業展開をできている事業者がいないと見ています。ニチイに関しては、中長期で売り上げの半分をチャイナマネーで稼ごうとしているのがIRから見られます。しかし実際は試験的な展開のみで、まだまだ大きな成果をあげている企業はありません。
アジア健康構想: アジア展開を成功させるために
アジアを制覇するためには、官民の連携が必要です。これは上記であげたような課題を、民間だけで解決するのは、資金的にも、現地の官との連携も難しいからです。その中で日本は、アジア健康構想という機関を設立しました。これは以下の機能を果たします。
目的1
日本の介護および医療・生活産業の国際的視点からの可視化のため。
目的2
介護支援専門員、介護福祉士、管理栄養士、理学療法士等、介護現場における多様な技術・技能の多言語に対応するため。
目的3
公的ファンドからの支援や、医療の国際的展開の連携を促進するため。