2015年の法改正によって可能になった、空室型ショートステイを利用した、有料老人ホームの入居者獲得方法についてお伝えします。背景として有料老人ホームにおける『入居率80%以上のみショートステイとしての利用可能』の撤廃から、うまく活用している法人がでてきています。
メリット1: 利用者の理解を得やすい
保険外として入居体験を行なっている施設も少なくないです。しかし無料で体験を行なっている施設も存在するため、入居で金銭が発生することに対して利用者の無料体験への理解が得づらい状況にあります。そこで、入居体験ではなく、保険内のショートステイとして入居前の準備段階と捉えれば、利用者からの理解をえることが用意になるのではないでしょうか。ケアマネも利用者からの要望に応えることができ、事業者は介護保険サービス提供による利益を獲得することができた上で、施設を利用者に知っていただき、入居者の獲得へとつなげていくことが可能になります。
メリット2: ケアマネからのさらなる獲得を得やすい
ショートステイのニーズがあっても、現行の報酬体系ではなかなか黒字化できないのも事実です。それゆえケアマネへのショートステイ利用のノウハウは、他サービスに比べると蓄積されておらず利用状況も悪いです。そんな時に、わかりやすい方法として受け入れがたいケースまで宿泊付きでサポートができるのはケアマネとしても嬉しい状況であり、ケアマネとの連携が深くなることで、さらなる利用者獲得にも繋がっていきます。
最後に
ブランド力をあげて地域で選ばれる施設をつくっていくことは重要ですが、通常の方法だけであれば他者と変わらないような成果になるでしょう。工夫を重ね、あなたの事業所が業界のトップを走り続けることを願います。