介護のICT化でできること4点

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ロボット機器やITを活用することで業務効率化を図る時代です。利用者と向き合う時間を捻出することで、サービスの質を高め、働きやすい環境を作ることができ、介護職員が離職しづらい環境を作り出すことができます。
国としてすべての介護データをすいあげ、解析をすすていく方針もだされていますね。介護に情報通信技術を導入すること(ICT化)は必須となってくるでしょう。

ケア記録等の電子化

紙ベースの業務内容を電子化することで、ケア記録にかかる時間の40%が効率化できるといわれています。

訪問介護の場合

  • 労働時間短縮効果: 労働時間短縮効果: 2.25時間
  • 費用対効果   : 1162円/日
  • 生産性向上割合 : 1.59%

通所介護の場合

  • 労働時間短縮効果: 労働時間短縮効果: 1.97時間
  • 費用対効果   : 1868円/日
  • 生産性向上割合 : 2.36%

特養の場合

  • 労働時間短縮効果: 労働時間短縮効果: 8.94時間
  • 費用対効果   : 15,439円/日
  • 生産性向上割合 : 2.95%

有料老人ホームの場合

  • 労働時間短縮効果: 労働時間短縮効果: 5.1時間
  • 費用対効果   : 8,189円/日
  • 生産性向上割合 : 3.04%

見守りシステム

夜間業務が20%効率化し、そのぶん夜勤業務の人員基準を変更できるでしょう。実際の業務削減はもちろんのこと、夜勤に対する心理的負担が大幅に削減されたという声も多いです。

ただ少ない人数でサービスの提供ができたとしても、人員基準が緩和されなければ意味がありません。政府の対応には目が離せませんね。

基準通りの人員配置

  • 必要常勤換算職員数: 2名削減
  • 1週間延べ日勤・夜勤回数: 夜勤7回削減
  • 費用対効果: 0.9万円/日
  • 生産性向上割合: 2.37%

基準より集めの人員配置

  • 必要常勤換算職員数: 5名削減
  • 1週間延べ日勤・夜勤回数: 夜勤14回削減
  • 費用対効果: 4.4万円/日
  • 生産性向上割合: 7.44%

排出支援機器

夜勤時のオムツ交換が発生しなくなります。

入所者の90%に導入

  • 労働時間短縮効果: 10.16時間/日
  • 費用対効果: 8,434円/日
  • 生産性向上割合: 1.61%

入所者の50%に導入

  • 労働時間短縮効果: 10.16時間/日
  • 費用対効果: 14,535円/日
  • 生産性向上割合: 2.78%

装着型の移乗介助ロボット

腰痛を理由として退職する介護職員が0になることを目指しています。

期待される効果

  • 離職防止効果: 4811人
  • 研修コストで大幅に変動する