伸びる介護事業、収縮する介護事業

Pocket

三人に一人が高齢者になると言われている2025年に向けて、多くのサービスが毎日のように乱立されています。“介護は儲かるから、参入せよ”と言わんばかりに他業界からの参入もありますが、現状どのサービスにおいて、参入会社が増えて、サービスにおける利用者数が増えているのかをまとめていきます。

利用者の増加ランキングトップ10

下記のような状態です。今後の地域包括ケアに向けた在宅利用者の増加が見られていますね。時代の潮流にあった伸び方をしています。とくに小規模多機能は利用者の獲得はケアマネの理解力が進んでいるエリアと、理解が進んでいないエリアで利用率の大きなずれがでています。

  1.  看護小規模多機能居宅介護(150%増加)
  2.  定期巡回・随時対応型訪問介護看護(136%増加)
  3.  小規模多機能居宅介護(108.5%増加)
  4.  訪問介護(108.2%増加)
  5.  福祉用具貸与(105%増加)
  6.  通所介護(104%増加)
  7.  特定施設入居者生活介護(104%増加)
  8.  地域密着型特定施設入居者生活介護(103%増加)
  9.  認知症対応型共同生活介護(102%増加)
  10.  訪問介護(101%増加)

事業所数の増加ランキングトップ10

利用者の増加に対して、事業所が増えていないサービスはチャンスですね。いまのところ訪問介護は利用者数に対して、事業所の増加数は少ない状況です。採用がネックになるところなので、一概に訪問介護がよいとは言えないですが統計的にチャンスポイントになります。

  1.  看護小規模多機能居宅介護(143%増加)
  2.  定期巡回・随時対応型訪問介護看護(126%増加)
  3.  訪問介護(108.1%増加)
  4.  小規模多機能居宅介護(105%増加)
  5.  特定施設入居者生活介護(104%増加)
  6.  地域密着型特定施設入居者生活介護(103%増加)
  7.  通所介護(102.5%増加)
  8.  訪問介護(101.9%増加)
  9.  認知症対応型共同生活介護(101.6%増加)
  10.  福祉用具貸与(100.8%増加)

最後に

上記は全国規模での累計になりますのであくまで自社商圏エリアでどういった状況かを判断していくことが重要になります。あくまで利用者だけでなく、同じように介護サービスを提供する会社との競争になりますので、ミクロの視点でみて、あなたが新規事業を始めるときの礎にしてみてはいかがでしょうか?