介護サービスの中でも、デイサービス、訪問介護、ショートステイが在宅の中心3サービスとして位置づけられました。高齢者が住み慣れた街で、家族の負担を削減しながら、生活できるようにするためには必要なサービスになります。そういった中で、なぜデイサービスが他のサービス形態より施設数が多く、今も増えているのか、その理由に迫っていきたいと思います。
初期コストが安い
ショートステイの場合は、基準を満たした施設の建設の費用が高くなります。実際の価格比較については、別途まとめてお伝えさせていただきます。一般的なデイサービスであれば、1000万もあれば、事業の運営を開始できますね。
管理が安易
初期費用の点から見れば、圧倒的に訪問介護の方が有利ですよね。なぜなら施設は必要なく、ヘルパーが集まるハブさえあればいいからです。しかし訪問介護になると、ヘルパーのシフト管理が売り上げのキモになるため、デイサービスよりも事業の運営が複雑になってきますね。実際、利用者ごとにケアの内容を共有し、サービスの実施に対してのサービス提供責任者からのフィードバックをもらう作業は煩雑です。デイや施設系に比べて採用が難しいのが訪問介護。他人のお宅に一人で入るのはやはり抵抗がありますよね。
他業種からの参入がしやすい領域
高齢者社会の発展に伴い、介護事業への参入は増えています。景気状態の向上に伴い、一定参入はとまっているかのように見えますが、まだまだ他業界からのM&Aや、参入は続いていきそうです。
まとめ
デイサービスは、どのサービスに比較しても、人の面、戦略の立て方の面、オペレーションの構築面においてもやりやすいサービスになっているため、介護業界への参入障壁は低いものになっています。