在宅ニーズが高まる時代。『訪問看護に手を出してみたい!』介護の業界にいれば、はたまた医療法人を運営していれば、一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
今回は、訪問介護の正しい戦略の作り方に始まり、訪問看護の実運営における課題をとりあげながら進めていきます。
Contents
訪問看護の事業環境
訪問看護の事業環境は順調に伸びています。入院外でのマーケットは14.2兆円と昨対非で3.3%伸びております。日本国としては社会保障費の削減にあたり、国防費をも凌ぐ医療費を削減していく流れにあることからも、このトレンドは続いていくでしょう。介護でも”在宅中心の生活を!”ということで地域包括ケアシステムをあげていることからも理解できるでしょう。この取り組みのなかで、全国7万床の削減を掲げられています。
在宅看護の重要性は高まっている
在宅で訪問看護をうける利用者の中には、自身の病気に関する知識が足りていないことから、薬の服薬や、病院への通院をやめてしまうことも珍しくありません。その結果症状が悪化し、再入院というケースも多くみられているので、利用者への入院期間の短縮や退院後のサポートは医療に専門性をもったスタッフがケアを行う訪問看護はとても重要な役割を担うのです。
医者とのつなぎ目
医療間の連携をとるにあたり、訪問看護は患者さんと医者とを繋ぐ橋となる存在です。その点からしても、訪問介護は社会的に重要な立ち位置にあるといえます。
訪問看護の区分け
あなたは、どのジャンルで訪問看護を運営してますか?訪問看護は大きく分けて4つのジャンルに分かれます。縦軸を単価、横軸をサービスの継続率でとった下記のグラフを参照しながら、どこを戦略的に攻めていくべきかを考えてみてください。

第1の戦略:精神疾患
第2の戦略: ターミナルケア
第3の戦略:訪問リハビリ
第4の戦略:訪問看護
訪問看護における課題
介護同様に労働集約ビジネスです。人と事業はきっても切り離せない関係にあります。
人材の確保
人材の育成
管理者の養成
事業運営上の6つのリスク
介護報酬にまつわるリスク
公費負担医療費のリスク
訴訟によるリスク
個人情報漏えいによるリスク
風評被害によるリスク
災害や感染症によるリスク
訪問看護最大手の状況
- 平均年齢: 41歳
- 平均勤続: 1.1年
- 給与 423万