栄養マネジメント強化加算とは

栄養マネジメント強化加算とは

栄養マネジメント強化加算は特養・老健等の入所系で常勤管理栄養士を入所者数50対1以上で配置する加算。1日11単位、ミールラウンドやLIFE提出が要件。

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この記事のポイント

栄養マネジメント強化加算(1日11単位)は、特養や介護老人保健施設などの入所系サービスで、入所者数50対1を超える人数の常勤管理栄養士を配置し、低栄養リスクのある入所者へ週3回以上のミールラウンドと栄養ケア計画の見直しを行う場合に算定できる加算です。LIFEへのデータ提出も必須要件で、2021年度改定で新設されました。

目次

制度の位置づけと2024年度改定での扱い

栄養マネジメント強化加算は、入所系サービスにおける栄養ケアマネジメントの質を底上げするために2021年4月に新設された加算です。それまでは「栄養マネジメント加算」(1日14単位)が標準的に算定されていましたが、2021年改定でこの加算は廃止され、栄養ケアマネジメント自体が基本サービス費に包括される一方、強化版として本加算が設置された経緯があります。

対象サービスは特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、地域密着型介護老人福祉施設、短期入所生活介護です。介護医療院では「経口維持加算」「療養食加算」と組み合わせる運用が一般的です。

2024年度改定では、配置基準の柔軟化(常勤換算における時短勤務者の取扱い)と、LIFEフィードバックの活用要件が明確化されました。

算定要件4つのポイント

  1. 管理栄養士の配置基準:入所者数を50で除した数以上の常勤管理栄養士を配置(特養・地域密着型特養は70対1、給食委託の場合は加配)。
  2. 低栄養リスク者への対応:BMI、体重減少率、食事摂取量から低栄養リスクを判定し、中・高リスク者には週3回以上のミールラウンドを実施。
  3. 栄養ケア計画の作成・見直し:入所者ごとに栄養ケア計画を作成し、状態変化に応じて見直す。家族・本人への説明と同意を得る。
  4. LIFEへのデータ提出:栄養ケアに関するデータをLIFEに提出し、フィードバックをケアの改善に活用する。

関連する栄養関連加算との違い

加算名対象サービス単位数主な要件
栄養マネジメント強化加算入所系(特養・老健等)1日11単位管理栄養士の増配置+ミールラウンド+LIFE提出
栄養改善加算通所介護・通所リハ等1回200単位低栄養リスク者へ管理栄養士が栄養改善計画を作成し3か月実施
経口維持加算(Ⅰ・Ⅱ)入所系月400〜500単位摂食嚥下機能低下者への食事計画と多職種カンファレンス
再入所時栄養連携加算入所系1回400単位退所後に医療機関に入院し、栄養管理が必要な状態で再入所した場合

栄養マネジメント強化加算のよくある質問

Q. 管理栄養士は常勤換算でカウントできますか?

A. 可能です。2024年度改定で時短勤務者の常勤換算ルールが明確化され、週30時間以上勤務する管理栄養士は常勤として扱えるようになりました。給食を委託している場合は配置基準が緩和されます。

Q. ミールラウンドは具体的に何をするのですか?

A. 管理栄養士が食事の時間帯に入所者の食堂を巡回し、食事摂取量・姿勢・食形態の適合性・嚥下状態などを直接観察します。低栄養リスクの中〜高リスク者は週3回以上が要件です。

Q. LIFEへのデータ提出は毎月必要ですか?

A. 利用者の状態変化に応じて少なくとも3か月に1回以上の提出が求められます。LIFEからのフィードバックを栄養ケア計画の改善に活用することも要件に含まれます。

まとめ

栄養マネジメント強化加算は、入所系施設で管理栄養士の手厚い配置と科学的栄養ケアを両立する重要な加算です。1日11単位という単価は決して大きくありませんが、入所者全員に算定されれば施設収益への寄与は無視できません。何より、低栄養を放置すれば褥瘡・誤嚥性肺炎などの合併症リスクが上がり結果的にコストが膨らむため、栄養ケア・LIFE提出体制を整えることは介護現場全体の質向上につながります。

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執筆者

介護のハタラクナカマ編集部

編集部

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