
介護技能評価試験とは
介護技能評価試験とは、特定技能「介護」の在留資格を試験ルートで取得するために合格が必要な技能試験です。日本語試験(JLPT N4以上またはJFT-Basic 200点以上)と介護日本語評価試験の3つに合格することが要件で、実技試験はありません。
この記事のポイント
介護技能評価試験とは、特定技能「介護」の在留資格を試験ルートで取得する際に合格が必要な技能試験です。単独で完結するものではなく、日本語試験(日本語能力試験N4以上または国際交流基金日本語基礎テスト200点以上)と介護日本語評価試験を合わせた3つに合格することが要件になります。実技試験はありません。国内および特定技能の送り出し国で実施されており、2026年4月1日から受験料が1,000円から2,000円に改定されました。
目次
介護技能評価試験の位置づけ
特定技能「介護」の在留資格を取得するルートは4つあり、そのうち試験ルートで求められるのがこの試験です。介護分野で必要とされる技能水準(相当程度の知識または経験)を確認する目的で実施されます。
3つの試験の関係
| 試験 | 測るもの | 合格の要否 |
|---|---|---|
| 介護技能評価試験 | 介護分野の技能水準 | 必要 |
| 日本語能力試験(JLPT)N4以上 または国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)200点以上 | 一般的な日本語能力 | いずれか必要 |
| 介護日本語評価試験 | 介護現場で使う日本語 | 必要 |
介護分野は他の特定産業分野と異なり、一般の日本語試験に加えて分野固有の日本語試験が課されます。利用者とのコミュニケーションが業務の中核にあるためです。
試験が免除されるルート
次に該当する場合は試験が免除されます。
- 介護分野の第2号技能実習を良好に修了した場合
- 介護福祉士養成施設を修了した場合
- EPA介護福祉士候補者として在留期間(4年)を満了した場合
受け入れ側から見ると、技能実習から特定技能へ移行させる場合は試験対策が不要になります。国内での移行が海外採用より手続きが軽くなる理由の1つです。
受け入れ施設が押さえる実務
受験料の改定
介護技能評価試験・介護日本語評価試験の受験料は、2026年4月1日からそれぞれ1,000円から2,000円へ引き上げられました。金額としては小さいものの、受験機会を複数回設ける場合は積み上がります。
試験対策の無料教材がある
厚生労働省は「介護の特定技能評価試験 学習テキスト」を12か国語で無料公開しています。介護技能評価試験と介護日本語評価試験の合格を目指して知識を習得するための教材で、厚労省ホームページ等から利用できます。あわせて自律学習用のWEBコンテンツ「にほんごをまなぼう」も特定技能評価試験対策を目的の1つに掲げています。
試験の合格は出発点
これらの試験に合格していることは、入国要件を満たしていることを意味しますが、現場で問題なく意思疎通できることを保証するものではありません。介護労働実態調査では受け入れの課題1位が「利用者や他の従業員との意思疎通が難しい」で36.5%です。試験合格を前提にしたうえで、現場語の用語集や記録様式の簡略化といった環境調整が必要になります。
介護技能評価試験に関するよくある質問
Q. 実技試験はありますか
ありません。学科形式の試験です。
Q. 日本語試験はN4で足りますか
特定技能「介護」の入国要件としては、日本語能力試験N4以上または国際交流基金日本語基礎テスト200点以上に加えて、介護日本語評価試験の合格が必要です。ただしN4は入国の水準であり、人員配置基準への算入要件(技能実習・EPA候補者の場合はN1・N2)や介護福祉士国家試験の水準とは異なります。
Q. 技能実習から移行する場合も受験が必要ですか
介護分野の第2号技能実習を良好に修了していれば免除されます。介護福祉士養成施設の修了者、EPA介護福祉士候補者として在留期間を満了した人も同様です。
Q. どこで受験できますか
国内および特定技能の送り出し国で実施されています。実施地や日程は変動するため、最新の情報を確認してください。
介護技能評価試験に関する参考資料
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- [3]
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介護技能評価試験のまとめ
介護技能評価試験は、特定技能「介護」を試験ルートで取得する際の技能試験です。単独では完結せず、日本語試験と介護日本語評価試験を合わせた3つの合格が要件になります。実技試験はなく、2026年4月1日から受験料は2,000円に改定されました。
第2号技能実習の良好な修了者、介護福祉士養成施設の修了者、EPA介護福祉士候補者として在留期間を満了した人は免除されます。技能実習からの移行が手続き上軽くなる理由の1つです。試験対策の教材は厚生労働省が12か国語で無料公開しています。
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執筆者
介護のハタラクナカマ編集部
編集部
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