
介護業界の新卒就活スケジュールと法人の選び方
介護・福祉業界の新卒採用は通年採用が中心で、選考の本格化は夏から秋です。政府の就活ルール(広報3月・選考6月・内定10月)を基準にすると、一般企業のピークが過ぎた後に動く形になります。スケジュールの違いと、実習先以外の法人をどう見極めるかを整理します。
Quick Diagnosis
全6問・動画ガイド付き
性格から、合う働き方をみつける。
介護の仕事を嫌いになる前に。施設タイプや転職サービスの選び方を、6つの質問と45秒の動画で整理できます。
この記事のポイント
介護・福祉業界の新卒採用は通年採用が中心で、選考が本格化するのは夏から秋にかけてです。政府の就活ルールでは広報活動が卒業年度に入る直前の3月1日以降、採用選考活動が卒業年度の6月1日以降、正式な内定日が10月1日以降とされていますが、一般企業が3月から6月に選考を集中させるのに対し、福祉施設は7月頃から動き出す法人が多くなります。一般企業のスケジュール感で焦る必要はない一方、通年である分だけ自分で動く時期を決める必要があります。
目次
介護福祉士養成校や福祉系学部に在籍していると、一般企業に進む同級生の就活が3月から動き出すのを横目に見ることになります。自分はまだ何も始めていない、出遅れているのではないか。そう感じる学生は少なくありません。
結論から言えば、焦る必要はありません。介護・福祉業界の採用は通年採用が定着しており、選考が本格化するのは夏から秋です。ただしこれは「動かなくてよい」という意味ではありません。時期が決まっていないぶん、自分でスケジュールを引く必要があります。
この記事では政府の就活ルールを基準線として、介護業界の採用時期がどうずれるのかを整理し、そのうえで実習先以外の法人をどう見極めるかを扱います。進学先の選び方は介護福祉士養成校の選び方、高校卒業後に就職する場合は高校生から介護職に就くにはで解説しています。
そもそも介護業界の採用はどう動いているか
スケジュールの話に入る前に、介護業界の採用市場そのものの特徴を押さえておくと、なぜ一般企業と動き方が違うのかが理解できます。
慢性的な人手不足が前提にある
厚生労働省の推計では、第9期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数は2026年度に約240万人、2040年度に約272万人とされています。2022年度の約215万人から増やす必要がある計算です。この需給ギャップが、通年採用という慣行の背景にあります。
一般企業の新卒一括採用は、限られた採用枠に多数の応募者が集まる前提で設計された仕組みです。介護業界はその逆で、募集しても集まりにくい状況が続いています。したがって時期を区切って一斉に選考する必然性が低く、欠員が出れば随時募集する形が定着しています。
学生にとっての意味
この構造は学生側に2つの意味を持ちます。
- 就職先が見つからないという事態は起きにくい:養成校の就職率が100%に近いのはこのためです。したがって「就職できるか」ではなく「どこを選ぶか」が論点になります
- 選ぶ側に回れる:条件を比較して選択する余地があります。1社目で決めなければならない圧力は一般企業より小さいといえます
就職率100%を判断材料にしない
養成校のパンフレットに「就職率100%」と書かれていても、それは学校の教育力を示すものではありません。業界全体の需給がそうさせています。学校を比べるなら就職率ではなく、求人票をどう集めているか、実習先以外の選択肢を提示してくれるかを見るほうが実質的です。
法人規模の分散
介護業界は事業者数が非常に多く、全国展開する法人から1事業所のみの法人まで幅があります。大規模な採用スケジュールを組めるのは一部の法人に限られ、多くは必要に応じて募集する形です。これも通年採用が定着している理由の1つです。
政府の就活ルールと、介護業界の実際
まず基準線を確認します。政府は毎年度、関係省庁(内閣官房・文部科学省・厚生労働省・経済産業省)の連名で経済団体等へ就職・採用活動の日程を要請しています。
| 区分 | 時期 |
|---|---|
| 広報活動(説明会等)開始 | 卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降 |
| 採用選考活動(面接等)開始 | 卒業・修了年度の6月1日以降 |
| 正式な内定日 | 卒業・修了年度の10月1日以降 |
これは法的な強制力を持つものではなく、経済団体等への要請です。かつては日本経済団体連合会が「採用選考に関する指針」を策定していましたが、2018年以降は政府が毎年度とりまとめる形になっています。
一般企業と介護業界のずれ
| 時期 | 一般企業 | 介護・福祉業界 |
|---|---|---|
| 3月〜5月 | 広報解禁。説明会・エントリーがピーク | 説明会を始める法人もあるが、動きは緩やか |
| 6月 | 選考解禁。面接が集中 | まだ本格化していない法人が多い |
| 7月〜9月 | 内々定が出そろい始める | 選考が本格化する |
| 10月〜11月 | 正式内定。活動終了 | 選考が続く。秋採用も一般的 |
| 12月〜3月 | ほぼ終了 | 通年採用のため募集が続く |
なぜずれるのか
理由は複数あります。
- 通年採用が定着している:介護業界は慢性的な人手不足であり、時期を区切って一括採用する必然性が低い。欠員が出れば随時募集します
- 学事日程との関係:養成校の学生は在学中に介護実習があり、実習期間中は就活に動けません。加えて2月上旬には介護福祉士国家試験があります
- 法人規模が小さい:社会福祉法人や中小の事業者が多く、一般企業のような大規模な採用スケジュールを組む法人は限られます
つまり「介護業界が遅い」のではなく、一括採用という前提自体が薄いということです。
通年採用だからこそ、自分でスケジュールを引く
締切がないことは自由であると同時に、後回しにできてしまうという意味でもあります。学事日程から逆算して動く時期を決めておくと確実です。
養成校2年制の場合(2年間の流れ)
| 時期 | やること |
|---|---|
| 1年次 | 実習を通じて施設種別の違いを体感する。どの種別が自分に合うかの仮説を持つ |
| 1年次の終わり〜2年次前半 | 自己分析と情報収集。福祉人材センターの合同就職説明会に参加する |
| 2年次の春〜夏 | 施設見学・インターンシップ。実習先以外も見る |
| 2年次の夏〜秋 | 選考の本格化。応募・面接 |
| 2年次の冬 | 国家試験対策に集中する時期。ここまでに就職先を決めておきたい |
| 2月 | 介護福祉士国家試験 |
重要なのは最後の2行です。国家試験は2月上旬に実施されます。年明けは試験対策に集中したい時期であり、そこに就活が重なると両方が中途半端になります。逆算すると、秋のうちに決着させるのが現実的です。
4年制大学の場合
政府の就活ルールに沿えば、3年次の3月から広報活動が解禁され、4年次の6月から選考が始まります。一般企業と併願する場合はこのスケジュールで動くことになりますが、福祉施設に絞るなら夏以降でも間に合います。ただし人気の高い法人は早く動くこともあるため、志望度の高い法人の採用ページは3月頃から確認しておくと安全です。
合同就職説明会を起点にする
各都道府県の福祉人材センターが福祉分野に特化した合同就職説明会を開催しています。一般の就職イベントと違い、社会福祉法人や介護事業者が集まるため、短時間で複数の法人を比較できます。まず1回参加して、質問すべきことの感覚をつかむのが効率的です。
インターンシップの扱い
政府の要請では、インターンシップはオープン・カンパニー、キャリア教育、汎用的能力・専門活用型インターンシップなどに類型化されています。一定の要件を満たす類型で取得した学生情報は広報活動・採用選考活動に活用できるとされています。福祉分野では実習との区別が曖昧になりがちですが、実習は教育課程、インターンシップは採用に接続し得る活動という違いがあります。
実習先以外の法人をどう見極めるか
養成校の学生が陥りやすいのは、実習先にそのまま就職を決めてしまうことです。実習先は既に人間関係ができており安心感がありますが、比較対象がない状態で選ぶことになります。最低でも2〜3法人は見たうえで判断するほうが納得感があります。
確認すべき項目
| 項目 | なぜ見るか |
|---|---|
| 新人育成の体制 | OJTの期間、プリセプター制度の有無。最初の数か月の支えが定着を左右する |
| 夜勤に入る時期 | 入職何か月目からか。単独夜勤の開始時期は施設によって大きく違う |
| 資格取得支援 | 実務者研修やケアマネ受験の費用補助、シフト配慮があるか |
| 1年目の離職状況 | 数字で答えられるかどうか自体が判断材料になる |
| 配置と異動 | 法人内に複数事業所がある場合、異動の範囲と頻度 |
| 給与の内訳 | 基本給と各種手当の内訳。求人票の月給に夜勤手当や処遇改善手当が含まれることがある |
見学で見るべきもの
- 職員同士の会話:申し送りや連携の様子。ぎすぎすしていないか
- 移乗の方法:リフトやスライディングボードを使っているか。身体負荷への姿勢が表れます
- 記録の方式:紙かICTか。業務負担に直結します
- 利用者への声かけ:見学者がいる場面での対応は、普段の水準を示します
大手法人と地元法人の違い
介護業界は事業者数が多く分散した産業で、全国展開する法人から1事業所のみの法人まで幅があります。
- 大手・複数事業所の法人:研修体系が整備されていることが多く、異動によるキャリアの幅がある。一方で転居を伴う異動の可能性もある
- 地元の中小法人:異動が少なく地域に根ざして働ける。一方で研修は自前になりがちで、キャリアパスの選択肢は限られる
どちらが良いかは志向によります。長く同じ地域で働きたいのか、多様な現場を経験したいのかを先に整理しておくと、法人選びの軸が定まります。
施設種別で1年目の働き方が変わる
法人選びと同じくらい重要なのが、どのサービス種別で働き始めるかです。新卒1年目の生活が大きく変わります。
| 種別 | 夜勤 | 1年目の特徴 |
|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム | あり | 要介護度が高く身体介護が中心。介護技術を集中的に身につけられる。看取りに関わる機会もある |
| 介護老人保健施設 | あり | 在宅復帰を目指す施設でリハビリ職との連携が多い。多職種連携を学びやすい |
| グループホーム | あり(1人夜勤が基本) | 認知症ケアに特化。少人数ユニットで利用者との関係が深い。単独夜勤までの育成期間を要確認 |
| デイサービス | なし | 夜勤がなく生活リズムが安定。レクリエーションや送迎がある。利用者との会話量が多い |
| 訪問介護 | 事業所による | 1対1の支援。初任者研修等の修了が必要で、新卒がいきなり単独で入ることは少ない |
| 有料老人ホーム | あり | 施設によって要介護度も体制も幅が大きい。事前の見学が特に重要 |
最初の職場で身につくものが変わる
入所系は身体介護の技術が集中的に身につきます。通所系は利用者とのコミュニケーションや集団活動の運営を学べます。どちらが良いということではなく、最初の数年で何を積むかの違いです。
夜勤をどう考えるか
収入面では夜勤手当の有無が大きく効きます。一方で生活リズムへの影響は個人差があります。学生のうちに実習で夜勤を経験する機会は限られるため、見学時に夜勤帯の人員配置と業務内容を確認しておくと判断材料になります。
なお入職直後から夜勤に入るわけではありません。日勤で業務を覚えてから、複数人体制の夜勤、そして単独夜勤という順に進むのが一般的です。この移行時期は施設によって差が大きいため、面接や見学で必ず聞いてください。
迷ったら入所系から
一概には言えませんが、身体介護の基礎を最初に固めておくと、後から通所系や在宅系に移りやすい面があります。逆の順序だと、転職時に身体介護の経験を求められて苦労することがあります。ただしこれは一般論であり、自分が続けられる環境を選ぶことのほうが優先されます。
選考で見られること・準備しておくこと
介護の選考で問われる軸
一般企業の選考と比べて、介護の採用面接で重視されやすいのは次の点です。
- なぜ介護なのか:他業界ではなく介護を選ぶ理由。実習での具体的な経験に基づいて話せると説得力が出ます
- 体力面・夜勤への理解:入所系なら夜勤があります。理解したうえで応募しているかを確認されます
- チームで働けるか:介護は他職種と連携する仕事です。看護師、機能訓練指導員、ケアマネジャー、生活相談員との連携をどう捉えているか
- 長く働く意思:早期離職が業界課題であるため、定着の見込みは見られます
実習経験を材料にする
養成校の学生には実習という強い材料があります。ただし「勉強になりました」では伝わりません。具体的な場面と、そこで何を考えたかをセットで話せるように整理しておいてください。
たとえば「認知症の利用者への声かけがうまくいかず、指導者から目線の高さを変えるよう助言を受けて改善した」といった、課題と行動と結果の順で語れる経験を2〜3個用意しておくと、多くの質問に対応できます。
志望動機の組み立て
志望動機は「介護を選ぶ理由」と「その法人を選ぶ理由」の2層で組み立てます。前者だけでは、なぜうちなのかに答えられません。後者には見学や説明会で得た情報を使います。理念や取り組みをウェブサイトから引用するだけでは、他の応募者と差がつきません。書き方は介護職の志望動機の書き方で例文とあわせて解説しています。
労働条件通知書を必ず読む
内定後に受け取る労働条件通知書で、給与の内訳、夜勤回数、休日数、試用期間の条件を確認します。求人票の月給に夜勤手当や処遇改善手当が含まれている場合があり、実際の基本給が想定より低いことがあります。基本給は賞与や退職金の算定基礎になるため、内訳の確認は重要です。確認項目は介護職の労働条件通知書の見方にまとめています。
複数内定が出たとき
通年採用の業界では、選考時期がずれるため内定のタイミングも分散します。先に出た内定に返事を迫られることもありますが、条件を比較して決めるのが本来です。判断軸は介護職が複数内定で迷ったらで整理しています。
福祉人材センターと大学キャリアセンターの使い分け
就活の相談先として、学校のキャリアセンターと都道府県の福祉人材センターがあります。役割が違うので使い分けると効率的です。
大学・養成校のキャリアセンター
- 履歴書の添削、面接練習といった選考対策
- 実習先や過去の就職先とのつながりを持つ求人
- 卒業生の就職実績にもとづくアドバイス
強みは学校とつながりのある法人の情報を持っていることです。一方で、その学校が例年送り出している範囲に情報が偏る可能性があります。
都道府県の福祉人材センター
- 福祉分野に特化した合同就職説明会の開催
- 地域の福祉法人の求人情報
- 福祉分野の就職相談
強みは学校とのつながりに依存せず、地域の法人を横断的に見られる点です。就職希望地が学校の所在地と違う場合はとくに有効です。埼玉県福祉人材センターのように、福祉業界は通年採用が定着していることを前提とした情報提供を行っているセンターもあります。
両方を使う
キャリアセンターで選考対策を受け、福祉人材センターで法人の選択肢を広げるという分担が現実的です。学校経由の求人だけで決めると、比較の幅が狭くなります。
相談するときに持っていくもの
| 準備するもの | 理由 |
|---|---|
| 実習の記録 | どの種別が合いそうかの具体的な材料になる |
| 勤務地の希望範囲 | 通勤可能な範囲が決まると候補が絞れる |
| 夜勤の可否 | 入所系か通所系かの分岐に直結する |
| 資格取得の見込み | 国家試験の受験予定や合格見込みで提示できる条件が変わる |
これらが整理されていないまま相談しても、一般的な助言しか得られません。逆に整理されていれば、具体的な法人を提示してもらえます。
内定後から入職までにやっておくこと
介護業界は内定から入職まで期間が空くことがあります。この時期の使い方で、入職後の立ち上がりが変わります。
資格の取得状況を確認する
養成校の学生は卒業年度の2月に介護福祉士国家試験を受験します。合格発表は3月下旬で、入職とほぼ同時期です。合格していれば資格手当が初月からつく法人が多いため、内定先に資格取得後の処遇を確認しておいてください。
なお現行の経過措置では、養成施設を令和8年度までに卒業する人は、国家試験に合格しなくても卒業後5年間は介護福祉士となる資格を有します。ただしこの経過措置は制度変更の局面にあり、令和9年度以降の卒業生の扱いは変わる見込みです。詳細は介護福祉士養成校の選び方で整理しています。
入職前研修への参加
内定者向けの研修や交流会を実施する法人があります。参加は任意であることが多いものの、配属先の雰囲気や同期を知る機会になります。移動時間や費用の扱いを確認したうえで、可能なら参加しておくと入職時の不安が減ります。
身体を作っておく
介護は身体を使う仕事です。とくに移乗介助は腰への負担が大きく、腰痛は介護職に多い職業性の問題です。入職前に体力をつけておくというより、ボディメカニクスの基本を復習しておくほうが実際的です。学校で習った内容を思い出しておくだけでも違います。
労働条件通知書を保管する
内定後に受け取る労働条件通知書は、入職後に条件の相違があったときの根拠になります。給与の内訳、夜勤回数、休日数、試用期間の条件を確認したうえで保管してください。
生活面の準備
配属先によっては通勤手段の確保が必要です。夜勤がある施設では公共交通機関が使えない時間帯の移動が発生します。車通勤の可否、駐車場の有無、寮や社宅の制度を確認しておいてください。この点は求人票に記載がないことも多く、内定後に確認する項目になります。
よくある質問
Q. 一般企業と同じ3月から動かないと出遅れますか
介護・福祉業界に絞るなら出遅れにはなりません。選考の本格化は夏から秋で、通年採用のため年度末まで募集が続く法人もあります。ただし一般企業と併願するなら、一般企業側のスケジュールに合わせて動く必要があります。
Q. 実習先にそのまま就職してもよいですか
問題ありません。現場を知ったうえで選べる利点があります。ただし比較対象がないまま決めることになるため、最低でも他に2法人は見てから判断することをおすすめします。
Q. 国家試験の勉強と就活はどう両立しますか
試験は2月上旬です。年明けは試験対策に集中したいため、秋のうちに就職先を決めておくのが現実的です。逆算すると、夏から選考に動き始める形になります。
Q. 内定はいつ出ますか
政府の要請では正式な内定日は卒業・修了年度の10月1日以降とされています。実務上はそれ以前に内々定が出ることもあります。介護業界では選考時期が分散するため、内定のタイミングも法人によって異なります。
Q. 合同就職説明会はどこで開かれますか
各都道府県の福祉人材センターが福祉分野に特化した説明会を開催しています。社会福祉法人や介護事業者が集まるため、短時間で複数法人を比較できます。開催時期は都道府県によって異なるため、在学地と就職希望地の両方のセンターを確認してください。
Q. 大手法人と地元の小さな法人、どちらがよいですか
志向によります。研修体系や異動によるキャリアの幅を求めるなら複数事業所を持つ法人、地域に根ざして長く働きたいなら地元法人が向きます。介護業界は事業者数が多く分散した産業で、どちらの選択肢も十分にあります。
参考資料・出典
- [1]
- [2]
- [3]
- [4]
- [5]
まとめ
介護・福祉業界の新卒採用は通年採用が中心で、選考の本格化は夏から秋です。政府の就活ルールは広報活動が3月1日以降、採用選考活動が6月1日以降、正式な内定日が10月1日以降とされていますが、一般企業がこの日程で前倒しに動くのに対し、福祉施設は後ろにずれます。一般企業の同級生と比べて出遅れていると感じる必要はありません。
ただし通年採用は締切がないということでもあります。自分でスケジュールを引かなければ後回しになります。とくに養成校の学生は2月上旬に介護福祉士国家試験があるため、年明けは試験対策に集中したい時期です。逆算すると秋のうちに就職先を決めておくのが現実的で、そのためには夏から選考に動く必要があります。
法人選びでは、実習先だけで決めないことをおすすめします。実習先は安心感がありますが比較対象がありません。新人育成の体制、夜勤に入る時期、資格取得支援、1年目の離職状況を複数法人に同じように尋ねると、答えの具体性の差が見えてきます。
各都道府県の福祉人材センターが福祉分野に特化した合同就職説明会を開催しています。短時間で複数法人を比較できるため、まず1回参加して質問の感覚をつかむところから始めるのが効率的です。
執筆者
介護のハタラクナカマ編集部
編集部
介護業界の転職・キャリア情報を発信。厚生労働省の公的データと現場の声をもとに、介護職で働く方・転職を検討する方に役立つ情報をお届けしています。
続けて読む

2026/5/8
介護の資格とキャリアパス|初任者研修から介護福祉士・ケアマネ・認定介護福祉士まで
介護資格の体系を初任者研修から認定介護福祉士まで俯瞰。取得ルート・費用・年収レンジ・施設別の活かし方を厚労省データと配下19クラスター記事で網羅したキャリアパス完全ガイド(2026年版)。

2026/8/10
介護福祉士養成校の選び方|2年制・4年制の違い、学費、国家試験合格率の見方
介護福祉士養成施設は専門学校・短大・4年制大学などに分かれ、修業年限も学費も異なります。国家試験合格率の見方、実習の量、就職支援、修学資金貸付の使い方まで、進学先を比較するための観点を整理します。

2026/6/3
介護福祉士に資格更新はある?登録の有無・登録証の変更・有効期限を解説
介護福祉士の資格に更新は必要か、有効期限はあるのかを公的資料で解説。ケアマネとの違い、氏名・本籍変更時の登録事項変更手続き、登録証の再交付、経過措置登録者の有効期限まで、改定後の正確な手数料とともに整理します。
このテーマを深掘り
関連トピック

介護福祉士養成校の選び方|2年制・4年制の違い、学費、国家試験合格率の見方

介護福祉士に資格更新はある?登録の有無・登録証の変更・有効期限を解説

介護福祉士から看護師へキャリア転換|准看護師・看護師ルートの選び方・学費・現実

介護職のキャリアコーチング|資格取得後の伸び悩みを抜ける伴走支援

介護職の通信教育で資格を取る方法|初任者研修・実務者研修・介護福祉士の働きながらルート【2026年版】

介護転職のオンライン面接対策|Zoom/Meet機材設定・話し方・対面との違いを完全攻略

介護リーダーのコーチング実務|1on1・ティーチング/コーチングの使い分け・現場マネジメントの基本

第39回介護福祉士国家試験の対策|第38回の出題傾向とパート合格制度の使い方

福祉用具専門相談員の仕事内容完全ガイド|資格・給料・やりがい・将来性【2026年版】

