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実務者研修と介護福祉士の違い|受験資格・給料・キャリアパスを比較

実務者研修と介護福祉士の違い|受験資格・給料・キャリアパスを比較

実務者研修と介護福祉士の違いを徹底解説。介護福祉士国家試験の受験資格として実務者研修が必須である理由、給料差、キャリアパスまで詳しく紹介。取得順序や最短ルートも解説。

「実務者研修と介護福祉士って何が違うの?」「実務者研修を取れば介護福祉士になれる?」「どっちを先に取ればいいの?」

介護の資格について調べていると、実務者研修と介護福祉士の違いがわかりにくいという声をよく聞きます。結論から言うと、実務者研修は「研修(民間資格)」、介護福祉士は「国家資格」であり、両者は全く異なる位置づけです。

そして重要なのは、2016年度から介護福祉士の国家試験を受験するには「実務者研修の修了」が必須になったこと。つまり、実務経験ルートで介護福祉士を目指す方は、必ず実務者研修を修了しなければなりません。実務者研修は介護福祉士への「通過点」であり、最終目標は介護福祉士の取得です。

項目実務者研修介護福祉士
種別研修(民間資格)国家資格
取得方法スクールで450時間受講国家試験に合格
受講・受験資格なし(誰でも受講可)実務者研修+実務経験3年など
試験の有無なし(修了で取得)筆記試験(年1回・1月)
平均月収約30.2万円約33.1万円
位置づけ介護福祉士への通過点介護の最上位資格

この記事では、実務者研修と介護福祉士の違い、両者の関係性、給料差、キャリアパス、そして実務者研修から介護福祉士を目指す具体的なステップまで詳しく解説します。

実務者研修とは?介護福祉士とは?それぞれの概要

まずは、実務者研修と介護福祉士、それぞれの資格・研修について詳しく見ていきましょう。

実務者研修(介護福祉士実務者研修)とは

実務者研修は、2013年に従来の「ホームヘルパー1級」と「介護職員基礎研修」を統合して創設された研修制度です。正式名称は「介護福祉士実務者研修」といい、介護の基礎知識と医療的ケアを学ぶ450時間のカリキュラムで構成されています。

この研修は、介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)の上位資格にあたり、より専門的かつ実践的な知識・スキルを習得できます。特に「介護過程」と「医療的ケア」について深く学べるのが特徴です。

実務者研修の基本情報

項目内容
受講資格なし(誰でも受講可能)
受講時間450時間(無資格の場合)
受講期間最短6ヶ月
費用10〜20万円程度
受講形式通信学習+スクーリング(通学)
修了試験義務ではない(スクールによる)

実務者研修で学ぶ主な内容(20科目)

  • 介護過程III:アセスメント、介護計画の作成、実施、評価の一連のプロセス
  • 医療的ケア:喀痰吸引(かくたんきゅういん)、経管栄養の基礎知識と演習
  • 認知症の理解:認知症の種類(アルツハイマー型、レビー小体型など)、症状、対応方法
  • 障害の理解:身体障害、知的障害、精神障害、発達障害の特性と支援方法
  • こころとからだのしくみ:人体の構造と機能、老化に伴う変化
  • 介護の基本:介護保険制度、介護職の役割と倫理
  • コミュニケーション技術:利用者・家族・多職種との連携

介護福祉士とは

介護福祉士は、介護分野で唯一の国家資格です。1987年に「社会福祉士及び介護福祉士法」により創設され、介護のスペシャリストとしての専門性を証明する資格です。介護職のキャリアアップの最終目標とされ、取得すると待遇面でも大きなメリットがあります。

介護福祉士の基本情報

項目内容
資格種別国家資格
受験資格実務経験3年+実務者研修、または養成施設卒業など
試験時期毎年1月下旬(筆記試験)
試験形式筆記試験(125問・220分)
合格率約70〜80%(近年)
登録者数約190万人(2024年時点)

介護福祉士の主な役割

  • 介護業務の中核:入浴・排泄・食事などの身体介護、生活援助
  • チームのリーダー:他の介護職員への指導・助言、業務の調整
  • 利用者・家族への相談対応:介護に関する相談・助言、精神的サポート
  • 他職種との連携:看護師、ケアマネジャー、リハビリ職等との協働
  • 記録・報告:ケア記録の作成、申し送り、カンファレンスへの参加

介護福祉士は、介護現場で中心的な役割を担い、チームをリードする存在です。資格取得後は、サービス提供責任者やユニットリーダーなど、管理職への道も開けます。

実務者研修と介護福祉士の違いを徹底比較

実務者研修と介護福祉士の違いを、さまざまな観点から比較してみましょう。両者の違いを理解することで、キャリアアップの道筋が明確になります。

資格の種別・位置づけの違い

項目実務者研修介護福祉士
資格種別研修(民間資格)国家資格
法的根拠介護保険法社会福祉士及び介護福祉士法
資格の位置づけ介護福祉士への通過点介護の最上位資格
社会的評価中程度高い

取得方法の違い

項目実務者研修介護福祉士
取得方法スクールで研修を受講国家試験に合格
受講・受験資格なし(誰でも可)実務経験3年+実務者研修など
試験の有無なし(修了で取得)あり(年1回・1月)
取得期間最短6ヶ月最短3年(実務経験ルート)
費用10〜20万円受験料18,380円+実務者研修費用

学習内容の違い

項目実務者研修介護福祉士試験
学習時間450時間個人による(数十〜数百時間)
学習形式通信+スクーリング独学・通信講座・通学
主な内容介護過程、医療的ケア全13科目(社会・制度・技術)
実技あり(演習)なし(筆記のみ)

キャリアへの影響の違い

項目実務者研修介護福祉士
サービス提供責任者◯(なれる)◯(なれる)
生活相談員×(なれない)◯(自治体による)
ケアマネジャー受験資格×(得られない)◯(5年実務経験後)
転職での評価中程度高い
資格手当0〜5,000円程度1〜3万円程度

最大の違いは「国家資格かどうか」

実務者研修と介護福祉士の最大の違いは、国家資格かどうかという点です。

  • 実務者研修:研修を修了すれば取得できる(試験なし)
  • 介護福祉士:国家試験に合格しないと取得できない

国家資格である介護福祉士は、社会的な信頼性・評価が高く、給料や待遇にも大きく影響します。介護の仕事を続けるなら、実務者研修で終わらず、介護福祉士まで目指すことを強くおすすめします。介護福祉士は一生使える資格であり、取得すれば転職時も有利に働きます。

なぜ実務者研修が介護福祉士試験に必須になったのか

2016年度(2017年1月試験)から、介護福祉士国家試験の受験に「実務者研修修了」が必須となりました。なぜこのような制度変更が行われたのでしょうか。その背景を詳しく解説します。

制度変更の経緯

以前は、実務経験3年以上があれば介護福祉士試験を受験できました。しかし、2016年度からは「実務経験3年以上」に加えて「実務者研修修了」が必須となりました。

時期受験資格(実務経験ルート)
2015年度まで実務経験3年以上のみ
2016年度以降実務経験3年以上 + 実務者研修修了

制度変更の背景・理由

1. 介護ニーズの高度化・複雑化

高齢化の進展により、認知症や医療的ケアが必要な利用者が増加しています。これに対応するため、介護福祉士にはより高度な知識とスキルが求められるようになりました。

2. 医療的ケアの必要性

2012年の法改正により、一定の研修を受けた介護職員は「喀痰吸引」「経管栄養」などの医療的ケアを行えるようになりました。実務者研修では、この医療的ケアの基礎知識を学びます。

3. 介護福祉士の質の担保

実務経験だけでは、体系的な知識を学ぶ機会が限られます。実務者研修を義務化することで、全ての介護福祉士が一定水準の知識・技術を持つことを担保しています。

4. 他ルートとの公平性

養成施設ルート(専門学校等)では2年間・1,850時間以上のカリキュラムを履修します。実務経験ルートにも一定の教育課程を課すことで、ルート間の公平性を確保しています。

現在の受験資格(実務経験ルート)

現在、実務経験ルートで介護福祉士試験を受験するには、以下の2つの条件を両方満たす必要があります。

条件詳細
実務経験従業期間3年(1,095日)以上 + 従事日数540日以上
研修実務者研修の修了

どちらか一方だけでは受験資格が得られません。実務経験が足りていても、実務者研修を修了していなければ受験できないので注意が必要です。

「修了見込み」での受験申込

試験申込時に実務者研修が修了していなくても、「修了見込み」で申込可能です。ただし、以下の点に注意してください。

  • 試験日の前日までに実務者研修を修了する必要がある
  • 修了が間に合わなかった場合、受験が無効になる
  • 受験申込は毎年8〜9月なので、逆算して受講開始を

実務者研修から介護福祉士になるまでのキャリアパス

介護職のキャリアアップには、明確なステップがあります。実務者研修から介護福祉士、さらにその先のキャリアまで見ていきましょう。

介護資格のステップアップ

介護の資格は、以下のように段階的にステップアップしていきます。

レベル資格・研修取得方法期間目安
入門介護職員初任者研修研修受講(130時間)1〜4ヶ月
中級実務者研修研修受講(450時間)6ヶ月
上級介護福祉士国家試験合格入職から3年
専門職ケアマネジャー試験合格介護福祉士から5年

実務経験ルートの具体的なステップ

Step 1:介護の仕事を始める

まずは対象となる施設・事業所で介護業務に従事します。無資格・未経験でも働ける施設は多いです。

  • 特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホーム
  • グループホーム、デイサービス、訪問介護など
  • 雇用形態は問わない(正社員・パート・派遣OK)

Step 2:実務経験を積みながら初任者研修を受講(任意)

余裕があれば、1年目に初任者研修を受講しておくと良いでしょう。

  • 介護の基礎知識・技術を体系的に学べる
  • 実務者研修の受講時間が130時間免除される
  • 資格手当がつく場合もある

Step 3:2年目〜3年目に実務者研修を受講

実務経験が2年を過ぎたあたりから、実務者研修の受講を開始します。

  • 試験申込(8〜9月)に間に合うよう逆算して受講開始
  • 無資格者は最短6ヶ月、初任者研修修了者は4ヶ月
  • 仕事と両立しやすい通信+スクーリングコースが人気

Step 4:介護福祉士国家試験を受験(3年目)

実務経験3年と実務者研修修了を満たしたら、国家試験を受験します。

  • 受験申込:毎年8〜9月
  • 試験日:毎年1月下旬
  • 合格発表:3月下旬
  • 合格率:約70〜80%

Step 5:介護福祉士として活躍

合格後は、介護福祉士として以下のようなキャリアが開けます。

  • サービス提供責任者(訪問介護)
  • ユニットリーダー、フロアリーダー(施設)
  • 生活相談員(自治体による)
  • 介護主任、介護長(管理職)

Step 6:ケアマネジャーへ(さらなるキャリアアップ)

介護福祉士として5年以上の実務経験を積むと、ケアマネジャー試験の受験資格が得られます。

最短スケジュール例

時期やること
1年目(4月)介護施設に入職、実務経験スタート
1年目(秋頃)初任者研修を受講(任意)
2年目(2〜3月)実務者研修の受講開始
3年目(8月)実務者研修修了、介護福祉士試験申込
3年目(1月)介護福祉士国家試験
3年目(3月)合格発表、介護福祉士登録

実務者研修と介護福祉士の給料差【年収・生涯収入を比較】

実務者研修と介護福祉士では、給料にどれくらいの差があるのでしょうか。具体的なデータで詳しく比較してみましょう。

資格別の平均月収

厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査」によると、資格別の平均月収は以下のとおりです。

資格平均月収無資格との差
無資格約26.9万円-
介護職員初任者研修約30.0万円+約3.1万円
実務者研修約30.2万円+約3.3万円
介護福祉士約33.1万円+約6.2万円

実務者研修と介護福祉士では、月収で約2.9万円の差があります。

年収で比較

資格月収年収(12ヶ月)年収(賞与込み推計)
実務者研修約30.2万円約362万円約400万円
介護福祉士約33.1万円約397万円約440万円
差額約2.9万円約35万円約40万円

年収ベースで見ると、約35〜40万円の差になります。

生涯収入で比較

この年収差が長期間続くと、生涯収入には大きな差が生まれます。

期間実務者研修介護福祉士差額
10年間約4,000万円約4,400万円約400万円
20年間約8,000万円約8,800万円約800万円
30年間約1.2億円約1.32億円約1,200万円

20年で約800万円、30年で約1,200万円もの差になります。実務者研修の費用(10〜20万円)は、1年で十分に回収できる計算です。

介護福祉士の給料が高い理由

1. 資格手当がつく

多くの施設では、介護福祉士に対して月1〜3万円程度の資格手当を支給しています。これは毎月確実に受け取れる収入アップです。

2. 処遇改善加算の影響

介護福祉士を多く配置している施設は、介護報酬の加算が増えます。その加算分が職員の給料に反映されるため、介護福祉士がいる施設ほど給料が高くなる傾向があります。

3. 昇進・昇格の機会が増える

介護福祉士を持っていると、リーダー職や管理職への昇進機会が増えます。役職手当がつけば、さらに収入アップが期待できます。

4. 転職で有利になる

介護福祉士は転職市場で高く評価されます。より良い条件の施設への転職がしやすくなり、結果として収入アップにつながります。

実務者研修修了後に介護福祉士を目指すべき5つの理由

実務者研修を修了したら、ぜひ介護福祉士を目指しましょう。その理由を5つ詳しく解説します。

1. 給料・待遇が大幅にアップする

介護福祉士を取得すると、月収で約3万円、年収で約35〜40万円の差が生まれます。20年間で約800万円の収入差になるため、取得する価値は十分にあります。

また、多くの施設で月1〜3万円程度の資格手当が支給されるほか、昇進・昇格の機会も増え、役職手当がつく可能性もあります。

2. 転職・就職で圧倒的に有利になる

介護福祉士は介護業界で最も評価される資格です。求人の選択肢が広がり、より良い条件での転職が可能になります。

  • 「介護福祉士優遇」「介護福祉士歓迎」の求人に応募できる
  • 給与交渉で有利な立場に立てる
  • 即戦力として期待され、採用されやすい
  • 好条件の施設を選べる立場になれる

3. 専門性が社会的に認められる

介護福祉士は、介護分野で唯一の国家資格です。国家資格を持つことで、利用者・ご家族・同僚からの信頼度が高まります。

「介護のプロフェッショナル」として認められることで、仕事へのやりがいや自信にもつながります。また、名刺に「介護福祉士」と記載できるなど、社会的なステータスも向上します。

4. キャリアアップの道が広がる

介護福祉士を取得すると、以下のようなキャリアパスが開けます。

  • サービス提供責任者:訪問介護事業所の中核ポジション
  • ユニットリーダー・フロアリーダー:チームをまとめる役割
  • 生活相談員:利用者・家族の相談対応(自治体による)
  • 介護主任・介護長:管理職への道
  • ケアマネジャー:5年の実務経験で受験資格を取得

5. 試験の合格率は約70%と高め

介護福祉士国家試験の合格率は、近年約70〜80%で推移しています。しっかり対策すれば合格は十分に狙えます。

実務者研修で学んだ内容は試験対策にも役立ちます。また、実務経験で培った知識も試験に活かせるため、働きながらでも合格を目指せます。

年度受験者数合格者数合格率
2024年(第36回)約7.4万人約6.1万人82.8%
2023年(第35回)約7.9万人約6.7万人84.3%
2022年(第34回)約8.3万人約6.0万人72.3%

実務者研修の受講方法【費用・期間・スクール選び】

介護福祉士を目指すなら、まずは実務者研修の受講から。ここでは、実務者研修の具体的な受講方法を解説します。

実務者研修の受講時間と期間

実務者研修の標準受講時間は450時間ですが、保有資格によって免除があります。

保有資格受講時間免除時間期間目安
無資格450時間なし約6ヶ月
介護職員初任者研修320時間130時間免除約4ヶ月
ホームヘルパー2級320時間130時間免除約4ヶ月
ホームヘルパー1級95時間355時間免除約2ヶ月
介護職員基礎研修50時間400時間免除約1ヶ月

実務者研修の費用相場

実務者研修の費用は、保有資格やスクールによって異なります。

保有資格費用相場
無資格10〜20万円
初任者研修・ヘルパー2級8〜15万円
ヘルパー1級5〜10万円
介護職員基礎研修3〜5万円

費用を抑える4つの方法

1. 勤務先の資格取得支援制度を活用

多くの介護施設では、従業員の資格取得を支援する制度があります。実務者研修の費用を全額負担してくれる施設も珍しくありません。転職時には支援制度の有無を確認しましょう。

2. 専門実践教育訓練給付金を利用

雇用保険に加入していれば、受講費用の最大70%が給付されます。条件を満たせば、自己負担を大幅に軽減できます。

3. ハローワークの求職者支援訓練

失業中の方は、ハローワーク経由で無料で実務者研修を受講できる場合があります。給付金(月10万円程度)を受けながら受講できるケースもあります。

4. スクールのキャンペーンを活用

スクールによっては、30〜50%割引のキャンペーンを実施していることがあります。複数のスクールを比較して、お得なタイミングで申し込みましょう。

スクール選びのポイント

  • 通いやすさ:自宅や職場から通いやすい場所か
  • スクーリング日程:仕事と両立できるスケジュールか
  • サポート体制:振替制度や質問対応は充実しているか
  • 費用:総額でいくらかかるか(教材費等含む)
  • 修了実績:修了率や受講者の評判はどうか

実務者研修と介護福祉士に関するよくある質問

Q実務者研修を取れば介護福祉士になれますか?

いいえ、実務者研修だけでは介護福祉士にはなれません。介護福祉士になるには、実務者研修修了に加え、実務経験3年以上を満たし、国家試験に合格する必要があります。実務者研修は介護福祉士への「通過点」であり「ゴール」ではありません。

Q実務者研修と介護福祉士、どちらを先に取るべきですか?

実務者研修が先です。2016年度から、介護福祉士国家試験の受験には実務者研修修了が必須となりました。そのため、「実務者研修修了」→「介護福祉士受験」という順序になります。実務経験を積みながら実務者研修を受講し、3年目に介護福祉士試験を受験するのが一般的な流れです。

Q実務経験がなくても実務者研修は受講できますか?

はい、受講できます。実務者研修には受講資格がなく、無資格・未経験でも受講可能です。ただし、介護福祉士試験を受けるには別途「実務経験3年以上」が必要です。実務者研修を先に取得しておき、実務経験を積んでから介護福祉士試験を受けることもできます。

Q介護福祉士に不合格だった場合、実務者研修は無効になりますか?

いいえ、無効になりません。実務者研修の修了資格は一度取得すれば永久に有効です。介護福祉士試験に不合格でも、実務者研修を再受講する必要はありません。翌年以降、何度でも介護福祉士試験を受験できます。

Q介護福祉士養成校を卒業した場合、実務者研修は必要ですか?

いいえ、必要ありません。養成校(専門学校・短大・大学等)を卒業した方は「養成施設ルート」で受験するため、実務者研修は不要です。実務者研修が必要なのは「実務経験ルート」で受験する方です。

Q実務者研修と初任者研修、どちらを先に取るべきですか?

どちらからでも問題ありませんが、初任者研修を先に取得するのがおすすめです。初任者研修を持っていると、実務者研修の受講時間が130時間免除され、費用も安くなります。また、初任者研修の内容が実務者研修の基礎になっているため、学習もスムーズです。

Q実務者研修の「修了見込み」で介護福祉士試験に申込できますか?

はい、申込できます。試験申込時に実務者研修が修了していなくても「修了見込み」で申込可能です。ただし、試験日の前日までに実務者研修を修了する必要があります。修了が間に合わなかった場合は受験が無効になりますので、余裕を持ったスケジュールで受講しましょう。

あなたに合った介護の働き方を診断

介護福祉士を目指すなら、まずは実務者研修の取得から。そして、介護福祉士になった後のキャリアも考えておくことが大切です。

どんな施設で経験を積むかによって、将来のキャリアパスも変わってきます。特養、老健、訪問介護、デイサービスなど、施設タイプによって働き方は大きく異なります。

当サイトの「働き方診断」では、あなたの性格・ライフスタイル・希望条件から、最適な施設タイプと働き方を提案します。5分の診断で、介護福祉士としてのキャリアの方向性が見えてきます。

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まとめ:実務者研修は介護福祉士への第一歩

実務者研修と介護福祉士の違い・関係について解説しました。最後にポイントをまとめます。

実務者研修と介護福祉士の違い

項目実務者研修介護福祉士
種別研修(民間資格)国家資格
取得方法450時間の研修受講国家試験に合格
平均月収約30.2万円約33.1万円

両者の関係

  • 2016年度から、介護福祉士試験に実務者研修修了が必須
  • 実務者研修は介護福祉士への「通過点」
  • 実務経験ルートでは「実務経験3年+実務者研修」が受験資格

介護福祉士を目指すべき理由

  • 月収約3万円アップ(年間35〜40万円の差)
  • 転職・就職で有利になる
  • キャリアアップの道が広がる
  • ケアマネジャーへの道も開ける
  • 合格率は約70〜80%と高め

今から始めるなら

  1. 資格取得支援制度のある施設で介護の仕事を始める
  2. 2年目から実務者研修を受講開始
  3. 3年目で介護福祉士国家試験を受験

実務者研修は介護福祉士へのステップであり、通過点です。実務者研修で学ぶ内容は介護福祉士試験対策にもなり、実務でも役立ちます。ぜひ実務者研修を取得し、その先の介護福祉士を目指してください。介護福祉士になれば、収入アップはもちろん、キャリアの選択肢が大きく広がります。

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