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特養(特別養護老人ホーム)はきつい?大変なことと対処法

特養(特別養護老人ホーム)はきつい?大変なことと対処法

特養の仕事がきついと言われる理由を現場目線で解説。体力的・精神的な負担への対処法や、特養で働くメリット・やりがいも紹介します。

「特養の仕事はきつい」「体力的に大変」という声を聞いたことがある方も多いでしょう。確かに、特別養護老人ホーム(特養)は要介護度の高い入居者が多く、体力的・精神的な負担が大きい職場です。介護施設の中でも特にハードと言われています。

しかし、その分給料水準は介護施設の中でトップクラスで、高度な介護スキルを磨ける環境でもあります。厚生労働省の調査によると、特養の介護職員の平均月収は約35万円で、全介護職員の平均を上回っています。

この記事では、特養の仕事が「きつい」と言われる理由と、その乗り越え方を詳しく解説。特養の仕事内容や1日の流れ、メリット・デメリット、向いている人の特徴まで、転職を検討している方が知っておくべき情報を網羅的にお伝えします。

特養(特別養護老人ホーム)とは?

特養について詳しく知らない方のために、まず基本情報を解説します。

特養の基本情報

項目内容
正式名称特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
入居対象原則65歳以上、要介護3以上
運営主体社会福祉法人、地方自治体が中心
入居期間終身(看取りまで対応する施設が多い)
入居費用月額5〜15万円程度(他施設より安い)
待機者数全国で約25万人(人気が高い)

特養の特徴

  • 要介護度が高い:入居者は原則要介護3以上。寝たきりの方や認知症の方が多い
  • 終の棲家:入居後は看取りまで対応する施設が多く、長期入居が基本
  • 公的施設:社会福祉法人や自治体が運営し、経営が安定している
  • 費用が安い:有料老人ホームと比べて入居費用が抑えられる
  • 人気が高い:待機者が多く、入居まで数ヶ月〜数年かかることも

従来型とユニット型の違い

特養には「従来型」と「ユニット型」の2種類があります。

項目従来型ユニット型
居室多床室(2〜4人部屋)個室
ユニットなし10人程度の小規模単位
ケア方針集団ケア個別ケア重視
入居者との関わり多くの入居者に対応少人数と深く関われる
夜勤人数複数人1ユニット1人が多い
入居費用安めやや高め

ユニット型は個別ケアを重視しますが、夜勤時は1人で1ユニットを担当することが多く、責任が重くなる傾向があります。従来型は多床室での集団ケアが中心で、夜勤も複数人体制が多いです。

特養の仕事内容と1日の流れ

特養の介護職員がどのような仕事をしているのか、具体的に見ていきましょう。

主な仕事内容

1. 身体介護

  • 食事介助:配膳、食事の介助、嚥下確認、下膳
  • 入浴介助:脱衣、洗体、機械浴の操作、保湿ケア
  • 排泄介助:トイレ誘導、おむつ交換、清拭
  • 移乗介助:ベッド⇔車椅子の移乗、歩行の見守り
  • 体位交換:寝たきりの方の褥瘡予防

2. 生活支援

  • 居室の清掃、ベッドメイキング
  • 洗濯物の管理
  • レクリエーションの企画・実施
  • 利用者との会話、見守り

3. 記録・事務作業

  • 介護記録の入力
  • 申し送り事項の共有
  • ケアカンファレンスへの参加

4. 夜勤業務

  • 定時のおむつ交換・巡視
  • ナースコール対応
  • 急変時の対応・連絡
  • 起床介助・朝食準備

日勤の1日の流れ(例)

時間業務内容
7:00出勤、夜勤者からの申し送り
7:30朝食介助
9:00入浴介助、排泄介助
12:00昼食介助
13:00休憩
14:00レクリエーション、おやつ介助
15:30排泄介助、記録作成
16:00夜勤者への申し送り、退勤

夜勤の1日の流れ(例)

時間業務内容
16:30出勤、日勤者からの申し送り
17:30夕食介助
19:00就寝介助、排泄介助
21:00巡視、おむつ交換
0:00巡視、おむつ交換、休憩
3:00巡視、おむつ交換
5:00起床介助
7:00朝食準備、日勤者へ申し送り
9:30退勤

特養の仕事がきついと言われる7つの理由

特養で働く介護職員が「きつい」と感じる主な理由を解説します。

1. 要介護度が高く体力的負担が大きい

特養の入居者は原則要介護3以上。寝たきりの方や自力で動けない方が多く、移乗介助・入浴介助・排泄介助で腰や体に大きな負担がかかります。

日本介護クラフトユニオンの調査では、介護職の約6割が腰痛に悩んでいるというデータもあります。特に特養は身体介護の割合が高いため、腰痛リスクが高い環境です。1日に何度も移乗介助を行うため、正しい介助方法を身につけていないと体を壊してしまいます。

2. 業務量が多く時間に追われる

特養は規模が大きい施設が多く、1日に対応する入居者数も多くなります。食事介助、排泄介助、入浴介助、記録作成など、限られた時間内でこなすべき業務が多く、常に時間との戦いです。

人手不足の施設では、1人あたりの業務負担がさらに重くなります。休憩時間が取れないほど忙しい日もあります。

3. 夜勤の負担

24時間体制のため夜勤は避けられません。夜間は少人数での対応となり、急変やナースコール対応、定期的なおむつ交換など、責任も重くなります。

ユニット型では夜勤が1人体制のことも多く、精神的なプレッシャーを感じる人もいます。「1人で全員を見なければならない」というプレッシャーは大きなストレスになります。生活リズムが乱れやすく、体調管理が難しいという声も多いです。夜勤明けの疲労感は想像以上です。

4. 認知症対応の難しさ

特養には認知症の方も多く入居しています。コミュニケーションが取りづらい場面や、暴言・暴力を受けることもあります。認知症への理解がないと、精神的なストレスを感じやすい環境です。

「さっき食べたのに『ご飯まだ?』と言われる」「同じ質問を何度もされる」など、根気が必要な場面が多々あります。認知症の方への対応は、知識とスキルがないとストレスが溜まりやすいです。

5. 看取り介護の精神的負担

特養は「終の棲家」として利用される施設です。入居者の最期に立ち会う機会も多く、精神的なタフさが求められます。長く関わった入居者との別れは、ベテラン職員でもつらいものです。

看取りに慣れることはなく、その都度心が痛みます。しかし、最期まで寄り添えることにやりがいを感じる人もいます。

6. 人間関係のストレス

看護師、ケアマネ、相談員、栄養士など多職種と連携する場面が多く、価値観の違いからぶつかることもあります。また、介護観の異なる同僚との関係に悩む人も少なくありません。

「こうした方がいい」「いや、こうすべき」と意見が対立することもあります。チームで働くため、人間関係は仕事のしやすさに大きく影響します。

7. 人手不足による負担増

介護業界全体が人手不足ですが、特養も例外ではありません。調査によると、約7割の施設が「職員が不足している」と回答しています。人手不足は業務負担の増加につながり、きつさを感じる大きな要因です。急な欠勤があると、残ったスタッフの負担がさらに増えます。

きついだけじゃない!特養で働く6つのメリット

特養には大変な面もありますが、それを上回るメリットもあります。

1. 給料水準が高い

特養の給料は介護施設の中でトップクラスです。厚生労働省の調査によると、特養の介護職員の平均月収は約35万円で、全介護職員の平均(約32万円)を上回っています。

施設形態平均月収年収換算
特別養護老人ホーム約35万円約420万円
介護老人保健施設約34万円約408万円
有料老人ホーム約32万円約384万円
グループホーム約30万円約360万円
デイサービス約28万円約336万円

夜勤手当がつくことも、給料が高い理由の一つです。夜勤1回あたり5,000〜8,000円程度の手当がつく施設が多いです。月に4〜5回夜勤をすれば、月2〜4万円の収入増になります。

2. 高度な介護スキルが身につく

要介護度の高い入居者が多いため、高度な介護技術が習得できます。特養で身につけたスキルは、他の介護施設でも高く評価されます。

  • 重度の身体介護技術(移乗、入浴、排泄介助)
  • 認知症ケアのスキル
  • 看取り介護の経験
  • 医療的ケアの知識
  • 急変時の対応力

特養で3〜5年経験を積めば、どの施設でも即戦力として働けるようになります。

3. 経営が安定している

特養は社会福祉法人や地方自治体が運営しているため、民間の有料老人ホームと比べて経営が安定しています。倒産リスクが低く、長期間安心して働けます。景気に左右されにくいのも魅力です。

4. 福利厚生が充実

社会福祉法人は福利厚生が手厚い傾向があります。

  • 退職金制度(社会福祉施設職員等退職手当共済)
  • 各種手当(夜勤手当、資格手当、処遇改善手当など)
  • 有給休暇の取得推進
  • 研修制度の充実
  • 資格取得支援制度
  • 産休・育休の取得実績

5. 入居者と長期的に関われる

特養は終身入居が基本なので、入居者と長期的な信頼関係を築けます。入居者やご家族から「ありがとう」「あなたがいてくれてよかった」と感謝される機会も多く、やりがいを感じられます。入居者の人生の一部に関われる喜びがあります。

6. キャリアアップしやすい

特養は大規模施設が多く、リーダー、主任、介護長など役職者ポジションも豊富です。経験を積めばキャリアアップのチャンスがあります。介護福祉士やケアマネの資格取得を支援してくれる施設も多いです。将来的に施設長を目指すこともできます。

特養のきつさを乗り越える7つの対処法

特養の仕事がきついと感じたとき、どのように対処すればよいのでしょうか。現場で実践できる方法を紹介します。

1. 体力的な負担を軽減する

身体介護による腰痛や疲労を防ぐためには、正しい介助技術と適切なツールの活用が欠かせません。

  • ボディメカニクスを意識した介助で腰への負担を減らす(重心を低く、体を近づけて介助する)
  • リフトやスライディングボードなどの福祉用具を積極的に活用する
  • 業務後のストレッチや定期的な運動で体をケアする
  • 腰痛ベルトやコルセットなどのサポートグッズを使う
  • 無理な姿勢での介助を避け、2人介助が必要な場合は遠慮せず声をかける
  • 休憩時間は座って足を休める、水分補給をしっかりする

2. 精神的なストレスを軽減する

特養では看取りや認知症対応など、精神的に負担がかかる場面が多くあります。ストレスを溜め込まないことが大切です。

  • つらいことは一人で抱え込まず、同僚や上司に相談する
  • 看取り後はカンファレンスで振り返り、気持ちを整理する
  • オンオフの切り替えを意識し、休日はしっかり休む
  • 趣味や運動でストレスを発散する
  • 必要に応じて専門家(カウンセラー等)に相談する
  • 同期や仲の良い同僚と愚痴を言い合える関係を作る

3. 業務効率を上げる

限られた時間内で業務をこなすためには、効率化の意識が重要です。

  • 先輩職員の動きを観察し、効率的な動線を学ぶ
  • チームで役割分担を明確にする
  • 記録は後回しにせず、こまめに入力する
  • 優先順位を意識して業務を進める
  • 準備は早めにしておく(入浴準備、食事準備など)
  • 使用頻度の高い物品は取りやすい場所に配置する

4. 認知症ケアのスキルを上げる

認知症への対応が難しいと感じる場合は、認知症ケアの研修を受けてスキルを上げましょう。認知症サポーター養成講座や認知症介護実践者研修など、学ぶ機会は多くあります。理解が深まれば対応もしやすくなり、ストレスも軽減されます。認知症の方の世界観を理解することで、コミュニケーションが楽になります。

5. 夜勤の負担を軽減する

夜勤は生活リズムが乱れやすく、体調管理が難しいです。以下の工夫で負担を軽減しましょう。

  • 夜勤前は十分な睡眠を取る(3〜4時間でも仮眠しておく)
  • 夜勤明けの過ごし方を工夫する(軽く仮眠を取る、夕方まで起きていてから寝るなど)
  • 夜勤回数を調整できるか上司に相談する
  • 夜勤専従で生活リズムを安定させる選択肢も検討する
  • 夜勤中の食事は消化の良いものを選ぶ

6. 人間関係を改善する

  • 挨拶やコミュニケーションを大切にする
  • 相手の立場を理解しようとする
  • 困ったときは上司や相談窓口に相談する
  • プライベートな話題を持ち込みすぎない
  • 感謝の気持ちを言葉にして伝える

7. 職場環境を見直す

人間関係や業務量の問題が解決しない場合は、別の施設への転職も選択肢です。同じ特養でも、人員配置や教育体制、職場の雰囲気は施設によって大きく異なります。自分に合った職場を見つけることで、同じ特養でも働きやすさは全く変わります。

特養に向いている人・向いていない人

特養で働くのが向いている人、向いていない人の特徴を紹介します。自分に合っているかどうかの参考にしてください。

特養に向いている人

  • 体力に自信がある人:身体介護が多いため、体力は必須。腰痛持ちでない方が望ましい
  • 長期的に入居者と関わりたい人:終身入居なので、深い信頼関係を築ける
  • 高度なスキルを身につけたい人:重度の方を担当するため、介護技術が磨かれる
  • メンタルが強い人:看取りや認知症対応など、精神的な負担に耐えられる
  • チームワークを大切にできる人:多職種連携が必要なため、協調性が重要
  • キャリアアップを目指す人:大規模施設で役職者を目指せる
  • 夜勤が苦にならない人:24時間体制のため夜勤は必須
  • 安定した職場で働きたい人:公的施設で経営が安定している
  • 感謝されることにやりがいを感じる人:入居者やご家族から直接感謝される機会が多い

特養に向いていない人

  • 体力に自信がない人:身体的負担が大きいため、きついと感じやすい
  • 腰痛持ちの人:悪化するリスクが高い
  • 看取りに抵抗がある人:避けられない業務なので、精神的に辛くなる
  • 夜勤ができない人:夜勤なしの特養はほとんどない
  • 自立度の高い方と関わりたい人:デイサービスやサ高住の方が向いている
  • 1人で黙々と働きたい人:チームワークが重視される環境には合わない
  • ルーティンワークが苦手な人:毎日同じ業務の繰り返しになることも多い

未経験でも特養で働ける?

未経験・無資格でも特養で働くことは可能です。ただし、要介護度の高い入居者が多いため、以下をおすすめします。

  • 初任者研修を取得してから入職する
  • 教育体制が整った施設を選ぶ
  • 先輩職員にしっかり教えてもらえる環境を選ぶ
  • 最初は日勤から始めて、慣れてから夜勤に入る

未経験から始める場合は、従来型よりもユニット型の方が少人数で丁寧に教えてもらえることが多いです。見学時に教育体制について質問してみましょう。

こんな症状があれば要注意!無理は禁物

以下のような症状が続く場合は、心身に限界が来ているサインです。無理せず休養を取るか、環境を変えることを検討してください。早めの対処が大切です。

身体的なサイン

  • 出勤前に強い吐き気や動悸がする
  • 慢性的な腰痛や肩こりがひどくなっている
  • 疲れが取れず、常にだるい
  • 食欲がなくなった、または過食になった
  • 頭痛が続く
  • 微熱が続く
  • 耳鳴りがする

精神的なサイン

  • 休日も仕事のことが頭から離れない
  • 眠れない日が続く、または眠りすぎてしまう
  • 涙が止まらなくなることがある
  • 「辞めたい」という気持ちが毎日続く
  • 何をしても楽しいと感じられない
  • イライラが止まらない
  • 自分を責める気持ちが強くなった
  • 「自分なんかいなくてもいい」と思うことがある

対処法

  • まずは上司や同僚に相談する
  • 有給休暇を取得して休む
  • 産業医や心療内科を受診する
  • どうしても辛い場合は退職・転職を検討する
  • こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)に電話する

介護職は他にもたくさんの職場があります。自分の健康を最優先にして、合わない職場からは離れる勇気も大切です。無理を続けてうつ病などになってしまうと、回復に長い時間がかかります。「まだ頑張れる」と思っているうちに対処することが重要です。

特養の「きつさ」に関するよくある質問

Q. 特養の仕事は未経験でもできますか?

A. 未経験でも働くことは可能です。ただし、介護度の高い入居者が多いため、初任者研修の取得や、教育体制が整った施設を選ぶことをおすすめします。未経験から始めて活躍している人も多いので、やる気があれば大丈夫です。最初の3ヶ月は先輩と一緒に業務を行うOJT期間を設けている施設が多いです。

Q. 特養と老健、どちらがきついですか?

A. 一概には言えませんが、特養は看取りまで対応するため精神的負担が大きい傾向があります。老健は在宅復帰を目指す施設なので、リハビリ業務が加わります。どちらも身体介護は多いですが、雰囲気は異なります。自分の適性に合わせて選ぶとよいでしょう。老健は入所期間が短い分、入れ替わりが多いです。

Q. 特養の夜勤は特にきついですか?

A. 夜勤は少人数で多くの入居者を担当するため、責任が重く感じる人もいます。ただし、夜勤手当がつくため収入アップには効果的です。慣れればルーティンでこなせるようになります。夜勤が苦手な方は、夜勤回数を減らせるか相談してみましょう。施設によっては夜勤なしの雇用形態(日勤パートなど)もあります。

Q. 特養で働いて腰痛になりました。どうすればいいですか?

A. まずは医療機関を受診してください。職場ではボディメカニクスを意識した介助や福祉用具の活用を心がけましょう。症状が重い場合は、身体的負担の少ないデイサービスなどへの転職も検討してください。労災申請ができる場合もあるので、上司に相談しましょう。

Q. 看取り介護が精神的につらいです

A. 看取りは経験を重ねてもつらいものです。一人で抱え込まず、同僚や上司に気持ちを話しましょう。看取り後のカンファレンスで振り返ることで、気持ちの整理ができることもあります。どうしてもつらい場合は、看取りのない施設への転職も選択肢です。「最期まで寄り添えた」と前向きに捉えられるようになれば、やりがいに変わります。

Q. 特養の離職率は高いですか?

A. 介護業界全体の離職率は約14〜15%程度で、特養も同程度と言われています。きついと言われる反面、給料の高さや経営の安定性から長く働く人も多いです。施設によって働きやすさは大きく異なるため、職場選びが重要です。

Q. 男性でも特養で働けますか?

A. もちろん働けます。むしろ身体介護が多い特養では、男性職員は重宝されます。入浴介助や移乗介助など、体力が必要な場面で活躍できます。男性職員の割合も増えてきており、約25%が男性という施設もあります。

Q. 特養はブラックな職場が多いですか?

A. 施設によって大きく異なります。社会福祉法人運営の特養は比較的ホワイトな傾向がありますが、人手不足の施設では残業が多くなることもあります。見学時に職員の表情や雰囲気をチェックしたり、口コミを確認したりして判断しましょう。

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まとめ

特養の仕事について、この記事で解説した重要なポイントをまとめます。

特養がきついと言われる主な理由

  • 要介護度が高く体力的負担が大きい(移乗・入浴・排泄介助)
  • 業務量が多く時間に追われる
  • 夜勤があり生活リズムが乱れやすい
  • 認知症対応の難しさ
  • 看取り介護の精神的負担
  • 人間関係のストレス
  • 人手不足による負担増

特養で働くメリット

  • 給料水準が介護施設の中でトップクラス(平均月収約35万円)
  • 高度な介護スキルが身につき、キャリアに活きる
  • 社会福祉法人運営で経営が安定している
  • 福利厚生が充実(退職金制度、各種手当など)
  • 入居者と長期的に関われ、やりがいを感じられる
  • キャリアアップしやすい環境

きつさを乗り越える対処法

  • ボディメカニクスや福祉用具で体力負担を軽減する
  • つらいことは一人で抱え込まず、周囲に相談する
  • オンオフを切り替え、休日はしっかり休息を取る
  • 認知症ケアや介護技術の研修でスキルアップを図る
  • 合わない場合は無理せず転職も選択肢に入れる

特養が向いている人

  • 体力に自信がある人
  • 高度な介護スキルを身につけたい人
  • 長期的に入居者と関わりたい人
  • 安定した職場で働きたい人

特養の仕事は確かにきつい面がありますが、給料の高さやスキルアップできる環境、経営の安定性など、多くのメリットもあります。自分の体力や適性を見極めた上で、特養で働くかどうかを判断しましょう。もし今の職場が合わないと感じるなら、無理をせず環境を変えることも大切な選択肢の一つです。自分の心身の健康を守りながら、長く介護の仕事を続けていきましょう。

💡

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特養介護職の1日の流れ

特養の介護職は、早番・日勤・遅番・夜勤など複数のシフトで勤務します。ここでは、代表的な勤務シフトごとの1日の流れを紹介します。

早番(7:00〜16:00)の1日

時間業務内容
7:00出勤・夜勤者からの申し送り確認
7:30起床介助・着替え・排泄介助
8:00朝食準備・配膳・食事介助
9:00口腔ケア・排泄介助・バイタル測定
10:00入浴介助(午前入浴の方)
12:00昼食準備・配膳・食事介助
13:00口腔ケア・排泄介助
14:00レクリエーション・おやつ提供
15:00介護記録の作成
15:30遅番への申し送り
16:00退勤

日勤(9:00〜18:00)の1日

時間業務内容
9:00出勤・申し送り確認
9:30バイタル測定・入浴介助
12:00昼食準備・配膳・食事介助
13:00口腔ケア・休憩
14:00レクリエーション・機能訓練補助
15:00おやつ提供・排泄介助
16:00入浴介助(午後入浴の方)
17:00介護記録の作成・申し送り準備
17:30夜勤者への申し送り
18:00退勤

夜勤(17:00〜翌10:00)の1日

時間業務内容
17:00出勤・日勤者からの申し送り
18:00夕食準備・配膳・食事介助
19:00口腔ケア・排泄介助
20:00就寝介助・着替え
21:00消灯・巡回開始
0:00体位変換・おむつ交換(2〜3時間おき)
5:00起床準備・早起きの入居者対応
6:00起床介助・着替え
7:00朝食準備・配膳・食事介助
8:00口腔ケア・排泄介助
9:00介護記録の作成
9:30日勤者への申し送り
10:00退勤

シフトのポイント

  • ユニット型:1ユニット10名程度を2〜3名で担当
  • 夜勤:施設によっては1人で2ユニット(約20名)を担当することも
  • 休憩:日勤は1時間、夜勤は2〜3時間の仮眠時間あり

特養で働くメリット・デメリット

特養(特別養護老人ホーム)での就職を検討している方に向けて、メリットとデメリットを詳しく解説します。

特養で働く4つのメリット

1. 給与水準が高い

特養の介護職員の平均月給は約36万円で、介護施設の中でも最高水準です。

施設タイプ平均月給
特養361,860円
介護老人保健施設355,990円
グループホーム302,010円
デイサービス294,440円

※出典:厚生労働省「令和5年度介護従事者処遇状況等調査」

2. 雇用の安定性が高い

特養は社会福祉法人や地方自治体が運営しているため、経営基盤が安定しています。介護保険適用施設として入居希望者も多く、倒産リスクが低いのが特徴です。福利厚生も充実している施設が多いです。

3. 介護スキルが確実に身につく

特養は要介護3以上の方が入居しており、高度な介護技術を実践的に学べる環境です。身体介護、看取りケア、認知症ケアなど、どの介護現場でも通用するスキルが習得できます。

4. 入居者と長期的な関係を築ける

特養は「終の棲家」として長期入居が前提。入居者一人ひとりと信頼関係を築きながら、人生の最期まで寄り添えるやりがいがあります。

特養で働く3つのデメリット

1. 体力的な負担が大きい

要介護度の高い入居者が多いため、身体介護の頻度が高く、移乗介助や入浴介助で体力を使います。夜勤もあるため、生活リズムの調整が必要です。

2. 精神的な負担を感じることも

認知症の進行による対応の難しさや、看取りケアでの精神的負担を感じる場面もあります。チームでのサポート体制がある施設を選ぶことが大切です。

3. 夜勤の負担

ユニット型特養では、夜勤時に1人で2ユニット(約20名)を担当することもあります。緊急時の対応力や判断力が求められます。

特養に向いている人

  • 介護技術を本格的に身につけたい方
  • 安定した雇用環境で働きたい方
  • 入居者と長期的に関わりたい方
  • 体力に自信があり、夜勤に対応できる方
  • 看取りケアに関わりたい方

特養は介護のプロを目指す方に最適な職場です。給与・安定性・スキルアップのバランスが取れた環境で、キャリアを築いていけます。

のの働き方

のでは、様々な働き方が可能です。

勤務形態の選択肢

  • 日勤のみ:の中には日勤帯のみで働ける施設もあります
  • シフト制:早番・日勤・遅番・夜勤のローテーションが基本
  • パート・アルバイト:週2〜3日から働ける柔軟な雇用形態

で働く環境

エリアのでは、資格取得支援制度や研修制度が充実している施設が多くあります。での経験を積みながら、キャリアアップを目指すことができます。

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