訪問介護の残業・休日の実態を徹底解説
介護職向け

訪問介護の残業・休日の実態を徹底解説

訪問介護の残業時間や休日の実態を詳しく解説。正社員・登録ヘルパーの働き方の違い、移動時間の扱い、直行直帰のメリットまで。自分のライフスタイルに合わせて働ける訪問介護の魅力と注意点をご紹介します。

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ポイント

この記事のポイント

訪問介護の月平均残業時間は約5時間で、介護業界でも特に少ない水準です。基本的に夜勤がなく、年間休日は110〜120日程度。登録ヘルパーなら週1日から柔軟に働け、直行直帰も可能なため、子育てや介護との両立に人気です。
目次

訪問介護の施設数データから見るポイント

本サイトが保有する厚生労働省由来の施設データでは、訪問介護は全国に35,172件あります。この記事のテーマは「働き方・現場理解」です。働き方を考えるときは、その施設タイプが全国でどれくらいあり、どの地域に多いかを知ると、求人の探しやすさやキャリアの広げ方を判断しやすくなります。

順位都道府県施設数全国比率
1大阪府5,070件14.4%
2東京都2,951件8.4%
3愛知県2,175件6.2%
4神奈川県2,112件6.0%
5福岡県1,633件4.6%
順位市区町村施設数全国比率
1大阪府大阪市西成区310件0.9%
2大阪府東大阪市284件0.8%
3和歌山県和歌山市274件0.8%
4兵庫県尼崎市229件0.7%
5東京都世田谷区225件0.6%

訪問介護は、都道府県別では大阪府5,070件、東京都2,951件、愛知県2,175件に多く、市区町村別では大阪府大阪市西成区310件、大阪府東大阪市284件、和歌山県和歌山市274件に集まりやすい傾向があります。求人や施設を比較するときは、全国平均の説明だけでなく「自分が探す地域にどれだけ選択肢があるか」まで見ると、判断の精度が上がります。

出典: 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2025年12月末時点)に基づく本サイト集計。施設数は公開データの登録状況により変動します。

「訪問介護の残業は多い?休みはちゃんと取れる?」と気になっている方へ。訪問介護は介護業界の中でも残業が少なく、ワークライフバランスを取りやすい職種として人気があります。

月平均残業時間は約5時間と、施設介護(約8時間)や全産業平均(約12時間)と比較しても少ない水準です。また、基本的に夜勤がないため、規則正しい生活リズムを維持できます。年間休日も110〜120日程度で、週休2日制を採用している事業所がほとんどです。

この記事では、訪問介護の残業時間・休日数の実態データ、他の介護施設(特養・老健・デイサービスなど)との比較、残業を減らすための具体的なポイント、よくある質問への回答まで詳しく解説します。訪問介護への転職を検討中の方、今の職場の残業が多くて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

登録ヘルパーと正社員の働き方の違い、子育てや介護との両立、土日休みの取りやすさについても解説していますので、自分に合った働き方を見つけるヒントになれば幸いです。

訪問介護の勤務体制と働き方の特徴

訪問介護員が自転車で利用者宅を訪問するイラスト

訪問介護は、利用者の自宅を訪問してサービスを提供する介護サービスです。施設介護とは大きく異なる勤務体制を持ち、ワークライフバランスを重視する方に人気の働き方となっています。ここでは、訪問介護の勤務体制と働き方の特徴を詳しく解説します。

雇用形態による働き方の違い

訪問介護には主に「正社員(常勤ヘルパー)」と「登録ヘルパー(非常勤)」の2つの働き方があります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。自分に合った働き方を選ぶことが大切です。

正社員(常勤ヘルパー)の特徴:

  • 月給制で安定した収入(月収18〜25万円程度)
  • 1日8時間、週5日のフルタイム勤務
  • サービス提供責任者を目指せるキャリアパス
  • 訪問の合間に事務作業や記録業務を担当
  • 新人ヘルパーの同行研修を担当することも
  • 社会保険完備、ボーナス・退職金あり
  • 研修制度が充実している事業所が多い

登録ヘルパー(非常勤)の特徴:

  • 時給制で働いた分だけ収入(時給1,200〜1,800円程度)
  • 週1日・1時間から働ける柔軟性
  • 自分のライフスタイルに合わせたシフト
  • ダブルワークや副業との両立が可能
  • 子育てや介護との両立がしやすい
  • 直行直帰が基本で通勤時間を節約
  • 扶養範囲内で働くことも可能

訪問介護の基本的な勤務時間

訪問介護事業所の多くは、朝8時〜夕方18時の日中帯をメインに運営しています。ただし、早朝(6時〜8時)や夜間(18時〜22時)のサービス提供を行う事業所もあります。

1件あたりの訪問時間は30分〜1時間が一般的で、1日に5〜7件程度の訪問をこなすのが標準的です。訪問と訪問の間には移動時間があり、この時間も勤務時間としてカウントされます。

1日のスケジュール例(正社員):

  • 8:30 出勤・朝礼・スケジュール確認
  • 9:00〜12:00 午前の訪問(3〜4件)
  • 12:00〜13:00 昼休憩
  • 13:00〜17:00 午後の訪問(3〜4件)
  • 17:00〜17:30 記録整理・翌日の準備
  • 17:30 退勤

訪問介護のサービス内容

訪問介護のサービスは大きく「身体介護」と「生活援助」に分かれます。

身体介護:食事介助、入浴介助、排泄介助、着替え介助、体位変換、移動介助など

生活援助:掃除、洗濯、調理、買い物代行、薬の受け取りなど

利用者ごとにケアプランが作成されており、その内容に沿ってサービスを提供します。1対1のケアなので、利用者とじっくり向き合えるのが魅力です。

夜勤の有無について

訪問介護の大きな特徴として、基本的に夜勤がない点が挙げられます。夜間対応型訪問介護や定期巡回・随時対応型訪問介護看護を提供する事業所では夜勤がありますが、一般的な訪問介護事業所では夜勤はありません。

夜勤なしで働けることは、規則正しい生活リズムを維持でき、体力的な負担も軽減されるメリットがあります。特に、夜勤が苦手な方や、夜間は家庭の時間を大切にしたい方に選ばれています。

土日祝日の勤務について

介護サービスは365日提供されるため、土日祝日も稀に出勤があります。ただし、訪問介護はシフト制で休日を取得でき、土日祝日に休める事業所も多くあります。週休2日制を採用している事業所が大半で、希望休の申請も比較的通りやすい環境です。

登録ヘルパーの場合は、自分で出勤日を選べるため、土日祝日を完全に休みにすることも可能です。

訪問介護の「移動時間」は労働時間に含まれる?

訪問介護で意外と知られていないのが移動時間の扱いです。利用者宅から次の利用者宅への移動時間は労働時間に含まれるのか?この問題は残業・休日に直結します。

移動時間の法的な扱い

移動パターン労働時間に含まれるか
自宅→最初の利用者宅原則含まない(通勤扱い)
利用者宅→次の利用者宅労働時間に含まれる
最後の利用者宅→自宅原則含まない(通勤扱い)
事業所→利用者宅労働時間に含まれる

利用者宅間の移動時間が無給になっている場合、それは違法の可能性があります。給与明細を確認し、不明点があれば事業所に問い合わせましょう。

直行直帰の場合の注意点

訪問介護は「直行直帰」が認められている事業所も多いですが、その場合でも利用者宅間の移動時間は労働時間としてカウントされるべきです。登録ヘルパーの方は特に、移動時間が適切に計算されているか確認してください。

訪問介護の残業時間・休日数のデータ

訪問介護の残業時間・休日数データのイメージイラスト

訪問介護の残業・休日の実態について、統計データと現場の声をもとに詳しく解説します。転職先を検討する際の参考にしてください。

訪問介護の平均残業時間

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、訪問介護員の月平均残業時間は約5時間と、介護業界の中でも特に少ない水準です。年間に換算すると約60時間で、月に1〜2回程度の軽い残業で済んでいる計算になります。

雇用形態別の残業時間:

  • 正社員(常勤ヘルパー):月5〜10時間程度
  • 登録ヘルパー(非常勤):ほぼ残業なし(0〜2時間)
  • サービス提供責任者:月10〜15時間程度

正社員の場合、残業の主な内容は記録業務やケアマネージャーとの連絡調整、担当者会議への参加などです。登録ヘルパーは決められた時間のみ働くため、残業はほとんど発生しません。

他職種との残業時間比較

職種月平均残業時間
訪問介護員約5時間
施設介護職員約8時間
看護師約10時間
介護支援専門員約9時間
全産業平均約12時間

訪問介護は全産業平均と比較しても残業時間が少なく、ワークライフバランスを重視する方に適した職種といえます。

訪問介護の年間休日数

訪問介護事業所の年間休日数は、平均して110〜120日程度です。週休2日制を採用している事業所が多く、これに夏季休暇・年末年始休暇が加わります。

休日の内訳(一般的な例):

  • 週休2日(土日または平日含む):104日
  • 祝日:16日前後
  • 夏季休暇:3〜5日
  • 年末年始休暇:4〜6日
  • 合計:約120〜130日

登録ヘルパーの場合は、自分で働く日を決められるため、実質的にさらに柔軟な休日取得が可能です。週3日だけ働く、長期休暇を取るといった働き方も選べます。

有給休暇の取得状況

訪問介護業界の有給取得率は約60〜70%と、介護業界の中では比較的高い水準です。シフト調整がしやすい環境であることが、有給取得率の高さにつながっています。

2019年の労働基準法改正により、年5日の有給取得が義務化されました。多くの事業所では計画的に有給を取得できる体制が整っています。ただし、事業所によって取得のしやすさに差があるため、就職・転職時には有給取得率を確認することをおすすめします。

残業が発生しやすいケース

訪問介護で残業が発生する主なケースは以下の通りです:

  • 利用者の急な体調変化への対応
  • 記録業務が訪問の合間に終わらない場合
  • 担当者会議やカンファレンスへの参加
  • 新人ヘルパーへの研修・指導
  • 急なキャンセルによるスケジュール調整
  • 月末・月初の書類整理
  • ケアプラン変更時の対応

残業代の支給について

訪問介護で発生した残業には、当然ながら残業代が支給されます。労働基準法により、法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超えた労働には25%以上の割増賃金が必要です。深夜(22時〜5時)の労働の場合は50%以上の割増となります。

ただし、サービス残業(残業代が支払われない残業)が問題になるケースもあります。転職時には残業代の支給実態を確認し、適正に支払われる事業所を選ぶことが重要です。

他の介護施設との残業・休日比較

訪問介護と他の介護サービスを比較すると、残業時間と休日取得のしやすさで大きな違いがあります。転職先を検討する際の参考にしてください。自分の優先事項に合った施設形態を選ぶことが大切です。

施設形態別の残業時間比較

施設形態月平均残業夜勤年間休日
訪問介護約5時間基本なし110〜120日
特別養護老人ホーム約8時間あり(月4〜5回)105〜115日
介護老人保健施設約7時間あり(月4〜5回)105〜110日
グループホーム約6時間あり(月5〜6回)108〜115日
デイサービス約4時間なし115〜125日
有料老人ホーム約7時間あり(月4〜5回)110〜118日

訪問介護が残業が少ない理由

訪問介護の残業が少ない理由には、いくつかの構造的な要因があります。

  • 訪問時間が明確に決まっている:サービス提供時間が30分・60分と明確に定められている
  • 次の訪問があるため延長しにくい:スケジュールが詰まっているため自然と時間内に終わる
  • 夜勤がない:夜勤明けの残業や引き継ぎ残業が発生しない
  • 1対1のサービス:突発的な対応が施設より少ない
  • 直行直帰が可能:事業所に戻らず帰宅できるため時間効率が良い

デイサービスとの比較

夜勤なしで働ける選択肢として、デイサービスと訪問介護を比較する方も多いでしょう。それぞれのメリット・デメリットを整理します。

訪問介護のメリット:

  • 1対1のケアで利用者と深く関われる
  • 移動時間があり、気分転換になる
  • 登録ヘルパーなら柔軟な働き方が可能
  • 直行直帰で通勤時間を短縮できる

デイサービスのメリット:

  • チームで働けるため安心感がある
  • 移動がなく体力的負担が少ない
  • 土日祝日休みの事業所が多い
  • レクリエーションなど多様な業務がある

どちらも夜勤なしで働けますが、柔軟な働き方を求めるなら訪問介護チームワークを重視するならデイサービスが向いています。

入所施設との比較

特養や老健などの入所施設は24時間365日のケアが必要なため、夜勤や不規則な勤務が発生します。残業時間も訪問介護より多く、急な対応や引き継ぎで時間外労働が発生しやすい環境です。

一方、入所施設には以下のメリットもあります:

  • 夜勤手当で収入アップが期待できる(1回3,000〜8,000円)
  • チームで働くためスキルアップしやすい
  • 重度の利用者への対応経験が積める
  • 医療職との連携で専門知識が身につく

収入重視なら入所施設、ワークライフバランス重視なら訪問介護という選び方ができます。

働き方で選ぶ介護職の選択肢

自分のライフスタイルや優先事項に合わせて、最適な介護職を選びましょう。

  • プライベート重視:訪問介護、デイサービス
  • 収入重視:特養、老健、有料老人ホーム
  • スキルアップ重視:特養、老健、病院
  • アットホームな環境:グループホーム、小規模多機能

施設選びで確認すべきポイント

どの施設形態を選ぶにしても、以下のポイントを必ず確認しましょう:

  • 月平均残業時間(実績ベースで確認)
  • 年間休日数と有給取得率
  • 夜勤の回数と手当額
  • スタッフの定着率は良いか

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残業を減らし効率的に働く7つのポイント

訪問介護で残業を減らし、プライベートの時間を確保するための具体的なポイントを紹介します。実践することで、より働きやすい環境を作ることができます。

1. 記録は訪問直後に完了させる

訪問介護の残業原因で最も多いのが記録業務です。記録は訪問直後、記憶が新しいうちに完了させましょう。次の訪問への移動時間や、空き時間を活用して記録を済ませることで、事業所に戻ってからの残業を防げます。

最近はスマートフォンやタブレットで記録できるシステムを導入している事業所も増えています。ICT化が進んでいる事業所を選ぶことも、残業削減のポイントです。記録テンプレートを活用して、効率的に入力する工夫も有効です。

2. 移動ルートを効率化する

訪問介護では移動時間も勤務時間です。効率的な移動ルートを組むことで、無駄な時間を削減できます。

  • 地図アプリで最短ルートを確認する
  • 訪問先が近いエリアで連続して回る
  • 交通渋滞の時間帯を避けたスケジュール
  • 公共交通機関と自転車の使い分け
  • 天候による移動時間の変動を考慮する

3. サービス提供責任者とこまめに相談

訪問件数が多すぎる、特定の利用者への対応に時間がかかるなど、困っていることがあればサービス提供責任者に早めに相談しましょう。スケジュール調整や担当変更など、解決策を一緒に考えてもらえます。一人で抱え込まず、チームで解決する姿勢が大切です。

4. 利用者・家族との良好な関係構築

サービス時間を超えて話し込んでしまうケースは少なくありません。利用者や家族との信頼関係を築きつつも、時間管理を意識した対応を心がけましょう。

  • 訪問開始時に終了時間を伝える
  • 次の訪問があることを理解してもらう
  • 雑談は手を動かしながら行う
  • 傾聴しつつも適切なタイミングで切り上げる

5. 登録ヘルパーという選択肢

残業を徹底的に避けたい場合は、登録ヘルパー(非常勤)として働く選択肢もあります。登録ヘルパーは決められた時間のみ働くため、残業はほぼ発生しません。

収入面では正社員より劣りますが、ダブルワークで補うことも可能です。育児や介護と両立したい方、自分のペースで働きたい方に向いています。複数の事業所に登録して、効率よく収入を確保する方法もあります。

6. 繁忙期の事前準備

年末年始やお盆などの繁忙期は、通常より訪問件数が増えたり、緊急対応が発生しやすくなります。繁忙期の前に記録をまとめて整理したり、前もってシフト調整を相談しておきましょう。

また、繁忙期に備えて体調管理も重要です。無理なシフトを避け、休息を十分に取ることで、繁忙期を乗り越えやすくなります。

7. 残業の少ない事業所を選ぶ

転職時には、残業の少ない事業所を選ぶことも重要です。

チェックポイント:

  • 月平均残業時間を面接で確認
  • ICT(記録システム)の導入状況
  • ヘルパーの人員体制は十分か
  • 有給取得率はどの程度か
  • 直行直帰は可能か
  • 研修時間は勤務時間に含まれるか

求人票だけでなく、面接時に具体的な数字を確認することで、入職後のギャップを防げます。口コミサイトや知人からの情報収集も有効です。働きやすい事業所を選ぶことが、長く働き続けるコツです。

訪問介護の残業・休日に関するよくある質問

Q. 訪問介護は本当に残業が少ないですか?

A. はい、訪問介護は介護業界の中でも残業が少ない職種です。月平均残業時間は約5時間で、全産業平均(約12時間)と比較しても大幅に少ない水準です。訪問時間が明確に決まっていること、次の訪問があるため延長しにくいことが主な理由です。ただし、サービス提供責任者は管理業務があるため、月10〜15時間程度の残業が発生することもあります。

Q. 登録ヘルパーでも安定して働けますか?

A. 登録ヘルパーは時給制のため、月収が変動するリスクはあります。ただし、訪問介護は慢性的な人手不足のため、希望すれば安定して仕事を入れることは可能です。複数の事業所に登録することで、より安定した収入を確保する方法もあります。フルタイムに近い時間数で働けば、月収15〜20万円程度も十分に可能です。

Q. 土日休みは取れますか?

A. 事業所によりますが、土日休みを取れる事業所も多いです。訪問介護は365日サービス提供がありますが、シフト制で希望休を出せる環境が一般的です。登録ヘルパーであれば、土日は働かないという選択も自由にできます。求人を探す際に「土日休み可」の条件で絞り込むことをおすすめします。

Q. 訪問介護に夜勤はありますか?

A. 一般的な訪問介護事業所には夜勤はありません。ただし、「夜間対応型訪問介護」や「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」を提供する事業所では夜勤があります。夜勤を避けたい場合は、通常の訪問介護事業所を選べば問題ありません。求人票で確認するか、面接時に確認しましょう。

Q. 子育てしながら訪問介護で働けますか?

A. はい、訪問介護は子育て中の方にも人気の働き方です。登録ヘルパーであれば、子どもの学校時間に合わせて9時〜14時だけ働くといった柔軟な働き方ができます。急な子どもの体調不良でも、シフト調整がしやすい環境です。正社員でも、時短勤務制度がある事業所を選べば両立しやすいでしょう。

Q. 残業代はちゃんと支払われますか?

A. 労働基準法により、残業代の支払いは義務付けられています。法定労働時間を超えた労働には25%以上の割増賃金が必要です。ただし、一部の事業所ではサービス残業が問題になることも。転職時には「残業は月何時間程度か」「残業代は全額支給か」を確認しましょう。大手法人や労働環境に力を入れている事業所を選ぶことで、適正な残業代支給を受けやすくなります。

Q. 介護記録の時間は勤務時間に含まれますか?

A. はい、記録業務は勤務時間に含まれます。訪問と訪問の間の移動時間や待機時間も勤務時間です。ただし、登録ヘルパーの場合、サービス提供時間のみが勤務時間となり、記録は含まれないケースもあります。契約内容をしっかり確認しましょう。

Q. 有給休暇は取りやすいですか?

A. 訪問介護は比較的有給が取りやすい環境です。有給取得率は約60〜70%と介護業界では高い水準です。シフト調整がしやすく、同僚との調整も比較的スムーズ。事前に申請すれば希望日に休みを取れることが多いです。2019年から年5日の有給取得が義務化されており、計画的に取得できる体制が整っています。

Q. 訪問介護とデイサービス、どちらが残業少ない?

A. どちらも残業が少ない職種ですが、平均的にはデイサービスの方がやや少ない傾向があります(デイサービス約4時間、訪問介護約5時間)。ただし、訪問介護は直行直帰が可能な点で、実質的な拘束時間は短くなることもあります。働き方の柔軟性では訪問介護(特に登録ヘルパー)が優れています。

まとめ

訪問介護の残業・休日について詳しく解説してきました。最後にポイントをまとめます。

訪問介護の残業・休日の特徴

  • 月平均残業時間は約5時間で、介護業界でも少ない
  • 年間休日は110〜120日程度で、週休2日制が一般的
  • 基本的に夜勤なしで、規則正しい生活が可能
  • 登録ヘルパーなら柔軟な働き方ができる
  • 有給取得率は60〜70%と比較的高い水準

訪問介護が向いている人

  • ワークライフバランスを重視したい人
  • 夜勤を避けて働きたい人
  • 子育てや介護と両立したい人
  • 1対1のケアでじっくり関わりたい人
  • 自分のペースで働きたい人
  • 直行直帰で効率よく働きたい人

残業を減らすためのポイント

  • 記録は訪問直後に完了させる
  • 移動ルートを効率化する
  • 困ったらサービス提供責任者に相談する
  • 残業の少ない事業所を選ぶ
  • ICT化が進んでいる事業所を選ぶ

訪問介護は、介護業界の中でもワークライフバランスを取りやすい職種です。残業が少なく、夜勤もないため、プライベートの時間を大切にしながら働けます。特に登録ヘルパーは、自分のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方ができるため、子育て中の方や副業希望の方にも人気です。

転職を検討している方は、残業時間や休日数だけでなく、ICT化の状況や有給取得率なども確認して、自分に合った事業所を選びましょう。複数の求人を比較して、働きやすい環境を見つけてください。

介護の仕事に興味があるけれど、自分に向いているかわからないという方は、ぜひ働き方診断をお試しください。あなたに合った介護の働き方がきっと見つかります。

参考文献・出典

執筆者

介護のハタラクナカマ編集部

編集部

介護業界の転職・キャリア情報を発信。厚生労働省の公的データと現場の声をもとに、介護職で働く方・転職を検討する方に役立つ情報をお届けしています。

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