
老健の残業・休日の実態【2025年最新】
老健(介護老人保健施設)の残業時間・休日数を徹底解説。月平均残業約7時間、年間休日105〜110日の実態データから、他施設との比較、残業を減らすコツまで。医療職との連携が特徴の老健で働くメリットも紹介。
この記事のポイント
「老健(介護老人保健施設)の残業は多い?休みはしっかり取れる?」と気になっている方へ。老健は医療と介護の両面を持つ施設で、在宅復帰を目指すリハビリ重視の施設として知られています。全国に約4,200施設あり、多くの介護職員が活躍しています。
月平均残業時間は約7時間と、特養(約8時間)よりやや少なめの水準です。年間休日は105〜110日程度で、4週8休のシフト制を採用している施設が多いです。医師や看護師、リハビリ職と連携して働けるため、スキルアップしたい方にも人気があります。夜勤時も看護師が常駐しているため、医療的な判断を任せられる安心感があります。
この記事では、老健の残業時間・休日数の実態データ、他の介護施設との比較、残業を減らすためのポイント、よくある質問への回答まで詳しく解説します。老健への転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
老健の勤務体制と働き方の特徴

老健(介護老人保健施設)は、病院と自宅の中間的な役割を持つ施設です。要介護1以上の方が入所し、在宅復帰を目指してリハビリテーションを受けることが特徴です。ここでは、老健の勤務体制と働き方の特徴を詳しく解説します。
老健とは
老健は正式名称を「介護老人保健施設」といい、要介護者に対してリハビリテーションや医療的ケアを提供する施設です。入所期間は原則3〜6ヶ月で、自宅への復帰を目指します。全国に約4,200施設あり、約37万人が入所しています。
老健の特徴:
- 医師が常勤している(特養との大きな違い)
- 看護師の配置が手厚い(入所者100人に対し9人以上)
- 理学療法士・作業療法士によるリハビリ
- 在宅復帰率が重視される(基本型で30%以上)
- 入所期間は3〜6ヶ月が目安
- 利用料金は特養より高く、有料老人ホームより安い
老健の勤務形態
老健は24時間365日体制で運営されるため、介護職員はシフト制で勤務します。多くの施設では3交代制または2交代制を採用しています。
3交代制の例:
- 早番:7:00〜16:00
- 日勤:9:00〜18:00
- 遅番:11:00〜20:00
- 夜勤:16:30〜翌9:30
2交代制の例:
- 日勤:8:30〜17:30
- 夜勤:16:30〜翌9:30
勤務時間は1日8時間が基本で、週40時間労働が一般的です。夜勤の場合は16時間勤務となりますが、その分休憩時間が長く、夜勤明けの翌日は休みになります。
1日のスケジュール例(日勤)
- 8:30 出勤・申し送り
- 9:00 朝の排泄介助・口腔ケア
- 10:00 入浴介助・リハビリ補助
- 11:30 昼食準備・配膳
- 12:00 昼食介助・服薬介助
- 13:00 休憩
- 14:00 レクリエーション・リハビリ補助
- 15:00 おやつ介助・記録
- 16:00 夕食準備・申し送り
- 17:30 退勤
老健ではリハビリの時間が確保されているため、利用者の移動や付き添いなどの業務もあります。介護職がリハビリ職と連携してケアを行うのが老健の特徴です。
老健の夜勤体制
老健では月4〜5回程度の夜勤があります。夜勤は16時間勤務(2交代制)が一般的で、夜勤明けの翌日は休みになるシフトが多いです。
老健の夜勤の特徴として、看護師が夜間も常駐している点があります。医療的な判断が必要な場面で看護師に相談できるため、介護職にとって安心感があります。また、夜間の急変時にも看護師が初期対応を行うため、精神的な負担が軽減されます。
夜勤の業務内容:
- 17:00 出勤・日勤者からの申し送り
- 18:00 夕食介助・服薬介助
- 20:00 就寝介助・口腔ケア
- 22:00 消灯・巡視開始
- 0:00〜5:00 2時間おきの巡視・おむつ交換
- 6:00 起床介助
- 7:00 朝食準備・配膳
- 8:00 朝食介助
- 9:00 日勤者への申し送り・退勤
医療職との連携
老健の大きな特徴は、医師・看護師・リハビリ職との連携が密であることです。
- 医師:入所者の健康管理、医療的判断、処方
- 看護師:医療処置、服薬管理、健康観察
- 理学療法士(PT):歩行訓練、筋力トレーニング
- 作業療法士(OT):日常生活動作の訓練
- 言語聴覚士(ST):嚥下訓練、言語訓練
- 管理栄養士:栄養管理、食事形態の調整
- 支援相談員:入退所調整、家族対応
多職種連携を通じて専門知識が身につくため、スキルアップを目指す介護職員に人気があります。定期的なカンファレンスで各職種の視点を学べることも魅力です。
老健の残業時間・休日数のデータ

老健の残業・休日の実態について、統計データと現場の声をもとに詳しく解説します。転職を検討している方は、実態を把握したうえで判断しましょう。
老健の平均残業時間
厚生労働省の調査によると、介護老人保健施設で働く介護職員の月平均残業時間は約7時間です。これは特養(約8時間)よりやや少なく、有料老人ホーム(約7時間)と同程度の水準となります。
残業時間の内訳:
- 記録・事務作業:2〜3時間/月
- カンファレンス・会議:1〜2時間/月
- 急な対応・引き継ぎ:2〜3時間/月
- 入退所対応:1〜2時間/月
老健ではリハビリ計画の作成や多職種カンファレンスがあるため、会議関連の時間がやや多い傾向があります。一方で、医師や看護師が常駐しているため、医療的判断を介護職が一人で抱え込む必要がなく、その分の負担は軽減されています。
施設形態別の残業時間比較
| 職種 | 月平均残業時間 |
|---|---|
| 老健・介護職員 | 約7時間 |
| 特養・介護職員 | 約8時間 |
| 有料老人ホーム | 約7時間 |
| グループホーム | 約6時間 |
| デイサービス | 約4時間 |
| 訪問介護 | 約5時間 |
| 全産業平均 | 約12時間 |
老健は入所施設の中では残業が少なめですが、通所系や訪問系と比較すると多い傾向があります。夜勤のある施設は引き継ぎ業務などで残業が発生しやすいです。
老健の年間休日数
老健の年間休日数は、平均して105〜110日程度です。4週8休(月8日休み)を基本として、夏季休暇・年末年始休暇が加わります。
休日の内訳(一般的な例):
- 4週8休(月8日):年間96日
- 夏季休暇:3〜5日
- 年末年始休暇:3〜5日
- その他(慶弔休暇など):数日
- 合計:約105〜115日
年間休日120日以上の施設は、介護業界では「休みが多い」と言われます。老健で120日以上の施設は一部ですが、探せば見つかります。
夜勤回数と夜勤手当
老健の夜勤回数は月4〜5回が一般的です。夜勤手当は1回あたり4,000〜7,000円程度で、月に16,000〜35,000円の収入アップにつながります。
夜勤手当の相場:
- 2交代制(16時間夜勤):5,000〜7,000円/回
- 3交代制(8時間夜勤):3,000〜5,000円/回
夜勤回数が多いほど収入は増えますが、体力的な負担も大きくなります。自分に合った夜勤回数の施設を選ぶことが大切です。夜勤専従で月8〜10回夜勤をする働き方もあります。
有給休暇の取得状況
老健の有給取得率は約50〜60%と、介護業界の平均的な水準です。シフト制のため、希望日に取得しにくい面もありますが、事前申請すれば取得できる施設が多いです。
有給取得のポイント:
- 1ヶ月前には希望を出す
- 繁忙期(年末年始・GW)は避ける
- 連休にしたい場合は早めに相談
- 急な取得は同僚との調整が必要
2019年4月から、年10日以上の有給がある従業員には年5日の取得が義務化されました。取得できない施設は労働基準法違反となります。
残業が発生しやすいケース
老健で残業が発生しやすいケースは以下の通りです:
- カンファレンス・会議:リハビリ計画や退所判定の会議で時間外に及ぶ
- 入退所時の対応:受け入れ準備や退所手続きで残業発生
- 急変時の対応:利用者の体調急変で退勤が遅れる
- 記録・事務作業:業務時間内に終わらず残業
- 人員不足時:欠勤者のカバーでシフト調整
- 監査・実地指導対応:行政の監査前は書類整理で残業増
他の介護施設との残業・休日比較
老健と他の介護施設を比較すると、残業時間・休日数・夜勤回数に違いがあります。転職先を検討する際の参考にしてください。
施設形態別の比較表
| 施設形態 | 月平均残業 | 夜勤 | 年間休日 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 老健 | 約7時間 | 月4〜5回 | 105〜110日 | 医療連携◎ |
| 特養 | 約8時間 | 月4〜5回 | 105〜115日 | 終身ケア |
| 有料老人ホーム | 約7時間 | 月4〜5回 | 110〜118日 | サービス重視 |
| グループホーム | 約6時間 | 月5〜6回 | 108〜115日 | 少人数ケア |
| デイサービス | 約4時間 | なし | 115〜125日 | 日勤のみ |
| 訪問介護 | 約5時間 | 基本なし | 110〜120日 | 時間の融通◎ |
老健と特養の違い
老健と特養はどちらも入所施設ですが、いくつかの違いがあります。
老健の特徴:
- 在宅復帰を目指すリハビリ重視
- 医師が常勤している
- 看護師の配置が手厚い
- 入所期間は3〜6ヶ月が目安
- 入退所の頻度が高い
- 要介護度は1〜3が中心
特養の特徴:
- 終身利用が前提
- 医師は非常勤が多い
- 重度の要介護者が多い
- 入所期間の制限なし
- 入退所の頻度は低い
- 要介護3以上が入所条件
老健は入退所が多いため、その対応業務で残業が発生しやすい面があります。一方、医療職との連携でスキルアップできるメリットがあり、リハビリに興味がある方には最適な環境です。
老健で働くメリット
- 医療知識が身につく:医師・看護師との連携で医療的な知識が習得できる。バイタルサインの見方、薬の知識、緊急時の対応などを学べます
- リハビリの知識が得られる:PT・OT・STとの連携でリハビリの基礎が学べる。利用者の機能回復を間近で見られるやりがいがあります
- 多職種連携の経験:チームケアの実践経験が積める。カンファレンスを通じて多角的な視点が身につきます
- 看取りが少ない:在宅復帰が目的のため、特養より精神的負担が軽い。利用者の回復を見られる喜びがあります
- 夜勤時に看護師がいる:医療的判断を看護師に任せられる安心感。夜間の急変時も心強いです
- キャリアアップに有利:医療知識を身につけることで、将来の選択肢が広がります
老健で働くデメリット
- 入退所の業務負担:入退所が多く、対応業務が発生しやすい。書類作成や環境整備に時間がかかります
- 会議・カンファレンスが多い:リハビリ計画の立案で会議時間が長い。時間外になることもあります
- 利用者との関係が短期間:入所期間が短く、長期的な関係構築が難しい。じっくり関わりたい方には物足りないかも
- 特養より給与が低め:処遇改善加算の関係で特養より低い傾向。ただし施設によって差があります
- 在宅復帰率のプレッシャー:施設として在宅復帰率を求められ、職員にもプレッシャーがかかることがあります
働き方で選ぶ介護施設
自分の希望に合った施設を選びましょう。
- 医療知識を身につけたい:老健、病院
- リハビリに興味がある:老健、デイケア
- 夜勤を避けたい:デイサービス、訪問介護
- 終身でケアしたい:特養、有料老人ホーム
- アットホームな環境:グループホーム
- プライベート重視:デイサービス、訪問介護
- 高収入を目指す:特養、有料老人ホーム(夜勤多め)
転職時に確認すべきポイント
老健への転職を検討する際は、以下を確認しましょう。
- 月平均残業時間と残業代の支給実態
- 年間休日数と有給取得率
- 夜勤回数と夜勤手当の金額
- 在宅復帰率(高い施設は業務負担も大きい傾向)
- 離職率と勤続年数
- 教育体制と資格取得支援
残業を減らし効率的に働く6つのポイント
老健で働く際に、残業を減らして効率的に働くためのポイントを紹介します。実践することで、ワークライフバランスを保ちながら働けます。
1. 記録は業務時間内に終わらせる
残業の大きな原因の一つが記録業務です。空き時間を活用してこまめに記録することで、勤務終了後の残業を減らせます。
- 入浴介助の合間に記録する
- 昼休憩前に午前中の記録を済ませる
- 申し送り前に重要事項をメモしておく
- 定型文やテンプレートを活用する
- タブレット端末でその場で入力する
最近は介護記録ソフトを導入している施設も増えています。転職時には記録システムの有無も確認しましょう。
2. カンファレンスの効率化を提案
老健ではリハビリ計画や在宅復帰に向けたカンファレンスが多いです。会議の時間短縮や効率化を上司に提案することで、残業削減につながります。
- 資料の事前共有で説明時間を短縮
- 議題を絞って集中的に議論
- 時間を区切って会議を進行
- 議事録はテンプレート化して効率化
- オンライン会議の活用(可能な場合)
3. 多職種との連携を密にする
医師・看護師・リハビリ職との日常的なコミュニケーションを密にすることで、情報共有がスムーズになり、無駄な確認作業が減ります。
- 申し送りノートを活用する
- 気になることはすぐに確認する
- リハビリ職と利用者の状態を共有する
- 看護師との連携で医療的判断を仰ぐ
- 支援相談員と入退所情報を共有する
日頃からコミュニケーションを取っておくことで、カンファレンスでの確認事項も減り、会議時間の短縮につながります。
4. 入退所の対応を効率化
老健は入退所が多いため、その対応業務を効率化することが重要です。
- 入所時のチェックリストを作成する
- 退所時の手順をマニュアル化する
- チームで役割分担を明確にする
- 書類は事前に準備しておく
- ベッドメイキングは分担して行う
入退所対応は施設全体で効率化に取り組むことが大切です。改善案があれば上司に提案してみましょう。
5. 夜勤明けの引き継ぎを簡潔に
夜勤明けの申し送りが長引くと、日勤者・夜勤者双方の負担になります。要点を絞った簡潔な引き継ぎを心がけましょう。
- 申し送りは重要事項のみ伝える
- 詳細は記録を確認してもらう
- 時間を決めて申し送りを終える
- 申し送りシートを活用する
- 優先度の高い情報から伝える
6. 残業の少ない施設を選ぶ
転職時には、残業の少ない施設を選ぶことも重要です。
チェックポイント:
- 月平均残業時間を面接で確認
- 介護記録システムの導入状況
- 職員の人員体制は十分か
- 有給取得率はどの程度か
- 離職率は高くないか
- 残業代は適正に支払われているか
求人票の情報だけでなく、面接時に実際の残業状況を確認しましょう。口コミサイトや転職エージェントの情報も参考になります。
老健の残業・休日に関するよくある質問
老健の残業・休日に関するよくある質問
Q. 老健は特養より残業が多いですか?
A. いいえ、老健の残業は特養よりやや少ない傾向があります(老健約7時間、特養約8時間)。ただし、カンファレンスや入退所対応で残業が発生しやすい面もあります。施設によって差があるため、転職時には実際の残業状況を確認しましょう。
Q. 老健の夜勤回数はどのくらいですか?
A. 月4〜5回が一般的です。2交代制の場合は16時間夜勤、3交代制の場合は8時間夜勤となります。夜勤手当は1回4,000〜7,000円程度です。夜勤明けの翌日は休みになるシフトが多く、連休になるというメリットもあります。
Q. 老健で土日休みは取れますか?
A. 老健は365日運営のためシフト制ですが、希望休を出せる施設が多いです。毎週土日休みは難しいですが、月に数回は土日休みを取得できることが多いです。家庭の事情がある場合は、面接時に相談してみましょう。
Q. 老健の連休は取りやすいですか?
A. 2連休までは比較的取りやすいですが、3連休以上は難しい施設が多いです。有給休暇を活用すれば長期休暇も可能ですが、繁忙期を避けて申請する必要があります。夜勤明け+休みで実質的な連休になることもあります。
Q. 老健で働くと医療知識は身につきますか?
A. はい、老健では医師・看護師が常勤しているため、医療知識を学ぶ機会が多いです。バイタルサインの見方、薬の知識、医療的ケアの基礎などが身につきます。将来的に医療機関への転職を考えている方にもおすすめです。
Q. 老健はリハビリの知識も身につきますか?
A. はい、老健にはPT・OT・STなどのリハビリ職が配置されています。リハビリの補助業務を通じて、機能訓練の基礎知識が習得できます。利用者の状態改善を間近で見られるやりがいもあります。
Q. 老健の有給取得率はどのくらいですか?
A. 老健の有給取得率は約50〜60%です。シフト制のため希望日に取りにくい面もありますが、事前に申請すれば取得できる施設がほとんどです。2019年から年5日の取得が義務化されています。
Q. 老健のサービス残業はありますか?
A. 残念ながら、一部の施設ではサービス残業が問題になっています。転職時には残業代の支給実態を確認し、適正に支払われる施設を選びましょう。労働基準法では、残業代の不払いは違法です。タイムカードの打刻ルールなども確認しておくと安心です。
Q. 老健と特養、どちらがおすすめですか?
A. 目的によって異なります。医療知識を身につけたい・リハビリに興味があるなら老健、利用者と長期的に関わりたいなら特養がおすすめです。給与面では特養がやや高い傾向がありますが、老健の方が残業が少ない傾向があります。
Q. 老健は未経験でも働けますか?
A. はい、未経験でも働けます。老健は医療職が多いため、介護技術や医療知識を学びやすい環境です。ただし、多職種連携が求められるため、コミュニケーション能力は重要です。研修制度が充実している施設を選ぶと安心です。
Q. 老健の人間関係はどうですか?
A. 老健は多職種が働く職場のため、人間関係が複雑になりやすい面があります。一方で、チームケアが基本なので、協力し合える環境も多いです。施設によって雰囲気が異なるため、見学や面接で確認することをおすすめします。
まとめ
老健(介護老人保健施設)の残業・休日について詳しく解説してきました。最後にポイントをまとめます。
老健の残業・休日の特徴
- 月平均残業時間は約7時間で、特養よりやや少なめ
- 年間休日は105〜110日程度、4週8休が一般的
- 夜勤は月4〜5回、手当は1回4,000〜7,000円
- 有給取得率は約50〜60%
- カンファレンスや入退所対応で残業が発生しやすい
- 医師・看護師が常勤しており夜勤時も安心
老健が向いている人
- 医療知識を身につけたい人
- リハビリテーションに興味がある人
- 多職種連携でスキルアップしたい人
- 在宅復帰支援に携わりたい人
- 看取りが少ない環境で働きたい人
- 将来的に医療機関で働くことを視野に入れている人
残業を減らすポイント
- 記録は業務時間内に終わらせる
- カンファレンスの効率化を提案する
- 多職種との連携を密にする
- 入退所の対応を効率化する
- 残業の少ない施設を選ぶ
老健は、医療と介護の両面を学べる貴重な職場です。残業時間は入所施設の中では平均的ですが、医師・看護師・リハビリ職との連携でスキルアップできるメリットがあります。在宅復帰を目指す利用者の回復を間近で見られるやりがいも大きな魅力です。
転職を検討している方は、残業時間や休日数だけでなく、多職種連携の体制や教育制度なども確認して、自分に合った施設を選びましょう。見学や面接で実際の雰囲気を確認することをおすすめします。
介護の仕事に興味があるけれど、自分に向いているかわからないという方は、ぜひ働き方診断をお試しください。あなたに合った介護の働き方が見つかります。
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老健(介護老人保健施設)の介護職は、入所者のリハビリ支援と在宅復帰に向けたケアを行います。ここでは、代表的なシフトごとの1日の流れを紹介します。
早番(7:00〜16:00)の1日
| 時間 | 業務内容 |
|---|---|
| 7:00 | 出勤・夜勤者からの申し送り確認 |
| 7:30 | 起床介助・着替え・排泄介助 |
| 8:00 | 朝食準備・配膳・食事介助 |
| 9:00 | 口腔ケア・バイタル測定・排泄介助 |
| 9:30 | リハビリへの送り出し・見守り |
| 10:30 | 入浴介助(午前入浴の方) |
| 12:00 | 昼食準備・配膳・食事介助 |
| 13:00 | 口腔ケア・休憩 |
| 14:00 | リハビリ補助・レクリエーション |
| 15:00 | おやつ提供・水分補給 |
| 15:30 | 介護記録の作成・遅番への申し送り |
| 16:00 | 退勤 |
日勤(9:00〜18:00)の1日
| 時間 | 業務内容 |
|---|---|
| 9:00 | 出勤・申し送り確認・カンファレンス |
| 9:30 | リハビリ送迎・入浴介助 |
| 11:00 | 排泄介助・居室整備 |
| 12:00 | 昼食準備・配膳・食事介助 |
| 13:00 | 口腔ケア・休憩 |
| 14:00 | レクリエーション・機能訓練補助 |
| 15:00 | おやつ提供・カンファレンス参加 |
| 16:00 | 入浴介助(午後入浴の方) |
| 17:00 | 介護記録・多職種への情報共有 |
| 17:30 | 夜勤者への申し送り |
| 18:00 | 退勤 |
夜勤(17:00〜翌10:00)の1日
| 時間 | 業務内容 |
|---|---|
| 17:00 | 出勤・日勤者からの申し送り |
| 18:00 | 夕食準備・配膳・食事介助 |
| 19:00 | 口腔ケア・排泄介助 |
| 20:00 | 就寝介助・着替え |
| 21:00 | 消灯・巡回開始 |
| 0:00 | 体位変換・おむつ交換(2〜3時間おき) |
| 5:00 | 起床準備 |
| 6:00 | 起床介助・着替え・排泄介助 |
| 7:00 | 朝食準備・配膳・食事介助 |
| 8:00 | 口腔ケア・排泄介助 |
| 9:00 | 介護記録の作成 |
| 9:30 | 日勤者への申し送り |
| 10:00 | 退勤 |
老健ならではの業務の特徴
- リハビリ連携:理学療法士・作業療法士との情報共有が重要
- カンファレンス参加:入所者の在宅復帰計画を多職種で検討
- 医療的ケア:看護師との連携のもと、服薬管理や体調管理をサポート
- 在宅復帰支援:家族への介護指導や退所後の生活準備
老健で働くメリット・デメリット
老健(介護老人保健施設)での就職を検討している方に向けて、メリットとデメリットを詳しく解説します。
老健で働く4つのメリット
1. 給与水準が高い
老健の介護職員の平均月給は約35.6万円で、介護施設の中でも高水準です。
| 施設タイプ | 平均月給 |
|---|---|
| 特養 | 361,860円 |
| 老健 | 355,990円 |
| グループホーム | 302,010円 |
| デイサービス | 294,440円 |
※出典:厚生労働省「令和5年度介護従事者処遇状況等調査」
2. 医療知識・スキルが身につく
老健には医師が常勤し、看護師も24時間体制で配置されています。医療と介護の連携を学べる環境で、医療的ケアの知識も身につきます。将来、医療系の施設で働きたい方にも役立つ経験が積めます。
3. リハビリ専門職から学べる
老健には理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)が常駐。リハビリの視点を持った介護を学べるため、入所者の自立支援に向けたケアスキルが向上します。
4. 入所者の回復を実感できる
老健は在宅復帰を目指す施設。入所者がリハビリを通じて回復し、自宅に戻っていく姿を見届けられるのは、老健ならではのやりがいです。
老健で働く3つのデメリット
1. 入所者の入れ替わりが多い
老健の平均入所期間は約3〜6ヶ月。特養と比べて入所者の入れ替わりが頻繁なため、一人ひとりとじっくり関わりたい方には物足りなく感じることも。その分、多くの方のケアを経験できるメリットもあります。
2. 多職種連携の調整が必要
医師・看護師・リハビリ職・相談員・栄養士など、多職種との情報共有やカンファレンスへの参加が求められます。チームワークは必須ですが、コミュニケーションの負担を感じる方もいます。
3. 夜勤がある
老健も入所施設のため夜勤シフトがあります。生活リズムの調整が必要ですが、夜勤手当で収入を増やせるメリットもあります。
老健に向いている人
- 医療知識を身につけたい方
- リハビリに興味がある方
- 入所者の回復・在宅復帰をサポートしたい方
- 多職種連携のチームケアに興味がある方
- 様々な症状・状態の方のケアを経験したい方
老健は医療と介護の橋渡しを学べる職場です。スキルアップを目指す方、将来のキャリアの幅を広げたい方に最適な環境といえます。
のの働き方
のでは、様々な働き方が可能です。
勤務形態の選択肢
- 日勤のみ:の中には日勤帯のみで働ける施設もあります
- シフト制:早番・日勤・遅番・夜勤のローテーションが基本
- パート・アルバイト:週2〜3日から働ける柔軟な雇用形態
で働く環境
エリアのでは、資格取得支援制度や研修制度が充実している施設が多くあります。での経験を積みながら、キャリアアップを目指すことができます。
このトピックの基本ページ

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