
老健(介護老人保健施設)介護職員の1日の流れ
老健で働く介護職員の1日のスケジュールを日勤・夜勤別に詳しく解説。リハビリ支援や医療連携など老健ならではの業務も紹介します。
「老健で働くと1日どんなスケジュールで過ごすの?」「夜勤はどのくらい忙しい?」老健(介護老人保健施設)への転職を考えている方にとって、具体的な1日の流れは重要な判断材料です。
老健は在宅復帰を目指すリハビリ施設として、特養やグループホームとは異なる特徴があります。医療スタッフが常駐し、リハビリ専門職と連携しながら介護を行うため、業務内容も独特です。
この記事では、老健で働く介護職の1日の流れを、早番・日勤・遅番・夜勤のシフト別に詳しく解説します。他施設との違いや向いている人の特徴まで、転職前に知っておきたい情報を網羅しています。
老健(介護老人保健施設)とは
老健(介護老人保健施設)は、病院での治療を終えた高齢者が在宅復帰を目指してリハビリを行う施設です。要介護1以上の65歳以上の方が入所対象で、入所期間は原則3〜6ヶ月と比較的短期間です。全国に約4,300施設あり、約37万人が入所しています。
老健の主な特徴:
- 医療体制が充実:医師が常勤し、看護師も24時間体制。医療的ケアが必要な方も受け入れ可能です。インスリン注射や胃ろう、喀痰吸引が必要な方も多く入所しています
- リハビリに注力:理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)が在籍し、週2回以上のリハビリを実施。個別リハビリに加え、集団リハビリも行われます
- 在宅復帰が目標:入所期間中に身体機能を回復させ、自宅での生活を目指します。在宅復帰率は施設によって異なりますが、平均50%程度です
- 人員配置基準が明確:入所者100名あたり医師1名以上、看護・介護職員34名以上、リハビリ専門職1名以上など、法令で定められています
- 介護保険施設:特養と同様に介護保険が適用され、利用者負担は原則1〜3割です。食費・居住費は別途かかります
老健の種類:
老健には在宅復帰率によって報酬区分が分かれています。在宅復帰・在宅療養支援機能加算を取得している「超強化型」「在宅強化型」は、より積極的に在宅復帰を推進しています。施設選びの際は、この区分を確認すると施設の特色がわかります。
特養との違い:
特養が「終の棲家」として長期入所を前提としているのに対し、老健は「中間施設」として病院と自宅をつなぐ役割を担っています。そのため、入所者の入れ替わりが比較的多く、新しい利用者への対応スキルが求められます。待機者が多い特養と比べ、老健は比較的入所しやすいのも特徴です。
老健の介護職の主な仕事内容
老健で働く介護職の仕事は、他の介護施設と共通する部分も多いですが、リハビリ支援や多職種連携という点で特徴があります。
1. 身体介護
老健での身体介護は、利用者の自立支援を意識した関わりが求められます。
- 食事介助:嚥下機能に配慮した食事の提供、食事中の見守り。STの指導に基づき、とろみの程度や食事姿勢を調整します。自力摂取を促しながら、必要に応じて介助を行います
- 入浴介助:一般浴・機械浴・個浴での入浴支援。リハビリの進捗に合わせて、入浴方法を段階的に変えていくことも。皮膚状態の観察も重要な役割です
- 排泄介助:トイレ誘導、おむつ交換、排泄記録。自力排泄への移行を目指し、PTと連携して歩行訓練を行うこともあります
- 移乗・移動介助:車椅子やベッドへの移乗、歩行の見守り。リハビリで習得した動作を日常生活で実践できるようサポートします
2. 生活支援
- 居室の清掃・ベッドメイキング(週2〜3回程度)
- 洗濯物の管理(家族への引き渡し含む)
- レクリエーションの企画・実施(季節行事、脳トレ、体操など)
- 買い物代行や金銭管理の補助
- 外出支援(通院同行など)
3. リハビリ支援(老健特有)
老健の介護職に求められる重要な役割がリハビリ支援です。専門職が行うリハビリとは別に、日常生活の中でリハビリ効果を維持・向上させる関わりを行います。
- 生活リハビリの実践:リハビリ専門職が作成したプログラムを日常生活に応用。着替えや食事動作など、できることは自分でやってもらう支援
- 歩行訓練の見守り:廊下での歩行練習の付き添い、転倒リスクの観察
- 関節可動域の維持:日常的なストレッチや体位変換時の関節運動
- 進捗の観察・報告:「今日は○○ができた」「△△に時間がかかった」などの情報をリハビリ職に共有
4. 多職種連携
老健は多職種チームでのケアが基本です。介護職は日常生活を最も近くで見ているため、他職種への情報提供者としての役割が大きいです。
- 医師・看護師への報告:バイタル変化、表情や食欲の変化、異常の早期発見
- PT・OT・STとの連携:リハビリ効果の日常生活での発揮状況、困難な動作の報告
- ケアカンファレンスへの参加:週1回程度のカンファレンスで、介護職の視点から情報提供
- 家族対応:面会時の様子説明、在宅復帰に向けた介護指導の補助
- ケアマネジャーとの連携:在宅復帰後のサービス調整に向けた情報提供
老健では、入所者の身体機能が日々変化するため、「昨日できなかったことが今日できる」という場面も多くあります。回復の過程に関われることが、老健で働く大きなやりがいの一つです。
【早番】老健の1日の流れ(7:00〜16:00)
早番は1日の始まりを担当し、起床介助から午前中の活動までをメインで行います。
| 時間 | 業務内容 |
|---|---|
| 7:00 | 出勤・夜勤者からの申し送り |
| 7:15 | 起床介助(着替え、洗面、整容) |
| 8:00 | 朝食の配膳・食事介助 |
| 8:45 | 下膳・口腔ケア・服薬確認 |
| 9:30 | 排泄介助・おむつ交換 |
| 10:00 | 入浴介助(午前の入浴者) |
| 11:30 | 昼食準備・配膳 |
| 12:00 | 昼食介助 |
| 12:45 | 下膳・口腔ケア |
| 13:00 | 休憩(1時間) |
| 14:00 | レクリエーション補助・リハビリ見守り |
| 15:00 | おやつの提供・水分補給 |
| 15:30 | 記録作成・遅番への申し送り準備 |
| 16:00 | 遅番へ申し送り・退勤 |
早番のポイント:朝の起床介助は時間との勝負です。複数の入所者を順番に対応するため、効率的な動きが求められます。また、夜間の状態変化を夜勤者から正確に引き継ぎ、日勤帯のスタッフに共有することも重要な役割です。
【日勤】老健の1日の流れ(9:00〜18:00)
日勤は施設の中心的な活動時間帯を担当し、リハビリや多職種との連携が多いシフトです。
| 時間 | 業務内容 |
|---|---|
| 9:00 | 出勤・早番からの申し送り |
| 9:15 | バイタルチェック(体温、血圧、脈拍) |
| 9:30 | リハビリ送迎・見守り |
| 10:00 | 入浴介助・清拭 |
| 11:00 | 排泄介助・体位変換 |
| 11:30 | 昼食準備・配膳 |
| 12:00 | 昼食介助 |
| 12:45 | 休憩(1時間) |
| 13:45 | 午後のリハビリ送迎・見守り |
| 14:30 | レクリエーション活動 |
| 15:00 | おやつ提供・水分補給 |
| 15:30 | カンファレンス参加(週1回程度) |
| 16:00 | 排泄介助・居室整備 |
| 17:00 | 夕食準備・配膳 |
| 17:30 | 記録作成・遅番への申し送り |
| 18:00 | 退勤 |
日勤のポイント:リハビリ専門職との連携が最も多い時間帯です。PT・OT・STからの申し送りを受けて、日常生活の中でリハビリ効果を維持できるようサポートします。また、医師の回診や家族面会への対応も日勤の重要な業務です。
【遅番】老健の1日の流れ(11:00〜20:00)
遅番は午後から夜にかけての活動を担当し、夕食介助から就寝準備までを行います。
| 時間 | 業務内容 |
|---|---|
| 11:00 | 出勤・日勤者からの申し送り |
| 11:30 | 昼食準備・配膳補助 |
| 12:00 | 昼食介助 |
| 12:45 | 下膳・口腔ケア |
| 13:30 | 休憩(1時間) |
| 14:30 | 入浴介助(午後の入浴者) |
| 15:00 | おやつ提供・レクリエーション |
| 16:00 | 排泄介助・体位変換 |
| 17:00 | 夕食準備・配膳 |
| 17:30 | 夕食介助 |
| 18:15 | 下膳・口腔ケア・服薬確認 |
| 19:00 | 就寝準備(着替え、トイレ誘導) |
| 19:30 | 記録作成・夜勤者への申し送り準備 |
| 20:00 | 夜勤者へ申し送り・退勤 |
遅番のポイント:入所者が1日の疲れを感じやすい時間帯のため、穏やかな対応を心がけます。就寝前の排泄介助は夜間の睡眠の質に直結するため、丁寧な確認が必要です。夜勤者への申し送りでは、日中の様子や体調変化を漏れなく伝えることが重要です。
【夜勤】老健の1日の流れ(16:30〜翌9:30)
夜勤は16時間または17時間の長時間勤務で、夜間の見守りと早朝の起床介助を担当します。老健は医療体制が充実しているため、看護師と連携しながら夜勤を行います。
| 時間 | 業務内容 |
|---|---|
| 16:30 | 出勤・遅番からの申し送り |
| 17:00 | 夕食準備補助・配膳 |
| 17:30 | 夕食介助 |
| 18:15 | 下膳・口腔ケア・服薬確認 |
| 19:00 | 就寝準備(更衣、トイレ誘導) |
| 20:00 | 消灯・巡視開始 |
| 21:00 | 仮眠(2〜3時間程度)※施設による |
| 0:00 | 巡視・おむつ交換・体位変換 |
| 3:00 | 巡視・おむつ交換 |
| 5:00 | 起床準備・記録確認 |
| 6:00 | 起床介助開始(早起きの方から順次) |
| 7:00 | 早番へ申し送り |
| 8:00 | 朝食介助補助 |
| 9:00 | 記録作成・退勤準備 |
| 9:30 | 退勤 |
夜勤のポイント:老健は看護師が夜間も常駐しているため、体調急変時にすぐ相談できる安心感があります。ただし、入所者の入れ替わりが多いため、新規入所者の状態把握には特に注意が必要です。巡視の際は、呼吸状態や表情の変化を見逃さないよう注意深く観察します。
老健と他施設の1日の流れの違い
老健の1日の流れは、特養やグループホームとは異なる特徴があります。施設選びの参考に、主な違いを比較してみましょう。
| 項目 | 老健 | 特養 | グループホーム |
|---|---|---|---|
| 入所期間 | 3〜6ヶ月 | 終身 | 終身 |
| リハビリ | 毎日あり(専門職常駐) | 機能訓練指導員 | 生活リハビリ中心 |
| 医療体制 | 医師常勤・看護師24時間 | 看護師日勤のみが多い | 看護師なしも多い |
| 入所者の状態 | 回復期・比較的軽度 | 重度が多い | 認知症専門 |
| 業務の特徴 | 多職種連携が多い | 介護業務中心 | 家庭的な支援 |
| 夜勤体制 | 看護師常駐 | 介護職のみが多い | 介護職1人が多い |
| 書類作成 | 多い | 普通 | 少なめ |
老健ならではの1日の流れの特徴:
- リハビリ時間が組み込まれている:1日のスケジュールにリハビリ時間が明確に設定されており、その間の送迎や見守りが業務に含まれます
- カンファレンスが多い:在宅復帰に向けて、医師・看護師・リハビリ職・ケアマネ・介護職が頻繁に情報共有を行います。週1回の定例カンファレンスに加え、退所前カンファレンスなども開催されます
- 入退所の手続きが頻繁:3ヶ月ごとに入所判定会議があり、入れ替わりが多いです。新規入所者への対応(情報収集、ケアプラン確認)が日常的に発生します
- 家族との関わりが密:在宅復帰に向けて、家族への介護指導や相談対応が多くなります。面会時に自宅での介護方法を説明することも
- 急変時の対応が明確:医師・看護師が常駐しているため、介護職は状態変化を報告し、指示を受けて対応します。判断負担は比較的軽いです
特養との業務量の違い:
特養は入所者の重度化が進んでおり、身体介護の負担が大きい傾向があります。一方、老健は比較的ADLが高い入所者が多く、身体的な負担は軽めです。ただし、多職種連携や書類作成の負担は老健の方が大きくなります。
グループホームとの違い:
グループホームは9名程度の少人数で家庭的な雰囲気を大切にします。老健は100名規模の入所者がいることが多く、業務の効率化やチームワークが重視されます。
老健で働くメリット・デメリット
【メリット】
1. 医療知識が身につく
医師・看護師との連携が日常的にあるため、医療的な視点での介護を自然と学べます。バイタルサインの見方、疾患の特徴、服薬管理の知識など、他の施設では得にくい経験が積めます。将来、病院の介護職や訪問看護ステーションへの転職にも有利です。
2. リハビリの知識が得られる
PT・OT・STから専門的なアドバイスを受けられます。正しい介助方法、自立支援の考え方、リハビリテーションの基礎知識など、介護の質を高めるスキルが身につきます。生活リハビリの実践力は、どの施設でも活かせる強みになります。
3. 回復の喜びを共有できる
「歩けるようになった」「自宅に帰れる」といった入所者の回復に立ち会えます。自分の介護が回復につながっている実感を得やすく、モチベーション維持につながります。退所時に「ありがとう」と言われる機会も多いです。
4. 夜勤の安心感
看護師が24時間常駐しているため、急変時にすぐ相談できます。特養やグループホームの夜勤と比べて、医療面での判断を一人で抱え込む必要がありません。介護職としては判断負担が軽く、精神的なストレスが軽減されます。
5. 給与水準が高め
医療法人運営が多く、特養やグループホームより給与が高い傾向があります。夜勤手当も充実しており、福利厚生も整っていることが多いです。介護福祉士で年収350〜420万円程度が期待できます。
6. キャリアアップしやすい
多様な経験を積めるため、将来的に管理職、ケアマネジャー、相談員などへのキャリアパスが開けています。医療法人グループ内での異動も可能で、様々な職場を経験できます。
【デメリット】
1. 入れ替わりが多く、覚えることが多い
新規入所者が頻繁にあり、情報把握に労力がかかります。入所者一人ひとりの既往歴、ADL、リハビリプログラム、家族状況などを短期間で把握する必要があります。記憶力と情報整理能力が求められます。
2. 書類作成が多い
カンファレンス資料、在宅復帰に向けた記録、多職種への申し送り書類など、事務作業が多めです。パソコン入力が苦手な方には負担に感じることも。記録に時間を取られ、残業が発生することもあります。
3. 多職種連携のプレッシャー
医師、看護師、PT、OT、ST、ケアマネなど様々な専門職と連携するため、コミュニケーション能力が求められます。専門用語が飛び交うカンファレンスで発言することに緊張感を覚える人も。
4. 看取りの経験が少ない
在宅復帰が目標のため、ターミナルケアの経験は積みにくいです。看取り介護に興味がある方は、特養や有料老人ホームの方が適しています。
5. 入所者との関係構築が難しい
短期間で退所するため、深い信頼関係を築く時間が限られます。じっくり一人の利用者と向き合いたい方には物足りなさを感じることも。
老健で働くのに向いている人
老健の特徴を踏まえ、以下のような方に向いています。
老健に向いている人:
- 医療に興味がある人:医師・看護師と日常的に連携するため、医療知識を身につけたい方に最適です。将来、病院や訪問看護への転職を考えている方にも良い経験になります
- チームで働くのが好きな人:多職種連携が基本のため、コミュニケーションを取りながら働くのが得意な方に向いています。一人で黙々と作業するより、チームで目標に向かうのが好きな方
- 変化のある仕事がしたい人:入所者の入れ替わりが多く、ルーティンワークより変化を好む方に合っています。新しい入所者への対応にやりがいを感じられる方
- リハビリに関心がある人:PT・OT・STと連携し、リハビリ支援に携わりたい方におすすめです。入所者の回復をサポートする喜びを感じたい方
- キャリアアップを目指す人:多様な経験を積めるため、将来的に管理職やケアマネ、相談員を目指す方にも良い経験になります
- 夜勤に不安がある人:看護師が常駐しているため、夜勤の医療面での判断に不安がある方でも働きやすいです
- 学ぶ意欲が高い人:カンファレンスや研修の機会が多いため、常に新しい知識を吸収したい向上心のある方に向いています
向いていないかもしれない人:
- 一人の利用者と長期的な関係を築きたい方:入所期間が短いため、じっくり信頼関係を構築したい方には物足りないかもしれません
- 変化よりも安定した業務を好む方:入所者の入れ替わりや状態変化が多く、ルーティン業務を好む方にはストレスになることも
- 多職種との連携よりも介護業務に専念したい方:カンファレンスや書類作成が多いため、純粋に介護だけをしたい方には不向きです
- 看取りに携わりたい方:在宅復帰が目標のため、ターミナルケアの経験を積みたい方は他施設の方が適しています
- パソコン作業が苦手な方:記録や書類作成が多いため、パソコン入力に抵抗がある方には負担に感じることがあります
老健の1日の流れに関するよくある質問
Q. 老健の夜勤は何人体制ですか?
A. 施設の規模によりますが、入所者100名規模で介護職2〜3名+看護師1名が一般的です。看護師が常駐しているため、医療面での判断は看護師に相談できます。特養やグループホームに比べて、夜勤の精神的負担は軽減されています。
Q. 老健は残業が多いですか?
A. 施設によりますが、カンファレンスや記録作成で残業が発生することがあります。ただし、シフト制でしっかり引き継ぎを行う施設では、定時退勤できることも多いです。月の残業時間は5〜15時間程度が一般的です。
Q. 未経験でも老健で働けますか?
A. 働けます。むしろ、医療スタッフが常駐しているため、未経験者にとっては相談しやすい環境です。先輩職員によるOJTに加え、看護師やリハビリ職から専門的なアドバイスを受けられます。ただし、多職種連携のため、コミュニケーション能力は求められます。
Q. 老健と特養、どちらが働きやすいですか?
A. 一概には言えませんが、以下の傾向があります。医療的なサポートがある安心感を求めるなら老健、じっくり入所者と向き合いたいなら特養が向いています。身体的な負担は老健の方が軽め、書類作成などの事務負担は老健の方が多いです。
Q. 老健ではどんな資格が活かせますか?
A. 介護福祉士はもちろん、介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)修了者も歓迎されます。医療的ケア(喀痰吸引等)の研修を受けていると、より重宝されます。ケアマネジャー資格があれば、将来的に相談員へのキャリアアップも可能です。
Q. 老健の給料は他の施設と比べてどうですか?
A. 老健は医療法人が運営していることが多く、給与水準は比較的高めです。介護福祉士で月給22〜28万円程度、夜勤手当は1回5,000〜8,000円が相場です。賞与も年2回、計3〜4ヶ月分支給される施設が多いです。
Q. 老健の夜勤は仮眠時間がありますか?
A. 多くの施設で2〜3時間程度の仮眠時間が設けられています。ただし、急変対応や巡視で仮眠が取れないこともあります。16時間夜勤の場合、法定の休憩時間(1時間以上)と別に仮眠時間が設定されていることが一般的です。
Q. 老健で働いた経験は転職に有利ですか?
A. 非常に有利です。老健では多職種連携、医療知識、リハビリ支援など幅広い経験が積めるため、他の介護施設はもちろん、病院の介護職や在宅サービスへの転職にも強みになります。特に医療法人グループ内での異動やキャリアアップにつながりやすいです。
まとめ
老健(介護老人保健施設)は、在宅復帰を目指すリハビリ施設として、他の介護施設とは異なる特徴があります。医師が常勤し、看護師が24時間体制で勤務しているため、医療面での安心感があります。全国に約4,300施設あり、介護施設の中でも重要な位置づけとなっています。
1日の流れは、早番・日勤・遅番・夜勤の4シフト制が基本です。早番は起床介助から午前の活動、日勤はリハビリ連携とカンファレンス、遅番は夕食から就寝準備、夜勤は夜間の見守りと早朝の起床介助を担当します。特に日勤帯は、リハビリ専門職との連携やカンファレンス参加が多く、多職種チームの一員として働く実感が得られます。
老健で働くメリットは、医療・リハビリの知識が身につくこと、入所者の回復に立ち会えること、夜勤時に看護師がいる安心感などです。給与水準も比較的高めで、キャリアアップの機会も豊富です。一方で、入所者の入れ替わりが多く、書類作成や多職種連携のプレッシャーがある点は理解しておく必要があります。
医療に興味がある方、チームで働くのが好きな方、変化のある仕事を求める方には、老健は魅力的な職場です。未経験からでも、医療スタッフのサポートを受けながらスキルアップできる環境が整っています。この記事を参考に、自分に合った介護施設を見つけてください。
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のの働き方
のでは、様々な働き方が可能です。
勤務形態の選択肢
- 日勤のみ:の中には日勤帯のみで働ける施設もあります
- シフト制:早番・日勤・遅番・夜勤のローテーションが基本
- パート・アルバイト:週2〜3日から働ける柔軟な雇用形態
で働く環境
エリアのでは、資格取得支援制度や研修制度が充実している施設が多くあります。での経験を積みながら、キャリアアップを目指すことができます。
のでキャリアを築く
での仕事をしながらキャリアを築くための情報をご紹介します。
キャリアアップの道筋
- 資格取得:初任者研修 → 実務者研修 → 介護福祉士と段階的にステップアップ
- 役職への昇進:でリーダー・主任・管理者として施設運営に携わる
- 専門性の深化:ならではのケア技術を極める
長く働ける環境
の多くのでは、産休・育休制度や時短勤務制度が整備されており、ライフステージに合わせた働き方が可能です。
このトピックの基本ページ

老健(介護老人保健施設)の仕事内容を徹底解説|リハビリ連携から給料まで
老健で働く介護職の仕事内容を詳しく解説。リハビリ職との連携、医療ケア、1日のスケジュールから給料、メリット・デメリットまで。在宅復帰を支援する老健の魅力とは。
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