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老健(介護老人保健施設)の仕事内容を徹底解説

老健(介護老人保健施設)の仕事内容を徹底解説

老健で働く介護職の仕事内容を詳しく解説。リハビリ職との連携、医療ケア、1日のスケジュールから給料、メリット・デメリットまで。在宅復帰を支援する老健の魅力とは。

介護老人保健施設(老健)とは

介護老人保健施設(老健)とはのイラスト

介護老人保健施設(老健)は、在宅復帰を目指す高齢者のためのリハビリテーション施設です。病院を退院した後、すぐに自宅に戻ることが難しい方が、リハビリを受けながら在宅生活に向けた準備をする「中間施設」としての役割を担っています。

医師や看護師が常駐し、医療ケアとリハビリテーションを一体的に提供できるのが大きな特徴です。介護職として働く上で、医療やリハビリの知識が身につく魅力的な職場環境です。

老健の入所条件

  • 要介護1〜5の認定を受けている方
  • 病状が安定しており、入院治療の必要がない方
  • リハビリテーションを必要としている方
  • 在宅復帰を目指している方

特養(特別養護老人ホーム)は要介護3以上が条件ですが、老健は要介護1から入所可能です。比較的軽度の方も多いため、介護職員の身体的負担は特養より軽めです。

老健の入所期間

老健の入所期間は原則3〜6ヶ月とされています。在宅復帰を目指す施設のため、特養のような「終身利用」は想定されていません。ただし、実際には長期入所となるケースも増えており、平均入所期間は約300日(約10ヶ月)となっています。

老健と他施設の違い

比較項目老健特養病院
目的在宅復帰・リハビリ終身利用・生活の場治療
入所期間3〜6ヶ月(原則)終身治療完了まで
医師常勤(1名以上)非常勤可常勤(多数)
看護師24時間体制日中のみも可24時間体制
リハビリ週2回以上(必須)機能訓練(任意)集中的リハビリ
入所条件要介護1〜5要介護3〜5医療必要度による
費用(月額)10〜20万円8〜15万円医療保険適用

老健の種類(5類型)

老健は在宅復帰率や在宅療養支援機能によって5つの類型に分けられます。類型によって介護報酬が異なり、職員の給与にも影響します。

類型在宅復帰率特徴
超強化型50%以上最も手厚い体制、介護報酬が高い
在宅強化型30%以上在宅復帰に積極的
加算型-在宅復帰機能が一定基準以上
基本型-標準的な老健
その他型-上記に該当しない老健

転職先を選ぶ際は、「超強化型」や「在宅強化型」の老健がおすすめです。スタッフ体制が充実しており、給与水準も高い傾向にあります。

老健の施設数と働く人

全国の老健施設数は約4,300施設(2023年時点)。約10万人の介護職員が老健で働いています。

老健の仕事内容|介護職員の具体的な業務

老健での仕事内容のイラスト

老健で働く介護職員の仕事は、身体介護、リハビリ支援、医療ケア補助、レクリエーションが中心です。在宅復帰という明確な目標に向けて、多職種と連携しながらケアを行います。

身体介護

老健でも他の介護施設と同様に、入所者の身体介護が基本業務です。

主な身体介護業務

業務内容老健の特徴
食事介助配膳、食事の介助、嚥下状態の観察嚥下機能のリハビリと連動
入浴介助一般浴・機械浴での入浴サポートADL評価を意識した介助
排泄介助トイレ誘導、おむつ交換自立に向けた排泄訓練
移乗・移動介助車椅子⇔ベッド、リハビリ室への移動歩行訓練を意識した介助
更衣介助着替えのサポート残存機能を活かした介助
体位変換褥瘡予防のための姿勢変換2〜3時間ごとに実施

老健の特徴として、できることは自分でやってもらう「自立支援」の視点が重要です。在宅復帰に向けて、入所者の残存機能を活かしたケアを心がけます。「やってあげる介護」ではなく「見守りながら支える介護」が求められます。

リハビリ支援・多職種連携

老健の最大の特徴はリハビリテーションです。介護職員は直接リハビリを行うわけではありませんが、以下の形で深く連携します。

介護職員とリハビリ職の連携

  • リハビリへの誘導・送迎:入所者をリハビリ室へ案内、モチベーション維持
  • 日常生活リハビリ(生活リハビリ):歩行訓練、着替え、食事動作の見守り
  • カンファレンスでの情報共有:日々の状態変化を報告
  • リハビリ効果の観察:「歩けるようになった」などの変化を記録
  • リハビリ計画への参加:介護職の視点からの意見を伝える

老健では理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などのリハビリ専門職と日常的に連携します。リハビリ職から「この方は歩行訓練中なので、できるだけ歩いてもらってください」などの指示を受け、日常生活の中でリハビリの成果を定着させる役割を担います。

医療ケア補助

老健には医師・看護師が常駐しているため、医療ケアの補助も介護職員の仕事に含まれます。

業務内容注意点
バイタルチェック体温、血圧、脈拍、SpO2の測定異常値は即座に看護師へ報告
服薬管理薬の配布、服薬確認投薬自体は看護師が行う
経管栄養の準備看護師の指示のもと補助実施は看護師または研修修了者
医療機器の確認酸素ボンベ、吸引器の確認異常は看護師へ報告
体調変化の報告発熱、意識レベル、食欲の変化些細な変化も報告する

老健は医療スタッフが常駐しているため、介護職員が「自分で判断しなければ」というプレッシャーは少なめです。困ったときはすぐに看護師に相談できる環境が整っています。

レクリエーション

老健でもレクリエーションは実施されますが、機能回復・維持を目的とした内容が中心です。

  • 集団体操:身体機能の維持・向上(毎日実施が多い)
  • 脳トレ・クイズ:認知機能の維持
  • 創作活動:手指の機能訓練を兼ねて(折り紙、塗り絵など)
  • 歌・音楽療法:嚥下機能・呼吸機能の維持
  • 季節行事:生活のリズム・意欲の向上

在宅復帰支援

老健ならではの業務として、在宅復帰に向けた支援があります。

  • 入所者の在宅生活をイメージしたケア
  • ご家族への介護指導の補助
  • 退所後の生活に向けた情報共有
  • 外出・外泊訓練のサポート
  • 退所後のフォローアップ(通所リハビリ等への引き継ぎ)

老健で働く介護職員の1日の流れ

老健は24時間体制のため、シフト制勤務が基本です。早番・日勤・遅番・夜勤の4パターンが一般的です。それぞれのスケジュール例を紹介します。

早番のスケジュール例(7:00〜16:00)

時間業務内容
7:00出勤、夜勤者からの申し送り
7:30朝食準備、食堂への誘導開始
8:00朝食介助、服薬確認、口腔ケア
9:00排泄介助、着替え介助
9:30バイタルチェック、リハビリ誘導
10:00入浴介助(午前の部)
11:30昼食準備、食堂への誘導
12:00休憩(1時間)
13:00昼食後の口腔ケア確認、記録作成
14:00リハビリ誘導、レクリエーション補助
15:00おやつ提供、水分補給介助
15:30日勤・遅番への申し送り
16:00退勤

日勤のスケジュール例(8:30〜17:30)

時間業務内容
8:30出勤、夜勤・早番からの申し送り、カンファレンス
9:00排泄介助、入所者の状態確認
9:30リハビリへの誘導、入浴介助
11:30昼食準備、食堂への誘導
12:00昼食介助、服薬確認、口腔ケア
13:00休憩(1時間)
14:00リハビリへの誘導、入浴介助(午後の部)
15:00レクリエーション、おやつ提供
16:00排泄介助、記録作成
17:00遅番・夜勤への申し送り
17:30退勤

遅番のスケジュール例(11:00〜20:00)

時間業務内容
11:00出勤、早番・日勤からの申し送り
11:30昼食準備、食堂への誘導
12:00昼食介助、服薬確認
13:00口腔ケア、休息介助
14:00休憩(1時間)
15:00リハビリ誘導、レクリエーション
16:00おやつ提供、排泄介助
17:00夕食準備、食堂への誘導
18:00夕食介助、服薬確認
19:00口腔ケア、就寝準備開始
19:30夜勤への申し送り
20:00退勤

夜勤のスケジュール例(16:30〜翌9:30)

時間業務内容
16:30出勤、日勤者からの申し送り
17:30夕食準備、食堂への誘導
18:00夕食介助、服薬確認
19:00口腔ケア、就寝準備
21:00消灯、巡回開始
22:00定時の排泄介助、体位変換
0:00巡回、排泄介助(必要な方)
2:00仮眠(交代制・約2時間)
4:00巡回、体位変換
5:30起床介助開始
7:00朝食準備、朝食介助
8:30日勤者への申し送り
9:30退勤

老健のシフトパターン

老健のシフトは施設によって異なりますが、一般的な勤務体制は以下のとおりです。

シフト勤務時間実働月あたり回数目安
早番7:00〜16:008時間4〜6回
日勤8:30〜17:308時間8〜10回
遅番11:00〜20:008時間4〜6回
夜勤16:30〜翌9:3016時間4〜5回

夜勤明けの翌日は休みになるケースがほとんどです。月間の夜勤回数は4〜5回程度で、他の介護施設と同程度です。

老健の勤務形態の特徴

老健は医療スタッフが常駐しているため、夜間の急変時も看護師と連携して対応できる安心感があります。また、リハビリ時間帯(9:00〜12:00、14:00〜16:00頃)は入所者の多くがリハビリ室にいるため、比較的落ち着いて業務ができます。

ただし、リハビリへの誘導・送迎が多いため、施設内を移動する回数は多めです。広い施設では1日で10,000歩以上歩くことも珍しくありません。動きやすい靴を用意しておきましょう。

老健と他施設のシフト比較

施設夜勤体制特徴
老健2交代制が主流看護師が常駐、安心感がある
特養2交代制が主流介護職員のみの夜勤もある
有料老人ホーム2交代・3交代施設により異なる
グループホーム1人夜勤が多い夜勤の負担が大きい場合も

老健は夜勤体制がしっかりしており、夜間も看護師がいるため、介護職員としては働きやすい環境といえます。

老健の給料

老健で働く介護職員の給料

老健の給与水準は介護施設の中でもトップクラスです。医療機関に近い環境で、夜勤手当も充実しています。

施設種類別の平均給与

厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査」によると、老健の平均月収は約35.1万円で、特養に次ぐ高水準です。

老健の年収目安

経験・資格月収目安年収目安(賞与含む)
未経験・無資格22〜26万円280〜350万円
初任者研修修了24〜28万円310〜380万円
実務者研修修了26〜30万円340〜400万円
介護福祉士28〜33万円370〜440万円
介護福祉士+リーダー職32〜38万円420〜500万円

夜勤回数や施設の類型(超強化型は報酬が高い)によっても変わります。夜勤を月5回行うと、約3〜4万円の夜勤手当が加算されます。

地域別の給与差

介護職の給与は地域によって差があります。都市部は生活コストが高い分、給与も高めに設定されています。

地域老健の月収目安傾向
東京23区32〜40万円最も高い。住宅手当も充実
大阪・名古屋30〜36万円都市部として高め
地方都市28〜33万円平均的な水準
地方・郡部25〜30万円生活コストが低いため十分

老健の給与に含まれる手当

手当の種類金額目安備考
処遇改善加算月1.5〜3万円2024年からは処遇改善加算に一本化
夜勤手当1回5,000〜8,000円月4〜5回で2〜4万円
資格手当(介護福祉士)月1〜3万円施設により異なる
住宅手当月1〜2万円世帯主の場合など条件あり
扶養手当月5,000〜1万円/人配偶者・子どもがいる場合
通勤手当実費支給上限あり(月2〜5万円程度)
役職手当月2〜5万円リーダー・主任など

老健と他施設の給与比較

老健は介護施設の中でも給与が高い部類に入ります。その理由としては、医療法人が運営しているケースが多いこと、夜勤体制がしっかりしていること、処遇改善加算の算定率が高いことなどが挙げられます。

老健で収入を上げるには

  • 介護福祉士を取得:月1〜3万円の資格手当。実務経験3年以上で受験可能
  • 夜勤回数を増やす:夜勤手当(1回5,000〜8,000円)×月5回で約3万円アップ
  • 超強化型・在宅強化型の施設を選ぶ:介護報酬が高いため給与水準も高め
  • ケアマネジャーを目指す:介護福祉士として5年働けば受験可能。大幅な給与アップ
  • リーダー・主任を目指す:役職手当で月2〜5万円アップ

賞与(ボーナス)について

老健の賞与は年2回(夏・冬)支給されるのが一般的です。支給額は基本給の2〜4ヶ月分程度。医療法人が運営する老健は賞与が安定している傾向があります。年収ベースで見ると、賞与込みで400万円前後が平均的です。

老健で働くメリット・デメリット

老健には他の介護施設とは異なる特徴があります。転職を検討する際は、メリット・デメリットの両方を理解しておきましょう。

老健で働くメリット

1. 医療知識・スキルが身につく

老健は医師・看護師が常駐しており、医療ケアに関する知識や経験を得られます。バイタルチェックの意味、薬の作用、病状の観察など、介護職としてのスキルアップにつながります。「医療と介護の両方がわかる人材」として、キャリアの幅が広がります。将来的に病院への転職を考えている方にもおすすめです。

2. リハビリの知識が学べる

PT・OT・STなどのリハビリ専門職と日常的に連携するため、機能回復の知識や自立支援の視点が自然と身につきます。「この動きができるようになった」「歩行が安定してきた」など、日々の変化を観察する目が養われます。他施設に転職しても活かせるスキルです。

3. 入所者の回復を実感できる

在宅復帰を目指す施設のため、入所者が日に日に良くなっていく姿を見られるやりがいがあります。入所時は車椅子だった方が、退所時には歩いて帰られる——そんな感動的な場面に立ち会えます。「ありがとう」と言って退所される方を送り出す喜びは格別です。

4. 給与水準が高い

老健は特養に次いで給与が高い施設です。平均月収は約35万円で、夜勤手当、資格手当も充実しています。医療法人が運営しているケースが多く、賞与も安定している傾向があります。

5. 身体的負担が比較的軽い

入所者の要介護度は特養より低めで、自立している方も多いため、身体介護の負担は軽めです。また、リハビリを受けている入所者は「できることを増やす」意欲が高いため、全介助が必要なケースは限られます。腰痛持ちの方にとっては働きやすい環境です。

6. 夜間も医療スタッフがいる安心感

老健は看護師が24時間体制で勤務しています。夜間の急変時もすぐに相談・連携できる安心感があります。「自分だけで判断しなければ」というプレッシャーは軽減されます。

7. 福利厚生が充実

医療法人が運営する老健は、福利厚生が充実しています。社会保険完備はもちろん、退職金制度、資格取得支援、院内保育所、職員食堂など、働きやすい環境が整っていることが多いです。

老健で働くデメリット

1. 入れ替わりが多い

在宅復帰を目指す施設のため、入所者の入れ替わりが頻繁です。平均入所期間は約10ヶ月ですが、3〜6ヶ月で退所される方も少なくありません。一人の方と長期的に関わりたい方には物足りなく感じることも。新しい入所者の情報を覚えるのが大変という声もあります。

2. 医療的な責任を感じる

医療依存度の高い入所者もいるため、体調変化の見逃しへのプレッシャーを感じることがあります。「いつもと様子が違う」を見逃さない観察力が求められます。ただし、看護師が常駐しているため、気になることがあればすぐに相談できる環境です。

3. 多職種連携が求められる

医師、看護師、リハビリ職、栄養士、相談員、ケアマネジャーなど多職種との連携が必要で、コミュニケーションが苦手な方にはストレスになることも。カンファレンスでは介護職としての意見を求められる場面もあります。

4. 病院に近い雰囲気

医療色が強いため、「生活の場」より「病院」に近い雰囲気を感じる方もいます。アットホームな環境を求める方は施設見学で確認を。ユニット型の老健なら、生活感のある環境で働けます。

5. 書類業務が多い

老健は在宅復帰計画や施設サービス計画の作成・更新が頻繁にあるため、記録・書類業務が多めです。リハビリの進捗報告や多職種への情報共有も必要で、パソコン作業が苦手な方は苦労することも。

メリット・デメリットまとめ

観点メリットデメリット
スキル医療・リハビリの知識が身につく観察力が求められる
やりがい回復が見える入れ替わりが多い
収入高水準—
身体負担軽め—
雰囲気安心感がある病院に近い

老健で働くのに必要な資格・向いている人

必要な資格

老健で介護職員として働くために資格は必須ではありません。未経験・無資格でも採用している施設は多くあります。ただし、医療ケアの補助もあるため、介護の基礎を学んでおくと安心です。

あると有利な資格

資格概要老健でのメリット
介護職員初任者研修介護の基礎を学ぶ入門資格(約1ヶ月)採用時に優遇、基本給がやや高め
介護福祉士実務者研修医療的ケアも学べる(約6ヶ月)たん吸引等の補助が可能に
介護福祉士国家資格。実務経験3年で受験可能月1〜3万円の資格手当
ケアマネジャー介護福祉士5年で受験可能相談員・ケアマネへのキャリアアップ

老健は介護福祉士の取得支援制度がある施設が多いです。働きながら資格取得を目指せる環境が整っています。

老健でのキャリアパス

老健で経験を積むと、以下のようなキャリアアップが目指せます。

  • 介護リーダー・主任:チームのまとめ役。役職手当で月2〜5万円アップ
  • 介護福祉士:実務経験3年で受験可能。資格手当で月1〜3万円アップ
  • ケアマネジャー:介護福祉士として5年の経験があれば受験可能
  • 支援相談員:入退所の調整や家族対応を担当(社会福祉士等の資格が有利)
  • 施設ケアマネジャー:施設内でケアプランを作成

老健で働くと医療・リハビリの知識が身につくため、他の介護施設に転職する際も「即戦力」として評価されます。

老健の仕事に向いている人

こんな人におすすめ

特徴老健で活かせる理由
医療に興味がある人医療ケアの知識が身につく。将来、医療施設への転職も視野に
チームワークを大切にできる人多職種連携が必須。コミュニケーション力が活きる
入所者の回復を実感したい人在宅復帰という明確な目標がある。変化が見えやすい
安定した収入を求める人給与水準が高く、医療法人運営なら賞与も安定
身体的負担を軽減したい人要介護度が比較的低め。全介助が少ない
キャリアアップを目指す人多職種から学べる環境。資格取得支援制度も充実
新しいことを学ぶのが好きな人入所者の入れ替わりが多く、様々なケースを経験できる

こんな人は要検討

  • 一人の入所者と長く関わりたい方(入れ替わりが多い)
  • 医療的な環境が苦手な方(病院に近い雰囲気)
  • 多職種との連携が苦手な方(チームケアが基本)
  • 書類業務・パソコン作業が苦手な方(記録が多め)

「自分に向いているか不安」という方は、施設見学で雰囲気を確認したり、まずはパート・派遣で働いてみるのも一つの方法です。

老健の仕事に関するよくある質問

Q老健は未経験でも働けますか?

はい、未経験・無資格でも働けます。老健は医師・看護師が常駐しており、何かあってもすぐに相談できる環境です。入所者の要介護度も特養より低めなので、介護初心者にも働きやすい職場といえます。入職後の研修制度がある施設がほとんどで、先輩職員がマンツーマンで指導してくれる「プリセプター制度」を導入している施設も多いです。

Q老健と特養、どちらが働きやすいですか?

目的によります。老健は医療・リハビリの知識が身につき、入所者の回復を実感できるやりがいがあります。在宅復帰という目標があるため、前向きなケアができます。一方、特養は終身利用なので、一人の入所者と長く関わりたい方に向いています。給与はどちらも介護施設の中では高水準で、特養が若干高い程度です。身体的負担は老健のほうが軽めです。

Q老健ではどんな職種と連携しますか?

老健では多くの専門職と日常的に連携します。医師、看護師、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、管理栄養士、支援相談員、ケアマネジャー、薬剤師などです。週1回程度のカンファレンスで情報共有を行い、チームで入所者の在宅復帰を目指します。多職種から学べる環境は、介護職としてのスキルアップにつながります。

Q老健の仕事で大変なことは何ですか?

「入所者の入れ替わりが多いこと」を挙げる方が多いです。在宅復帰を目指す施設のため、3〜6ヶ月で退所される方も多く、新しい入所者の名前・状態・ケア方法を覚え直す必要があります。また、医療依存度の高い方もいるため、体調変化を見逃さない観察力が求められます。ただし、入所者が回復して退所する姿を見届けられるやりがいは大きいです。

Q老健での経験はキャリアに役立ちますか?

はい、大いに役立ちます。老健での経験は「医療と介護の両方がわかる人材」として高く評価されます。特養、有料老人ホーム、訪問介護、病院など、どの施設でも即戦力として活躍できます。多職種連携の経験はケアマネジャーへのキャリアアップにも活きます。リハビリ視点を持った介護職は重宝されます。

Q老健の夜勤は大変ですか?

老健の夜勤は看護師が常駐しているため、他施設より安心感があります。夜間の急変時も「自分だけで判断」する必要がなく、すぐに相談できます。夜勤回数は月4〜5回程度が一般的で、夜勤手当は1回5,000〜8,000円程度。16時間勤務(2交代制)が多く、夜勤明けの翌日は休みになるケースがほとんどです。

Q老健で働くのに資格は必要ですか?

資格は必須ではありません。未経験・無資格でも採用している施設は多くあります。ただし、介護職員初任者研修を持っていると採用時に有利です。働きながら介護福祉士を目指せる資格取得支援制度がある施設も多いので、入職後にステップアップできます。介護福祉士を取得すれば月1〜3万円の資格手当がつきます。

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