
小規模多機能の1日の流れ|通い・訪問・泊まりの業務内容を解説
小規模多機能型居宅介護の1日の仕事の流れを詳しく解説。通い・訪問・泊まりの3サービスそれぞれの業務内容が分かります。
「小規模多機能型居宅介護で働いてみたいけど、1日の流れがイメージできない」「通い・訪問・泊まりの3サービスをどうやって回しているの?」と疑問に思っていませんか。
小規模多機能型居宅介護(小多機)は、一つの事業所で複数のサービスを提供する独特な形態です。そのため、他の介護施設とは異なる1日の流れがあり、転職を検討する際には事前に理解しておくことが重要です。
この記事では、小規模多機能の日勤・夜勤それぞれのタイムスケジュールから、仕事内容、他サービスとの違い、向いている人の特徴まで詳しく解説します。小多機への転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
小規模多機能型居宅介護の1日の仕事の流れを詳しく解説します。通い・訪問・泊まりの3サービスそれぞれの業務内容や、他施設との違いも分かります。多様なサービスを提供する小規模多機能ならではの働き方をイメージしてください。
通いサービス(日勤)の1日
| 時間 | 業務内容 |
|---|---|
| 8:30 | 出勤・申し送り確認 |
| 9:00 | 送迎出発・利用者お迎え |
| 10:00 | バイタルチェック・入浴介助 |
| 11:00 | 個別機能訓練・レクリエーション |
| 12:00 | 昼食準備・配膳・食事介助 |
| 13:00 | 休憩(60分) |
| 14:00 | レクリエーション・個別ケア |
| 15:00 | おやつ・ティータイム |
| 15:30 | 送迎準備・利用者送り |
| 16:30 | 記録作成・清掃・申し送り |
| 17:30 | 退勤 |
小規模多機能型居宅介護とは
小規模多機能型居宅介護とは、「通い」「訪問」「泊まり」の3つのサービスを同一事業所で一体的に提供する地域密着型の介護サービスです。利用者は自宅での生活を続けながら、状況に応じてこれらのサービスを柔軟に組み合わせて利用できます。
小規模多機能の基本情報
登録定員は最大29名で、1日の通い定員は登録者の2分の1(最大18名)、泊まり定員は通い定員の3分の1(最大9名)と定められています。少人数制のため、利用者一人ひとりに寄り添ったケアが可能です。
3つのサービスの特徴
通いサービス:日中、事業所に通って食事や入浴、レクリエーション、機能訓練などを受けます。デイサービスに近いイメージですが、時間の融通が利きやすいのが特徴です。朝だけ、午後だけなど柔軟な利用が可能です。
訪問サービス:自宅を訪問して身体介護や生活援助を行います。訪問介護と似ていますが、顔なじみのスタッフが訪問するため、利用者の安心感が高いのがメリットです。通いの日の朝の送り出しや、夜の安否確認なども含まれます。
泊まりサービス:事業所に宿泊できるサービスです。家族の急用や体調不良時、また定期的なレスパイトケアとして利用されます。ショートステイと異なり、当日の急な利用にも対応しやすいのが特徴です。
設置基準と人員配置
小規模多機能には以下の人員配置が求められます。管理者1名、介護支援専門員(ケアマネジャー)1名以上、日中の通いサービスには利用者3人に対して職員1人以上、訪問サービスには常勤換算で1人以上、夜間は泊まり・訪問対応で2人以上(うち1人は宿直可)の配置が必要です。
訪問サービスの1日
| 時間 | 業務内容 |
|---|---|
| 8:30 | 出勤・訪問スケジュール確認 |
| 9:00 | 1件目訪問(安否確認・服薬確認) |
| 10:00 | 2件目訪問(入浴介助) |
| 11:30 | 3件目訪問(昼食準備・食事介助) |
| 12:30 | 事業所で休憩・記録作成 |
| 14:00 | 4件目訪問(買い物同行) |
| 15:30 | 5件目訪問(夕食準備支援) |
| 17:00 | 事業所に戻り記録・申し送り |
| 17:30 | 退勤 |
※訪問件数は1日3〜6件程度。利用者の自宅を訪問し、必要な介護サービスを提供します。
小規模多機能の仕事内容
小規模多機能の介護職員は、通い・訪問・泊まりの全サービスを担当します。1つの事業所で多様な業務を経験できることが、この仕事の大きな特徴です。
通いサービスでの仕事
通いサービスでは、利用者の送迎から始まり、健康チェック(バイタル測定)、入浴介助、食事介助、排泄介助、レクリエーションの企画・実施、機能訓練の補助などを行います。デイサービスと似た業務内容ですが、少人数のためより個別性の高いケアが求められます。利用者の好みや体調に合わせて、入浴の順番や食事内容を調整することも日常的です。
訪問サービスでの仕事
訪問サービスでは、利用者の自宅を訪問して介護を提供します。具体的には、朝の起床介助や着替えの手伝い、食事の準備や介助、服薬確認、掃除・洗濯などの生活援助、通院の付き添い、夜間の安否確認などがあります。訪問介護との違いは、同じ事業所のスタッフが訪問するため、利用者との関係性が深く、細かなニーズに対応しやすい点です。
泊まりサービスでの仕事
泊まりサービスでは、夕食の準備・介助、就寝介助、夜間の見守りや排泄介助、朝食の準備・介助、起床介助などを担当します。特別養護老人ホームなどの入所施設に近い業務内容ですが、泊まりの利用者は毎日変わることもあるため、その日の利用者に合わせた柔軟な対応が必要です。
その他の業務
直接介護以外にも、記録作成(介護記録、連絡帳など)、カンファレンスへの参加、ケアプラン作成の補助、家族との連絡調整、地域行事への参加、レクリエーションの準備、備品管理、清掃なども重要な仕事です。少人数体制のため、一人で複数の役割をこなすことが求められます。
泊まりサービス(夜勤)の1日
| 時間 | 業務内容 |
|---|---|
| 17:00 | 出勤・申し送り確認 |
| 18:00 | 夕食準備・配膳・食事介助 |
| 19:00 | 口腔ケア・服薬確認 |
| 20:00 | 就寝準備・更衣介助 |
| 21:00 | 消灯・巡視開始 |
| 22:00〜 | 定時巡視(2時間おき)・コール対応 |
| 6:00 | 起床介助・モーニングケア |
| 7:00 | 朝食準備・配膳 |
| 8:00 | 食事介助・口腔ケア |
| 8:30 | 日勤への申し送り |
| 9:00 | 退勤 |
※泊まり定員は9名以下。少人数のため、一人ひとりに寄り添ったケアができます。
日勤の1日の流れ
小規模多機能の日勤は、通いサービスを中心に、訪問も組み合わせた業務となります。以下は一般的な日勤(8:30〜17:30)のタイムスケジュールです。
8:30 出勤・朝礼・申し送り
夜勤者からの申し送りを受け、夜間の利用者の様子や注意点を確認します。その日の通い利用者、訪問予定、泊まり予定者などをスタッフ全員で共有します。
9:00 送迎・訪問
通い利用者のお迎えに出発します。送迎ルートは事前に決まっていますが、その日の利用者によって変動します。送迎と並行して、訪問担当スタッフは朝の訪問に出発。起床介助や朝食準備、通院付き添いなどを行います。
10:00 健康チェック・入浴介助
通い利用者が揃ったら、バイタルサイン(体温、血圧、脈拍)を測定し、体調を確認します。その後、入浴介助を開始。少人数のため、一人ひとりのペースに合わせてゆっくり入浴してもらえます。入浴を希望しない方や見合わせる方には、足浴や清拭で対応します。
11:30 昼食準備・食事介助
昼食の配膳準備を行い、利用者の食事介助を行います。食事形態(普通食、刻み食、ミキサー食など)は利用者ごとに異なるため、確認しながら提供します。食事中の見守りや声かけ、服薬介助も重要な業務です。
13:00 レクリエーション・機能訓練
午後はレクリエーションや機能訓練の時間です。体操、歌、ゲーム、創作活動など様々なプログラムを実施。利用者の身体状況や好みに合わせて、個別で対応することもあります。午後の訪問がある場合は、この時間帯に訪問に出かけます。
15:00 おやつ・フリータイム
おやつの時間です。水分補給も兼ねて、お茶やコーヒーと一緒に提供します。その後は比較的自由な時間となり、利用者同士のおしゃべりや個別でのリハビリ、趣味活動などに付き添います。
16:00 送迎・記録作成
通い利用者を自宅へ送り届けます。送迎中は車内での転倒防止に注意し、自宅では家族への申し送りを行います。送迎が終わったら、その日の介護記録を作成。利用者ごとに体調や様子、実施したケア内容を記録します。
17:00 夜勤者への申し送り
夜勤者に日中の様子や注意点を申し送ります。泊まり利用者についての情報は特に詳しく伝えます。
17:30 退勤
申し送りと記録確認が終わったら退勤です。残務がなければ定時で帰れることが多いです。
夜勤の1日の流れ
小規模多機能の夜勤は、泊まり利用者のケアと夜間の訪問対応が主な業務です。以下は一般的な夜勤(16:30〜翌9:30の16時間夜勤)のタイムスケジュールです。
16:30 出勤・申し送り
日勤者から申し送りを受けます。泊まり利用者の体調や日中の様子、夜間に予定されている訪問、注意が必要な点などを確認します。
17:00 夕食準備
泊まり利用者の夕食準備を始めます。小規模多機能では、施設によって食事を手作りする場合と、配食サービスを利用する場合があります。利用者の食事形態を確認し、配膳します。
18:00 夕食介助・服薬
夕食の介助を行います。泊まり利用者は最大9名程度なので、一人ひとり丁寧に対応できます。食後の服薬確認も重要な業務です。口腔ケアの介助も行います。
19:00 就寝準備・夜間訪問
就寝を希望する方から順に、着替えや排泄介助、ベッドへの移乗介助を行います。この時間帯に夜間訪問がある場合もあります。一人暮らしの利用者宅への安否確認訪問や、就寝介助の訪問などです。
21:00 消灯・夜間見守り
多くの利用者が就寝する時間です。ここからは定期的な巡視(2時間おき程度)と、ナースコールへの対応が中心となります。排泄介助やトイレ誘導、体位変換なども必要に応じて行います。
0:00〜5:00 仮眠・巡視
利用者が落ち着いている時間帯は、交代で仮眠を取ります。ただし、仮眠中もすぐに対応できる体制が必要です。定期的な巡視と、必要な方への排泄介助は継続して行います。急変時の対応も夜勤者の重要な役割です。
6:00 起床介助
早起きの利用者から順に起床介助を開始します。着替え、洗面、排泄介助などを行います。
7:00 朝食準備・介助
朝食の準備と配膳を行い、食事介助を行います。朝の服薬確認も忘れずに行います。
8:30 日勤者への申し送り
日勤者に夜間の様子を詳しく申し送ります。体調変化、睡眠状況、排泄回数、特記事項などを伝えます。
9:30 退勤
申し送りと記録確認が終わったら退勤です。
夜勤の人員体制
小規模多機能の夜勤は、通常2名体制(うち1名は宿直可)です。泊まり利用者への対応と、緊急時の訪問対応を行います。夜間の訪問は緊急時が中心ですが、定期的な見守り訪問を行う事業所もあります。
3サービスの業務比較
| 項目 | 通い | 訪問 | 泊まり |
|---|---|---|---|
| 主な業務 | デイサービス的 | 訪問介護的 | ショートステイ的 |
| 利用者数 | 15名以下/日 | 日により変動 | 9名以下 |
| 勤務時間 | 日勤中心 | 日中 | 夜勤 |
| 特徴 | グループケア | 一人対応 | 少人数で密着 |
小規模多機能では、同じ利用者に3つのサービスを提供するため、一貫したケアができるのが特徴です。
他の介護サービスとの違い
小規模多機能は複合型のサービスのため、他の介護サービスとは働き方が異なります。転職を検討する際は、それぞれの違いを理解しておくことが重要です。
デイサービスとの違い
デイサービスは日中の通いサービスのみですが、小規模多機能は通い・訪問・泊まりを一体的に提供します。そのため、デイサービスより業務が多岐にわたります。一方で、少人数制のため利用者との関係性が深く、よりきめ細かいケアが可能です。デイサービスは日勤のみの勤務が多いですが、小規模多機能は夜勤もあります。
訪問介護との違い
訪問介護は自宅への訪問サービスのみですが、小規模多機能は通い・泊まりも含めた総合的なサービスです。訪問介護ではケアマネジャーが別事業所にいることが多いですが、小規模多機能では同じ事業所内にケアマネジャーがいるため、情報共有がスムーズです。また、利用者との関係性も、訪問介護より密接になりやすいです。
特別養護老人ホームとの違い
特別養護老人ホームは入所施設ですが、小規模多機能は在宅サービスです。利用者は自宅での生活を続けながら、必要に応じてサービスを利用します。特養は要介護3以上の方が対象ですが、小規模多機能は要介護1〜5の方が利用できます。勤務形態は、特養が24時間365日のシフト制なのに対し、小規模多機能も夜勤はありますが、泊まり利用者がいない日は夜勤がない場合もあります。
グループホームとの違い
グループホームは認知症の方専門の入所施設ですが、小規模多機能は在宅サービスで認知症以外の方も利用できます。規模感は似ており(グループホームは1ユニット9名)、少人数でアットホームな雰囲気は共通しています。業務内容も類似点が多いですが、小規模多機能は訪問サービスがある点が異なります。
看護小規模多機能との違い
看護小規模多機能(看多機)は、小規模多機能に訪問看護を加えたサービスです。医療ニーズの高い方も受け入れられるため、看護師との連携がより密接です。介護職員の業務内容は小多機と大きく変わりませんが、医療的ケアが必要な方への対応頻度が高くなります。
小規模多機能で働く際のポイント
- 3サービスの切り替え:シフトによって担当サービスが変わるため、柔軟な対応が必要
- 利用者情報の把握:同じ利用者が複数サービスを使うため、情報共有が重要
- 自宅環境の理解:訪問時に見た自宅環境を、通い・泊まりのケアに活かす
- 家族との連携:在宅生活を支えるため、家族とのコミュニケーションが大切
- チームワーク:少人数体制だからこそ、協力しあう姿勢が重要
よくある質問
Q3サービス全部担当するのですか?
基本的には全サービスに携わりますが、シフトによって担当が変わります。入職後は通いから始めることが多いです。
Q夜勤は何人体制?
泊まり定員9名以下で、1〜2名の少人数体制が一般的です。その分責任もあります。
Q訪問は一人で行くのですか?
基本的には一人で訪問しますが、最初は先輩と同行して覚えていきます。
小規模多機能で働くメリット・デメリット
小規模多機能への転職を検討する際は、メリットとデメリットの両面を理解しておくことが大切です。
メリット
1. 多様なスキルが身につく
通い・訪問・泊まりの全サービスを経験できるため、介護スキルが総合的に身につきます。デイサービス、訪問介護、施設介護それぞれの経験ができ、将来のキャリアの幅が広がります。
2. 利用者との深い関係性
少人数制かつ固定の利用者を担当するため、一人ひとりとの関係性が深まります。利用者の生活背景や好み、家族のことまで理解した上でケアできるやりがいがあります。「顔なじみの関係」で安心感を提供できます。
3. 柔軟な働き方ができる事業所も
小規模な事業所が多いため、シフトの融通が利きやすい場合があります。また、泊まり利用者がいない日は夜勤がないなど、施設系に比べて夜勤回数が少ない傾向があります。
4. チームワークが良い
少人数のスタッフで運営するため、職員同士の連携が密です。困ったときに相談しやすく、情報共有もスムーズです。アットホームな職場環境を好む方には向いています。
デメリット
1. 業務の幅が広く覚えることが多い
通い・訪問・泊まりの全てに対応するため、覚える業務が多岐にわたります。送迎運転、訪問時の単独判断、夜勤対応など、様々なスキルが求められます。未経験者は最初は大変に感じるかもしれません。
2. 少人数ゆえの負担
スタッフが少ないため、一人にかかる責任や負担が大きくなりがちです。急な休みが取りにくい、一人で複数の業務を掛け持ちするなどの声もあります。
3. 給与水準がやや低め
小規模な事業所が多いため、大規模法人と比べると給与水準がやや低い傾向があります。ただし、処遇改善加算や夜勤手当でカバーしている事業所も多いです。
4. 運転業務がある
送迎業務があるため、運転免許が必須の事業所がほとんどです。運転に自信がない方は注意が必要です。また、訪問時も車での移動が多いです。
小規模多機能に向いている人
小規模多機能は特徴的なサービス形態のため、向き不向きがあります。以下のような方は小規模多機能での仕事に向いています。
向いている人の特徴
多様な業務を楽しめる人
通い・訪問・泊まりと業務内容が多岐にわたるため、「同じ仕事の繰り返しは飽きる」「いろいろな経験をしたい」という方に向いています。変化のある仕事を好む方には最適な環境です。
利用者との関係性を大切にしたい人
少人数の固定利用者を担当するため、一人ひとりと深く関わりたい方に向いています。「流れ作業ではなく、その人らしさを大切にしたケアがしたい」という思いを実現できます。
臨機応変な対応ができる人
利用者の状況に合わせてサービス内容が日々変わるため、柔軟な対応力が求められます。マニュアル通りではなく、状況を見て判断できる方に向いています。
チームワークを重視する人
少人数のチームで運営するため、協調性やコミュニケーション能力が大切です。「みんなで協力して利用者を支える」という意識を持てる方に向いています。
総合的なスキルを身につけたい人
将来的にケアマネジャーを目指す方、独立を考えている方にもおすすめです。在宅から施設まで幅広い経験ができ、介護の全体像を把握できます。
向いていないかもしれない人
専門性を極めたい人
認知症ケア、リハビリ、ターミナルケアなど、特定分野の専門性を深めたい方は、専門特化した施設の方が向いているかもしれません。
業務範囲を限定したい人
「訪問介護だけがいい」「夜勤はしたくない」など、業務を限定したい方には向いていません。小規模多機能は全てのサービスを担当する前提です。
運転が苦手・免許がない人
送迎業務があるため、運転免許が必須の事業所がほとんどです。運転に強い苦手意識がある方は厳しいかもしれません。
小規模多機能の1日は、通い・訪問・泊まりのどのサービスを担当するかで大きく異なります。多様な業務を経験でき、利用者の在宅生活を総合的に支援できるのが魅力。施設介護と訪問介護の両方のスキルを身につけたい方におすすめの施設です。
小規模多機能で働く際のポイント
小規模多機能への転職を成功させるために、押さえておきたいポイントを解説します。
事業所選びのポイント
運営法人の規模と体制を確認
小規模多機能は小さな事業所が多いですが、運営法人によって待遇や体制が大きく異なります。複数事業所を展開する法人であれば、研修体制やキャリアパスが整っていることが多いです。事業所見学時に、法人全体の体制も確認しましょう。
夜勤の体制と頻度を確認
夜勤の人員体制(2人体制か、1人+宿直か)と、月あたりの夜勤回数を事前に確認しましょう。泊まり利用者が少ない事業所は夜勤回数も少なくなります。夜勤手当の金額も事業所によって差があります。
送迎エリアと車両を確認
送迎エリアの広さと使用車両を確認しましょう。狭い住宅街が多いエリアでは運転スキルが求められます。車両は普通車か軽自動車か、福祉車両かなども確認ポイントです。
働き始めてからのポイント
まずは通いサービスから
未経験で入職した場合、まずは通いサービスから業務を覚えることが多いです。利用者の名前と顔、特徴を覚え、基本的な介護技術を身につけてから、訪問や泊まりへとステップアップしていきます。
利用者・家族との関係づくり
小規模多機能は利用者・家族との距離が近いのが特徴です。挨拶や声かけを大切にし、信頼関係を築いていきましょう。家族からの相談を受けることも多いため、傾聴の姿勢が大切です。
記録の書き方を早めに習得
通い・訪問・泊まりそれぞれで記録が必要になります。事業所ごとに記録の書式やルールが異なるため、早めに習得しましょう。正確な記録はチーム連携の基礎になります。
キャリアアップのポイント
小規模多機能で経験を積むと、ケアマネジャー、サービス提供責任者、管理者などへのキャリアアップが可能です。介護福祉士を取得し、実務経験を積むことで道が開けます。小多機でのオールラウンドな経験は、どのキャリアにも活かせます。
よくある質問
小規模多機能への転職を検討する方からよく寄せられる質問にお答えします。
Q. 未経験でも働けますか?
A. 未経験でも働ける事業所は多いです。通いサービスから徐々に業務を覚えていく形で、丁寧に指導してもらえる事業所を選びましょう。ただし、業務の幅が広いため、介護職員初任者研修は受講しておくことをおすすめします。
Q. 夜勤は必須ですか?
A. 多くの事業所では夜勤ありの勤務形態が基本です。ただし、パートや日勤専従の募集をしている事業所もあります。夜勤ができない場合は、面接時に相談してみましょう。事業所によっては柔軟に対応してくれることもあります。
Q. 1人で訪問に行くのが不安です
A. 最初は先輩スタッフと同行訪問で経験を積みます。利用者の状況や自宅の環境を把握してから、徐々に一人での訪問に移行していきます。困ったときは事業所に電話で相談できる体制が整っています。
Q. 給料はどのくらいですか?
A. 地域や経験、資格によって異なりますが、月給制の場合は18〜25万円程度が目安です。これに夜勤手当、処遇改善加算、資格手当などが加算されます。賞与の有無や金額は事業所によって大きく異なります。
Q. 運転免許は必須ですか?
A. ほとんどの事業所で運転免許(普通自動車免許)が必須です。送迎業務や訪問時の移動で車を使用するためです。ペーパードライバーの場合は、事前に練習しておくことをおすすめします。
Q. 休みは取りやすいですか?
A. 少人数体制のため、急な休みは取りにくい傾向があります。ただし、事前に申請すれば希望休は通りやすいことが多いです。休日数は月8〜10日程度の事業所が多いです。
自分に合った働き方を見つけよう
小規模多機能型居宅介護は、通い・訪問・泊まりを組み合わせた独自の働き方が魅力です。多様な経験を積みたい方、利用者との深い関係性を大切にしたい方には、やりがいのある職場環境です。
ただし、介護の仕事には様々な選択肢があります。デイサービス、訪問介護、特別養護老人ホーム、グループホームなど、それぞれに特徴があり、向いている人も異なります。大切なのは、自分の希望や適性に合った働き方を見つけることです。
「自分にはどんな介護の働き方が合っているのか分からない」という方は、働き方診断を試してみてください。あなたの希望条件や性格から、おすすめの働き方を提案します。
まとめ
小規模多機能型居宅介護の1日の流れと仕事内容について解説しました。最後にポイントをまとめます。
小規模多機能の特徴
- 通い・訪問・泊まりの3サービスを一つの事業所で提供
- 登録定員最大29名の少人数制
- 利用者との深い関係性を築ける
1日の流れ
- 日勤は通いサービス中心+訪問業務
- 夜勤は泊まり利用者のケア+緊急時対応
- 送迎、記録作成、カンファレンスなども重要な業務
メリット
- 多様なスキルが身につく
- 利用者との関係性が深い
- チームワークの良い職場が多い
デメリット
- 業務が多岐にわたり覚えることが多い
- 少人数ゆえの負担がある
- 運転業務がある
向いている人
- 多様な業務を楽しめる人
- 利用者との関係性を大切にしたい人
- 臨機応変な対応ができる人
- 総合的なスキルを身につけたい人
小規模多機能は、介護のオールラウンダーとして成長できる環境です。様々な経験を通じて、介護の本質を学べる職場といえるでしょう。この記事を参考に、小規模多機能への転職を検討してみてください。
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のの働き方
のでは、様々な働き方が可能です。
勤務形態の選択肢
- 日勤のみ:の中には日勤帯のみで働ける施設もあります
- シフト制:早番・日勤・遅番・夜勤のローテーションが基本
- パート・アルバイト:週2〜3日から働ける柔軟な雇用形態
で働く環境
エリアのでは、資格取得支援制度や研修制度が充実している施設が多くあります。での経験を積みながら、キャリアアップを目指すことができます。
のでキャリアを築く
での仕事をしながらキャリアを築くための情報をご紹介します。
キャリアアップの道筋
- 資格取得:初任者研修 → 実務者研修 → 介護福祉士と段階的にステップアップ
- 役職への昇進:でリーダー・主任・管理者として施設運営に携わる
- 専門性の深化:ならではのケア技術を極める
長く働ける環境
の多くのでは、産休・育休制度や時短勤務制度が整備されており、ライフステージに合わせた働き方が可能です。
このトピックの基本ページ

小規模多機能型居宅介護の仕事内容を徹底解説|通い・泊まり・訪問の3サービス
小規模多機能型居宅介護で働く介護職の仕事内容を解説。通い・泊まり・訪問の3サービスの業務から、1日の流れ、給料、メリット・デメリットまで。利用者に寄り添う小多機の魅力とは。
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