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介護職の副業・ダブルワーク完全ガイド|始め方・税金・おすすめの副業

介護職の副業・ダブルワーク完全ガイド|始め方・税金・おすすめの副業

介護職の副業・ダブルワークを徹底解説。就業規則の確認方法、確定申告のルール、介護経験を活かせる副業(ライター・講師・夜勤専従)、扶養や社会保険への影響、注意点まで網羅。

ポイント

この記事のポイント

介護職の副業は、就業規則で禁止されていなければ可能です。副業の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要(20万円以下でも住民税の申告は必要)。介護経験を活かせるおすすめ副業は、介護系Webライター(在宅OK・月3〜10万円)、夜勤専従のダブルワーク(月5〜15万円)、介護資格の講師(月3〜8万円)の3つ。本業400万円+副業100万円=年収500万円も現実的です。バレたくない場合は住民税を「普通徴収」に設定。扶養内パートの方は103万・130万円の壁に注意しましょう。

「介護職の給料だけでは生活が厳しい」「空いた時間で収入を増やしたい」「将来のために貯蓄を増やしたい」「子どもの教育費を準備したい」——副業・ダブルワークを検討する介護職員が増えています。

政府の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」の整備もあり、副業を認める介護施設は増加中。実際、介護労働安定センターの調査では、介護職員の約15%が何らかの副業をしているというデータもあります。コロナ禍以降、在宅でできる副業の選択肢が増えたことも追い風になっています。

介護の知識・経験は副業でも大きな武器になります。介護系Webライター、資格講師、SNS発信、家事代行など、介護ならではの副業は「現場を知っている人」しかできない仕事です。介護福祉士やケアマネの資格があれば、さらに高単価の案件を受注できます。

本業の年収400万円+副業100万円=年収500万円も十分に現実的な目標です。副業を始めた介護職員からは「もっと早く始めればよかった」という声が圧倒的に多いです。

この記事では、介護職が副業を始めるための制度・税金の基礎知識(就業規則の確認方法・確定申告・社会保険への影響)、介護経験を活かせるおすすめ副業7選(ライター・夜勤・講師・SNS・家事代行)、収入シミュレーション(税金を引いた手取りまで計算)、実際に副業で成功している人の事例、具体的な始め方5ステップ、確定申告の手順、注意すべきポイントを徹底解説します。

副業を始める前に確認すべき3つのこと

副業を始める前の確認事項のイラスト

1. 就業規則を確認する

まず本業の施設の就業規則で副業が禁止されていないか確認しましょう。

就業規則の記載対応注意点
「副業禁止」と明記上司に相談して許可を得る黙って副業すると懲戒処分の可能性あり
「届出制」所定の届出を提出すればOK届出せずに副業すると規則違反になる
記載なし原則自由念のため上司に確認しておくと安心

社会福祉法人は副業に寛容な傾向がありますが、株式会社運営の有料老人ホームなどは厳しいケースも。就業規則が見つからない場合は事務担当や人事に直接聞きましょう。

ちなみに、公務員として働いている介護職員(公立病院・公立施設)は副業が法律で制限されています。ただし、執筆活動や講演は「営利企業への従事」に該当しないケースもあるため、人事に確認してみましょう。

また、2018年に厚生労働省がモデル就業規則から「副業禁止」の規定を削除したことで、副業を容認する流れは確実に加速しています。「うちの施設は副業禁止」と言われても、交渉の余地はあるかもしれません。「本業に支障が出ない範囲で、介護系のライター活動をしたい」と具体的に伝えれば、許可が下りるケースも多いです。

2. 確定申告のルールを知る

副業をすると税金の処理が必要になります。ここが最も重要なポイントです。

条件確定申告住民税の申告
副業の所得が年間20万円以下所得税の確定申告は不要必要(忘れがち!市区町村の税務課で手続き)
副業の所得が年間20万円超確定申告が必要確定申告すれば不要(自動連携される)

「所得」=売上−経費。ライターなら報酬−PC・通信費・書籍代等の経費で計算します。経費をしっかり計上すれば、実際の「所得」は報酬より少なくなります。例えば年間報酬40万円でも、経費が15万円なら所得は25万円です。

よくある間違い:「20万円以下なら何もしなくていい」は誤り。所得税の確定申告は不要でも、住民税の申告は必要です。これを忘れると、後から住民税の追徴が来ることがあります。

3. 社会保険への影響を確認する

副業の形態によって、社会保険への影響が異なります。

副業の形態社会保険への影響手続き
ライター・講師(業務委託)影響なし。本業の社会保険のみ特になし
別施設でのダブルワーク(雇用契約)週20時間以上勤務すると影響あり「二以上事業所勤務届」が必要
自分で事業を始める(個人事業主)影響なし。本業の社会保険のみ開業届の提出(任意だが青色申告には必要)

本業の施設に副業がバレたくない場合は、確定申告時に住民税を「普通徴収(自分で納付)」にすることで、副業分の住民税が本業に通知されるのを防げます。ただし、自治体によっては対応できない場合もあるため、事前に市区町村の税務課に確認しましょう。

介護経験を活かせるおすすめ副業7選

介護経験を活かせるおすすめ副業のイラスト

介護の経験は副業でも大きな強みになります。「現場を知っている人」だからこそできる副業を厳選しました。

副業月収目安始めやすさ時間の自由度介護経験の活かし方
介護系Webライター3〜10万円★★★★☆★★★★★現場経験に基づくリアルな記事は高単価。在宅・すきま時間で可能
介護資格の講師(非常勤)3〜8万円★★★☆☆★★★☆☆初任者研修・実務者研修のスクールで非常勤講師。実技指導で重宝
夜勤専従のダブルワーク5〜15万円★★★★★★★☆☆☆別施設の夜勤に月2〜4回入る。介護スキルがそのまま活きる
介護系SNS発信0〜5万円★★☆☆☆★★★★★YouTube・TikTok・Instagramで介護の日常を発信。広告収入やPR案件
家事代行サービス3〜8万円★★★★★★★★★☆生活援助のスキルがそのまま通用。時給1,500〜2,500円
ベビーシッター3〜6万円★★★☆☆★★★★☆対人援助のスキル。マッチングアプリで受注。時給1,500〜2,000円
介護系コンサルタント5〜20万円★☆☆☆☆★★★☆☆施設の業務改善、ICT導入支援。管理職経験者向け。単価が高い

おすすめ1位:介護系Webライター

介護経験者が書く記事は「現場を知らない人には書けないリアルさ」が評価されます。特に介護転職サイト、介護メディア、施設のブログなどで需要が高い。クラウドソーシング(クラウドワークス、ランサーズ)で「介護 ライター」で検索すると案件が見つかります。

収入の目安:文字単価1〜3円。月10本×3,000字×単価2円=月6万円。上級者は文字単価5円以上で月10万円超も。

メリット:在宅OK、すきま時間、PCとネット環境があればすぐ始められる。介護福祉士やケアマネの資格があると高単価案件を受注しやすい。

デメリット:最初は低単価(文字単価1円)から始まる。実績を積むまで2〜3ヶ月かかる。

おすすめ2位:夜勤専従のダブルワーク

本業がデイサービスや日勤のみの施設で働いている方なら、月2〜4回の夜勤バイトで大幅な収入アップが可能。

収入の目安:夜勤1回2〜3万円(16時間勤務)。月3回で月7.5万円、年間90万円。

メリット:即収入。介護スキルがそのまま使える。求人が豊富(介護派遣サイトで「夜勤専従」で検索)。

デメリット:体力的な負担が大きい。月の夜勤回数が増えすぎると体を壊すリスク。本業の夜勤+副業の夜勤=合計月8回以内が目安。

おすすめ3位:介護資格の講師

介護福祉士の資格と実務経験5年以上があれば、初任者研修や実務者研修のスクールで非常勤講師として働けます。

収入の目安:時給3,000〜5,000円。月3回×4時間=月3.6〜6万円。

メリット:高時給。「人に教える」楽しさ。自分の知識の整理にもなる。

デメリット:実務経験5年以上が必要な場合が多い。授業準備に時間がかかる(特に最初のうち)。

おすすめ4位:介護系SNS発信

YouTube、TikTok、Instagramで介護の仕事を発信するクリエイターが増えています。

収入の目安:チャンネル登録者1万人で月2〜5万円(広告収入)。PR案件は1件3〜10万円。

メリット:蓄積型の収入(動画は一度作れば長期間収益を生む)。ブランディングになる。

デメリット:収益化まで半年〜1年かかる。顔出しする場合はプライバシーリスク。利用者の個人情報を絶対に出さないこと。

副業の収入シミュレーション — 年収はいくら上がる?

副業でどのくらい年収がアップするのか、具体的なシミュレーションで見てみましょう。「副業でいくら稼げるのか」だけでなく、「税金を引いた手取り」まで計算します。

パターン別 年収シミュレーション

パターン本業年収副業内容副業月収副業年収合計年収
A. ライターのみ(週5時間)380万円介護系Webライター月5本3万円36万円416万円
B. 夜勤ダブルワーク(月3回)350万円別施設の夜勤月3回7.5万円90万円440万円
C. 講師のみ(月3回)400万円初任者研修スクール非常勤5万円60万円460万円
D. ライター+SNS(週8時間)380万円ライター月8本+YouTube8万円96万円476万円
E. 夜勤+ライター(ガッツリ型)400万円夜勤月2回+ライター月5本8万円96万円496万円

税金を引いた手取りシミュレーション

副業年間収入経費副業所得税金(所得税+住民税)手取り月あたり手取り
36万円5万円31万円約8万円約28万円約2.3万円
60万円8万円52万円約14万円約46万円約3.8万円
96万円10万円86万円約26万円約70万円約5.8万円

※税金は本業年収400万円の場合の概算。実際の税額は個人の控除状況(扶養控除、社会保険料控除等)により異なります。青色申告にすれば最大65万円の控除が使えるため、さらに手取りが増えます。

本業の収入アップと副業、どちらが効率的?

方法年収アップ額必要な期間・条件即効性
介護福祉士を取得+12〜24万円/年3年の実務経験+国家試験合格★☆☆☆☆
処遇改善加算Ⅰの施設に転職+24〜48万円/年転職活動1〜3ヶ月★★★☆☆
リーダー・主任に昇進+24〜36万円/年5〜7年の経験★☆☆☆☆
副業(ライター月5本)+36万円/年今すぐ始められる★★★★★
副業(夜勤月3回)+90万円/年体力があれば今すぐ★★★★★

副業の最大のメリットは「今すぐ始められる」こと。資格取得や昇進には年単位の時間がかかりますが、副業なら来月から収入を増やせます。もちろん、本業の収入アップ(転職・資格取得)と副業を両方並行して進めるのが最も効率的です。例えば「処遇改善加算Ⅰの施設に転職して本業年収+30万円」+「ライター副業で+36万円」=年間66万円アップも現実的です。

介護職の副業成功事例 — 実際にいくら稼いでいる?

実際に副業で収入アップに成功した介護職員の事例を紹介します。「自分にもできるかも」と思えるリアルな声を集めました。

事例1:特養勤務+介護系Webライター(30代女性・Aさん)

本業:特養の介護福祉士(年収380万円・日勤のみ)

副業:介護系Webライター(月5〜8本執筆)

副業月収:5〜8万円(文字単価2〜3円)

年収合計:380万+72万=452万円

始めたきっかけ:「子どもの教育費のために月5万円でも増やしたかった。在宅でできる副業を探して、介護系ライターにたどり着いた。」

成功のポイント:「クラウドワークスで最初は文字単価1円の案件から始めた。介護福祉士の資格と10年の現場経験をプロフィールに書いたら、指名で仕事が来るようになった。今は直接契約のクライアントが3社あり、安定収入になっている。執筆は夜勤明けの午後と休日の午前中がメイン。1本3,000字の記事を2〜3時間で書ける。」

事例2:デイサービス勤務+夜勤専従(40代男性・Bさん)

本業:デイサービスの介護職員(年収320万円・日勤のみ・夜勤なし)

副業:近隣の特養で夜勤専従(月3〜4回)

副業月収:7.5〜10万円(夜勤1回2.5万円)

年収合計:320万+102万=422万円

始めたきっかけ:「デイは夜勤がないので体力に余裕があった。住宅ローンの返済のために、月10万円プラスしたかった。」

成功のポイント:「同じ法人内の別施設で夜勤に入っている。情報共有がスムーズで、ダブルワークの手続きも簡単だった。月4回の夜勤は体力的にギリギリだが、住宅ローンの繰り上げ返済ができるようになった。体調管理のために、副業の夜勤明けの翌日は必ず休みにしている。」

事例3:老健勤務+介護講師(50代男性・Cさん)

本業:老健のケアマネジャー(年収420万円)

副業:初任者研修スクールの非常勤講師(月2〜3回)

副業月収:4〜6万円(時給4,000円×4時間×3回)

年収合計:420万+60万=480万円

始めたきっかけ:「ケアマネの資格と現場経験20年を活かしたかった。人に教えるのが好きだったので講師を選んだ。」

成功のポイント:「介護福祉士+ケアマネ+実務経験20年のプロフィールが評価された。実技指導では現場のリアルな話を交えるので、受講生からの評価が高い。口コミで別のスクールからも声がかかるようになった。土日の講義なので本業に影響なし。」

事例4:訪問介護+介護系YouTube(20代女性・Dさん)

本業:訪問介護のヘルパー(年収300万円)

副業:介護系YouTubeチャンネル運営(チャンネル登録者8,000人)

副業月収:2〜5万円(広告収入+介護系企業のPR案件)

年収合計:300万+36万=336万円

始めたきっかけ:「介護の仕事の魅力を発信したかった。TikTokで介護あるあるを投稿したら反響があり、YouTubeにも展開した。」

成功のポイント:「最初の半年は収入ゼロだったが、コツコツ投稿を続けて登録者が増えた。今は介護転職サイトのPR案件(1件3〜5万円)が月1〜2件入るようになった。収入化までに時間がかかるが、蓄積型なので将来性がある。顔は出さず声のみで発信しているので、プライバシーも守れている。」

事例5:グループホーム勤務+家事代行(30代女性・Eさん)

本業:グループホームの介護職員(年収340万円)

副業:家事代行サービス(タスカジ登録)(週2回・各3時間)

副業月収:4〜5万円(時給2,000円×6時間×月4週)

年収合計:340万+54万=394万円

始めたきっかけ:「介護の生活援助のスキルがそのまま家事代行で使えると聞いて始めた。」

成功のポイント:「介護で培った丁寧さと気配りがお客さんに評価されて、リピーターが増えた。料理と掃除が得意分野。休日の午前中に2件回るだけなので、体力的にも楽。介護の延長線上の仕事なので、ストレスも少ない。」

副業を始めるためのステップガイド

「副業を始めたいけど、何から手をつければいいかわからない」という方のために、具体的なステップを解説します。

Step 1:就業規則を確認(今すぐ)

まず本業の施設の就業規則を読みましょう。就業規則は事務室や休憩室に置いてあることが多いです。見つからなければ総務や人事に「就業規則を見せてください」と言えば開示義務があるため必ず見せてもらえます。

  • 「副業禁止」→上司に相談。「本業に影響しない範囲で、介護系のライター活動をしたい」と具体的に伝える
  • 「届出制」→所定の届出を提出。副業の内容・勤務先・勤務時間を記載
  • 記載なし→原則自由だが、念のため上司に一言伝えておくと安心

Step 2:副業の種類を選ぶ(1週間)

自分の強み・使える時間・体力と相談して選びます。迷ったら以下のフローチャートを参考にしてください。

  • 時間がない・在宅がいい→介護系Webライター(週5〜10時間で月3〜8万円)
  • 体力がある・すぐ稼ぎたい→夜勤専従のダブルワーク(月2〜4回で5〜15万円)
  • 人前で話すのが得意→介護資格の講師(月2〜4回で3〜8万円)
  • SNSが好き・長期的に稼ぎたい→介護系SNS発信(半年〜1年で収益化)
  • 生活援助が得意・体を動かしたい→家事代行サービス(時給1,500〜2,500円)
  • 管理職経験がある・高単価を狙いたい→介護系コンサルタント(月5〜20万円)

複数の副業を組み合わせるのもアリ。例えば「ライター(平日夜)+家事代行(休日午前)」で月6〜10万円も可能です。

Step 3:小さく始める(1ヶ月目)

いきなり大きな副業を始めず、月1〜2万円の目標からスタート。

  • ライターなら1〜2本の記事。まずクラウドワークスに登録して案件を見る
  • 夜勤専従なら月1〜2回から。体の負担を確認してから回数を増やす
  • 講師なら最初は1クラスだけ担当。授業の準備に慣れてから増やす
  • 家事代行ならタスカジやCaSyに登録。最初は週1回から

本業に支障が出ないことを確認してから徐々に増やしましょう。最初の1ヶ月は「続けられるかどうか」を確かめる期間です。

Step 4:経費の管理を始める(1ヶ月目〜)

副業を始めたら、経費の領収書を保管する習慣をつけましょう。確定申告時に経費を計上すれば、税金を合法的に減らせます。

  • 封筒に月別で入れておくだけでOK。デジタル派ならスマホで撮影して保存
  • 会計ソフト(freee等)に月1回入力する。年末に慌てないために
  • 交通費はICカード(Suica等)の利用履歴で確認可能
  • 銀行口座を副業専用に分けると、収入と経費の管理が楽になる

Step 5:確定申告の準備(年末まで)

副業所得が年間20万円を超えそうなら、確定申告の準備を進めます。20万円以下でも住民税の申告は必要です。

  • 12月末に年間の収入と経費を集計
  • 1月末までに本業の源泉徴収票を受け取る
  • 2月16日〜3月15日の間に確定申告書を提出(e-Taxが便利)
  • 不安なら税務署の無料相談を活用。会計ソフトを使えば2〜3時間で完了

介護系Webライターの始め方(具体的手順)

  1. クラウドワークスまたはランサーズに無料登録(5分で完了)
  2. プロフィールを充実させる。「介護福祉士・現場経験○年」は必ず書く。「特養で認知症ケアを10年」など具体的に
  3. 「介護」「福祉」「医療」で案件を検索
  4. 未経験可の案件に3〜5件応募(文字単価1〜1.5円から)
  5. 最初の1〜2本は低単価でも実績づくりと割り切る。納品物の質で勝負
  6. 実績を積んで文字単価2〜3円を目指す。クライアントとの直接契約に移行すれば手数料なし
  7. 得意分野(認知症ケア、転職体験談、資格試験対策など)を明確にしてブランディング

月5本×3,000字×文字単価2円=月3万円。在宅で、すきま時間に、介護経験を活かして稼げます。「文章を書くのが苦手」でも心配無用。介護の現場経験がある時点で、他のライターにはない最大の強みがあります。編集者が修正してくれるので、完璧な文章でなくてもOKです。

副業の注意点 — これだけは守ろう

副業を始める前に、以下の注意点を必ず確認してください。知らなかったでは済まないトラブルを防ぎましょう。

1. 本業に支障を出さない

副業で疲れて本業の介護の質が落ちたら本末転倒です。特に夜勤のダブルワークは、月の夜勤回数が増えすぎると体調を崩すリスクが大きい。本業の夜勤+副業の夜勤は合計で月8回以内を目安にしましょう。睡眠不足は判断力の低下を招き、介護事故のリスクを高めます。

2. 同業他社での副業は慎重に

別の介護施設でダブルワークする場合、利用者情報の漏洩リスクがあります。就業規則で「同業他社での副業禁止」と明記されていることも多いので確認を。また、本業と副業で同じ利用者を担当することがないよう、エリアを分けるなどの配慮が必要です。同じ法人内の別施設なら、こうしたリスクは軽減されます。

3. 確定申告を忘れない

20万円超の所得は必ず確定申告が必要です。忘れると延滞税(年7.3〜14.6%)や無申告加算税(15〜20%)のペナルティが発生します。副業を始めたら、経費の領収書を必ず保管する習慣をつけましょう。年末に慌てないためにも、月1回の経費入力を習慣化することをおすすめします。

4. 守秘義務を徹底する

介護系ライターやSNS発信で、利用者の個人情報を漏らすことは絶対にNG。施設名、利用者名、病名、特定できるエピソードなどは書かないこと。「ある施設での出来事」として一般化して書くのが鉄則です。違反すると個人情報保護法違反で処罰される可能性があります。また、本業の施設の内部情報(経営状況、人事情報など)を副業で使うことも厳禁です。

5. 扶養の壁に注意(パートの方)

パートで扶養内勤務をしている方は、副業収入を含めた年収に注意が必要です。

壁の種類年収ライン超えた場合の影響
住民税の壁100万円住民税が発生する(年数千〜数万円)
所得税の壁103万円所得税が発生。配偶者控除の対象外に
社会保険の壁106万円/130万円自分で社会保険に加入が必要。年間約15〜25万円の負担増

特に130万円の壁を超えると手取りが大幅に減る「逆転現象」が起きるため要注意。副業を始める前に、年収がどの壁を超えそうかシミュレーションしておきましょう。

6. 体調管理は最優先

副業で収入が増えても、体を壊しては元も子もありません。以下のサインが出たら副業の量を減らすか、一時休止しましょう。

  • 慢性的な疲労感が取れない
  • 睡眠の質が悪化した(寝つきが悪い、途中で起きる)
  • 本業でのミスが増えた
  • 休日も回復した感じがしない
  • イライラが増えた、やる気が出ない

副業は「本業を続けながら、無理なく収入を増やす」手段です。健康を犠牲にしては意味がありません。まず自分の体と心を大切にしてください。

確定申告の具体的な手順 — 初心者でもできる

副業所得が年間20万円を超えたら確定申告が必要です。「難しそう」と思うかもしれませんが、会計ソフトを使えば初心者でも2〜3時間で完了します。

確定申告の流れ

時期やることポイント
副業開始時経費の領収書を保管開始封筒に月別で入れておくだけでOK。レシートをスマホ撮影でも可
12月末年間の収入と経費を集計会計ソフトに入力。交通費はICカード履歴で確認
1月末まで本業の源泉徴収票を受け取る本業の給与情報を確定申告に記載するため
2月16日〜3月15日確定申告書を提出e-Tax(オンライン)が便利。マイナンバーカードがあればスマホで完結
3月〜4月所得税を納付コンビニ・銀行・クレジットカード・ネットバンキングで支払い

経費にできるもの一覧

副業で使った費用は経費として計上でき、所得(=税金の対象)を減らせます。

副業の種類経費にできるもの年間経費の目安
WebライターPC(按分)、通信費(按分)、参考書籍、文具、カフェ代(作業場所)5〜15万円
夜勤ダブルワーク交通費、制服・靴代、食費(勤務中のみ)3〜8万円
講師交通費、教材費、スーツ代、参考書籍3〜10万円
SNS発信撮影機材、編集ソフト、通信費(按分)、セミナー参加費5〜20万円

「按分」とは、私用と仕事用の割合で按分計算すること。例えばスマホの通信費が月8,000円で、仕事での使用割合が30%なら、月2,400円が経費になります。自宅の家賃や光熱費も、在宅で仕事をしている場合は一部を経費にできます。

白色申告と青色申告の違い

項目白色申告青色申告
手間簡単(簡易簿記でOK)やや面倒(複式簿記が必要)
控除額なし最大65万円
開業届不要必要(税務署に提出)
おすすめの人副業所得50万円以下副業所得50万円以上

副業を始めたばかりの時期は白色申告で十分です。副業所得が年間50万円を超えてきたら、青色申告への切り替えを検討しましょう。青色申告なら最大65万円の控除が受けられるため、税金を大幅に節税できます。

おすすめの会計ソフト

  • freee:スマホでも操作可能。確定申告書の自動作成機能あり。無料プランで副業程度は対応可能
  • マネーフォワード クラウド確定申告:銀行口座・クレジットカードと連携して自動で取り込み。使いやすいUI
  • 国税庁の確定申告書等作成コーナー:完全無料。画面の指示に従って入力するだけ。e-Taxで提出も可能

住民税を「普通徴収」にする方法

確定申告書の第二表「住民税に関する事項」欄で「自分で納付」にチェックを入れるだけ。これで副業分の住民税が本業の施設に通知されません。e-Taxでも同じ項目があります。ただし、ダブルワーク(給与所得)の場合は普通徴収に切り替えられない自治体もあるため、事前に市区町村の税務課に確認しましょう。

よくある質問

Q. 副業がバレたくない場合はどうすれば?

A. 確定申告時に住民税の徴収方法を「普通徴収(自分で納付)」に変更すれば、本業の施設に副業分の住民税が通知されません。確定申告書の「住民税に関する事項」欄で「自分で納付」にチェックを入れるだけです。ただし、自治体によっては対応できない場合もあるため、市区町村の税務課に事前に確認しましょう。

Q. パートでも副業はできますか?

A. パートでも副業は可能です。ただし、扶養内で働いている方は副業収入を含めた年収が扶養の壁(103万・106万・130万円)を超えないか注意しましょう。壁を超えると税金や社会保険料の負担が増え、手取りが減る「逆転現象」が起きることがあります。事前にシミュレーションしてから始めましょう。

Q. 副業禁止の施設で副業したらどうなりますか?

A. 就業規則違反として懲戒処分の対象になる可能性があります。口頭注意→始末書→減給→最悪の場合は解雇もあり得ます。副業を始める前に必ず就業規則を確認し、必要に応じて上司に相談しましょう。「副業を認めてほしい」と交渉するのも一つの方法です。

Q. 副業の収入にかかる税金はどのくらいですか?

A. 副業の所得に対して所得税(5〜45%の累進課税)+住民税(約10%)がかかります。本業の年収が400万円の場合、副業所得にかかる所得税率は約20%。副業で年間50万円稼いだら、税金は約15万円(所得税10万+住民税5万)程度。手取りは約35万円です。経費を計上すれば税額を抑えられます。

Q. 介護系Webライターはどのくらい稼げますか?

A. 未経験の場合は文字単価1〜1.5円からスタート。3,000字の記事で3,000〜4,500円。月5本書けば1.5〜2.2万円です。実績を積んで文字単価2〜3円になれば、月5本で3〜4.5万円。専門性を高めて文字単価5円以上の仕事を受注できれば、月10万円超も可能です。介護福祉士やケアマネの資格があると高単価案件を受注しやすくなります。

Q. 副業の時間がない場合はどうすれば?

A. 在宅でできる副業(ライター・SNS発信)なら、通勤時間ゼロで隙間時間に取り組めます。夜勤明けの午後2〜3時間、休日の午前中2〜3時間など、週に5〜10時間確保できれば月3〜5万円は十分に稼げます。「まとまった時間が取れない」人こそ、ライター業がおすすめです。

Q. 確定申告のやり方がわかりません

A. 会計ソフト(freee、マネーフォワード等)を使えば、画面の指示に従って入力するだけで確定申告書が作成できます。無料プランでも副業程度の申告は対応可能。不安なら毎年2〜3月に税務署で実施される無料相談会に行くか、税理士に依頼(費用3〜5万円)する方法もあります。

参考文献・出典

  • [1]
    副業・兼業の促進に関するガイドライン- 厚生労働省

    副業・兼業のルール、社会保険の取扱い

  • [2]
    確定申告が必要な方- 国税庁

    副業所得20万円超で確定申告が必要

本業の介護でも収入を上げたい方は、まず働き方診断で処遇改善加算Ⅰの施設を見つけましょう。「本業の年収アップ+副業」の二刀流で、介護職でも年収500万円は十分に実現可能です。あなたの経験とスキルを最大限に活かせる働き方を見つけてください。

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まとめ

介護職の副業について、この記事のポイントをまとめます。

  • 就業規則を確認してから始める。届出制なら届出を、禁止なら交渉を。2018年に厚労省がモデル就業規則から副業禁止を削除しており、容認の流れ
  • 副業所得20万円超で確定申告が必要。20万円以下でも住民税の申告は必要(忘れがち)
  • おすすめ副業TOP3:介護系Webライター(在宅・月3〜10万円)、夜勤専従(月5〜15万円)、講師(月3〜8万円)
  • 本業400万円+副業100万円=年収500万円も現実的な目標
  • 副業の手取りは収入の約70〜80%(経費・税金控除後)。青色申告なら最大65万円の追加控除
  • バレたくない場合は住民税を「普通徴収」に設定
  • 扶養内パートの方は103万・130万円の壁に注意。超えると手取りが減る逆転現象が起きる
  • 本業に支障を出さない範囲で、小さく始めて徐々に拡大。体調管理が最優先
  • 会計ソフト(freee等)を使えば確定申告は2〜3時間で完了

副業は介護職の収入を上げる最も手軽で即効性のある方法です。「介護の給料だけでは足りない」と感じているなら、今日からできることがあります。まずは就業規則の確認、そしてクラウドワークスへの登録から始めてみましょう。

本業の収入そのものを上げたい方は、処遇改善加算Ⅰの施設への転職も有効です。「本業の収入アップ+副業」の二刀流で、介護職でも年収500万円の時代は確実にやってきています。行動した人から、収入は変わります。

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公開日: 2026年3月20日最終更新: 2026年3月21日

執筆者

介護のハタラクナカマ編集部

編集部

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