
介護職の手取り月収はいくら?総支給からの控除内訳と月収別シミュレーション
介護職の手取り月収は総支給の約78〜83%が目安。総支給25万円なら手取り約20万円、30万円なら約24万円、35万円なら約28万円。健康保険・厚生年金・雇用保険・所得税・住民税の控除内訳と2026年税制改正、iDeCo・ふるさと納税で手取りを最大化する方法まで解説します。
この記事のポイント
介護職の手取り月収は総支給額の約78〜83%が目安で、厚労省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査」の平均総支給33.8万円から逆算すると手取りは約26〜28万円になります。総支給25万円なら手取り約20万円、30万円なら約24万円、35万円なら約28万円が標準的な水準です。控除の主役は健康保険4.95%・厚生年金9.15%・介護保険0.81%(40歳以上)の社会保険料と、所得税・住民税。2026年は基礎控除が104万円に拡大され、年収178万円までは所得税が非課税になりました。
目次
「求人票の月給」と「口座振込額」のギャップに納得したい人へ
介護の求人票には「月給28万円」「モデル月収32万円」といった数字が並びますが、実際に通帳に入ってくる額はそれより数万円少なくなります。ここで差し引かれているのが、健康保険・厚生年金・雇用保険・介護保険といった社会保険料と、所得税・住民税の2系統。生活設計や転職先の比較をするときは「額面」ではなく「手取り」で見ないと判断を誤ります。
この記事では、厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査」、協会けんぽの2026年3月分料率、国税庁「給与所得の源泉徴収税額表」など一次情報に基づいて、介護職の手取り月収を仕組みから解きほぐします。さらに総支給20万・25万・30万・35万の4パターンで手取り額をシミュレーションし、iDeCoやふるさと納税を使って合法的に手取りを底上げする方法まで踏み込みます。読み終えたときには「自分の給与明細のどこを見れば手取りが分かるか」「次の転職で月給いくらを狙えば生活が楽になるか」が具体的な数字でイメージできる状態になります。
介護職の総支給額と手取り額の差|全国平均で見る実額
まず全体像をつかむため、最新の公的統計で介護職の総支給と手取りの平均を押さえます。手取りは総支給額からおおむね17〜22%が控除されるのが一般的です。
厚労省「処遇状況等調査」が示す平均月収
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、処遇改善加算を取得している事業所の介護職員(常勤・月給制)の平均給与額は月338,200円(年収換算405.8万円)です。これは基本給・毎月の手当・一時金の1/12を合算した金額で、夜勤手当や処遇改善手当、ボーナスも含む「額面」に相当します。施設タイプ別では特養が361,860円、老健が352,900円、訪問介護が349,740円、デイサービスが294,440円と、1日型の通所系は入所施設より6〜7万円低い水準になります。
額面から手取りへの換算式
実務上、介護職の手取りは額面×0.78〜0.83に収まるケースが大半です。40歳未満で扶養ゼロのケースでは0.80前後、40歳以上で介護保険料が加算されると0.78前後まで下がります。逆に扶養家族が多い、住宅ローン控除が効いているといったケースでは0.83を超えることもあります。
全国平均の338,200円に当てはめると、手取りは概算で263,796円〜280,706円。ボーナスを合わせた年間手取りは約325〜345万円が標準レンジと考えてよいでしょう。
なぜ手取りが額面の8割前後になるのか
控除の割合をざっくり分解すると、社会保険料が額面の約14〜15%、所得税が1〜3%、住民税が4〜6%で、合計20%前後が一般的です。介護職は夜勤手当・処遇改善手当の比重が大きく、これらも丸ごと社会保険料の算定対象(標準報酬月額)になるため、手当が厚い月ほど控除額も大きくなるという構造も押さえておきたいポイントです。
社会保険料の内訳|健康保険・厚生年金・雇用保険・介護保険
手取りを理解する最大のカギは社会保険料の内訳です。協会けんぽ加入の一般事業所を前提に、2026年度料率で整理します。
健康保険料(協会けんぽ・全国平均9.90%)
健康保険料は標準報酬月額に9.90%(全国平均)をかけ、労使折半で本人負担は4.95%です。都道府県ごとに料率が異なり、東京都は9.85%、大阪府は10.13%、新潟県は最安の9.28%といった幅があります。標準報酬月額は原則として4〜6月の平均支給額で決まり、9月から翌年8月までの健康保険料・厚生年金保険料に反映されます。
厚生年金保険料(全国一律18.30%)
厚生年金保険料は全国一律の18.30%で、本人負担は9.15%。社会保険料のなかで最大の負担項目で、月給30万円なら27,450円が毎月天引きされます。将来の老齢厚生年金・遺族年金・障害厚生年金の原資となるため、単なる税金とは違う「強制積立」の側面があります。
介護保険料(40歳以上・協会けんぽ1.62%)
40歳の誕生月から介護保険第2号被保険者となり、健康保険料に介護保険料が上乗せされます。協会けんぽの2026年3月分以降の料率は1.62%で、本人負担0.81%。標準報酬月額30万円なら月2,430円。65歳以降は第1号被保険者となり、給与天引きではなく年金からの特別徴収・市区町村への普通徴収に切り替わります。
雇用保険料(2026年度・一般事業0.5%)
雇用保険料は本人負担0.5%(厚労省告示)と最も軽い負担で、月給30万円なら1,500円程度。失業給付・教育訓練給付・育児休業給付の原資になります。2026年度は前年の0.55%から引き下げられました。
労災保険料は全額事業主負担
労災保険料は全額事業主負担のため、給与明細には登場しません。介護業界は「社会福祉又は介護事業」区分で労災料率0.3%です。
所得税・住民税の計算方法|2026年改正の基礎控除104万円を反映
社会保険料の次に大きい控除項目が所得税と住民税です。2026年は基礎控除・給与所得控除が大幅に引き上げられたため、実務上の計算ロジックを押さえておきましょう。
所得税は毎月「源泉徴収税額表」で概算控除
所得税は毎月の給与支払時に、国税庁が公表する「給与所得の源泉徴収税額表(月額表)」で概算額が天引きされます。表の引き方は、社会保険料控除後の給与額と扶養親族数の交点を見るだけ。扶養ゼロ・社会保険料控除後28万円なら月6,640円程度、社会保険料控除後32万円なら月8,320円程度が源泉所得税の目安です。
2026年の基礎控除・給与所得控除の改正
令和8年度税制改正大綱により、2026年分所得から基礎控除が最大104万円(従来48万円)に拡大され、給与所得控除の最低保障額も74万円(従来55万円)に引き上げられました。これで所得税の非課税ラインは年収178万円まで上昇し、パート勤務など扶養内で働く家族への影響は特に大きくなっています。常勤介護職員の大半は178万円を超えますが、所得税そのものは年間で数千円〜1万円単位で軽くなるケースが多いです。
住民税は「前年所得」に対して翌年6月から課税
住民税は前年1〜12月の所得に対して課税され、翌年6月〜翌々年5月の12回分割で天引きされます。税率は所得割10%(道府県民税4%+市町村民税6%)+均等割約5,000円がベース。新卒1年目は前年の所得がほぼゼロのため、2年目の6月から突然月1〜2万円の住民税が天引きされ、手取りが急減する「2年目ショック」が起きやすい制度です。
復興特別所得税は2026年から1.1%へ
復興特別所得税は所得税額に上乗せされる付加税で、2026年からは税率が2.1%から1.1%に引き下げられる一方、課税期間が2047年まで延長される改正が決定しています。防衛特別所得税の導入と合わせて家計負担は実質横ばいです。
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月収別・手取りシミュレーション|総支給20万・25万・30万・35万で試算
ここでは当サイト独自の試算として、40歳未満・東京都協会けんぽ加入・扶養ゼロを前提に、総支給額別の控除額と手取り額をシミュレーションします。標準報酬月額は総支給額と同じ等級に入る想定、源泉所得税は国税庁の源泉徴収税額表の目安値、住民税は前年同水準の年収で所得割10%を課税するという前提で概算しています。
4パターンの手取り試算表
| 総支給 | 健康保険 | 厚生年金 | 雇用保険 | 所得税 | 住民税 | 控除合計 | 手取り | 手取り率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 200,000円 | 9,850円 | 18,300円 | 1,000円 | 3,620円 | 8,500円 | 41,270円 | 158,730円 | 79.4% |
| 250,000円 | 12,805円 | 23,790円 | 1,250円 | 5,200円 | 12,000円 | 55,045円 | 194,955円 | 78.0% |
| 300,000円 | 14,775円 | 27,450円 | 1,500円 | 6,850円 | 15,500円 | 66,075円 | 233,925円 | 78.0% |
| 350,000円 | 17,730円 | 32,940円 | 1,750円 | 8,420円 | 19,500円 | 80,340円 | 269,660円 | 77.0% |
シミュレーションの読み解き方
注目してほしいのは、総支給が5万円上がっても手取りは3.6〜3.9万円しか増えないという事実です。額面30万円から35万円へ昇給しても、社会保険料と税金が累進的に増えるため、手取りベースでは約3.6万円の増加にとどまります。これは「夜勤を増やして額面を底上げする」より「同じ額面で所得控除を増やす」ほうが手取り効率が良いケースがある、という重要な示唆を含んでいます。
40歳以上は介護保険料で約2,400〜3,000円減る
40歳以上になると介護保険料(本人負担0.81%)が加算され、総支給30万円なら月2,430円、35万円なら月2,835円が追加控除されます。誕生月の翌月給与から天引きが始まるため、40歳手前の介護職員は「誕生月ショック」に備えて家計を見直しておきたいところです。
夜勤手当・処遇改善加算が手取りに与える影響
介護職の給与明細を特徴づけるのが、夜勤手当と処遇改善加算という2つの手当です。これらは手取りにどう効くのでしょうか。
夜勤手当は課税+社会保険料対象
夜勤手当(1回5,000〜8,000円が相場)は、給与所得として所得税・住民税・社会保険料すべての計算対象に入ります。月4回の夜勤で28,000円の夜勤手当がついた場合、社会保険料と税金でおよそ5,600〜6,700円が控除され、手取りベースでは21,300〜22,400円程度が残る計算です。ただし夜勤手当は毎月の支給が不安定なため、標準報酬月額の定時決定(4〜6月平均)のタイミングで夜勤が多かった場合、1年間の社会保険料が想定より高止まりすることもあります。
処遇改善加算は社会保険料・税金の対象
処遇改善加算・特定処遇改善加算・ベースアップ等支援加算は、事業所が受け取る介護報酬のうち「賃金改善に充てる原資」として職員に分配される仕組みです。分配されると通常の賃金と同じ扱いになり、社会保険料・税金の対象になります。2025年12月からの月最大1.9万円の賃上げ措置も例外ではなく、手取りベースでは1.5万円程度の増加になるイメージです。
ボーナス(賞与)は別料率で計算される
ボーナスは標準賞与額(1,000円未満切捨)に健康保険・厚生年金・雇用保険料率をかけて計算します。賞与50万円なら健康保険24,750円・厚生年金45,750円・雇用保険2,500円・所得税(賞与用税率表)で5万円前後が控除され、手取りは約38〜40万円が目安。年間ボーナス2回で計算上は手取り76〜80万円が残ります。
扶養手当・住宅手当・通勤手当の課税・非課税枠
手当のなかには税金や社会保険料の対象にならない「非課税項目」があります。うまく活用すると実質手取りが底上げされます。
- 通勤手当(月15万円まで非課税):公共交通機関・自動車通勤とも、合理的な経路で月15万円以内なら所得税・住民税・社会保険料の対象外。電車定期代は実費支給のまま丸ごと手取りに。
- 出張手当・日当:社内規程で金額が合理的に定められていれば非課税。介護現場では法人本部出張時の日当がここに該当。
- 扶養手当(配偶者手当・子ども手当):名称は「非課税」に聞こえますが、給与所得として課税対象です。ただし扶養親族に該当すれば所得税の扶養控除38万円(16〜18歳・23〜69歳等の場合)・住民税33万円が受けられ、結果的に手取りは増えます。
- 住宅手当・家賃補助:現金支給は課税対象。一方で「社宅・借り上げ社宅として事業所が家主に直接支払い、職員は賃料相当額の50%以上を事業所に支払う」形にすれば、差額分が非課税になります。法人本部がある大手チェーンでは社宅制度の整備が進んでおり、手取りベースで月1〜2万円の差が出ることも。
- 深夜労働の割増賃金:22時〜翌5時の深夜労働は25%以上の割増が労基法で義務。割増部分も課税・社会保険料対象ですが、手当として必ず付く権利なので未計上がないか給与明細で確認を。
- 慶弔見舞金・出産祝い金:社会通念上相当な金額(数万円程度)なら非課税。就業規則に定めのある法人は積極的に申請を。
手取りUPの工夫|iDeCo・ふるさと納税・企業型DCで年6〜10万円改善
総支給を変えずに手取りを増やす王道は、所得控除を積み増すこと。介護職で特に有効な3つの制度を、独自試算付きで紹介します。
iDeCo(個人型確定拠出年金)で所得税・住民税を圧縮
iDeCoは掛金全額が所得控除(小規模企業共済等掛金控除)になる制度。企業年金のない介護法人に勤める場合、月23,000円(年27.6万円)が上限。年収400万円・所得税率10%・住民税10%の介護職員が上限まで拠出すると、年間55,200円(27.6万円×20%)の税金軽減になります。拠出金は60歳まで引き出せませんが、運用益も非課税で老後資金を積み立てられるため、特養・老健など賞与のある職員に向きます。
ふるさと納税で住民税を実質2,000円負担に
ふるさと納税は寄附金のうち自己負担2,000円を超える部分が所得税・住民税から控除される制度。年収400万円・扶養ゼロの介護職員なら年間上限は約42,000円。40,000円を寄附すれば自己負担2,000円で返礼品(還元率30%=約12,000円相当)が受け取れるため、実質1万円の得になります。確定申告が面倒な方は「ワンストップ特例」を使えば申請書提出のみで完結します。
企業型DC・iDeCo+で会社の制度を最大活用
勤務先が企業型確定拠出年金(企業型DC)を導入している場合、マッチング拠出で会社掛金に上乗せして自己負担分を拠出でき、これもiDeCoと同じく全額所得控除。中小法人であれば「iDeCo+(中小事業主掛金納付制度)」で事業主が職員のiDeCoに上乗せする制度もあり、2025年12月の制度改正で対象が拡大されました。
独自試算:年収400万円介護職員の手取り最適化モデル
当サイトの試算では、年収400万円の介護職員がiDeCo月23,000円+ふるさと納税4万円を併用した場合、税負担軽減+返礼品で年間6〜7万円の実質手取り増が可能です。企業型DCのマッチング拠出を使えばさらに上乗せでき、年10万円の手取り改善も視野に入ります。これは夜勤を年10回増やす(夜勤手当7,000円×10回=7万円)のと同じ効果を、働き方を変えずに得られる計算です。
給与明細の読み方|控除の「見える化」で手取りを管理する
手取りを自分で把握できるようになる最短ルートは、毎月の給与明細を「支給」「控除」「勤怠」の3ブロックに分けて読む習慣をつけることです。
支給欄で押さえる4項目
- 基本給:昇給交渉の主戦場。勤続年数・等級・資格で段階的に上がる。
- 職務手当・資格手当:介護福祉士・ケアマネ等の資格に対する固定手当。
- 夜勤手当・処遇改善手当:変動が大きい項目。年単位で推移を追うと実態が見える。
- 通勤手当:非課税枠の範囲内か、領収書相当の実費が反映されているかを確認。
控除欄で押さえる6項目
- 健康保険料・介護保険料:標準報酬月額×各料率。40歳到達月は増額を要確認。
- 厚生年金保険料:標準報酬月額×9.15%。上限65万円に張り付いていないかチェック。
- 雇用保険料:その月の総支給額×0.5%で変動。
- 所得税:源泉徴収税額表どおりに引かれているか、扶養区分に誤りがないかを年末調整前に確認。
- 住民税:毎年6月に更新。特別徴収税額決定通知書と照合。
- その他(組合費・財形・共済会費):任意の天引き項目は、本人同意のない差引がないかを年1回点検。
年末調整と確定申告のポイント
介護職員の多くは勤務先の年末調整で所得税の精算が完結しますが、医療費が年10万円を超えた年(または総所得の5%超)、住宅ローン1年目、ふるさと納税6自治体以上のケースでは確定申告が必要です。申告すると医療費控除・住宅ローン控除で所得税が還付され、翌年6月からの住民税も軽減されるため、手取りが実質的に改善します。
よくある質問|手取り・控除・シミュレーションのQ&A
よくある質問
Q1. 介護職で月収20万円の場合、手取りはいくら?
40歳未満・東京都協会けんぽ・扶養ゼロの前提で、控除合計は約4万1,000円。手取りは約15万8,000円が目安です。新卒・無資格・地方勤務の場合は住民税が1年目かからないため、2年目までは手取り16万円台後半になることもあります。
Q2. 月収30万円で手取り25万円は妥当ですか?
標準的な控除水準(78〜80%)で計算すると、月収30万円の手取りは約23〜24万円が中央値。手取り25万円に達するには、扶養家族1〜2名がいる、iDeCoで所得控除を積んでいる、住宅ローン控除が効いている、といった特殊要因が必要です。
Q3. ボーナスの手取りは額面の何割?
ボーナスからは健康保険・厚生年金・雇用保険料と所得税(賞与用源泉徴収税額表)が控除され、住民税は天引きされません(住民税は月額給与でのみ徴収)。手取り率は額面の77〜82%が目安で、50万円のボーナスなら手取り約38〜41万円です。
Q4. 夜勤を増やすと手取りはどれくらい増えますか?
夜勤1回7,000円で月4回追加すると、月2.8万円の総支給増。手取りベースではおよそ月2.1〜2.3万円の増加です。ただし夜勤回数が4〜6月に多いと標準報酬月額が上がり、9月以降1年間の社会保険料が高止まりする点に注意してください。
Q5. 正社員・派遣・パートで手取り率は変わりますか?
社会保険加入条件を満たす派遣・パート(週20時間以上・月額8.8万円以上等)は正社員と同じ控除構造ですが、扶養内パートは社会保険料が免除されるため手取り率は95%前後。年収106万円または130万円の「壁」を越えると社会保険料で年20万円前後の負担が発生するため、超え方の設計が手取りに大きく影響します。
Q6. 40歳になると手取りはどれだけ減りますか?
介護保険料(本人負担0.81%)が加算されるため、月収30万円なら月2,430円、月収35万円なら月2,835円、年間で約3〜3.4万円の手取り減になります。誕生月の翌月給与から天引きが始まります。
Q7. 住民税が急に増えるのはなぜ?
住民税は前年所得に対して翌年6月から課税されるため、就職2年目の6月・転職して年収が大幅に上がった翌年6月に急増します。毎年5月末頃に送られる「特別徴収税額決定通知書」で金額と根拠を確認しておきましょう。
参考文献・出典
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まとめ|手取りは「額面×0.78〜0.83」、数字で把握して働き方を選ぶ
介護職の手取り月収は、協会けんぽ加入・40歳未満・扶養ゼロの標準的なケースで額面×0.78〜0.80、40歳以上は介護保険料が乗って×0.77〜0.79が目安です。厚労省の全国平均総支給33.8万円を当てはめると、手取りの中央値は約26〜28万円。総支給を5万円増やしても手取りは3.6〜3.9万円しか増えない一方で、iDeCoとふるさと納税を併用すれば働き方を変えずに年間6〜7万円の手取り改善が可能です。
手取りを最大化する順番は、①給与明細で控除項目を見える化する→②40歳到達・住民税2年目・扶養変更など節目のインパクトを事前把握する→③iDeCo・企業型DC・ふるさと納税で所得控除を積む→④そのうえで夜勤・資格手当・昇給で総支給を底上げする、という流れが効率的です。
「いまの月給が妥当か」「次の転職先で提示された月給でいくら残るか」を数字で語れるようになると、職場選びの精度が一段上がります。自分の理想の働き方と手取りのバランスを整理したい方は、働き方診断で適した施設タイプ・勤務地の傾向をつかみ、具体的な求人比較につなげてみてください。
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