
デイサービスの給料・年収相場と収入アップの方法
デイサービス介護職の給料・年収相場を解説。平均月給・賞与・時給、処遇改善加算、他施設との比較、収入アップの方法まで詳しく紹介します。
「デイサービスで働くと給料はどのくらいもらえる?」「夜勤がない分、収入は低いの?」——介護職への転職を考える方なら、誰もが気になるポイントです。結論から言うと、デイサービスの給料は入所施設より低めですが、日勤のみで働ける魅力があります。
デイサービス(通所介護)は、日中に高齢者が施設に通い、食事・入浴・レクリエーションなどのサービスを受ける介護サービスです。夜勤がなく、日勤のみで働けるため、家庭との両立やワークライフバランスを重視する方に人気があります。土日休みの施設も多く、規則正しい生活を送りたい方にも適した職場です。
本記事では、デイサービスで働く介護職員の給料・年収について、厚生労働省の統計データや求人情報をもとに詳しく解説します。正社員・パートの給与相場、他施設との比較、給料の内訳、収入アップの具体的な方法まで、転職を検討する際に知っておきたい情報を網羅しています。「夜勤なしでも稼げる?」「年収400万円は目指せる?」「送迎手当はいくら?」といった疑問にもお答えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
デイサービスとは
デイサービス(通所介護)とは、要介護認定を受けた高齢者が日帰りで施設に通い、食事・入浴・機能訓練・レクリエーションなどのサービスを受ける介護保険サービスです。利用者は自宅で生活しながら、週に数回デイサービスに通うことで、心身機能の維持・向上や社会交流を図ることができます。家族の介護負担を軽減する「レスパイトケア」としての役割も担っています。
デイサービスの種類
- 通常規模型デイサービス:1日の定員18名以上。最も一般的なタイプで、入浴・食事・レクなど総合的なサービスを提供。安定した経営基盤で給与も安定している傾向
- 小規模デイサービス:1日の定員18名以下。少人数でアットホームな雰囲気が特徴。利用者との距離が近く、きめ細かいケアができる
- 大規模デイサービス:1日の定員25名以上。大きな施設で多様なプログラムを提供。職員数も多く、チームで働きたい方に向いている
- リハビリ特化型デイサービス:機能訓練に特化し、入浴・食事サービスがないタイプ。半日利用が多く、午前・午後の2部制で効率よく働ける
- 認知症対応型デイサービス:認知症の方を専門にケアする小規模施設。専門性が高く、資格を活かせる
デイサービスの仕事内容
デイサービスで働く介護職員の主な業務は以下の通りです。入所施設と比較すると、レクリエーションや送迎業務の比重が高いのが特徴です。
- 送迎業務:利用者の自宅と施設間の送迎。運転だけでなく、乗降介助も行う。普通免許があれば担当可能で、送迎手当が付くことも
- 入浴介助:利用者の入浴をサポート。脱衣・洗体・着衣まで介助。一般浴・機械浴など施設によって設備が異なる
- 食事介助:配膳・下膳、食事が困難な方への介助、水分補給。嚥下機能に合わせた食事形態の確認も重要
- 排泄介助:トイレ誘導、おむつ交換。利用者の尊厳を守りながら対応する
- レクリエーション:体操、ゲーム、カラオケ、工作、季節行事などの企画・運営。利用者が楽しめるプログラムを考える創造性が求められる
- 機能訓練の補助:理学療法士等の指導のもと、リハビリをサポート。歩行訓練や筋力トレーニングの補助を行う
- 記録・報告:利用者の様子を記録し、家族や関係者に報告。連絡帳の記入やケアマネへの情報共有も重要な業務
デイサービスの1日の流れ
一般的なデイサービスの1日の流れは以下の通りです。
- 8:30〜9:30:送迎・お出迎え
- 9:30〜10:00:バイタルチェック・朝の会
- 10:00〜12:00:入浴・個別機能訓練
- 12:00〜13:00:昼食・口腔ケア
- 13:00〜14:00:休憩・自由時間
- 14:00〜15:30:レクリエーション・おやつ
- 15:30〜16:30:送迎・お見送り
- 16:30〜17:30:記録・翌日準備・清掃
デイサービスの給料・年収データ【2024年版】
厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査」によると、デイサービス(通所介護事業所)で働く介護職員の平均給与は月額約27万5,000円です。年収に換算すると約330万円となります。これは介護施設全体の平均(約31万6,000円)と比較するとやや低めですが、夜勤がないことを考慮すると、時間あたりの効率は悪くありません。
雇用形態別の給料目安
| 雇用形態 | 月給 | 年収(賞与含む) | 手取り目安 |
|---|---|---|---|
| 正社員(無資格) | 18万〜23万円 | 240万〜310万円 | 15万〜19万円 |
| 正社員(初任者研修) | 20万〜25万円 | 270万〜340万円 | 16万〜20万円 |
| 正社員(実務者研修) | 21万〜26万円 | 290万〜360万円 | 17万〜21万円 |
| 正社員(介護福祉士) | 23万〜29万円 | 320万〜400万円 | 18万〜23万円 |
| 生活相談員 | 25万〜32万円 | 350万〜440万円 | 20万〜26万円 |
| 管理者 | 28万〜38万円 | 400万〜520万円 | 22万〜30万円 |
パート・アルバイトの時給
| 資格 | 時給相場 | 月収目安(週30時間) | 年収目安 |
|---|---|---|---|
| 無資格 | 1,000〜1,150円 | 12万〜14万円 | 144万〜168万円 |
| 初任者研修 | 1,050〜1,250円 | 13万〜15万円 | 156万〜180万円 |
| 介護福祉士 | 1,150〜1,400円 | 14万〜17万円 | 168万〜204万円 |
勤続年数別の給料
勤続年数によっても給料は変わります。経験を積むほど昇給していきます。
- 1年未満:月給19〜23万円
- 1〜3年:月給20〜25万円
- 3〜5年:月給22〜27万円
- 5〜10年:月給24〜29万円
- 10年以上:月給26〜32万円
地域による給料差
勤務地域によって給料に大きな差があります。都市部ほど給料が高い傾向ですが、生活費も高くなります。
- 東京23区:月給26〜34万円(地域手当あり、最も高い水準)
- 大阪・名古屋・横浜:月給24〜30万円
- 政令指定都市:月給23〜28万円
- 地方都市:月給20〜25万円
- 郡部・過疎地域:月給18〜23万円(生活費が安いため実質的な差は縮まる)
給料の内訳と各種手当
デイサービスの給料は、基本給に各種手当が加算される形で構成されています。手当の有無や金額は事業所によって異なるため、求人票で必ず確認しましょう。同じ月給25万円でも、内訳が異なると将来の昇給や賞与に影響します。
基本給
デイサービスの基本給は月額16〜22万円程度が一般的です。資格や経験年数によって基本給が設定されます。毎年の昇給は1,000〜3,000円程度の事業所が多いですが、大手法人では3,000〜5,000円の昇給があることも。基本給は賞与の計算基準にもなるため、できるだけ高い事業所を選ぶと有利です。
各種手当の内訳
- 資格手当:介護福祉士で月5,000〜15,000円、初任者研修で月2,000〜5,000円、実務者研修で月3,000〜8,000円
- 処遇改善加算:月8,000〜37,000円(施設の加算区分による)。加算Ⅰなら月額37,000円相当
- 特定処遇改善加算:経験10年以上の介護福祉士に月8万円程度配分される場合も。事業所によって配分方法が異なる
- 送迎手当:送迎業務を担当すると月5,000〜15,000円。1回あたり500〜1,000円の事業所も
- 役職手当:リーダーで月10,000〜20,000円、主任で月15,000〜30,000円、管理者で月30,000〜50,000円
- 通勤手当:実費支給(上限月15,000〜25,000円が一般的)。マイカー通勤OKの事業所も多い
- 住宅手当:月10,000〜20,000円(支給する事業所は約20%)。世帯主限定の場合も
- 扶養手当:配偶者月5,000〜10,000円、子ども1人月3,000〜5,000円
- 皆勤手当:月5,000〜10,000円。欠勤がない月に支給
賞与(ボーナス)
デイサービスの賞与は年2回(6月・12月)、合計1.5〜3ヶ月分が一般的です。厚生労働省の調査によると、デイサービス介護職員の平均賞与は年間約52万円です。
ただし、事業所によって大きな差があります。
- 社会福祉法人:3〜4ヶ月分、安定して支給される傾向
- 医療法人:2.5〜3.5ヶ月分
- 大手株式会社:2〜3ヶ月分
- 中小企業:1〜2ヶ月分、または業績連動
- 新規開設施設:初年度は寸志程度の場合も
手取り額の計算例
月給25万円の場合の手取り額を計算すると、約20万円になります。
- 健康保険料:約12,500円(40歳以上は介護保険料も加算)
- 厚生年金保険料:約23,000円
- 雇用保険料:約1,500円
- 所得税:約5,000円
- 住民税:約8,000円(前年の所得に基づく)
- 控除合計:約50,000円
- 手取り:約200,000円
年収330万円の場合、手取りは約265万円(月額約22万円)になります。
他施設との給料比較
デイサービスの給料を、他の介護施設と比較してみましょう。介護職員(常勤・月給)の平均給与で比較します。転職先を検討する際の参考にしてください。
施設タイプ別の給料比較表
| 施設タイプ | 平均月給 | 平均年収 | 夜勤 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム | 28万〜35万円 | 400万〜480万円 | あり | 給料高め、夜勤手当で稼げる |
| 介護老人保健施設 | 27万〜33万円 | 390万〜470万円 | あり | 医療体制充実 |
| 有料老人ホーム | 26万〜32万円 | 370万〜450万円 | あり | 運営会社により差が大きい |
| グループホーム | 24万〜30万円 | 340万〜420万円 | あり | 認知症ケア特化 |
| 小規模多機能 | 24万〜29万円 | 340万〜400万円 | あり | 3サービス経験可能 |
| デイサービス | 22万〜28万円 | 300万〜380万円 | なし | 日勤のみ、WLB◎ |
| 訪問介護 | 22万〜27万円 | 300万〜380万円 | なし | 1対1のケア |
なぜデイサービスの給料は低めなのか
デイサービスの給料が入所施設より低めになる主な理由は以下の通りです。
- 夜勤がない:夜勤手当(1回5,000〜8,000円)がないため、月3〜5万円の差が出ます。入所施設では月4〜5回の夜勤で2〜4万円の上乗せがあります
- 介護報酬の単価:入所施設と比較して介護報酬が低めに設定されています。利用者1人あたりの収益が少ない分、人件費に回せる予算も限られます
- 営業時間が限られる:日中のみの営業(8〜9時間程度)のため、収益に上限があります。24時間体制の入所施設と比較すると効率が異なります
- 要介護度が低め:利用者の要介護度が比較的低いため、介護報酬の単価も低くなります
デイサービスの給料面でのメリット
一方で、デイサービスならではのメリットもあります。
- 残業が少ない:営業時間が決まっているため、サービス残業が少なく、定時退社しやすい
- 身体的負担が軽い:夜勤がなく、利用者の要介護度も比較的低め。腰痛などのリスクも低い
- 処遇改善加算対象:介護保険サービスのため、処遇改善加算が支給される
- 土日休みが多い:週休2日で土日休みの施設も多く、プライベートの予定が立てやすい
- 送迎手当で上乗せ:デイサービス特有の手当として、月5,000〜15,000円の送迎手当が付く
時間あたりの収入で比較すると
月給だけ見ると入所施設の方が高いですが、労働時間を含めて考えると差は縮まります。
- 特養:月給30万円÷180時間(夜勤含む)=時給換算1,667円
- デイサービス:月給25万円÷170時間=時給換算1,471円
差は約200円程度です。夜勤の負担を考えると、デイサービスの方が効率が良いと感じる方も多いでしょう。
デイサービスで収入アップする7つの方法
デイサービスで働きながら収入を上げる、具体的な方法を紹介します。すぐに実践できるものから、中長期的に取り組むものまで、7つの方法を解説します。
1. 介護福祉士資格を取得する
最も確実な収入アップ方法です。資格手当(月5,000〜15,000円)に加え、基本給も上がることが多く、年収で20〜40万円のアップが期待できます。実務経験3年+実務者研修修了で受験資格が得られます。合格率は約70%と、しっかり対策すれば十分合格可能です。資格取得支援制度がある事業所も多いので活用しましょう。
2. 送迎業務を担当する
デイサービスならではの方法です。送迎ドライバーを兼務すると、月5,000〜15,000円の送迎手当が付きます。普通自動車免許があれば担当できるので、すぐに始められます。1日2回(朝・夕)の送迎で、年間7〜18万円の収入増になります。
3. 生活相談員を目指す
社会福祉士、社会福祉主事任用資格、介護福祉士+実務経験などがあれば、生活相談員として働くことができます。生活相談員は介護職員より月2〜5万円高い給与設定になっていることが多く、年収で24〜60万円のアップが見込めます。利用者・家族との相談対応やケアマネとの連絡調整が主な業務です。
4. 管理者へのキャリアアップ
デイサービスの管理者になると、月3〜6万円の役職手当が付きます。年収400〜520万円も可能です。管理者になるには、認知症介護実践者研修の修了などが求められる場合があります。小規模なデイサービスでは、5〜7年で管理者になれるケースもあり、入所施設より早くキャリアアップできる可能性があります。
5. 処遇改善加算の高い事業所に転職
同じ仕事でも、加算区分によって月額1〜3万円の差が出ます。転職する際は「処遇改善加算Ⅰ」を取得している事業所を優先的に検討しましょう。求人票に記載がない場合は、面接時に確認することをおすすめします。
6. 大手法人・社会福祉法人への転職
大手法人や社会福祉法人は、給与水準が安定しており、賞与も高めの傾向があります。年間賞与が3〜4ヶ月分出る法人もあります。福利厚生(退職金制度、研修制度など)も充実していることが多いです。複数のデイサービスを運営している法人なら、異動や昇進の機会も豊富です。
7. 機能訓練指導員の資格を取得
看護師、理学療法士、作業療法士、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師などの資格があれば、機能訓練指導員として働くことができます。介護職員より高い給与設定になっていることが多く、年収350〜500万円が目指せます。デイサービスでは必置の職種なので、需要も安定しています。
デイサービスで働く給料面のメリット・デメリット
給料面のメリット
- 残業代が発生しにくい:営業時間が決まっているため、サービス残業が少なく、時間あたりの効率が良い。定時退社できる日が多い
- 処遇改善加算の対象:介護保険サービスのため、国の処遇改善制度の恩恵を受けられる。加算Ⅰなら月額37,000円相当の上乗せ
- 送迎手当で上乗せ:送迎業務を担当すると月5,000〜15,000円の手当が付く。デイサービスならではの収入アップ方法
- 土日休みが多い:週休2日で土日休みの施設も多く、予定が立てやすい。家族との時間を大切にできる
- 副業がしやすい:日勤のみで体力的余裕があるため、休日に登録ヘルパーやパートで収入を補うことも可能
- 昇進しやすい:小〜中規模の施設が多く、リーダーや管理者への昇進チャンスが比較的多い
給料面のデメリット
- 夜勤手当がない:入所施設と比較して月3〜5万円低くなる主な要因。年収では30〜60万円の差に
- 基本給が低め:入所施設と比較すると、基本給自体が低く設定されていることが多い
- 賞与が少ない場合も:小規模事業所では賞与が1ヶ月分未満のケースもある。大手法人との差が大きい
- 昇給幅が小さい:毎年の昇給が1,000〜2,000円程度と小さい場合がある
- 収入の天井がある:管理者にならない限り、年収400万円を超えるのは難しい
給料を重視するなら確認すべき5つのポイント
転職時に必ずチェックしたいポイントをまとめました。
- 処遇改善加算の区分:Ⅰが最も高く、月額37,000円相当の上乗せ
- 賞与の実績:何ヶ月分か、過去3年の支給実績を確認
- 昇給制度の有無と実績:毎年いくら昇給するか、実績を確認
- 送迎手当の有無:送迎業務で月5,000〜15,000円の上乗せ
- 資格取得支援制度:受講料補助や勤務調整があるか
求人票だけでなく、面接時にも積極的に質問しましょう。給料について質問するのは失礼ではありません。
デイサービスが向いている人の特徴
給料だけでなく、働き方の適性も踏まえて、デイサービスが向いている人の特徴を紹介します。自分に合った職場かどうかを判断する参考にしてください。
向いている人
- ワークライフバランスを重視する人:日勤のみ・土日休みの施設が多く、家庭との両立がしやすい。子育て中の方や介護と仕事を両立したい方に最適です
- コミュニケーション能力が高い人:利用者やその家族、送迎先の地域住民など、多くの人と関わる機会があります。人と話すのが好きな方に向いています
- レクリエーションが好きな人:体操、ゲーム、カラオケ、工作、季節行事など、楽しい企画を考えるのが好きな方に向いています
- 規則正しい生活を送りたい人:夜勤がなく、生活リズムが安定します。睡眠や健康を大切にしたい方におすすめです
- 要介護度の低い方と関わりたい人:デイサービスの利用者は比較的元気な方が多く、会話を楽しみながらケアできます
- 運転が得意な人:送迎業務があるため、運転スキルを活かせます。送迎手当で収入アップも可能
向いていない人
- とにかく高収入を追求したい人:給料重視なら、夜勤ありの入所施設の方が有利です
- 静かな環境で働きたい人:レクリエーションなど賑やかな場面が多いため、静かに働きたい方には不向きです
- 運転が苦手な人:送迎業務を担当する機会が多いため、運転が不得意だと業務が限られます
デイサービスの給料に関するよくある質問
Qデイサービスで年収400万円以上は可能ですか?
可能です。管理者や生活相談員になれば年収400〜500万円が目指せます。一般の介護職員でも、介護福祉士資格を持ち、大手法人や処遇改善加算Ⅰの事業所で働けば、年収380万円程度になることがあります。
Qデイサービスのパート時給はどのくらいですか?
地域や資格によりますが、1,000〜1,400円が相場です。介護福祉士を持っていると時給が50〜150円アップすることが多いです。東京23区では1,200〜1,500円程度になります。
Qデイサービスにボーナスはありますか?
正社員なら年2回の賞与がある施設が多いです。平均で1.5〜3ヶ月分程度。ただし小規模事業所や新規開設の施設は賞与が少ない場合もあるので、求人票で確認しましょう。
Q未経験・無資格でデイサービスの給料はいくらですか?
未経験・無資格で月給18〜23万円からスタートが一般的です。初任者研修を修了すると月1〜2万円アップ。実務経験を積みながら資格を取得していくのがおすすめです。
Q特養とデイサービス、どちらが稼げますか?
夜勤手当がある特養の方が月3〜5万円高い傾向があります。年収で30〜60万円の差になることも。ただし、デイサービスは日勤のみで体力的負担が少なく、副業と両立しやすいメリットがあります。
Q送迎手当はいくらですか?
月5,000〜15,000円が相場です。送迎1回あたり500〜1,000円という計算の事業所もあります。普通自動車免許があれば担当できるので、収入アップの手軽な方法です。
あなたに合った介護の働き方を見つけよう
デイサービスの給料や働き方について理解が深まりましたか?給料だけでなく、仕事内容や職場環境との相性も大切です。あなたの希望条件や適性から、ぴったりの介護施設タイプを診断してみましょう。わずか3分で診断完了。日勤のみで高収入を目指せる施設もあります。
まとめ
デイサービスの給料について、詳しく解説してきました。最後に重要なポイントをまとめます。
給料の全体像
- 正社員(介護福祉士):月給23〜29万円、年収320〜400万円
- 正社員(無資格):月給18〜23万円、年収240〜310万円
- パート:時給1,000〜1,400円(資格・地域による)
- 生活相談員:月給25〜32万円、年収350〜440万円
- 管理者:月給28〜38万円、年収400〜520万円
他施設との比較
夜勤がない分、入所施設(特養・老健など)より月3〜5万円低い傾向があります。年収では30〜60万円の差になることも。ただし、ワークライフバランスが取りやすく、体力的負担も少ないのが魅力です。残業も少なく、時間あたりの効率は決して悪くありません。
収入アップの7つのポイント
- 介護福祉士資格を取得する(年収20〜40万円アップ)
- 送迎業務を担当する(年間7〜18万円アップ)
- 生活相談員を目指す(年収24〜60万円アップ)
- 管理者へキャリアアップ(年収400〜520万円も可能)
- 処遇改善加算Ⅰの事業所を選ぶ(月1〜3万円の差)
- 大手法人・社会福祉法人への転職(賞与が安定)
- 機能訓練指導員の資格を取得(年収350〜500万円)
デイサービスが向いている人
- ワークライフバランスを重視する人
- 規則正しい生活を送りたい人
- コミュニケーションやレクリエーションが好きな人
- 子育てや介護と仕事を両立したい人
- 運転免許を活かして送迎業務もしたい人
最後に
デイサービスは、夜勤なしで規則正しい生活を送りながら、介護の仕事に携わりたい方に最適な職場です。給料は入所施設より低めですが、送迎手当や資格取得、キャリアアップで収入を上げることは十分可能です。利用者とのコミュニケーションやレクリエーションを楽しみながら、やりがいを持って働ける環境でもあります。
転職を検討する際は、給料だけでなく、処遇改善加算の区分、賞与実績、昇給制度、福利厚生なども総合的に比較して、自分に合った職場を見つけてください。まずは働き方診断で、あなたに合った施設タイプを確認してみましょう。
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デイサービス介護職員の1日のスケジュール
一般的なデイサービス(7〜8時間型)で働く介護職員の1日の流れを、時間帯別に詳しく解説します。施設によって多少の違いはありますが、基本的な流れは共通しています。
8:00〜8:30 出勤・朝礼・準備
出勤後、まずは朝礼でその日の利用者情報(人数、体調注意点、新規利用者、要介護度など)を共有します。送迎ルートの確認、送迎車の点検(ガソリン残量、車椅子リフトの動作確認など)、施設内の準備(テーブルセッティング、入浴準備、お茶の準備など)を行います。利用者を迎える前の大切な準備時間です。この時間に連絡帳や前回の記録を確認し、利用者の状態を把握しておきます。
8:30〜9:30 送迎(お迎え)
送迎車で利用者の自宅へお迎えに行きます。1台の車で5〜10人程度を順番にピックアップするため、効率的なルート選択が求められます。車椅子の利用者がいる場合はリフト車を使用し、安全に乗車させます。家族への挨拶、利用者の乗降介助、シートベルト確認、車内での見守りを行いながら施設へ向かいます。朝の体調や気分を会話から把握することも大切な業務です。天候によって所要時間が変わるため、余裕を持ったスケジュール管理が必要です。
9:30〜10:00 到着・健康チェック
利用者が到着したら、笑顔でお出迎えします。上着を脱がせて席に案内し、お茶を提供しながらバイタル測定(体温・血圧・脈拍)を行います。体調確認の結果は記録し、入浴可否を判断します。高血圧の方は入浴を控える、微熱がある方は看護師に報告するなどの対応を行います。この時間帯はコミュニケーションの場でもあり、利用者の表情や様子から体調変化を読み取ります。他の利用者との会話も始まり、1日の活動がスタートします。
10:00〜11:30 入浴介助
午前中のメイン業務が入浴介助です。1日に10〜20人程度の利用者を入浴させるため、効率的な段取りが必要です。着脱介助→浴室への移動→洗身・洗髪→浴槽での入浴→体拭き・着衣→整容(ドライヤー、スキンケア、爪切りなど)という流れで進めます。入浴中は皮膚状態の観察(褥瘡、湿疹、傷など)も行い、異常があれば看護師に報告します。入浴しない利用者はフロアで体操やレクリエーション、個別の機能訓練を行います。入浴介助は体力を使う業務なので、スタッフ間で交代しながら行うことが多いです。
11:30〜12:00 昼食準備
入浴介助を終え、昼食の準備に入ります。テーブルセッティング、配膳の準備、利用者の食事形態(常食・刻み食・ソフト食・ミキサー食・とろみ付きなど)の確認を行います。トイレ誘導も昼食前に済ませておきます。手洗いの声かけ、エプロンの準備、席への誘導なども行います。
12:00〜13:00 昼食・服薬介助
昼食を提供し、必要な利用者には食事介助を行います。むせ込みに注意しながら、利用者のペースに合わせて介助します。食事量の記録(主食・副食それぞれ何割摂取したかなど)、服薬介助(食前薬・食後薬の確認)、口腔ケア(歯磨き・義歯洗浄など)も行います。昼食後はトイレ誘導を行い、休憩タイムに入ります。食事中は利用者同士の会話も弾み、楽しい雰囲気を作ることも職員の役割です。
13:00〜13:45 休憩
職員は交代で45〜60分の休憩を取ります。利用者は昼食後の休息時間となり、テレビを見たり、うたた寝をしたり、おしゃべりをしたりと自由に過ごします。この時間帯は見守り当番が必要で、転倒やトイレの訴えなどに注意します。休憩が終わったスタッフは、午後のレクリエーションの準備を行います。
13:45〜15:00 午後のレクリエーション・機能訓練
午後のメインはレクリエーションや機能訓練です。集団体操(座ったままできる体操、口腔体操など)、ゲーム(風船バレー、ボーリング、輪投げ、しりとり、カルタなど)、カラオケ、脳トレ(計算、パズル、クイズ)、創作活動(塗り絵、折り紙、手芸、書道など)など、日替わりで様々なプログラムを実施します。利用者が楽しめるよう、声かけや盛り上げ役になることも職員の役割です。季節行事(花見、夏祭り、敬老会、クリスマス会など)の日は特別プログラムを行います。機能訓練指導員がいる場合は、個別のリハビリプログラム(歩行訓練、マシントレーニングなど)も行われます。
15:00〜15:30 おやつ・水分補給
おやつタイムは、利用者にとってお楽しみの時間です。おやつ(和菓子、洋菓子、果物など日替わり)と飲み物(お茶、コーヒー、紅茶など好みに合わせて)を提供し、コミュニケーションを取りながらゆったり過ごします。この時間に連絡帳の記入を行うこともあります。トイレ誘導も済ませ、帰宅準備に入ります。
15:30〜16:30 帰宅準備・送迎(お送り)
利用者の持ち物(バッグ、上着、杖、連絡帳など)を確認し、帰宅準備を行います。送迎車に乗車させ、各自宅へお送りします。家族への引き継ぎ(その日の様子の報告、気になった点の共有、連絡帳の受け渡し)も大切な業務です。玄関先での見送りまで行い、安全に帰宅を確認します。一人暮らしの利用者の場合は、自宅内まで付き添うこともあります。
16:30〜17:30 記録・清掃・退勤
送迎から戻ったら、ケース記録の仕上げ、申し送り事項のまとめを行います。施設内の清掃(フロア、トイレ、浴室など)、翌日の準備(レクの準備、入浴順の確認など)、ミーティング(終礼)を経て退勤します。片付けや記録が長引いて残業になることもありますが、基本的には17:30頃には退勤できます。
デイサービスで働くメリット
デイサービスで働くメリットを紹介します。転職を検討する際の参考にしてください。
1. 夜勤がない
デイサービス最大のメリットは夜勤がないことです(お泊りデイを除く)。日勤のみで17時〜18時頃には退勤でき、生活リズムが安定します。夜勤があると体調を崩しやすい方、子育て中の方、家族の介護をしている方に人気があります。規則正しい生活ができるため、趣味や副業の時間も確保しやすいです。
2. 土日休みの施設も多い
土日祝日が休みの施設も多く、週末を家族や友人と過ごしやすいです。プライベートを大切にしたい方、子どもの行事に参加したい方には魅力的な職場です。ただし、土日営業の施設もあるため、求人時に確認しましょう。シフト制でも土日休みを取りやすい施設もあります。
3. 未経験でも始めやすい
デイサービスは介護施設の中でも未経験者が入りやすい職場です。日勤のみでチームで動くので、1人で判断を迫られる場面も少ないです。資格がなくても働ける施設も多く、介護の第一歩として選ぶ人も多いです。働きながら介護職員初任者研修や介護福祉士の資格取得を目指すこともできます。研修制度が充実している施設も多く、基本的な介護技術を学べます。
4. 身体的負担が比較的軽い
入居型施設と比較すると、要介護度が低い利用者が多いため、全介助の場面は少なめです。腰痛などの身体的負担を軽減したい方に向いています。また、夜勤がないため、体力的にも無理なく続けられます。立ち仕事は多いですが、重度者の移乗介助などは少ない傾向があります。
5. 利用者との深い関係
毎日または週に複数回通ってくる利用者と信頼関係を築けます。「今日も来てくれた」「楽しかった」という笑顔がやりがいになります。利用者の生活を支えているという実感を得られ、家族からの感謝の言葉をもらえることもあります。長期間関わることで、利用者の変化に気づき、適切なケアにつなげることもできます。
6. 幅広いスキルが身につく
デイサービスでは、身体介護だけでなく、レクリエーションの企画・進行、送迎業務、家族対応など、多様なスキルが身につきます。コミュニケーション能力や企画力は、将来のキャリアにも活かせます。管理者やケアマネージャーを目指す際にも、デイサービスでの経験は役立ちます。
のの働き方
のでは、様々な働き方が可能です。
勤務形態の選択肢
- 日勤のみ:の中には日勤帯のみで働ける施設もあります
- シフト制:早番・日勤・遅番・夜勤のローテーションが基本
- パート・アルバイト:週2〜3日から働ける柔軟な雇用形態
で働く環境
エリアのでは、資格取得支援制度や研修制度が充実している施設が多くあります。での経験を積みながら、キャリアアップを目指すことができます。
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介護職の給料・年収|施設別・資格別の平均と給料アップ方法【2025年】
介護職の平均年収は約350万円。施設別・資格別・地域別の給料比較、2025年の賃上げ動向、給料を上げる5つの方法を解説。転職で年収アップを目指す方必見。
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