
特別養護老人ホーム(特養)の仕事内容を徹底解説
特養の仕事内容を詳しく解説。身体介護・生活援助の具体的な業務から、日勤・夜勤のスケジュール、給料相場、メリット・デメリットまで。未経験から特養で働きたい方必見の完全ガイド。
特別養護老人ホーム(特養)とは

特別養護老人ホーム(特養)は、原則として要介護3以上の高齢者が入居できる公的な介護施設です。社会福祉法人や地方自治体が運営しており、民間の有料老人ホームと比較して費用が抑えられるため、入居待機者が多い人気の施設です。
特養の入居条件
- 原則65歳以上で要介護3〜5の認定を受けている方
- 特例として要介護1・2の方でも、認知症や知的障害などで在宅生活が困難な場合は入居可能
- 常時介護が必要で、在宅での生活が難しい方
特養の2つのタイプ
特養には大きく分けて従来型とユニット型の2種類があります。働く環境も異なるため、転職前に確認しておきましょう。
従来型特養
1部屋に2〜4人が生活する多床室が中心です。カーテンやパーテーションで仕切られており、プライバシーは限定的ですが、入居費用が比較的安いのが特徴です。スタッフの目が届きやすく、入居者同士の交流も生まれやすい環境です。
働く側のメリット:複数の入居者を同時に見守れる、チームで動きやすい
ユニット型特養
全室個室で、10人前後を1ユニットとして少人数でケアを行います。入居者一人ひとりのプライバシーが守られ、自分らしい生活を送りやすいのがメリットです。2002年以降に新設された特養の多くはユニット型となっています。
働く側のメリット:担当入居者が明確、個別ケアがしやすい、入居者との関係が深まる
特養と他の介護施設の違い
| 施設種類 | 入居条件 | 費用目安(月額) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム | 要介護3〜5 | 8〜15万円 | 終身利用可、公的施設 |
| 介護老人保健施設(老健) | 要介護1〜5 | 10〜20万円 | 在宅復帰が目的、3〜6ヶ月 |
| 有料老人ホーム | 自立〜要介護5 | 15〜30万円 | 入居金あり、サービス充実 |
| グループホーム | 要支援2〜要介護5 | 12〜18万円 | 認知症専門、少人数 |
特養で働く職種
特養では様々な職種が連携してケアを提供しています。
| 職種 | 主な業務 | 必要資格 |
|---|---|---|
| 介護職員 | 身体介護、生活援助 | なし(資格推奨) |
| 看護師 | 健康管理、医療行為 | 看護師免許 |
| 生活相談員 | 入退所手続き、家族対応 | 社会福祉士等 |
| ケアマネジャー | ケアプラン作成 | 介護支援専門員 |
| 機能訓練指導員 | リハビリ、機能訓練 | PT/OT/ST等 |
| 管理栄養士 | 献立作成、栄養管理 | 管理栄養士 |
特養の仕事内容|介護職員の具体的な業務

特養で働く介護職員の仕事は、入居者の生活全般をサポートすることです。主な業務は身体介護、生活援助、レクリエーション、健康管理の4つに分けられます。
身体介護
身体介護は、入居者の身体に直接触れて行う介護サービスです。特養では要介護度の高い方が多いため、身体介護の比重が大きくなります。
食事介助
自力での食事が難しい入居者に対して、スプーンで食べ物を口に運んだり、飲み物を飲ませたりします。誤嚥(ごえん)を防ぐため、入居者の嚥下状態に合わせたペースで介助することが重要です。食事前の口腔体操や、食後の口腔ケアも含まれます。
ポイント:食形態(普通食、刻み食、ミキサー食など)を確認し、入居者に合った食事を提供します。
入浴介助
週2〜3回の入浴をサポートします。脱衣から洗身、浴槽への出入り、着衣まで一連の介助を行います。入居者の身体状態に応じて、一般浴、機械浴(リフト浴)、ストレッチャー浴などを使い分けます。入浴前後のバイタルチェックも欠かせません。
ポイント:皮膚の状態(傷、発赤、褥瘡など)を観察し、異常があれば看護師に報告します。
排泄介助
トイレへの誘導や介助、おむつ交換、陰部洗浄などを行います。特養では多くの入居者がおむつを使用しているため、定時のおむつ交換が基本業務となります。入居者の自尊心に配慮しながら、プライバシーを守ったケアが求められます。
ポイント:排泄物の状態(色、量、硬さ)を確認し、健康状態の変化を把握します。
移乗・移動介助
ベッドから車椅子、車椅子から便座など、体の向きを変えたり場所を移動する際の介助です。ボディメカニクス(体の使い方の技術)を活用して、入居者・介護者双方の負担を軽減します。
ポイント:リフト機器やスライディングボードを活用し、腰への負担を減らします。
着替え(更衣)介助
朝晩の着替えや、入浴後の着衣を手伝います。拘縮(関節が固まっている状態)がある方には、無理のない姿勢で介助することが大切です。
生活援助
入居者が快適に生活できるよう、日常生活をサポートする業務です。
- 居室の清掃・整理整頓:ベッドメイキング、掃除機がけ、ゴミ捨てなど
- 洗濯:衣類の洗濯、乾燥、たたみ、収納
- 配膳・下膳:食事のセッティングと片付け
- 買い物代行:日用品などの購入(施設により異なる)
レクリエーション
入居者の心身機能の維持・向上と、生活の質(QOL)向上のための活動です。
- 体操・運動:ラジオ体操、ストレッチ、ボール運動など
- 脳トレ:計算ドリル、クイズ、パズル、回想法など
- 創作活動:折り紙、塗り絵、書道、手芸など
- 季節行事:お花見、夏祭り、クリスマス会、誕生日会など
- 外出レクリエーション:近隣への散歩、買い物、外食など
- 音楽療法:歌唱、楽器演奏、音楽鑑賞
健康管理・医療連携
入居者の健康状態を把握し、異変があれば看護師や医師に報告します。
- バイタルチェック:体温、血圧、脈拍、酸素飽和度の測定
- 服薬管理:薬の配布、服薬確認(医療行為は看護師が担当)
- 口腔ケア:歯磨き、義歯の洗浄、口腔内の清潔保持
- 看取りケア(ターミナルケア):終末期の入居者への身体的・精神的ケア
記録・申し送り
入居者一人ひとりの状態を記録し、他のスタッフと情報共有することも重要な業務です。食事量、排泄回数、睡眠状況、バイタル、気になる言動などを記録します。シフト交代時の申し送りで、継続的なケアを実現します。
近年はタブレットやスマートフォンで記録を入力する施設も増えており、ICT化が進んでいます。
家族対応
入居者のご家族への近況報告や、面会時の対応も介護職員の仕事です。入居者の日々の様子をお伝えし、ご家族の要望や不安を聞き取ります。良好な関係を築くことで、より良いケアにつながります。
特養で働く介護職員の1日のスケジュール
特養は24時間365日体制で運営されるため、シフト制勤務が基本です。施設によって異なりますが、一般的な日勤と夜勤のスケジュール例を紹介します。
日勤のスケジュール例(8:30〜17:30)
| 時間 | 業務内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 8:30 | 出勤、夜勤者からの申し送り | 入居者の夜間の様子を確認 |
| 9:00 | 朝の排泄介助(おむつ交換・トイレ誘導) | 体調・排泄状況をチェック |
| 10:00 | 入浴介助(午前の入浴者対応) | バイタル確認後に入浴 |
| 11:30 | 昼食準備、配膳 | 食形態を間違えないよう確認 |
| 12:00 | 昼食介助、食後の口腔ケア | 誤嚥に注意 |
| 12:30 | 休憩(1時間) | — |
| 13:30 | 入浴介助または記録作成 | 午前の入浴者の記録も |
| 14:30 | レクリエーション、おやつ提供 | 入居者の楽しみの時間 |
| 15:30 | 排泄介助(おむつ交換・トイレ誘導) | 水分摂取量も確認 |
| 16:30 | 夕食準備、記録作成 | 業務日誌の記入 |
| 17:00 | 遅番への申し送り | 注意事項を伝達 |
| 17:30 | 退勤 | — |
夜勤のスケジュール例(16:30〜翌9:30)
特養の夜勤は16時間勤務(2交代制)が一般的です。1回の夜勤で2日分の勤務とカウントされ、夜勤明けと翌日が休みになるパターンが多いです。
| 時間 | 業務内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 16:30 | 出勤、日勤者からの申し送り | 体調変化者を重点確認 |
| 17:00 | 夕食準備、排泄介助 | — |
| 18:00 | 夕食介助、食後の口腔ケア | 服薬確認も行う |
| 19:00 | 就寝準備、着替え介助、臥床介助 | パジャマへの更衣 |
| 20:00 | 消灯、巡回開始 | 2時間おきに巡回 |
| 21:00 | 定時の排泄介助(体位変換・おむつ交換) | 褥瘡予防の体位変換 |
| 22:00〜2:00 | 仮眠(2〜3時間)※施設により異なる | 交代で仮眠を取る |
| 2:00 | 巡回、排泄介助 | — |
| 5:00 | 起床介助開始、排泄介助 | 早起きの方から対応 |
| 6:00 | 朝食準備 | — |
| 7:00 | 朝食介助、口腔ケア | — |
| 8:00 | 排泄介助、記録作成 | 夜間の出来事を記録 |
| 9:00 | 日勤者への申し送り | — |
| 9:30 | 退勤 | — |
シフトの種類
特養では複数のシフトパターンを組み合わせて24時間をカバーします。
- 早番:7:00〜16:00(朝食・午前のケア担当)
- 日勤:8:30〜17:30(日中の主要業務担当)
- 遅番:10:00〜19:00(午後〜夕食のケア担当)
- 夜勤:16:30〜翌9:30(夜間のケア担当)
月の夜勤回数は4〜6回程度が一般的で、夜勤手当(1回5,000〜8,000円程度)が支給されます。
休日について
特養はシフト制のため、土日祝日も勤務があります。月8〜10日程度の休日が一般的で、希望休を出せる施設がほとんどです。有給休暇の取得率も向上しており、ワークライフバランスを重視する施設が増えています。
特養で働くメリット・デメリット
特養で働くことには多くのメリットがありますが、同時に知っておくべきデメリットもあります。転職を検討する際の参考にしてください。
特養で働く5つのメリット
1. 介護スキルが確実に身につく
特養は要介護度の高い入居者が多いため、身体介護のスキルを幅広く習得できます。食事・入浴・排泄介助はもちろん、移乗介助、体位変換、看取りケアまで、介護の基本から応用まで経験できます。特養での経験は、どの介護施設でも通用する「即戦力」の証明になります。
2. 給料水準が高い
特養の介護職員の平均給与は月額約36万円で、介護施設の中でもトップクラスです。夜勤手当や資格手当が充実しており、安定した収入を得られます。公的施設のため、賞与(ボーナス)も支給される施設がほとんどです。
3. 経営が安定している
特養は社会福祉法人や地方自治体が運営する公的施設です。介護保険制度に基づく安定した収入があり、倒産リスクが極めて低いのが特徴です。長期的なキャリア形成を考える方に適しています。
4. 入居者と長期的な関係が築ける
特養は「終の棲家」として終身利用できる施設です。入居者と数年〜十数年にわたって関わることができ、一人の方の人生に深く寄り添えるやりがいがあります。
5. キャリアアップの道が明確
特養では、介護職員からリーダー、主任、介護長とステップアップする道があります。また、ケアマネジャーや生活相談員など、他職種へのキャリアチェンジも可能です。
特養で働く際の注意点(デメリット)
1. 体力的な負担が大きい
要介護度の高い入居者の身体介護は、腰や膝への負担が大きくなります。特に移乗介助や入浴介助は体力を使います。ボディメカニクスの習得や、リフト機器の活用で負担軽減は可能ですが、慢性的な腰痛に悩む介護職員も少なくありません。
2. 夜勤がある
24時間体制の特養では夜勤が必須です。16時間の長時間勤務や、生活リズムの乱れに慣れるまで時間がかかる方もいます。ただし、夜勤専従や日勤のみのパート勤務など、働き方を選べる施設も増えています。
3. 看取りケアへの心理的負担
特養では入居者の最期を看取ることがあります。人の死に立ち会うことへの心理的負担を感じる方もいます。一方で、「最期まで寄り添えてよかった」とやりがいを感じる方も多いです。
4. 人手不足で忙しい
介護業界全体で人材不足が続いており、特養も例外ではありません。一人あたりの業務量が多くなりがちで、十分な休憩が取れないこともあります。ただし、ICT導入や人員配置の見直しを進める施設も増えています。
特養で働く人の体験談
「有料老人ホームから特養に転職しました。最初は業務量の多さに驚きましたが、身体介護のスキルが格段に上がり、介護福祉士の試験も一発合格できました。給料も月3万円アップして満足しています。」
「看取りケアに最初は戸惑いましたが、入居者さんのご家族から『最期まで寄り添ってくれてありがとう』と言われたとき、この仕事を選んでよかったと心から思いました。」
「未経験から特養に入職して2年。先輩の丁寧な指導のおかげで、今では一通りの業務ができるようになりました。資格取得支援制度を使って、来年は介護福祉士に挑戦します。」
特養の給料・待遇
特養の給料・年収はどれくらい?
特養で働く介護職員の給与水準は、介護施設の中でも高い傾向にあります。厚生労働省の「令和5年度介護従事者処遇状況等調査」をもとに、詳しく解説します。
施設種類別の平均給与比較
介護職員の平均月収を施設種類別に比較すると、特養がトップクラスであることがわかります。
| 施設種類 | 平均月収 | 年収目安 |
|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム | 約36.2万円 | 約434万円 |
| 介護老人保健施設 | 約35.1万円 | 約422万円 |
| 有料老人ホーム | 約33.5万円 | 約402万円 |
| グループホーム | 約30.4万円 | 約365万円 |
| デイサービス | 約28.8万円 | 約346万円 |
資格別の給与比較
保有資格によっても給与は変わります。資格取得でキャリアアップを目指しましょう。
| 資格 | 平均月収 | 年収目安 |
|---|---|---|
| 介護福祉士 | 約35.5万円 | 約426万円 |
| 実務者研修 | 約32.9万円 | 約395万円 |
| 初任者研修 | 約31.5万円 | 約378万円 |
| 無資格 | 約30.3万円 | 約364万円 |
経験年数別の給与目安
| 経験年数 | 月収目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 1年未満 | 25〜28万円 | 研修期間、基本業務習得 |
| 1〜3年 | 28〜32万円 | 一人立ち、資格取得推奨 |
| 3〜5年 | 32〜36万円 | リーダー候補 |
| 5〜10年 | 36〜40万円 | 主任・介護長候補 |
| 10年以上 | 40万円以上 | 管理職、施設長候補 |
夜勤手当について
特養の夜勤手当は1回あたり5,000〜8,000円が相場です。月4〜6回の夜勤で、月額2〜5万円程度の収入アップになります。夜勤専従であれば、さらに高収入を目指せます。施設によっては夜勤手当が10,000円以上のところもあるため、求人比較時に確認しましょう。
賞与(ボーナス)について
特養は公的施設のため、賞与が安定して支給される傾向があります。年2回(夏・冬)の支給が一般的で、年間で基本給の3〜4ヶ月分程度が相場です。業績に左右されにくいのも特養のメリットです。
処遇改善加算について
2024年度からは介護職員の賃上げ施策が強化され、処遇改善加算により月額1〜3万円程度の上乗せがある施設も多いです。求人を比較する際は、処遇改善加算の取得状況も確認しましょう。
特養の給与が高い理由
- 夜勤が必須:夜勤手当が収入を押し上げる
- 処遇改善加算の取得率が高い:公的施設で加算取得に積極的
- 経営が安定:賞与(ボーナス)が安定して支給される
- 資格手当が充実:介護福祉士で月1〜3万円の手当
特養で働くのに必要な資格
特養で介護職員として働くために、資格は必須ではありません。無資格・未経験からスタートできる施設も多くあります。ただし、資格があれば給与アップやキャリアアップに有利です。
おすすめの資格
介護職員初任者研修
介護の入門資格です。130時間のカリキュラムで、介護の基礎知識と技術を学びます。取得期間は約1〜3ヶ月。多くの施設で資格手当(月額3,000〜5,000円)が支給されます。未経験の方はまずこの資格を目指しましょう。
学習内容:介護の基本、コミュニケーション技術、老化・認知症の理解、生活支援技術など
介護福祉士実務者研修
初任者研修の上位資格で、450時間のカリキュラムです。医療的ケア(たん吸引・経管栄養)の基礎も学べます。介護福祉士国家試験の受験要件となるため、キャリアアップを目指すなら必須の資格です。
取得期間:約6ヶ月(初任者研修修了者は130時間免除)
介護福祉士
介護系唯一の国家資格です。実務経験3年以上+実務者研修修了で受験できます。取得すれば月額1〜3万円の資格手当が期待でき、リーダーや管理職への道も開けます。
取得のメリット:
- 資格手当で月収1〜3万円アップ
- 転職時に有利(即戦力として評価)
- リーダー・主任への昇進条件
- ケアマネジャー受験資格の取得
ケアマネジャー(介護支援専門員)
介護福祉士などの資格を取得し、5年以上の実務経験を積むと受験資格が得られます。ケアプランの作成を担当する専門職で、身体介護から離れてデスクワーク中心の働き方ができます。
資格取得支援制度を活用しよう
多くの特養では、職員の資格取得を支援する制度があります。
- 受講費用の補助:研修費用の全額または一部を施設が負担
- 勤務時間内の受講:シフトを調整して研修に参加可能
- 試験対策講座:介護福祉士試験対策の勉強会を開催
- 資格取得お祝い金:合格時に一時金を支給
入職前に資格取得支援制度の有無を確認しておくことをおすすめします。
特養の仕事に向いている人
こんな人におすすめ
- 高齢者と接するのが好きな人:入居者との日常的なコミュニケーションが多い
- チームワークを大切にできる人:多職種連携が不可欠な環境
- 体力に自信がある人:身体介護は体力勝負の面もある
- 観察力がある人:入居者の小さな変化に気づく力が重要
- 長期的な関係を築きたい人:入居者と何年も関わることができる
- 安定した職場で働きたい人:公的施設で経営が安定
- 介護スキルを磨きたい人:身体介護の経験が豊富に積める
こんな人は要検討
- 夜勤ができない方(日勤のみの求人は限られる)
- 腰痛持ちの方(負担軽減の工夫は可能だが配慮は必要)
- 一人で黙々と働きたい方(チームケアが基本)
- 土日祝日に必ず休みたい方(シフト制のため調整が必要)
未経験から特養で働くためのステップ
- 求人を探す:「未経験可」「無資格OK」の求人をチェック
- 施設見学:雰囲気や職場環境を確認
- 面接・採用:志望動機、将来のキャリアプランを伝える
- 研修期間:先輩職員のOJTで業務を習得
- 資格取得:働きながら初任者研修を取得
- スキルアップ:3年後に介護福祉士を目指す
特養の仕事に関するよくある質問
Q特養の仕事は未経験でもできますか?
はい、未経験・無資格から始められます。多くの特養では入職後に研修があり、先輩職員がマンツーマンで指導してくれます。最初は見守りや配膳など簡単な業務から始め、徐々に身体介護を覚えていくのが一般的です。働きながら資格取得を支援してくれる施設も多いです。
Q特養の仕事で一番大変なことは何ですか?
多くの介護職員が「腰への負担」を挙げます。移乗介助や入浴介助は体力を使い、腰痛になりやすい業務です。また、夜勤による生活リズムの乱れや、看取りケアの心理的負担を感じる方もいます。ただし、リフト機器の導入や適切な体の使い方を覚えることで負担は軽減できます。
Q特養と老健、どちらで働くのがおすすめですか?
目的によって異なります。特養は「終身利用の生活の場」なので、入居者と長期的な関係を築きたい方におすすめ。老健は「在宅復帰を目指すリハビリ施設」なので、医療・リハビリと連携した介護を学びたい方に向いています。給与水準は特養の方が若干高い傾向にあります。
Q特養で働くとどんなスキルが身につきますか?
身体介護の基本スキル(食事・入浴・排泄介助、移乗介助)はもちろん、認知症ケア、看取りケア、多職種連携の経験が身につきます。特養での経験は「介護のプロ」として評価され、どの介護施設でも即戦力として活躍できます。
Q特養の夜勤は何人体制ですか?
入居者数や施設の規模によりますが、ユニット型特養では1ユニット(10人程度)に1人の介護職員が配置されるのが一般的です。100人規模の施設なら夜勤者は3〜5人程度。緊急時に備え、看護師がオンコール体制で待機している施設がほとんどです。
Q特養の仕事は何歳まで働けますか?
60代、70代で現役で働いている方もいます。体力的にフルタイムが難しくなったら、パートや夜勤なしの勤務に変更するなど、柔軟な働き方ができる施設も多いです。経験豊富なベテランは貴重な戦力として重宝されます。
Q特養と有料老人ホームの仕事内容の違いは?
特養は要介護度が高い方が多く、身体介護の比重が大きいです。有料老人ホームは自立〜軽度の方も多く、接遇やサービス面が重視される傾向があります。介護スキルを磨きたいなら特養、ホスピタリティを活かしたいなら有料老人ホームがおすすめです。
Q特養で働くのに運転免許は必要ですか?
基本的に不要です。特養は入居施設なので、デイサービスのような送迎業務はありません。ただし、地方の施設では通勤に車が必要な場合もあるため、求人で確認しましょう。
あなたに合った介護の働き方を診断
特養の仕事に興味はあるけど、自分に合っているか不安...という方へ。簡単な質問に答えるだけで、あなたにぴったりの介護の働き方がわかります。
「特養で働くのは大変そう」「夜勤があると体力的に心配」という方も、まずは診断で自分に合った施設形態を確認してみましょう。特養以外にも、デイサービスや訪問介護など様々な働き方があります。
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まとめ|特養は介護スキルを磨きたい方におすすめ
特別養護老人ホーム(特養)は、要介護度の高い入居者が多く、身体介護のスキルを幅広く習得できる職場です。給与水準も介護施設の中でトップクラスで、公的施設ならではの安定した経営基盤も魅力です。
この記事のポイント
- 特養の仕事内容:身体介護(食事・入浴・排泄介助)、生活援助、レクリエーション、記録・申し送りなど多岐にわたる
- 勤務形態:24時間365日のシフト制。夜勤は月4〜6回程度で、1回5,000〜8,000円の手当が支給される
- 給与水準:介護職員の平均月収は約36万円。資格取得や経験年数で昇給も期待できる
- 必要資格:無資格・未経験からスタート可能。働きながら資格取得を目指せる
- 向いている人:高齢者と長期的に関わりたい方、介護スキルを磨きたい方、安定した職場を求める方
特養への転職を検討している方へ
特養の仕事は確かに体力を使いますが、入居者の生活に深く関わり、「ありがとう」と言ってもらえるやりがいのある仕事です。未経験から始めて介護福祉士を取得し、リーダーや管理職へとキャリアアップする道も開けています。
まずは施設見学や働き方診断で、自分に合った職場環境かどうかを確認してみましょう。特養以外にも介護の仕事には様々な選択肢があります。
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