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特養(特別養護老人ホーム)のボーナス・賞与は平均いくら?

特養(特別養護老人ホーム)のボーナス・賞与は平均いくら?

特養で働く介護職員のボーナス・賞与の平均額を徹底解説。他施設との比較、経験年数別データ、ボーナスアップの具体的な方法まで詳しく紹介します。

「特養で働くとボーナスはどれくらいもらえるの?」「他の介護施設と比べて高いの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、特別養護老人ホーム(特養)は介護施設の中で最もボーナス支給額が高い施設形態です。年間約78〜80万円が平均的な支給額となっており、デイサービスや訪問介護と比較すると2倍以上の差があります。

この記事では、特養のボーナス・賞与について以下の内容を詳しく解説します。

  • 特養の介護職員のボーナス平均額と基本データ
  • 他の介護施設(老健・デイサービス等)との比較
  • 経験年数・資格・役職別のボーナス額
  • ボーナスをアップさせる具体的な5つの方法
  • 転職時に確認すべきポイント
  • よくある質問への回答

特養への転職を検討している方、現在特養で働いていてボーナスアップを目指したい方は、ぜひ最後までお読みください。

特養の介護職員のボーナス平均額

特養の介護職員がボーナスを受け取るイメージイラスト

介護労働安定センターの「令和5年度介護労働実態調査」によると、特別養護老人ホーム(特養)で働く介護職員の年間ボーナス平均額は約79万4,986円です。これは介護施設の中で最も高い水準となっています。

特養のボーナス基本データ

項目金額・数値補足
年間ボーナス平均約79万5,000円介護施設で最高水準
1回あたり(年2回の場合)約39万7,500円夏・冬各1回
基本給平均(常勤)約19万1,530円資格・経験により変動
月給平均(諸手当込み)約26万〜30万円夜勤手当等含む
賞与支給率約90%以上ほとんどの施設で支給
年収平均約380万〜420万円経験・資格により変動

ボーナスの支給時期と回数

特養のボーナスは、一般企業と同様に年2回(夏・冬)の支給が主流です。

  • 夏のボーナス:6月〜7月頃(査定期間:前年10月〜3月)
  • 冬のボーナス:12月頃(査定期間:4月〜9月)

社会福祉法人が運営する特養では、決算賞与として3月に追加支給がある施設もあります。

なぜ特養のボーナスは高いのか

特養のボーナスが他施設より高い理由は主に5つあります。

1. 社会福祉法人運営が主流

特養の約95%は社会福祉法人が運営しています。社会福祉法人は非営利組織であり、利益を内部留保するのではなく職員への還元に回す傾向があります。また、公的な補助金や税制優遇もあり、経営基盤が安定しています。

2. 24時間体制のケアによる業務負担

特養は入所型施設であり、24時間365日のケアが必要です。夜勤もあり、身体介護の負担も大きいため、その分待遇も良く設定されています。

3. 要介護度の高い利用者への専門ケア

特養の入所者は原則として要介護3以上の方が対象です。重度の認知症や医療的ケアが必要な方も多く、高い専門性が求められます。その専門性に見合った報酬が設定されています。

4. 介護報酬の安定性

特養は介護保険施設であり、介護報酬が安定して入ってきます。デイサービスのように利用者数の変動リスクが少なく、経営が安定しているためボーナス原資を確保しやすいです。

5. 処遇改善加算の活用

多くの特養が介護職員等処遇改善加算を最上位で取得しており、その加算分が職員の給与やボーナスに反映されています。

ボーナスの計算方法

特養のボーナスは一般的に以下の計算式で算出されます。

ボーナス = 基本給 × 支給月数 × 評価係数

  • 基本給:月給から諸手当を除いた金額(約16〜20万円)
  • 支給月数:年間3.5〜4.5ヶ月分が一般的
  • 評価係数:人事評価によって0.8〜1.2倍程度で変動

例えば、基本給18万円、支給月数4.0ヶ月、評価係数1.0の場合:
18万円 × 4.0 × 1.0 = 72万円(年間)となります。

他の介護施設とのボーナス比較

特養のボーナスは他施設と比較してどの程度高いのでしょうか。施設形態別の年間ボーナス平均額を詳しく見てみましょう。

施設形態別ボーナス比較表

順位施設形態年間ボーナス平均特養との差額
1位特別養護老人ホーム(特養)約79万5,000円—
2位介護老人保健施設(老健)約73万8,000円−5万7,000円
3位介護医療院約73万円−6万5,000円
4位病院・診療所約66万円−13万5,000円
5位有料老人ホーム約55万円−24万5,000円
6位グループホーム約41万円−38万5,000円
7位デイサービス約35万円−44万5,000円
8位訪問介護約30万円−49万5,000円

特養と老健の詳細比較

特養に次いでボーナスが高いのが老健(介護老人保健施設)です。両施設の違いを詳しく比較してみましょう。

比較項目特養老健
年間ボーナス平均約79万5,000円約73万8,000円
月給平均約26万円約27万円
運営母体社会福祉法人(95%)医療法人(70%)
入所目的終身利用(生活の場)在宅復帰(リハビリ)
入所期間長期(数年〜終身)短期(3〜6ヶ月)
医師非常勤でも可常勤必須
看取り対応施設が多い対応施設は少ない
賞与支給率約90%以上約85%

入所型施設と通所型施設の差が大きい理由

施設形態別の比較を見ると、入所型施設(特養・老健)と通所型施設(デイサービス)でボーナスに大きな差があることがわかります。その理由は以下の通りです。

1. 夜勤の有無

入所型施設は24時間ケアが必要なため夜勤があります。夜勤手当が基本給に上乗せされ、その分ボーナス計算のベースも高くなります。デイサービスは日勤のみで夜勤手当がないため、ボーナスも低くなりがちです。

2. 介護報酬の違い

特養の介護報酬は1人あたり月額20〜30万円程度ですが、デイサービスは1回あたり数千円程度です。事業収入に大きな差があり、職員への還元にも影響します。

3. 運営母体の違い

特養は社会福祉法人、老健は医療法人が主体です。これらは非営利組織で経営が安定しています。一方、デイサービスは株式会社や個人事業主の参入も多く、経営規模にばらつきがあります。

5年間の収入差シミュレーション

特養と他施設で5年間働いた場合のボーナス累計を比較します。

施設形態年間ボーナス5年間累計特養との差
特養79万5,000円397万5,000円—
老健73万8,000円369万円−28万5,000円
有料老人ホーム55万円275万円−122万5,000円
デイサービス35万円175万円−222万5,000円

特養とデイサービスでは、5年間で約220万円以上の差が生じます。ボーナスを重視するなら、施設選びは非常に重要です。

経験年数・資格別のボーナス額

特養で働く介護職員のボーナスは、経験年数や保有資格、役職によっても大きく変わります。キャリアアップによる収入増加の目安を確認しましょう。

経験年数別ボーナス詳細

経験年数年間ボーナス目安1回あたり特徴
1年未満約20〜30万円約10〜15万円査定期間不足で減額
1〜3年約50〜65万円約25〜32万円一人前として評価開始
4〜6年約65〜80万円約32〜40万円中堅として高評価
7〜9年約75〜90万円約37〜45万円リーダー候補として期待
10〜14年約85〜100万円約42〜50万円ベテランとして重宝
15年以上約90〜120万円約45〜60万円管理職級の待遇も

勤続年数が長くなるほど基本給が上がり、それに伴ってボーナスも増加します。10年以上のベテラン職員は年間100万円を超えるケースも珍しくありません。

資格別ボーナス比較

保有資格によるボーナスの違いも顕著です。資格手当が基本給に加算されることで、ボーナス計算のベースが上がります。

保有資格年間ボーナス平均資格手当目安無資格との差
無資格約42万円なし—
初任者研修修了約47万円月3,000〜5,000円+5万円/年
実務者研修修了約55万円月5,000〜8,000円+13万円/年
介護福祉士約63万円月10,000〜20,000円+21万円/年
社会福祉士約68万円月15,000〜25,000円+26万円/年
ケアマネジャー約70万円月20,000〜30,000円+28万円/年

介護福祉士の資格を取得すると、無資格者と比べて年間約21万円もボーナスが増える計算になります。5年間で105万円、10年間で210万円の差が生まれるため、特養で長く働くなら介護福祉士の取得は必須と言えるでしょう。

役職別ボーナス比較

特養には様々な役職があり、昇格することでボーナスも大幅にアップします。

役職年間ボーナス目安役職手当目安一般職との差
一般介護職員約60〜80万円なし—
ユニットリーダー約75〜95万円月10,000〜20,000円+15万円/年
フロアリーダー約85〜105万円月20,000〜30,000円+25万円/年
介護主任約95〜120万円月30,000〜50,000円+35万円/年
介護長(課長級)約110〜140万円月50,000〜70,000円+50万円/年
施設長約150〜200万円月80,000〜120,000円+90万円以上/年

ユニットリーダーに昇格すると年間約15万円、介護主任になると約35万円のボーナスアップが期待できます。

年齢別のボーナス傾向

年齢によるボーナスの傾向も参考にしてください。

  • 20代:約50〜65万円(経験を積む時期)
  • 30代:約65〜85万円(中堅として活躍、役職に就く人も)
  • 40代:約80〜100万円(リーダー・主任級が多い)
  • 50代以上:約75〜95万円(役職によって差が大きい)

介護業界では40代がボーナスのピークとなる傾向があります。管理職ポストは限られているため、50代以降は役職に就けるかどうかで収入に差が出ます。

特養でボーナスをアップさせる方法

特養でボーナスアップを目指すキャリアアップのイメージイラスト

特養で働きながらボーナスをアップさせるには、いくつかの方法があります。現実的に実行できる5つの方法を詳しく解説します。

方法1:介護福祉士の資格を取得する

最も効果的な方法は介護福祉士の国家資格を取得することです。資格取得による収入アップの仕組みは以下の通りです。

資格手当による直接的な収入増

  • 資格手当:月額10,000〜20,000円が基本給に加算
  • 年間で12〜24万円の増収
  • ボーナスは基本給ベースで計算されるため、さらに増額

処遇改善加算の優遇

介護職員等処遇改善加算の配分において、介護福祉士は優遇される傾向があります。施設によっては介護福祉士に重点配分されるケースもあります。

取得支援制度の活用

多くの特養では資格取得支援制度を設けています。

  • 実務者研修の受講料補助(全額〜半額)
  • 試験対策講座の費用補助
  • 受験料の負担
  • 合格時の祝い金(3〜10万円)

働きながら取得できるため、積極的に活用しましょう。

方法2:リーダー・管理者に昇格する

ユニットリーダーや介護主任、施設長などの役職に就くと、役職手当が加算されボーナスも大幅にアップします。

昇格によるボーナス増加の目安

昇格先年間ボーナス増加額昇格までの目安年数
ユニットリーダー+約15万円3〜5年
フロアリーダー+約25万円5〜8年
介護主任+約35万円8〜12年
介護長+約50万円12〜15年

昇格のためのポイント

  • 日頃の業務を確実にこなす(遅刻・欠勤をしない)
  • 後輩指導に積極的に関わる
  • 委員会活動やリーダー会議に参加する
  • 介護福祉士の資格を取得する(昇格の必須条件としている施設も多い)
  • 上司に昇格の意思を伝える

方法3:夜勤回数を増やす

夜勤手当は基本給に上乗せされるため、月の夜勤回数を増やすことでボーナス計算のベースとなる収入が増加します。

夜勤によるボーナスへの影響

  • 夜勤手当:1回あたり5,000〜8,000円が相場
  • 月5回の夜勤で月額25,000〜40,000円増
  • 年間ボーナスへの影響:約5〜10万円増

ただし、体力面との相談が必要です。健康を害しては元も子もないため、無理のない範囲で調整しましょう。

方法4:処遇改善加算のある施設を選ぶ

介護職員等処遇改善加算を取得している施設では、その加算分が職員の給与やボーナスに反映されます。

処遇改善加算の種類と影響

加算区分加算率職員1人あたりの増収目安
処遇改善加算Ⅰ約8.3%年間20〜40万円
処遇改善加算Ⅱ約6.0%年間15〜30万円
処遇改善加算Ⅲ約3.3%年間10〜20万円

転職時には処遇改善加算Ⅰを取得しているかを確認しましょう。求人票に記載がなければ、面接時に質問することをおすすめします。

方法5:より待遇の良い特養に転職する

同じ特養でも、運営法人によってボーナス額は異なります。転職によってボーナスアップを狙う方法もあります。

ボーナスが高い特養の特徴

  • 大規模な社会福祉法人:複数施設を運営する法人は経営が安定
  • 特定処遇改善加算を取得:上位資格者への重点配分がある
  • 離職率が低い:待遇が良い証拠でもある
  • 求人票にボーナス実績が明記:「賞与4.0ヶ月分」など具体的な記載がある
  • 都市部の施設:人材確保のため待遇を高めに設定している

転職時の注意点

転職直後は査定期間が短いため、最初のボーナスは減額されることがあります。転職のタイミングは、現職のボーナス支給後がベストです。

特養への転職でボーナスを確認するポイント

特養への転職を検討している方は、ボーナスに関して以下のポイントを必ず確認しましょう。入職後に「思っていたより少なかった」と後悔しないためのチェックリストです。

求人票で確認すべき7つの項目

確認項目チェックポイント注意点
賞与の支給実績「賞与あり」だけでなく、具体的な月数(例:4.0ヶ月分)「実績」と「予定」は違う
支給回数と時期年2回(6月・12月)が一般的年1回や3回の施設もある
支給条件入職後何ヶ月で対象になるか通常6ヶ月〜1年
基本給の金額ボーナス計算のベースとなる金額諸手当込みの「月給」と混同しない
評価制度の有無個人の頑張りがボーナスに反映されるか一律支給か査定ありか
処遇改善加算加算Ⅰを取得しているか配分方法も確認
過去の推移ボーナス額が安定しているか増減が激しい施設は要注意

面接で必ず質問すべきこと

求人票に書かれていない情報は、面接で直接確認しましょう。以下の質問例を参考にしてください。

ボーナスに関する質問

  • 「昨年度の賞与支給実績は何ヶ月分でしたか?」
  • 「入職1年目のボーナスはどのように計算されますか?」
  • 「賞与は業績連動型ですか?それとも固定ですか?」
  • 「個人評価によってボーナス額に差はつきますか?」

資格・役職に関する質問

  • 「介護福祉士の資格手当はいくらですか?」
  • 「資格取得支援制度はありますか?」
  • 「ユニットリーダーの役職手当はいくらですか?」
  • 「昇格の基準や目安年数はありますか?」

処遇改善に関する質問

  • 「処遇改善加算はどのように配分されていますか?」
  • 「特定処遇改善加算は取得していますか?」
  • 「加算分は給与とボーナス、どちらに反映されますか?」

注意すべき求人の特徴

以下のような求人は、ボーナスが期待より少ない可能性があるため注意が必要です。

要注意な求人のサイン

  • 「賞与あり」のみで具体的な金額や月数がない:実績が少ない可能性
  • 「業績による」という但し書きが多い:不安定な支給の可能性
  • 試用期間が極端に長い(6ヶ月以上):ボーナス対象外期間が長い
  • 基本給が極端に低い:ボーナスも少なくなる
  • 離職率が高い、または非公開:待遇に問題がある可能性
  • 処遇改善加算の記載がない:加算を取得していない可能性

入職後の確認事項

入職後は、就業規則や賃金規程でボーナスに関する規定を確認しておきましょう。

  • 賞与の支給要件(在籍期間、出勤率など)
  • 支給日在籍要件の有無
  • 評価基準と査定方法
  • 減額・不支給の条件

疑問点があれば、人事担当者や上司に早めに確認することをおすすめします。

特養のボーナスに関するよくある質問

特養のボーナスに関して、よくある質問にお答えします。

Q1. 特養の1年目でもボーナスはもらえますか?

A. 多くの特養では入職後6ヶ月〜1年でボーナス支給対象となります。

1年目は満額支給ではなく、在籍期間に応じた按分支給となるケースが一般的です。例えば、4月入社の場合:

  • 夏のボーナス(6月):査定期間(10月〜3月)に在籍していないため対象外、または寸志程度
  • 冬のボーナス(12月):査定期間(4月〜9月)に6ヶ月在籍しているため支給対象

入職時期によって最初のボーナスがいつになるか変わるため、事前に確認しておきましょう。

Q2. パートやアルバイトでもボーナスはもらえますか?

A. 施設によって異なりますが、特養では非正規職員にも寸志程度のボーナスを支給するところがあります。

ただし、正社員と比較すると金額は大幅に少なくなります。介護労働実態調査では、有期雇用職員へのボーナス支給率は約40〜50%程度です。パートのボーナス支給額は年間5〜10万円程度が目安となります。

2020年施行の「同一労働同一賃金」により、パートへの不合理な待遇差は違法となりますが、勤務時間や責任範囲の違いによる差は認められています。

Q3. 特養のボーナスは他業界と比べて少ないですか?

A. 介護職全体の平均(約50万円)と比較すると特養は高水準ですが、一般企業の平均(約80万円)と同程度です。

近年は処遇改善加算の拡充により、特養のボーナスは年々増加傾向にあります。政府は2025年までに介護職員の賃金を月額約9,000円引き上げる方針を示しており、今後もボーナス増額が期待されます。

Q4. ボーナスが高い特養の見分け方は?

A. 以下の特徴がある施設はボーナスが高い傾向があります。

  • 社会福祉法人運営:経営が安定しており、職員への還元意識が高い
  • 従業員数が多い大規模施設:経営効率が良く、待遇も良い傾向
  • 処遇改善加算Ⅰを取得:職員への配分が大きい
  • 離職率が低い:待遇が良いことの証拠
  • 開設から10年以上経過:経営が安定している
  • 複数施設を運営する法人:スケールメリットがある

Q5. ボーナスが減額されることはありますか?

A. 以下のケースではボーナスが減額される可能性があります。

  • 施設の業績悪化:入所率低下や経営難による減額
  • 欠勤・遅刻が多い:査定でマイナス評価
  • 懲戒処分を受けた:減額または不支給
  • 査定期間中の休職:産休・育休・病気休職など(法人によって対応が異なる)

就業規則で減額・不支給の条件を確認しておきましょう。

Q6. 特養の夜勤専従でもボーナスはもらえますか?

A. 夜勤専従(夜勤専属)であっても、正社員であればボーナスは支給されます。

夜勤専従は夜勤手当が多いため月収が高く、その分ボーナスも高くなる傾向があります。ただし、夜勤専従のパート(非常勤)の場合は施設によって対応が異なります。

Q7. ボーナス支給日に退職予定でも、ボーナスはもらえますか?

A. 施設によって異なりますが、多くの施設では「支給日在籍要件」があります。

支給日在籍要件とは、ボーナス支給日に在籍していないと支給されないという条件です。退職を考えている場合は、ボーナス支給後に退職届を出すのがベストです。ただし、退職予定を伝えた後に減額されるケースもあるため、タイミングには注意が必要です。

Q8. 特養のボーナスは今後上がりますか?

A. 処遇改善加算の拡充により、今後も増加傾向が期待されます。

2024年の介護報酬改定では処遇改善加算が一本化・拡充され、介護職員への賃金配分が強化されました。政府も介護人材確保のために待遇改善を進めており、長期的にはボーナス増額が見込まれます。

まとめ

特別養護老人ホーム(特養)は、介護施設の中で最もボーナス支給額が高い施設形態です。年間約79万5,000円が平均で、デイサービスや訪問介護と比較すると2倍以上の差があります。

この記事の重要ポイント

項目内容
特養の年間ボーナス平均約79万5,000円(施設別で最高水準)
老健との差約5万7,000円高い
デイサービスとの差約44万5,000円高い(5年で222万円以上の差)
経験10年以上年間100万円超も可能
介護福祉士取得無資格者より年間約21万円アップ
ユニットリーダー昇格年間約15万円の増額

ボーナスアップの5つの方法まとめ

  1. 介護福祉士の資格を取得する:年間21万円以上のアップが期待できる
  2. リーダー・管理者に昇格する:役職手当でボーナスも増加
  3. 夜勤回数を増やす:基本給のベースが上がる(体力と相談)
  4. 処遇改善加算Ⅰの施設を選ぶ:加算分が給与・ボーナスに反映
  5. より待遇の良い特養に転職する:運営法人によって差がある

転職時のチェックポイント

  • 求人票でボーナスの具体的な月数(実績)を確認
  • 面接で過去の支給実績と今後の見通しを質問
  • 処遇改善加算の取得状況と配分方法を確認
  • 「業績連動」「支給日在籍要件」など条件を把握
  • 基本給とボーナス計算方法を理解しておく

特養で働く魅力

特養はボーナスが高いだけでなく、以下の魅力もあります。

  • 社会福祉法人運営で雇用が安定
  • 退職金制度が整っている施設が多い
  • 福利厚生が充実(住宅手当、家族手当など)
  • 資格取得支援制度がある施設が多い
  • キャリアアップの道筋が明確

特養でボーナスアップを目指すなら、まずは介護福祉士の資格取得を目標にしましょう。働きながら資格取得を支援してくれる施設も多いので、積極的に制度を活用することをおすすめします。

ボーナスは長期的に見ると大きな収入差を生みます。5年間で特養とデイサービスでは222万円以上の差になります。介護職として収入を重視するなら、特養への転職を検討してみてはいかがでしょうか。

💡

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特養介護職の1日の流れ

特養の介護職は、早番・日勤・遅番・夜勤など複数のシフトで勤務します。ここでは、代表的な勤務シフトごとの1日の流れを紹介します。

早番(7:00〜16:00)の1日

時間業務内容
7:00出勤・夜勤者からの申し送り確認
7:30起床介助・着替え・排泄介助
8:00朝食準備・配膳・食事介助
9:00口腔ケア・排泄介助・バイタル測定
10:00入浴介助(午前入浴の方)
12:00昼食準備・配膳・食事介助
13:00口腔ケア・排泄介助
14:00レクリエーション・おやつ提供
15:00介護記録の作成
15:30遅番への申し送り
16:00退勤

日勤(9:00〜18:00)の1日

時間業務内容
9:00出勤・申し送り確認
9:30バイタル測定・入浴介助
12:00昼食準備・配膳・食事介助
13:00口腔ケア・休憩
14:00レクリエーション・機能訓練補助
15:00おやつ提供・排泄介助
16:00入浴介助(午後入浴の方)
17:00介護記録の作成・申し送り準備
17:30夜勤者への申し送り
18:00退勤

夜勤(17:00〜翌10:00)の1日

時間業務内容
17:00出勤・日勤者からの申し送り
18:00夕食準備・配膳・食事介助
19:00口腔ケア・排泄介助
20:00就寝介助・着替え
21:00消灯・巡回開始
0:00体位変換・おむつ交換(2〜3時間おき)
5:00起床準備・早起きの入居者対応
6:00起床介助・着替え
7:00朝食準備・配膳・食事介助
8:00口腔ケア・排泄介助
9:00介護記録の作成
9:30日勤者への申し送り
10:00退勤

シフトのポイント

  • ユニット型:1ユニット10名程度を2〜3名で担当
  • 夜勤:施設によっては1人で2ユニット(約20名)を担当することも
  • 休憩:日勤は1時間、夜勤は2〜3時間の仮眠時間あり

特養で働くメリット・デメリット

特養(特別養護老人ホーム)での就職を検討している方に向けて、メリットとデメリットを詳しく解説します。

特養で働く4つのメリット

1. 給与水準が高い

特養の介護職員の平均月給は約36万円で、介護施設の中でも最高水準です。

施設タイプ平均月給
特養361,860円
介護老人保健施設355,990円
グループホーム302,010円
デイサービス294,440円

※出典:厚生労働省「令和5年度介護従事者処遇状況等調査」

2. 雇用の安定性が高い

特養は社会福祉法人や地方自治体が運営しているため、経営基盤が安定しています。介護保険適用施設として入居希望者も多く、倒産リスクが低いのが特徴です。福利厚生も充実している施設が多いです。

3. 介護スキルが確実に身につく

特養は要介護3以上の方が入居しており、高度な介護技術を実践的に学べる環境です。身体介護、看取りケア、認知症ケアなど、どの介護現場でも通用するスキルが習得できます。

4. 入居者と長期的な関係を築ける

特養は「終の棲家」として長期入居が前提。入居者一人ひとりと信頼関係を築きながら、人生の最期まで寄り添えるやりがいがあります。

特養で働く3つのデメリット

1. 体力的な負担が大きい

要介護度の高い入居者が多いため、身体介護の頻度が高く、移乗介助や入浴介助で体力を使います。夜勤もあるため、生活リズムの調整が必要です。

2. 精神的な負担を感じることも

認知症の進行による対応の難しさや、看取りケアでの精神的負担を感じる場面もあります。チームでのサポート体制がある施設を選ぶことが大切です。

3. 夜勤の負担

ユニット型特養では、夜勤時に1人で2ユニット(約20名)を担当することもあります。緊急時の対応力や判断力が求められます。

特養に向いている人

  • 介護技術を本格的に身につけたい方
  • 安定した雇用環境で働きたい方
  • 入居者と長期的に関わりたい方
  • 体力に自信があり、夜勤に対応できる方
  • 看取りケアに関わりたい方

特養は介護のプロを目指す方に最適な職場です。給与・安定性・スキルアップのバランスが取れた環境で、キャリアを築いていけます。

のの働き方

のでは、様々な働き方が可能です。

勤務形態の選択肢

  • 日勤のみ:の中には日勤帯のみで働ける施設もあります
  • シフト制:早番・日勤・遅番・夜勤のローテーションが基本
  • パート・アルバイト:週2〜3日から働ける柔軟な雇用形態

で働く環境

エリアのでは、資格取得支援制度や研修制度が充実している施設が多くあります。での経験を積みながら、キャリアアップを目指すことができます。

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