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📑目次

  1. 01なぜ親の介護には「家族会議」が必要なのか
  2. 02開催準備|参加者・場所・議題・日程の4ステップ
  3. 03必ず合意しておきたい5つの論点
  4. 04話し合いの進め方|ファシリテーションの実践技法
  5. 05揉めないための6つのルール
  6. 06決まらない時の対処法|第三者の力を借りる
  7. 07オンライン家族会議のコツ|Zoom・LINE・共有ドキュメントの使い分け
  8. 08ケアマネ・地域包括支援センターに同席を依頼する手順
  9. 09合意事項を書面化するコツ|「介護家族合意書」の作り方
  10. 10よくある質問
  11. 11参考文献・出典
  12. 12まとめ|家族会議は「一度きり」ではなく「続ける仕組み」
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親の介護家族会議の進め方|兄弟親族の負担分担と意思決定

親の介護家族会議の進め方|兄弟親族の負担分担と意思決定

親の介護を家族で話し合う「介護家族会議」の進め方を解説。開催準備、5つの必須論点、ファシリテーション技法、揉めないルール、オンライン開催、地域包括支援センターの同席依頼、合意事項の書面化まで網羅。

ポイント

この記事のポイント

介護家族会議とは、親が介護を必要とする前後の段階で、本人と子・配偶者・兄弟姉妹などが集まり、介護方針・費用分担・主介護者・キーパーソン・財産や相続の扱いを話し合う場です。最初の1回で結論を出さず、「本人の希望を確認する回」「役割と費用を決める回」「合意を文書化する回」の3回程度に分けて開催するのが現実的です。揉めやすい論点は先に優先順位を決め、必要に応じて地域包括支援センターやケアマネジャー、司法書士などの第三者に同席を依頼すると、感情ではなく事実にもとづいた意思決定がしやすくなります。

📑目次▾
  1. 01なぜ親の介護には「家族会議」が必要なのか
  2. 02開催準備|参加者・場所・議題・日程の4ステップ
  3. 03必ず合意しておきたい5つの論点
  4. 04話し合いの進め方|ファシリテーションの実践技法
  5. 05揉めないための6つのルール
  6. 06決まらない時の対処法|第三者の力を借りる
  7. 07オンライン家族会議のコツ|Zoom・LINE・共有ドキュメントの使い分け
  8. 08ケアマネ・地域包括支援センターに同席を依頼する手順
  9. 09合意事項を書面化するコツ|「介護家族合意書」の作り方
  10. 10よくある質問
  11. 11参考文献・出典
  12. 12まとめ|家族会議は「一度きり」ではなく「続ける仕組み」

なぜ親の介護には「家族会議」が必要なのか

親の介護は、ある日突然始まるケースが少なくありません。入院、転倒、認知症の進行など、きっかけは人それぞれですが、準備のないまま始まった介護は、子ども世代同士の関係や、それぞれの仕事・家庭にも大きな影響を及ぼします。

厚生労働省「令和7年4月 介護保険事業状況報告(暫定版)」によれば、65歳以上の高齢者のうち介護または支援を必要とする人は700万人を超え、高齢者のおおむね5人に1人が要介護・要支援状態にあります(※1)。親世代が80代に差しかかれば、介護の話題は遠い未来ではなく、数年以内に直面する「現実の課題」です。

にもかかわらず、多くの家庭で「介護の話は親が元気なうちに切り出しにくい」「兄弟間で温度差がある」といった理由から、話し合いが後回しにされがちです。その結果、介護が始まってから、

  • 主介護者となった子ども一人に身体的・金銭的負担が集中する
  • 遠方に住む兄弟と「誰がどこまでやるか」で対立する
  • 親の預貯金・年金の使い方がブラックボックス化し、相続時に揉める
  • 延命治療や施設入所について、本人の希望を誰も聞けないまま判断を迫られる

といった問題が発生します。これらは、事前に家族会議を開いて「誰が何を担い、費用はどう分担し、本人はどう生きたいのか」を共有しておくことで、多くが防げるものです。

本記事では、介護家族会議を実際にどう準備し、どう進め、どうやって合意を持続させるかを、公的機関の情報や実務の知恵をもとにステップごとに解説します。すでに介護が始まっている家庭でも、仕切り直しとして活用できる内容です。

※1 厚生労働省「介護保険事業状況報告の概要(令和7年4月暫定版)」

開催準備|参加者・場所・議題・日程の4ステップ

家族会議は「集まる」だけでは機能しません。議題も持たずに集まると、近況報告と愚痴だけで終わってしまい、かえって不信感が残ります。以下の4ステップで、会議当日までに準備を整えましょう。

ステップ1|参加者を決める

原則として、介護の方針決定や費用負担に関わる可能性があるメンバー全員を招集します。具体的には次のような範囲です。

  • 必須:介護を受ける本人(判断能力がある場合)、配偶者、子ども全員(長男・長女だけでなく全員)
  • 可能なら:子どもの配偶者(実際に介護を担う可能性がある人)、同居する孫
  • 場合により:親の兄弟姉妹(叔父叔母)、親戚の代表、成年後見人候補、ケアマネジャー、地域包括支援センター職員

「仲が悪いから呼ばない」「遠方だから事後報告でいい」という運用は、後々のトラブルの最大の火種です。参加できない人にもオンラインや録音・議事録で情報を共有できる体制を整えます。

ステップ2|場所と時間を決める

場所は次のいずれかを基本に選びます。

  • 親の家:本人の安心感が高く、資産や保険証券などの確認もその場でできる
  • 兄弟のうち一人の家:親の家だと議論しづらい金銭・相続の話をしやすい
  • オンライン(Zoom等):遠方メンバーがいる場合や、短時間の進捗共有に適する
  • 地域包括支援センターの相談室:介護方針で揉めそうな時に第三者の立ち会いを得られる

時間は1回あたり90分〜2時間が目安。それ以上だと集中力が切れ、感情的になりやすくなります。年末年始やお盆など、全員が集まる機会を起点にするのも有効ですが、「食事しながら雑談の流れで」だと本題に入れないので、必ず別枠を設けます。

ステップ3|議題を事前に共有する

会議の1〜2週間前までに、議題と必要資料を全員にメールやLINEグループで共有します。当日いきなり議題を出すと、心の準備がないまま判断を迫られ、反発や不信につながります。

議題の例:

  1. 親の現状(健康状態・要介護度・困りごと)の共有
  2. 親本人の希望(在宅か施設か、延命治療、葬儀など)の確認
  3. 介護方針(在宅介護・通所・施設入所のいずれを軸にするか)
  4. 主介護者とキーパーソンの役割分担
  5. 介護費用の負担方法と財産管理
  6. 緊急時の連絡体制と情報共有ルール

ステップ4|必要資料を準備する

感覚論にならないよう、できるだけ数字とエビデンスを用意します。

  • 親の収入(年金額・その他収入)と預貯金・保険・不動産の概要
  • 介護保険の要介護認定結果・主治医意見書(あれば)
  • 現在利用している・検討している介護サービスの内容と月額費用
  • 想定される施設入所費用(地域相場)
  • 子ども側の収入・家計の大まかな状況(全員が同じ粒度で共有)

ここで大切なのは、親のお金の話を「誰かの推測」ではなく本人から開示してもらうことです。判断能力があるうちに、親自身に通帳や保険証券の所在を家族に共有してもらうのが理想です。

必ず合意しておきたい5つの論点

家族会議で合意しておきたい論点は多岐にわたりますが、特に「これを決めずに始めると必ず揉める」ものが次の5つです。1回の会議で全てを決めきる必要はなく、論点ごとに優先順位をつけ、複数回に分けて詰めていきます。

論点1|介護方針(どこで、どのように介護するか)

最初の大きな分岐は「在宅介護を軸にするのか、施設入所を軸にするのか」です。本人の希望を最優先にしつつ、家族の生活状況や費用とのバランスを見ます。判断材料として次を整理します。

  • 本人の意向:自宅にいたい/子どもの家の近くがいい/施設でもよい
  • 住宅環境:段差・バリアフリー、1階に寝室を作れるか、夜間介護に対応できるか
  • 家族側の可動範囲:同居・近居・遠距離、仕事との両立可否
  • 想定される介護期間と医療的ケアの有無

初期段階で「絶対に在宅」「絶対に施設」と決めてしまうと、状態が変化した時に方針転換しづらくなります。「まずは在宅介護サービスで様子を見て、〇〇の状態になったら施設入所を検討する」といった条件付きの合意が現実的です。

論点2|費用分担(親のお金と家族のお金の線引き)

原則は「親の介護費用は親の資産と年金で賄う」です。これを最初に家族全員で確認しないと、「お金を出している人」と「出していない人」の間で感情的対立が生まれます。

  • 年金・預貯金・保険・不動産収入で、月いくらまで介護に回せるかを試算
  • 不足分が出た場合の補てん方法(兄弟で均等/収入比例/主介護者を免除し他が負担 など)
  • 領収書管理と出納記録を誰が担当し、どう共有するか
  • 介護保険・医療費控除・高額介護サービス費などの制度利用で圧縮できる部分

後述する合意文書に、金額の具体的な数字と見直しのタイミングを明記しておくのがおすすめです。

論点3|主介護者(メインで介護を担う人)

在宅介護を選ぶ場合、日常的な介助・通院付き添い・買い物などを担う「主介護者」を決めます。配偶者が健在ならまずは配偶者が中心になるケースが多いですが、配偶者も高齢である「老老介護」では無理があります。

  • 主介護者の候補:同居家族、近居の子ども、同居を申し出る子どもなど
  • 主介護者の負担軽減策:介護休業、時短勤務、通所・訪問サービスの利用
  • 主介護者が倒れた場合のバックアップ体制

主介護者に全ての判断を押しつけるのではなく、「主介護者だからといって金銭負担まで重くしない」「代わりに他の兄弟は費用を多く負担する」など、バランスを取った合意が望ましいです。

論点4|キーパーソン(外部との連絡・調整役)

キーパーソンとは、ケアマネジャー・病院・施設・行政との連絡窓口になる人です。主介護者と同じ人が兼ねるケースもあれば、離れて暮らす兄弟が情報整理役として担うケースもあります。

  • ケアマネや医師からの連絡を受け、家族内に展開する役
  • 契約書の内容確認や署名の実務
  • 家族会議の議事進行と議事録作成

主介護者が身体ケアに集中できるよう、「情報整理と事務はキーパーソンが担当する」と役割を切り分けると、主介護者の消耗を防げます。

論点5|財産管理と相続(後見・遺言・生前贈与)

介護と相続は本来別の話題ですが、認知機能が低下してからでは間に合わない手続きがあるため、早い段階で共有しておきます。

  • 本人の判断能力がまだ十分なうちに:遺言書(公正証書遺言)、任意後見契約、家族信託の検討
  • 判断能力が低下した後に:法定後見(後見・保佐・補助)の申立てを検討
  • 預貯金の引き出しや不動産処分が必要になる場面の洗い出し
  • 介護にかかった費用の記録(将来の相続の公平感のため)

相続の話を「縁起でもない」と避けると、親が亡くなった後に介護負担の格差と相続内容が結びつき、感情的な争いに発展しやすくなります。「介護をどう分担したか」と「相続をどう分けるか」は完全に切り離すのではなく、家族の納得を前提にすり合わせるのが現実的です。

話し合いの進め方|ファシリテーションの実践技法

家族会議が紛糾する多くの原因は、内容そのものよりも「進め方」にあります。ビジネスの会議と同じように、進行役(ファシリテーター)を決めて、以下の手順で進めると、感情に流されずに合意形成ができます。

手順1|最初に目的と所要時間を宣言する

会議冒頭で、進行役が次の3点を明示します。

  • 今日の目的:例)「今日は介護方針の大枠と、主介護者を誰にするかを決めたい」
  • 議題の順番と各議題の持ち時間
  • 終了時刻

目的を先に共有することで、脱線を防ぎ、「誰が正しいか」ではなく「合意できるゴールはどこか」に意識を向けられます。

手順2|本人の希望から聞く

判断能力がある場合、最初に発言するのは介護を受ける親本人です。子どもたちが先に意見を戦わせてしまうと、本人は遠慮して本音を言えなくなります。

  • 「どこで暮らしたいか」「誰に関わってほしいか」
  • 「何が不安か」「何は譲れないか」
  • 「延命治療や看取りについての考え」

本人が言語化しづらい場合は、「テレビのニュースで〇〇のような施設があったね、ああいう所はどう思う?」と具体例を示しながら聞き出します。

手順3|「事実」と「意見」を分けて書き出す

ホワイトボード、模造紙、オンラインなら共有ドキュメントに、発言を2列で書き分けます。

  • 事実:要介護度は2、月の年金は15万円、長男は同居、長女は新幹線で2時間 など
  • 意見:「長男が同居しているから主介護者は長男が妥当」「でも仕事が忙しい」 など

こうすることで、「意見のぶつかり合い」ではなく「事実の共有の上での意見調整」という構造になり、議論が建設的になります。

手順4|発言の順番を決める

声の大きい人が議論を支配しないよう、各議題で全員が一度は発言するルールにします。進行役が「では次に〇〇さん、考えを聞かせてください」と順に振るのが効果的です。

手順5|決まらない論点は「保留」にする勇気を持つ

1回の会議で全ての論点を決めようとせず、合意できないものは「次回までに〇〇を調べて再検討」と保留にする判断が重要です。保留するときは「誰が、いつまでに、何を調べてくるか」を必ず記録します。

手順6|最後に決定事項と次回の宿題を読み上げる

終了前の10分は、進行役が決定事項と保留事項、各自の宿題を読み上げて確認します。ここで記録に残らないと、次回の会議で「言った・言わない」が発生します。

進行役は、長男・長女といった立場や声の大きさではなく、感情的にならずに全員の話を聞けるメンバーが適任です。家族内でそれが難しい場合は、ケアマネジャーや社会福祉士、後述するような第三者に依頼する選択肢もあります。

揉めないための6つのルール

家族会議を紛糾させずに進めるために、事前に全員で合意しておきたい「グラウンドルール」が6つあります。会議の冒頭で確認し、議事録にも明記しておきましょう。

ルール1|過去の恨みごとは持ち込まない

「子どもの頃、親は兄ばかり可愛がった」「結婚の時に援助してもらった人とそうでない人がいる」といった過去の感情は、介護の議論と切り離すことを最初に合意します。完全に消すことは難しくても、「今日は将来のことを決める場」と宣言することで、議論が感情の洪水になるのを防げます。

ルール2|お金の話を避けない

「お金の話はいやらしい」と避けるほど、あとで不透明さが生まれます。親の資産と収入、想定される介護費用、家族それぞれの負担可能額を、最初に数字で共有することが原則です。具体的な金額に踏み込むほど、むしろ冷静な議論になります。

ルール3|「やらない理由」より「できる範囲」を話す

「自分は仕事が忙しいから無理」「小さい子どもがいるから難しい」と、できない理由を並べ合う会議は必ず行き詰まります。代わりに「自分は週末の買い物なら行ける」「遠方だが費用なら月○万円出せる」など、できる範囲を持ち寄ることに集中します。身体的な介助が難しい人は金銭や事務面で、逆に近くに住んでいるが収入が少ない人は時間面で、というように補完し合う視点が有効です。

ルール4|主介護者だけに決定権を委ねない

日常的な介護判断(今日のおやつをどうするか等)は主介護者に任せるべきですが、方針転換・施設入所・大きな出費などの重要判断は、家族で合意することをルール化します。主介護者に決定権と責任を集中させると、他の兄弟が口出しだけする関係になり、不満が蓄積します。

ルール5|「感謝」を言語化する

主介護者が担ってくれている負担に対し、他の兄弟が当たり前と思ってしまうと、いずれ主介護者が燃え尽きます。月1回のオンライン会議でもいいので、「いつもありがとう」「大変だと思うけど助かっている」を声に出して伝える習慣をルール化します。

ルール6|定期的に見直す

介護は状態が変わり続けます。最初に決めた分担や方針が、半年後には実態に合わなくなることが普通です。「3か月に1回は家族会議を開き、分担と方針を見直す」と最初に決めておきましょう。変化に応じて合意を更新する文化を持つ家族は、長期戦でも持ちこたえられます。

この6つのルールは、印刷して親の家のリビングに貼っておくくらいでちょうどいいものです。ルールがあるからこそ、感情に流されそうになった時に「最初に決めたルールに戻ろう」と立ち戻れます。

決まらない時の対処法|第三者の力を借りる

家族だけで話し合っても合意に至らない時は、第三者の力を借りる、あるいは会議の構成を工夫することで突破口が開けます。以下のような選択肢があります。

1|地域包括支援センターに相談する

地域包括支援センターは、市町村が設置する高齢者福祉の総合相談窓口で、全国に約5,400カ所設置されています(厚生労働省・令和5年度末時点)。社会福祉士・保健師・主任ケアマネジャーの3職種が配置され、相談は無料です。「家族で意見が割れている」「どこから手を付けたら良いかわからない」という段階でも相談でき、必要に応じて家族会議への同席を依頼できるセンターもあります。

2|ケアマネジャーに進行役を依頼する

すでにサービスを利用している場合、担当ケアマネジャーは家族関係をよく知っています。「次の家族会議に同席して、専門家の立場から説明してほしい」と依頼すれば、感情的な対立を緩和してくれることがあります。ケアマネは本人と家族の双方の立場を理解しているため、第三者として機能しやすい存在です。

3|弁護士・司法書士・社会福祉士に依頼する

財産管理や相続、後見制度の利用が絡む場合は、法律・福祉の専門家に相談します。地域の弁護士会・司法書士会の無料相談や、社会福祉士会の相談窓口を活用できます。成年後見センター(各自治体)も、家族会議の枠組みづくりを支援してくれる場合があります。

4|1対1の対話を挟む

全員で集まるとポジションを守ろうとしてしまうメンバーがいる場合、進行役や主介護者が1対1で事前対話をすると本音が見えます。「本当は金銭的に苦しい」「仕事を辞める決断はしたくない」など、全体会議では言えない事情を先に把握できると、全体合意を取りやすくなります。

5|議題を絞って複数回に分ける

1回で全ての論点を決めようとすると、どうしても急ぎ足になります。「第1回は現状共有と本人の希望」「第2回は介護方針」「第3回は費用分担と役割」「第4回は合意文書化」のように、議題を分けて開催します。1回あたりの心理的負担が下がり、間に調べ物や相談を挟めるので、結果的に早く合意に至ります。

6|ミディエーター(調停人)を入れる

対立が深く、家族間の対話が事実上不可能になっている場合は、家事調停(家庭裁判所)という公的な紛争解決の仕組みもあります。「扶養に関する調停」「財産管理に関する調停」などが用意されており、調停委員が中立的に話を聞いてくれます。最終手段ですが、関係修復の第一歩になることもあります。

「第三者を入れるのは家族として恥ずかしい」と考える必要はありません。外部の目が入ることで、かえって家族全員が冷静になれることは珍しくなく、近年は地域包括支援センターやケアマネジャーへの相談から始める家庭が増えています。

オンライン家族会議のコツ|Zoom・LINE・共有ドキュメントの使い分け

兄弟姉妹が全国に散らばっている家庭では、対面での家族会議は負担が大きく、年1〜2回しか実現できません。オンライン会議ツールを併用することで、月1回の進捗共有や突発的な相談を現実的に運用できます。

1|ツールの使い分け

オンライン家族会議で使うツールは、目的によって3階層に分けると整理しやすくなります。

  • ビデオ会議(Zoom、Google Meet、LINEグループ通話など):月1回の定例会議、方針を決める重要会議
  • テキストチャット(LINEグループなど):日常的な情報共有、ケアマネからの連絡の転送、写真共有
  • 共有ドキュメント(Googleドキュメント、Googleスプレッドシートなど):議事録、費用台帳、連絡先リスト、合意文書

チャットは流れて消えやすいので、重要な決定事項は必ず共有ドキュメントに転記するルールにします。

2|高齢の親が参加する場合の配慮

親世代がオンライン会議に慣れていない場合、次のような工夫をします。

  • 近くに住む家族が親の家に行き、タブレットやスマホを操作する
  • 電話での参加を併用する(ビデオでなくスピーカーフォンでも可)
  • 重要な論点は、会議後に紙に印刷した議事録を郵送または手渡しで残す

親が情報から取り残されていると感じると、「子どもたちが自分の知らないところで物事を決めている」という不信感につながります。技術的な制約があっても、親が会議の流れを追える仕組みを意識することが大切です。

3|会議の録画・録音と共有

ビデオ会議ツールには録画機能が付いているものが多く、参加できなかった家族に共有できるのが対面会議にない利点です。録画・録音は事前に参加者全員に告知し、同意を得てから行います。共有ドライブの閲覧権限は家族内に限定し、第三者に漏れない管理が前提です。

4|ケアマネや地域包括職員も参加しやすい

対面だと移動負担で同席を頼みづらいケアマネジャーや地域包括支援センターの職員も、30分だけオンラインで参加してもらう形式なら調整しやすくなります。「重要な合意事項を決める前に、プロの意見を聞く時間を15分だけ入れる」といった運用が現実的です。

5|オンラインならではの注意点

  • 通信環境の良くないメンバーが取り残されないよう、音声中心に進める工夫をする
  • 全員の顔が映ると発言しづらい人もいるので、発言順を決めておく
  • 表情が伝わりにくいぶん、進行役が「〇〇さんはどう思いますか?」とこまめに振る
  • 会議後すぐに議事録をチャットで共有し、認識のズレをその日のうちに解消する

オンライン会議は「集まるハードル」を劇的に下げますが、逆に雑談が減るぶん、相手の状況が見えにくくなる副作用もあります。半年に1回は対面で集まり、オンラインとハイブリッドで運用するのが、長期的には最もバランスが取れます。

ケアマネ・地域包括支援センターに同席を依頼する手順

介護方針や費用分担で家族の意見が割れそうなとき、ケアマネジャーや地域包括支援センター(以下「地域包括」)の職員に同席を依頼するのは有力な選択肢です。ただし、専門職の時間は有限なので、目的を絞って依頼することが成功のカギになります。

ステップ1|誰に依頼するかを決める

本人の介護状況によって、適切な依頼先が変わります。

  • すでに要介護認定を受けてサービス利用中:担当ケアマネジャーに相談
  • 要支援の認定でサービス利用中:担当の地域包括支援センター職員に相談
  • まだ要介護認定を受けていない/受けるか迷っている:住所地を担当する地域包括支援センターに相談

地域包括は市町村ごとに担当エリアが決まっており、親の住民票所在地のセンターに連絡します。市町村の高齢者福祉課に問い合わせれば、担当センターが教えてもらえます。

ステップ2|同席の目的を明確に伝える

依頼時には、次のような情報を整理して伝えます。

  • 家族会議の日時・場所(対面かオンラインか)
  • 参加する家族の人数と関係性
  • 同席してほしい目的:例)「在宅介護と施設入所で意見が割れているので、制度面からの説明をお願いしたい」「介護費用の試算を家族に説明してほしい」
  • 希望する滞在時間(30分〜1時間程度が依頼しやすい)

「なんとなく立ち会ってほしい」では依頼された側も困るので、「この議題について、この時間で助言してほしい」と限定するのがマナーです。

ステップ3|事前資料を共有する

専門職が適切な助言をできるよう、事前に次のような情報を共有します。

  • 本人の要介護度、主な疾患、ADL(日常生活動作)の状況
  • 家族構成と同居・別居の関係図(ジェノグラム)
  • 家族会議でこれまでに決まったこと/決まっていないこと
  • 論点として扱いたいテーマ

ステップ4|当日の進行をお願いしない

ケアマネや地域包括の職員に「進行役」まで頼むのは、業務範囲外です。進行は家族内で担い、専門職は「助言者」として招くのが原則です。「ここまで家族で話しましたが、制度的にどう解釈すればよいでしょうか?」と具体的な質問を投げる形式が機能します。

ステップ5|費用を確認する

地域包括支援センターの相談は原則無料です。担当ケアマネジャーの場合も、居宅介護支援サービスに含まれる範囲であれば追加費用は発生しません。ただし、土日祝や業務時間外の対応は断られる可能性が高いので、平日日中の時間帯を想定して依頼します。

ステップ6|地域ケア会議という選択肢

ケースが複雑な場合、地域包括支援センター主催の「地域ケア会議」という枠組みで、医療・福祉の多職種と家族が一緒に検討する場を設けられる場合があります(厚生労働省「地域ケア会議運営マニュアル」参照)。参加できるかはケースによりますが、家族だけでは抱えきれない事例では有効な選択肢です。

専門職の同席は、「中立的な第三者がいることで、兄弟姉妹が感情的になりにくくなる」効果も大きいものです。家族だけで抱え込まず、制度として用意されている資源を積極的に活用しましょう。

合意事項を書面化するコツ|「介護家族合意書」の作り方

家族会議で決まった内容を、口頭の記憶だけに頼るのは危険です。時間が経つと記憶は都合よく書き換わり、半年後には「そんなこと決めていない」という話になりかねません。そこで重要なのが、合意事項の書面化です。

1|書面化する項目

合意書に含めておきたいのは、次のような項目です。難しい法律文書である必要はなく、家族が共通認識を持つためのメモで十分です。

  1. 会議の日付と出席者(欠席者への共有方法も)
  2. 介護方針:在宅か施設か、どの段階で方針転換するかの条件
  3. 主介護者とキーパーソン:名前と役割
  4. 各メンバーの役割分担:頻度・内容(週末の買い物、月1回の通院付き添い など)
  5. 費用負担:親の資産から支出する費用、不足分の負担割合、領収書管理者
  6. 情報共有ルール:使うチャットツール、月1回の定例会議の曜日 など
  7. 緊急時の連絡体制:第一連絡者、バックアップ
  8. 見直しのタイミング:「3か月後に再度家族会議を開き、見直す」など
  9. 保留事項:次回までに誰が何を調べてくるか

2|形式は「メモ」レベルでよい

公正証書や契約書のような厳密な形式にする必要はありません。A4用紙1〜2枚の議事録形式で、全員が内容を確認して署名(または押印・電子的な承認)する運用で十分です。GoogleドキュメントやLINEノートで共有し、変更があれば上書き履歴を残していく方法も現実的です。

3|お金の記録は別台帳で

介護にかかった費用は、合意書とは別に「介護費用台帳」を作って毎月記録します。後の相続時に「誰がどれだけ負担したか」の客観的な資料になり、公平感のある分割協議に役立ちます。

  • 日付/支出内容/金額/支払者/親の口座からか自己負担か/領収書の有無
  • スプレッドシートで共有すれば、全員がいつでも確認できる
  • 主介護者だけが記録するのではなく、他の兄弟も月1回は目を通す習慣に

4|法的効力が必要な場合は専門家に相談する

介護費用の立て替えを将来的に相続から差し引きたい場合や、財産管理を特定の家族に委ねる場合などは、任意後見契約、家族信託、公正証書遺言といった法的な枠組みを検討します。これらは家族の合意書とは別に、司法書士や弁護士のサポートを得て整備するのが安全です。

5|合意書を親にも確認してもらう

本人に判断能力がある限り、合意書は必ず本人に読んでもらい、内容に同意してもらうことが前提です。「子どもたちが親抜きで決めた」という構図になると、後々本人が不信感を抱いたり、別の親戚から「本人の意思が無視された」と言われるもとになります。

6|更新を続けることが目的

合意書は「作って終わり」ではなく、介護状態や家族状況の変化に合わせて更新し続ける生きた文書です。3〜6か月ごとに家族会議で読み直し、現実と合わなくなった項目を更新していく運用を続けることで、家族の合意が形骸化せずに維持されます。

合意書の存在は、家族会議そのものに対する姿勢も変えます。「書面として残る」と分かっていれば、参加者は発言に責任を持ち、軽い気持ちで引き受けたり押しつけたりすることが減ります。

よくある質問

Q親がまだ元気なうちに家族会議を開くのは縁起が悪いと言われます。どう切り出せばよいですか?

「今すぐ必要だから」ではなく「元気な今だからこそ、みんなで確認しておきたい」という切り出し方が受け入れられやすいです。有名人の介護ニュースや、親族・知人の介護体験をきっかけにして「うちはどうしたい?」と自然に会話を始め、1回目は方針決定をしなくてもよいので、本人の希望を聞く場として軽く設定するのがおすすめです。元気なうちに話し合っておくことで、本人の意思が反映された介護につながり、結果として本人にとっても家族にとっても後悔の少ない結果になります。

Q兄弟のうち1人だけ参加を拒否します。会議を開いてよいですか?

拒否している兄弟がいても、会議は開催して構いません。ただし、決定事項は一方的に通知するのではなく「こういう方針で進めたいが、意見があれば〇日までに聞かせてほしい」という形で必ず共有し、異議を述べる機会を残します。議事録と合意書を送付し、本人が後から確認・追記できる余地を残すことで、拒否が硬化するのを防げます。また、拒否の背景には過去の家族関係の問題や、本人が不安を抱えているケースもあるので、1対1で事情を聞く機会を設けるとよいでしょう。

Q主介護者にどうしても金銭的負担まで集中してしまいます。どう交渉すれば良いですか?

「時間を多く割いている人が金銭も負担する」のは明らかに不公平なので、家族会議で「身体的介護をする主介護者は金銭負担を減らし、離れている兄弟はその分多く負担する」という原則を先に合意します。数字の根拠として、民間介護事業者へ同じ時間の介助を依頼した場合の費用を試算し(例:訪問介護を週5回頼むと月いくらか)、主介護者が実質的に負担している金額として可視化すると、離れた兄弟も納得しやすくなります。

Q親の認知症が進んでから家族会議を開くことは可能ですか?

可能ですし、必要です。ただし、本人の判断能力が低下している場合、遺言や任意後見契約などは新たに作成できなくなるため、介護方針と役割分担を中心に話し合うことになります。同時に、法定後見制度の申立てを検討すべきタイミングでもあります。この段階では、地域包括支援センターやケアマネジャー、成年後見センターへの相談を並行して進めるのが現実的です。本人の意思が確認しづらい場合は、元気だった頃の本人の価値観(例:「父は昔から家が好きだった」)を手がかりに、本人の望んだであろう形を家族で推測する「意思決定支援」の考え方を大切にします。

Q遠方で新幹線や飛行機が必要な兄弟が会議に参加できません。どう運用すればよいですか?

対面とオンラインのハイブリッドが現実解です。年1〜2回は帰省のタイミングに合わせて対面で集まり、それ以外は月1回程度オンラインでつないで進捗を共有します。LINEグループで日常の情報共有、Googleドキュメントで議事録と費用台帳を共有する運用にすれば、遠方にいても議論に参加できます。移動が難しい兄弟が「情報面では毎日関わる」「金銭負担では多めに担う」など、立地に応じた役割配分を合意しておくと、距離による不公平感を緩和できます。

Q家族会議で決めた内容を、親が後から覆してしまいます。どうすればよいですか?

本人の判断能力がある限り、本人の意思変更は最大限尊重されるべきです。ただし、頻繁に内容が変わる場合、背景に不安や混乱、あるいは認知機能の変化が隠れていることもあります。まずは本人とじっくり話し、「なぜ考えが変わったのか」を丁寧に聞き取ります。その上で、変更を合意書に反映させ、家族全員で共有します。もし認知症の進行が疑われる場合は、早めに主治医や地域包括支援センターに相談することが重要です。

参考文献・出典

  • [1]
    介護保険事業状況報告(暫定版)令和7年4月分- 厚生労働省

    65歳以上の要介護・要支援認定者数と認定率の最新データ。高齢者のおおむね5人に1人が要介護・要支援状態という前提の一次資料。

  • [2]
    地域包括支援センターについて- 厚生労働省

    地域包括支援センターの役割、3職種(社会福祉士・保健師・主任ケアマネジャー)、相談できる内容、設置状況などの公式解説。

  • [3]
    地域ケア会議運営マニュアル- 厚生労働省

    地域包括支援センターが主催する「地域ケア会議」の運営手順と目的を示した公的マニュアル。多職種連携で個別事例を検討する枠組みの参考資料。

  • [4]
    成年後見制度 はやわかり- 厚生労働省

    法定後見・任意後見の違い、手続きの流れ、中核機関や地域連携ネットワークの解説など、家族会議で相続・財産管理を扱う際の基礎資料。

  • [5]
    介護のしごと・事業者・制度のご案内- 厚生労働省

    介護保険サービス全般、介護休業制度、相談窓口など、家族介護の制度的枠組みをまとめた厚労省の公式ポータル。

まとめ|家族会議は「一度きり」ではなく「続ける仕組み」

介護家族会議は、一回で完璧な結論を出すためのイベントではありません。本人の希望を確認し、家族の役割と費用を合意し、状況の変化に合わせて見直し続けるための「仕組み」です。

本記事で紹介した流れを、あらためて整理するとこうなります。

  1. 開催準備で参加者・場所・議題・資料を整える
  2. 必ず合意したい5つの論点(介護方針/費用分担/主介護者/キーパーソン/財産と相続)を順に扱う
  3. 進行役を決め、本人の希望を最初に聞き、事実と意見を分けて議論する
  4. 揉めない6つのルールを全員で共有し、感情と議題を切り離す
  5. 決まらない論点は保留にし、第三者の力を借りてでも合意に近づける
  6. オンライン会議・チャット・共有ドキュメントを使い分けて遠方の兄弟も巻き込む
  7. ケアマネや地域包括支援センターに目的を絞って同席を依頼する
  8. 合意事項を書面化し、3〜6か月ごとに見直す

介護は数年〜十数年にわたることも珍しくありません。だからこそ、最初にしっかりとした対話のルールを作っておくことが、主介護者の燃え尽きや、兄弟間の断絶を防ぐ最大の予防策になります。

また、介護の話し合いは、親の生き方や家族の絆を改めて見つめ直す機会でもあります。合意形成の過程で、普段は言えない感謝や労いを伝え合うことで、結果として家族全員が前を向いて介護に関われる関係を築くことができます。

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公開日: 2026年4月20日最終更新: 2026年4月20日

執筆者

介護のハタラクナカマ編集部

編集部

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