
障害者支援施設で働く介護職の仕事内容|1日の流れと高齢者介護との違い
障害者支援施設で働く介護職の仕事内容・1日の流れ・高齢者介護との違い・やりがい・必要資格・給料を、障害者総合支援法と厚労省データに基づき解説。生活介護と施設入所支援を担う職場のリアルがわかります。
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この記事のポイント
障害者支援施設で働く介護職の仕事は、障害者総合支援法に基づき「昼間の生活介護(入浴・排せつ・食事の介助と創作・生産活動の支援)」と「夜間の施設入所支援」を担う仕事です。高齢者介護が機能低下を補う支援であるのに対し、本人の力を引き出し意思を尊重する「自立支援」が中心で、無資格・未経験から始められます。
目次
「介護の経験を活かして障害者支援施設で働いてみたい」「高齢者介護と何が違うのか知りたい」——そう考える介護職は少なくありません。障害者支援施設は、障害のある方が生活の拠点として暮らし、日中は活動や訓練に取り組む場所です。介護職員はその生活全般を24時間体制で支えます。
この記事では、障害者支援施設で働く介護職の具体的な仕事内容、日勤・夜勤の1日の流れ、高齢者介護との本質的な違い、必要な資格とキャリアパス、給料、やりがいと大変さまでを、障害者総合支援法と厚生労働省の最新データに基づいて整理します。職場選びの判断材料として活用してください。
障害者支援施設とは|「施設入所支援」と「生活介護」をセットで提供する職場
障害者支援施設とは、障害者総合支援法に基づき、障害のある方が施設に入所して生活しながら、必要な介護や訓練を受けられる入所型の福祉施設です。介護保険の高齢者施設とは制度の根拠が異なり、対象も「高齢者」ではなく「障害のある方(原則18歳以上)」である点が出発点になります。
2つのサービスの組み合わせで成り立つ
障害者支援施設は、厚生労働省の定義では次の2つのサービスを組み合わせて提供します。
- 生活介護(昼間):主として昼間に、入浴・排せつ・食事などの介護、創作的活動または生産活動の機会の提供、その他の支援を行うサービス。
- 施設入所支援(夜間):施設に入所する方に、主として夜間に、入浴・排せつ・食事などの介護、生活等に関する相談・助言その他の日常生活上の支援を行うサービス。
つまり、日中は生活介護で活動や訓練を支え、夜間は施設入所支援で生活を支える——この昼夜のセットが障害者支援施設の基本構造です。介護職員(生活支援員)はこの両方に関わるため、生活全般を切れ目なく支える役割を担います。
利用対象者と障害支援区分
施設入所支援を利用できるのは、原則として生活介護を受けていて障害支援区分が区分4以上(50歳以上は区分3以上)の方です。区分は1〜6まであり、数字が大きいほど必要な支援の度合いが高くなります。このほか、自立訓練・就労移行支援・就労継続支援B型の利用者で、入所しながらの支援が必要・効果的と認められた方も対象になります。重度の知的障害・身体障害のある方も多く、手厚い介護を必要とするケースが少なくありません。
なお、障害支援区分は介護保険の要介護認定とは別の仕組みで、心身の状態を総合的に判定して決まります。判定の基準や認定の流れは要介護認定とは異なるため、高齢者介護から移る場合はこの点も押さえておくと安心です。
施設で提供される支援の種類
障害者支援施設では、利用者の状況に応じて主に次の支援が行われます。生活介護(常時介護が必要な方への昼間の介護と活動支援)に加え、身体機能の維持・向上を図る機能訓練、日常生活の習慣を身につける生活訓練などです。これらを通じて、利用者が将来的に地域生活へスムーズに移行できるよう支えることも、施設の大切な役割です。
障害者支援施設で働く介護職の仕事内容
障害者支援施設の介護職(生活支援員)の仕事は、大きく「身体介護」「日中活動・訓練の支援」「生活全般の支援と記録・連携」の3つに分けられます。施設入所支援と生活介護の両方に関わるため、夜間の生活支援から昼間の活動支援まで業務の幅が広いのが特徴です。
1. 身体介護
高齢者介護と共通する基本業務です。利用者の状態に応じて、食事介助、入浴介助、排せつ介助・おむつ交換、移乗・移動の介助、更衣・整容の介助などを行います。施設入所支援の対象者は障害支援区分4以上(50歳以上は区分3以上)の方が中心で、重度の身体障害がある方では、体位変換やこまめな見守りが欠かせません。介護職員初任者研修や実務者研修で身につけた技術は、ここでそのまま活かせます。
2. 日中活動・訓練の支援
障害者支援施設ならではの業務で、生活介護の中心になります。創作活動(絵画・手工芸・音楽など)、生産活動(軽作業・農作業・調理など)、レクリエーション、機能訓練、コミュニケーション訓練などをサポートします。ここでの介護職の役割は「代わりにやってあげる」ことではなく、利用者が自分でできる部分を見極め、できることを少しずつ増やしていくプロセスに伴走することです。一人ひとりの障害特性や得意・不得意を理解し、できた瞬間を一緒に喜ぶ姿勢が求められます。
3. 生活全般の支援・記録・多職種連携
居室や共用部の環境整備、服薬の見守り、外出・通院の同行、買い物の支援、季節行事の企画運営など、生活全般を支えます。あわせて、その日の様子や体調の変化を記録に残し、申し送りでチームに共有することも重要な業務です。支援はサービス管理責任者が作成する個別支援計画に沿って組み立てられ、看護職員・理学療法士・作業療法士・栄養士・家族・相談支援専門員など多くの専門職と連携します。利用者の小さな変化にいち早く気づき、チームに橋渡しすることが、質の高い支援につながります。
勤務は施設によって早番・日勤・遅番・夜勤のシフト制が一般的で、入所施設は24時間365日体制で運営されています。夜勤帯は少人数で多くの利用者を見守るため、緊急時の判断力や急変の早期発見も介護職に求められる力です。
障害者支援施設の1日の流れ(日勤・夜勤)
勤務の具体的なイメージをつかむため、入所型の障害者支援施設における日勤と夜勤の標準的なスケジュール例を示します。施設の規模や利用者の障害支援区分、その日の活動内容によって流れは変わりますが、おおよその一日を把握する目安にしてください。
日勤(早番・遅番を含む)の例
- 7:00 早番出勤・起床介助・更衣・整容・健康チェック
- 8:00 朝食準備と食事介助・服薬の見守り
- 9:30 日中活動の開始(生活介護)/入浴介助
- 12:00 昼食・食事介助/交代で休憩・見守り
- 13:30 創作・生産活動、レクリエーション、機能訓練の支援
- 15:00 おやつ・水分補給の介助
- 16:00 記録記入・申し送り準備・環境整備
- 17:30 夕食準備(遅番へ引き継ぎ)
夜勤の例
- 16:00〜17:00 夜勤出勤・日勤者からの申し送り
- 18:00 夕食介助・服薬の見守り
- 19:30 入浴・歯みがき・更衣などの就寝準備の介助
- 21:00 消灯・就寝
- 22:00〜翌5:00 定期巡回、体位変換、排せつ介助、コール対応、記録
- 6:00 起床介助・健康チェック・朝食準備
- 8:00 日勤者へ申し送り・夜勤終了
夜勤は施設入所支援の中核であり、少人数で多くの利用者を見守るため、緊急時対応や急変の早期発見が重要になります。夜勤手当が支給されるため、給与アップにつながる働き方でもあります。日中活動が中心の生活介護とは業務のリズムが大きく異なるため、シフトごとの役割を理解しておくことが安定した勤務につながります。
高齢者介護施設との違い
介護経験者が障害者支援施設に移る際に最も戸惑いやすいのが「支援の考え方の違い」です。技術そのものより、視点の切り替えが求められます。
| 項目 | 高齢者介護施設(特養など) | 障害者支援施設 |
|---|---|---|
| 根拠となる法律 | 介護保険法 | 障害者総合支援法 |
| 主な対象 | 原則65歳以上の要介護者 | 原則18歳以上の障害のある方 |
| 支援の基本姿勢 | 機能低下を補い、安全・安心を守る | 本人の力を引き出し、意思決定を尊重する(自立支援) |
| 関わりの時間軸 | 終末期・看取りまでの数か月〜数年 | 数年〜数十年にわたる長期的な伴走 |
| 体力面 | 高齢で活動量は比較的少なめ | 若く活動的な利用者が多く、外出・活動支援で動く場面が多い |
| コミュニケーション | 加齢・認知症に伴う変化への対応 | 知的・発達・精神障害の特性理解、非言語サインの読み取り |
「介助」から「自立支援」への発想転換
たとえば食事の場面。高齢者介護では誤嚥や転倒を防ぐために職員が先回りして介助する場面が多くなります。一方、障害者支援では「どうすれば本人が自分で食べられるか」を考え、自助具の工夫や見守りで本人の力を引き出すことを優先します。移乗・入浴・排せつといった身体介護スキルや観察力はそのまま活かせますが、「できないことを補う」から「できることを増やす」へと支援の軸を切り替えることが、現場で評価される鍵になります。
関わる期間と「人生の伴走者」という立場
もう一つの大きな違いが、利用者と関わる期間です。高齢者介護では看取りまでの数か月〜数年が中心ですが、障害者支援施設では同じ利用者と10年・20年と関わることも珍しくありません。介護職は単なる介助者ではなく、その人の人生を長く支える伴走者になります。だからこそ、本人の意思を尊重し、自己決定を支える姿勢が一層重要になります。職員が良かれと思って先回りして決めてしまうと、本人が選び取る機会を奪うことにもなりかねません。「待つ」「選択肢を示す」「本人のペースに合わせる」といった関わり方が、高齢者介護との大きな違いです。
障害特性の理解という専門性
知的障害・発達障害・精神障害・身体障害では、それぞれ必要な配慮が異なります。たとえば、強いこだわりや自傷・他害が現れる強度行動障害のある方には、環境を整えて刺激を調整するなど専門的な対応が必要です。高齢者介護では学べないこうした障害特性への理解は、障害者支援施設で働く介護職ならではの専門性として身についていきます。
【独自分析】処遇改善加算の取得率から見る「障害者支援施設の安定性」
当サイトが厚生労働省「令和6年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果」を分析したところ、障害者支援施設で働く介護職の収入を考えるうえで見逃せない数字が見えてきました。
施設入所支援は加算取得率が最も高いグループ
福祉・介護職員等処遇改善加算(賃金の原資となる国の加算)の取得(届出)率を、施設の種類別に比較すると次のようになっています。
- 障害福祉サービス全体の加算取得率:87.0%
- 生活介護:94.8%
- 施設入所支援:97.5%(調査対象サービスの中でもトップクラス)
さらに施設入所支援では、最上位の加算(Ⅰ)を取得している事業所が79.7%に達します(全体では49.5%)。これは、障害者支援施設が処遇改善の原資を最も手厚く確保している職場であることを示しています。
この数字が転職希望者にとって意味すること
処遇改善加算は介護職の給与に直接上乗せされる仕組みです。取得率・上位加算率がともに高いということは、障害者支援施設は賃上げの土台が整っている職場が多いと言い換えられます。求人を比較する際は、応募先が処遇改善加算の何の区分を取得しているかを確認すると、給与の伸びしろを見極めやすくなります。一般論として「障害福祉は給料が安い」と語られがちですが、施設入所支援に限れば制度上の追い風は強い、というのが当サイトの見立てです。
必要な資格とキャリアパス
障害者支援施設の介護職は、無資格・未経験から始められるのが大きな特徴です。障害福祉の分野は人柄や意欲を重視する傾向があり、働きながら資格を取得してキャリアアップする道筋が整っています。入職後の研修制度や資格取得費用の補助がある施設も多く、未経験からスタートしてもスキルアップしやすい環境です。
ステップアップの目安
- 入職〜3年目:生活支援員として現場経験を積む。介護職員初任者研修を取得すると身体介護を任される幅が広がり、求人の選択肢も増えます。介護の基礎から応用までを体系的に学べる研修で、受講要件はなく、講義をきちんと受ければ修了できます。
- 3〜5年目:介護福祉士実務者研修を経て、実務経験3年以上で介護福祉士(国家資格)を受験。たんの吸引などの医療的ケアに関する知識も身につき、チームリーダーを任されるようになります。
- 5年目以降:所定の実務経験と研修を満たしてサービス管理責任者へ。個別支援計画の作成や施設のマネジメントを担う中核ポジションで、給与水準も上がります。
障害福祉ならではの専門研修
高齢者介護にはない専門性として、強度行動障害支援者養成研修などがあります。強い自傷・他害や著しいこだわりなど、支援が難しい状態への専門的な対応を学ぶ研修で、修了者は加算の対象にもなり、現場で重宝されます。このほか、社会福祉士・精神保健福祉士といった国家資格を取得すると、サービス管理責任者になるための実務経験要件を満たしやすくなります。障害特性の理解を深めることが、そのまま専門性とキャリアの強みになる——これが障害者支援施設で働く魅力の一つです。
給料の目安
障害者支援施設で働く介護職の給与は、厚生労働省「令和6年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果」が参考になります。同調査では、生活支援員などを含む福祉・介護職員(常勤)の数値が示されています。
- 処遇改善加算を取得している事業所の福祉・介護職員(常勤)の平均給与額:月額327,720円(2024年9月時点/基本給+手当+一時金の月額換算を含む)
- 毎月決まって支払われる基本給等:月額253,710円
平均給与額は前年(令和5年9月)の307,750円から約2万円(+6.49%)増加しており、近年は処遇改善加算の拡充を背景に上昇傾向が続いています。基本給等も前年から12,860円(+5.34%)増えました。
収入を左右する手当と加算
上記はあくまで平均値で、実際の給与は次の要素で変わります。
- 夜勤手当:入所施設では夜勤が組まれるため、夜勤回数に応じて収入が上乗せされます。月の夜勤回数は施設によって異なります。
- 資格手当:介護福祉士などの資格を持っていると手当が付く施設が多くあります。
- 処遇改善加算の区分:事業所が取得している加算の区分(Ⅰ〜Ⅴ)によって、職員に配分される原資が変わります。上位加算を取得している施設ほど、賃上げの余地が大きくなります。
- 経験年数・役職:勤続が長くなるほど、また役職に就くほど給与は上がります。
求人を比較するときは、提示された月給だけでなく、夜勤手当の額・夜勤回数・処遇改善加算の区分・資格手当の有無まで含めて見ることが、実質的な収入を見極めるポイントです。
キャリアアップによる収入の伸び
サービス管理責任者などの上位職は、福祉・介護職員より高い給与水準が示されており、資格取得と経験の積み上げが収入アップに直結します。無資格・未経験で入職しても、初任者研修→実務者研修→介護福祉士→サービス管理責任者とステップを踏むことで、着実に年収を高めていける職場です。
やりがいと大変さ・向いている人
やりがい
障害者支援施設の最大のやりがいは、利用者の「できること」が増えていく成長に長期的に立ち会えることです。1人で買い物に行けるようになった、これまで言葉にできなかった気持ちを表現できるようになった——数年単位の関わりの中で生まれるこうした変化は、職員にとって何物にも代えがたい喜びになります。コミュニケーションが難しい方も多いからこそ、試行錯誤の末に気持ちが通じ合えた瞬間や、信頼関係を築けたと感じられたときの達成感は格別です。言葉以外のサインから相手の思いを読み取り、その人らしい生活を一緒につくっていく過程そのものが、この仕事の醍醐味です。
大変さ(事前に知っておきたい点)
- 体力的な負担:高齢者に比べ利用者が若く活動的なため、入浴・移乗・外出支援などで動き回る場面が多くなります。利用者の安全に常に気を配る必要があり、休憩が予定通り取れないこともあります。
- コミュニケーションの難しさ:言葉での意思疎通が難しい方も多く、慣れるまでは気持ちをくみ取れずもどかしさを感じることがあります。表情・しぐさ・声のトーンといった非言語のサインを読み取る力が求められます。
- 精神的な緊張:強度行動障害への対応など、安全に配慮しながらの支援で気を張る場面があります。
- 夜勤:入所施設ではシフトに夜勤が含まれ、生活リズムの調整や体調管理が必要です。
向いている人
利用者の小さな変化を見つけて一緒に喜べる人、本人の自己決定を尊重し先回りしすぎず待てる人、非言語のサインを読み取ろうとする観察力のある人が向いています。また、利用者の命を預かる責任感、相手に寄り添うホスピタリティ、長期的な関わりを根気強く続けられる姿勢も大切です。介護経験者であれば、培った身体介護スキルと観察力を土台にしながら「自立支援」の視点を加えていくことで、即戦力として活躍できます。体力面に不安がある場合は、通所型の生活介護や外部サービス型のグループホームなど、身体介護の比重が比較的軽い職場を選ぶ方法もあります。
よくある質問(FAQ)
Q. 無資格・未経験でも障害者支援施設で働けますか?
A. はい。多くの施設で無資格・未経験から採用されています。人柄や意欲を重視する傾向があり、入職後に初任者研修などの資格取得を支援する制度を設けている施設も多くあります。ただし利用者を直接介護する業務では、初任者研修・実務者研修の取得が前提になる場合があります。
Q. 高齢者介護の経験は活かせますか?
A. 大いに活かせます。移乗・入浴・排せつなどの身体介護スキルや、体調変化に気づく観察力はそのまま即戦力になります。成功の鍵は「機能低下を補う」から「本人の力を引き出す」へと支援の視点を切り替えることです。
Q. 夜勤は必須ですか?
A. 入所型の障害者支援施設は24時間体制のため、夜勤を含むシフト勤務が一般的です。夜勤手当が収入アップにつながる一方、体力に不安がある場合は通所型の生活介護やグループホームなど、夜勤の少ない職場を選ぶ方法もあります。
Q. 障害者支援施設と障害者グループホームはどう違いますか?
A. 障害者支援施設は入所して生活の拠点とする入所型で、施設入所支援+生活介護を提供します。グループホーム(共同生活援助)は地域の中で少人数で共同生活を送る住まいで、比較的自立度の高い方が対象です。支援区分が高く手厚い介護が必要な方は障害者支援施設を利用するケースが多くなります。
Q. 入職前に職場の雰囲気を知る方法はありますか?
A. ほとんどの施設で見学が可能です。職員と利用者の関わり方や施設の雰囲気は、求人票だけでは分かりません。応募前に見学やボランティア体験を申し込み、自分に合う職場かを肌で確かめることを強くおすすめします。事前に電話やメールで問い合わせてみましょう。
参考文献・出典
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まとめ
障害者支援施設で働く介護職は、障害者総合支援法に基づく「生活介護(昼間)」と「施設入所支援(夜間)」をセットで支える仕事です。食事・入浴・排せつといった身体介護に加え、日中活動や訓練を通じて利用者の「できること」を増やしていく——高齢者介護の「機能低下を補う」支援とは異なる、本人の力を引き出す自立支援が軸になります。
無資格・未経験から始められ、初任者研修・実務者研修・介護福祉士・サービス管理責任者へと明確なキャリアパスが用意されています。処遇改善加算の取得率が高く(施設入所支援は97.5%)、夜勤手当も含めて収入の土台が整った職場が多いことも、当サイトの分析から見えてきました。
介護経験者なら、培った身体介護スキルと観察力を活かしつつ「自立支援」の視点を加えることで即戦力になれます。同じ利用者と長く関わり、その人の人生に伴走しながら成長を見守りたい人にとって、障害者支援施設はやりがいの大きい選択肢です。一方で、若く活動的な利用者への対応や夜勤など、体力面で押さえておきたい点もあります。自分の体力や働き方に合うか、まずは求人の加算区分や夜勤体制を確認し、可能であれば施設見学から始めてみましょう。実際の現場の空気に触れることが、後悔のない職場選びの第一歩になります。
執筆者
介護のハタラクナカマ編集部
編集部
介護業界の転職・キャリア情報を発信。厚生労働省の公的データと現場の声をもとに、介護職で働く方・転職を検討する方に役立つ情報をお届けしています。
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