
ケアマネジャーの更新制廃止が本格議論へ|研修負担軽減と人材確保への影響
ケアマネジャー(介護支援専門員)の5年ごとの更新研修制度の廃止が本格的に議論されています。研修負担の実態、廃止による影響、ケアマネ人材確保への効果、今後の見通しを2026年の最新情報で解説します。
この記事のポイント
ケアマネジャーの5年ごとの更新研修制度は、2027年度の介護保険制度改正で廃止される方向で議論が進んでいます。厚生労働省は2025年12月の社会保障審議会介護保険部会で「資格証の有効期間の更新制を廃止」する方針を示し、2026年通常国会での介護保険法改正案提出を目指しています。ただし定期的な研修受講そのものは義務として継続され、研修の負担軽減(オンライン化・分割受講・時間短縮)とあわせて人材確保を図る内容です。
ケアマネジャーの更新制とは|5年ごと54時間の研修義務
ケアマネジャー(介護支援専門員)の更新制度は、2006年の介護保険法改正によって導入された仕組みです。介護支援専門員証の有効期間は5年間と定められており、更新を受けるためには所定の「更新研修」を修了する必要があります。研修を受けないまま有効期間が切れると、ケアマネジャーとして働くことができなくなります。導入当初は「ケアマネの質を担保し、利用者を守るための仕組み」として期待されていましたが、20年近く運用されるなかで、質の担保よりも「資格失効の恐怖」として現場に重くのしかかるようになりました。
更新研修の種類と時間数
更新研修は、実務に就いているかどうか、また何回目の更新かによって内容と時間数が異なります。主な区分は以下のとおりです。
- 実務未経験者向け更新研修:44時間(実務に就いていない人向け)
- 実務経験者向け更新研修(初回):前期44時間+後期44時間の計88時間
- 実務経験者向け更新研修(2回目以降):32時間
- 主任介護支援専門員更新研修:46時間
初回の実務経験者向け更新研修は合計88時間に及び、一般的なイメージで語られる「54時間程度」を大きく上回ります。5年ごとに数日から十数日を研修に充てる必要があるため、現場で働きながら受講することは相当な負担となっています。
費用と位置づけ
研修の受講料は都道府県によって異なりますが、実務経験者向け更新研修(初回)は概ね4万〜6万円、実務未経験者向けでも3万〜5万円程度です。加えてテキスト代、交通費、宿泊費が発生するケースもあり、合計で5万円を超えることも珍しくありません。多くの場合、受講料は自己負担で、受講時間は労働時間として扱われないことが問題視されてきました。事業所によっては受講料を全額または一部補助する取り組みもありますが、中小事業所では「自己負担が原則」というところが依然として多数派です。
更新研修の負担実態|時間・費用・離職への影響
ケアマネジャーの更新研修が「重すぎる」と言われる背景には、時間・費用・機会損失の三重負担があります。ここでは公表資料をもとに、具体的な負担の全体像を整理します。
時間負担:合計88時間に及ぶ初回更新研修
実務経験者向け更新研修(初回)は前期44時間+後期44時間の合計88時間で構成されています。1日7〜8時間の研修に換算すると約11〜13日分、2回目以降でも32時間(4〜5日分)が必要です。多くの都道府県では平日開催が中心で、有給休暇を使って参加するケアマネジャーも少なくありません。前期と後期の間には数カ月のインターバルを置いて「実務課題レポート」の提出が求められるケースも多く、実質的な拘束期間は半年〜1年に及びます。
費用負担:更新1回あたり4万〜10万円
掲示板や業界メディアで報告されている受講料の一例では、更新研修(実務経験者向け)で4万0,359円、実務経験者向け(初回2日目以降)で6万0,108円という金額が示されています。ここにテキスト代(5,000〜1万円)、交通費、昼食代、遠方からの参加者は宿泊費(1泊8,000〜1万2,000円×数泊)などを加えると、1回の更新で5万〜10万円の自己負担となるケースもあります。都道府県によって受講料は2倍以上の差があり、住む地域によって負担感が大きく異なるのも課題です。
機会損失:収入減と業務へのしわ寄せ
受講日は多くの事業所で無給扱いとなり、1日あたり1万〜1万5,000円程度の収入減につながります。88時間の初回更新研修をすべて有給休暇で賄うと、年間付与日数(多くは10〜20日)をほぼ使い切る計算となり、家族の用事や体調不良に備えた休暇が残らないという声もあります。また、受講中は担当利用者のモニタリングや新規相談に対応できず、同僚への業務集中や残業の増加も課題です。厚生労働省「ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会」では、こうした負担がケアマネジャーの離職や新規参入の減少につながっているという指摘が繰り返されてきました。
受験者数と有資格者数の減少
介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネ試験)の受験者数は、2017年度の約13.1万人をピークに減少を続け、2023年度は約5.6万人とピーク時の半分以下となりました。合格者数も年間1万人前後と低迷しており、ケアマネジャーの高齢化・担い手不足は深刻さを増しています。厚生労働省の調査によると、居宅介護支援事業所に所属する介護支援専門員の平均年齢は50代前半まで上昇しており、20代・30代の若手ケアマネは全体の1割を下回る水準です。こうした状況も、更新制見直しを後押しする大きな要因です。
転職者視点:更新期限切れでキャリアが途絶えるリスク
転職市場では、「ブランクが長くて更新期限を逃してしまい、ケアマネとして再就職できない」という声も少なくありません。育児や家族介護のために一時的に現場を離れ、復帰のタイミングで資格が失効していたと気付くケースや、異業種に転職した後に「やはりケアマネに戻りたい」と思っても、再度試験から受け直す必要があると知り断念するケースです。更新制廃止は、こうした潜在ケアマネジャーの掘り起こしという点でも大きな意味を持ち、介護人材紹介会社各社も「ブランクありOK求人」の拡大を見込んでいます。
なぜ今「更新制廃止」が議論されているのか
更新制廃止の議論は、突然始まったわけではありません。2024年4月に厚生労働省が設置した「ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会」を起点に、1年半以上の議論を経て2025年秋以降、制度廃止の方向性が一気に固まりました。その背景には複数の構造的課題があります。
1. ケアマネジャーの人材不足の深刻化
ケアマネジャーの担い手は全国的に減少しており、居宅介護支援事業所の休止・廃止が地域の相談支援体制に影響を及ぼす例も出ています。試験受験者数の半減、50代以上の比率上昇、若手参入の減少など、数字の上でも限界が見えています。更新研修の重さが「これ以上続けられない」と離職を決断する要因の1つになっていることは、厚労省の資料でも明記されています。
2. 制度疲労:更新制の効果が見えにくい
2006年の導入から約20年が経過し、「更新制によってケアマネジャーの資質が本当に担保されているのか」という疑問が強まってきました。検討会では「更新の手続きと研修による質担保は切り分けるべき」との意見が支配的となり、2025年10月27日の介護保険部会で更新制廃止の方針が示されると、委員からは異論なく賛意が相次いだと報じられています。
3. 他資格との整合性の問題
介護福祉士、看護師、社会福祉士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった関連国家資格には、いずれも定期的な「更新研修による資格更新」は課されていません。国家資格でもないケアマネジャーだけが厳しい更新義務を負うのは制度上アンバランスだという指摘は、以前から現場の声として根強くあり、今回の見直しの大きな後押しとなりました。
4. 2027年度制度改正という節目
2027年度は3年に1度の介護保険制度改正のタイミングに当たります。厚生労働省は2026年の通常国会に介護保険法改正案を提出し、制度全体の見直しとあわせて更新制廃止を法制化する流れを目指しています。2025年度補正予算では、研修教材のデジタル化・オンライン化の費用も計上されており、廃止に伴う「新しい研修体系」への移行準備も並行して進められています。
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更新制廃止で何が変わる?5つの主要な影響
更新制廃止が実現した場合、ケアマネジャー本人、事業所、そして利用者にはどのような影響が及ぶのでしょうか。現時点で示されている方針をもとに、想定される主な変化を5つ整理します。
1. 資格証の有効期限がなくなる
現在は5年で失効する介護支援専門員証が、無期限化される方向です。一度取得すれば生涯にわたって「ケアマネジャー」の資格を保持でき、育児・介護・病気などで一時的に現場を離れた人が、書類手続きに追われずに復職できる環境が整います。実務未経験期間中は研修を免除する方向も議論されており、休職・離職からの「復帰のハードル」が大きく下がるポイントです。
2. 研修そのものはなくならない(義務として継続)
重要な点として、更新制が廃止されても「研修を受けなくてよい」わけではありません。厚生労働省の方針では、ケアマネジャーの質を担保するために「定期的な研修受講」は法令上の義務として維持されます。ただし、受講できなかった場合に資格を失効させる運用は廃止され、業務の一時停止や受講命令など、より柔軟な仕組みに置き換えられる見通しです。
3. 研修内容の負担軽減(オンライン・分割受講)
研修体系そのものも見直される方向です。具体的には、講義部分のオンライン・オンデマンド化、分割受講の容認、演習部分の重点化、時間数そのものの縮減などが検討されています。これにより、「まとめて2週間休めないから受けられない」「遠方の研修会場まで通えない」といった地方や小規模事業所のハンディが緩和される可能性があります。
4. 事業所の負担軽減と採用競争力の変化
研修負担はケアマネジャー本人だけでなく、事業所運営にも影響を与えてきました。更新制廃止により「更新期限切れで主任ケアマネを失う」リスクが軽減され、人員配置の安定化が期待できます。一方で、「楽そうだから」という理由だけでなく、事業所が研修受講を適切にサポートしているか(費用補助、労働時間扱い)が、採用競争力を左右するようになるでしょう。
5. 資格取得要件の見直しも並行で議論
更新制廃止と同時に、資格取得要件の緩和も議論されています。具体的には、受験要件の実務経験年数の短縮(現行5年→3年への案)や、対象となる国家資格の追加などが検討されています。更新制廃止と取得要件緩和がセットで進めば、「ケアマネになる」「ケアマネを続ける」の両面でハードルが下がり、人材確保につながる可能性があります。
他の介護・医療系資格との比較|なぜケアマネだけ更新制なのか
ケアマネジャーの更新制の重さが際立つ理由の1つは、ほかの主要な介護・医療系資格と比較すると、そのほとんどが「更新制なし」で運用されている点にあります。以下に主要資格の更新制度の有無を整理します。
主要介護・医療系資格の更新制度比較
| 資格 | 資格の性質 | 更新制度 | 研修義務 |
|---|---|---|---|
| 介護支援専門員(ケアマネ) | 公的資格(都道府県) | あり(5年ごと更新) | 更新研修必須(32〜88時間) |
| 介護福祉士 | 国家資格 | なし | 任意(生涯研修推奨) |
| 社会福祉士 | 国家資格 | なし | 任意(認定社会福祉士は別途) |
| 看護師 | 国家資格 | なし | 任意(就業届は2年ごと) |
| 理学療法士・作業療法士 | 国家資格 | なし | 任意(生涯学習推奨) |
| 言語聴覚士 | 国家資格 | なし | 任意 |
| 初任者研修・実務者研修 | 公的研修修了 | なし | なし |
比較から見える「ケアマネだけが厳しい」構図
介護・医療分野で働く専門職の中で、法令上の更新制度を持つ資格は実質的にケアマネジャーのみです。看護師や介護福祉士のように人の命や生活を支える国家資格ですら更新制はなく、自主的な生涯学習と職場内研修で質を担保しています。ケアマネジャーだけが5年ごとの義務研修を課される現状は、制度設計上のバランスを欠くという見方が、検討会でも繰り返し指摘されてきました。さらに、看護師の「業務従事者届」は2年ごとに提出が必要ですが、これは就業動向の統計調査が主目的で、研修の義務や受講料は発生しません。「定期的に現状を把握する仕組み」と「更新のために数十時間の研修と数万円の自己負担を求める仕組み」は、明確に区別すべきだという議論です。
海外の動向:ドイツ・英国との比較
海外のケアマネジメント職に目を向けると、ドイツの介護相談員(Pflegeberater)や英国のケアマネジャー(ソーシャルワーカー資格で実施)も定期的な研修受講は求められるものの、日本のように「資格そのものが失効する」厳格な更新制は一般的ではありません。多くの国では、雇用主や自治体が研修費用・受講時間を負担し、継続教育(CPD: Continuing Professional Development)の履歴を記録する方式が採用されています。日本の更新制が「個人負担中心」で運用されてきた点は、国際的にもやや特殊な仕組みだったといえます。
「質の担保」は別の方法で実現できるか
他資格でも、学会・職能団体による認定更新制度(認定介護福祉士、認定看護師など)は存在しますが、いずれもキャリアアップのための任意制度であり、資格の「失効」はありません。厚労省は更新制を廃止しても、定期研修の義務化、受講履歴の見える化、業務停止命令などの柔軟な運用によって質を担保できるという立場を取っています。この「更新と研修の切り分け」こそが今回の改革の核心であり、今後は「受講履歴を電子的に管理して事業所・利用者・行政が確認できる仕組み」の構築が議論の中心になる見込みです。
ケアマネ更新制廃止に関するよくある質問
Q1. 更新制が廃止されるのはいつからですか?
A. 現時点(2026年4月)では、2026年の通常国会に介護保険法改正案が提出され、2027年度の介護保険制度改正にあわせて施行される見通しです。ただし、正確な施行時期や経過措置は今後の国会審議で決まります。法改正後も省令・通知によって詳細が定まるまでには数カ月を要するため、実際の運用開始は2027年4月以降の可能性が高いとみられています。
Q2. 研修を受けなくてよくなるのですか?
A. いいえ。厚生労働省は「更新の仕組みを廃止しつつ、定期的な研修受講は引き続き求める」方針を明確にしています。資格が自動失効する仕組みはなくなりますが、定期研修は法令上の義務として継続される見込みです。研修未了者に対しては、業務の一時停止命令や是正指導など、より段階的な対応が導入される見通しで、「いきなり失効」から「指導して立て直す」運用へのシフトが進みます。
Q3. 現在更新期限が迫っているケアマネはどうなりますか?
A. 法改正が施行されるまでは現行制度が続くため、更新期限内に更新研修を受講する必要があります。経過措置の具体的な内容は未定ですが、厚労省は現場の混乱を避けるため段階的な移行を検討しています。特に2026年度中に更新期限を迎える方は、現行ルールで更新を済ませておく方が確実です。法改正のスケジュールは国会審議次第で後ろ倒しになる可能性もあるため、「制度が変わるから待つ」という判断は避けるのが安全です。
Q4. ブランクがあるケアマネの復職は楽になりますか?
A. はい、復職のハードルは下がる見込みです。実務に就いていない期間は研修を免除する方向が議論されており、育児・介護・病気などで現場を離れていた人の復帰がしやすくなる可能性があります。転職支援サービスでも「ブランクありOK・未更新可」の求人が増えることが予想され、潜在ケアマネジャーの再就職先は広がりを見せるとみられます。
Q5. これからケアマネを目指す人への影響は?
A. 更新制廃止に加えて、受験資格の実務経験年数短縮(現行5年→3年)や対象資格追加も議論されています。取得要件の緩和と更新制廃止がセットで進めば、ケアマネを目指しやすい環境が整うと期待されています。介護福祉士として実務経験を積んでいる方にとっては、早ければ3年でケアマネ試験の受験資格が得られることになり、キャリアアップの選択肢として現実味が増すでしょう。
Q6. 主任ケアマネジャーの更新はどうなりますか?
A. 主任介護支援専門員についても、同様に更新制を廃止する方向で議論が進んでいます。ただし主任ケアマネの役割の重要性を踏まえ、定期的な研修受講や実務要件はより厳格に設計される可能性があります。居宅介護支援事業所の「特定事業所加算」の要件に主任ケアマネ配置が含まれるため、事業所運営の観点からも主任資格の扱いは注目されています。
Q7. 更新制廃止で質は下がりませんか?
A. 厚労省は、定期研修の義務化・オンライン化・履歴の見える化などで質を担保する考えを示しています。受講未了の場合は業務の一時停止命令など柔軟な運用で対応する案が出ており、「資格失効」に依存しない形での質管理を目指しています。むしろ、「研修を受けたくても受けられない人」が失効して現場を離れる現状の方が質の担保に逆行しているという指摘もあり、廃止後の方が継続的な学習機会は広がるとの見方もあります。
Q8. 更新制廃止はケアマネの給与や処遇に影響しますか?
A. 直接的な給与アップにつながる改正ではありませんが、間接的な効果は期待できます。更新負担の軽減によって離職が減れば、事業所の人員配置が安定し、特定事業所加算の取得がしやすくなるため、結果として給与原資が増える可能性があります。また、ケアマネジャー不足が緩和されれば、1人あたりの担当件数が適正化され、過重労働の是正にもつながります。処遇改善そのものは別途「ケアマネジメントの報酬見直し」で議論されており、更新制廃止とあわせて注視すべきテーマです。
まとめ|更新制廃止は「ケアマネ復権」への第一歩
ケアマネジャーの更新制廃止は、長年「負担が重すぎる」と批判されてきた制度にようやくメスが入る歴史的な転換点です。2025年10月・12月の社会保障審議会介護保険部会で方針が示され、2026年の通常国会での介護保険法改正、2027年度の制度改正施行という具体的なロードマップも見えてきました。
ポイントは3つです。第一に、資格証の有効期限は撤廃される方向ですが、定期的な研修そのものはなくならないこと。第二に、研修の内容・時間・受講方法は大きく見直され、オンライン化・分割受講・時間短縮などで負担軽減が図られること。第三に、更新制廃止と資格取得要件の緩和がセットで進められ、「なる」「続ける」両面のハードルが下がる可能性が高いことです。
現役のケアマネジャーにとっては、長年の負担が軽くなる朗報であり、育児・介護などで一時離職していた人の復職も後押しします。これからケアマネを目指す人にとっても、受験要件の短縮と合わせて、キャリアパスが描きやすい環境が整いつつあります。介護福祉士・看護師・社会福祉士として現場で経験を積んでいる方にとっては、「次のキャリアステップ」としてケアマネジャーを検討するタイミングが以前よりも早く訪れることになるでしょう。
一方で、制度の細部(施行時期・経過措置・研修頻度・費用負担の扱い)は今後の国会審議や省令で決まります。現場のケアマネジャーや事業所は、最新情報を継続的にチェックしつつ、研修受講の社内ルールや復職者の受け入れ体制を、今のうちから整備しておくことをおすすめします。転職を検討している方にとっては、求人票の「資格取得支援」「研修受講時の有給扱い」「費用負担の有無」といった項目が、より重要な判断材料になります。更新制廃止は、ケアマネジャーという専門職が再び選ばれるキャリアになるための第一歩として、業界全体で注視すべき改革といえるでしょう。
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