有料老人ホームのケアマネ|介護付きの計画作成担当者と住宅型の外部連携をやさしく整理
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有料老人ホームのケアマネ|介護付きの計画作成担当者と住宅型の外部連携をやさしく整理

介護付き有料老人ホームの計画作成担当者と、住宅型に関わる外部居宅ケアマネ。配置基準100対1・専従と兼務のルール、1日と月次の業務、給料、囲い込みリスクへの向き合い方を厚労省データで整理します。

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この記事のポイント

有料老人ホームのケアマネは、介護付き(特定施設入居者生活介護)では「計画作成担当者」として常勤1人以上の配置が義務付けられ、利用者100人につき1人の介護支援専門員がケアプラン作成・モニタリング・サービス担当者会議をまわします。一方、住宅型・健康型には施設側のケアマネ配置義務がなく、入居者ごとに外部の居宅介護支援事業所のケアマネが担当します(厚労省「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」第175条)。

目次

有料老人ホームの給与・事業所データから見るポイント

有料老人ホームで働く介護職員の平均月給は36.1万円、平均年収は433万円です(厚生労働省 令和6年度介護従事者処遇状況等調査に基づく全国値)。主要7施設タイプの平均33.2万円と比べると約2.9万円高い水準で、タイプ間では2番目の給与水準です。

施設タイプ平均月給平均年収有料老人ホームとの差
特別養護老人ホーム36.2万円434万円+0.1万円
有料老人ホーム36.1万円433万円基準
介護老人保健施設35.3万円424万円-0.8万円
訪問介護35.0万円420万円-1.1万円
小規模多機能型居宅介護30.5万円366万円-5.6万円
グループホーム30.2万円362万円-5.9万円
デイサービス29.4万円353万円-6.7万円

求人の母数になる事業所数で見ると、有料老人ホームは全国に4,462件あります(75歳以上人口1万人あたり約2.1件)。最も多いのは東京都の833件(全国の18.7%)で、次いで神奈川県の553件。最も少ない徳島県は5件にとどまり、地域によって有料老人ホームの求人の出やすさには大きな差があります。

施設配置のケアマネは現場との兼務の有無で給与構成が変わります。ケアマネジャー職の平均給与は月375,410円。一方、ケアマネ資格を保有したまま介護職員として現場で働く人の平均は388,080円とむしろ高く、専任か兼務かの選択そのものが収入を左右します。配置基準と手当の内訳を求人票で確認しましょう。

有料老人ホームは民間運営が中心で、同じ地域でも運営会社による給与差が大きく、平均値との乖離が出やすい業態です。個別の求人票との突き合わせが欠かせません。この記事のテーマであるケアマネジャーは夜勤が基本的に無いため、月給の構成が介護職と異なります。夜勤手当込みの介護職平均と額面だけで比べず、基本給と手当を分けて見るのがポイントです。資格取得の価値は、試験や研修の難しさだけでなく、その後にどの施設タイプ・地域で条件を伸ばせるかで変わります。

出典: 厚生労働省 令和6年度介護従事者処遇状況等調査。厚生労働省 介護サービス情報公表システム掲載データに基づく本サイト集計。総務省統計局 人口推計(2024年10月1日現在)。調査ごとに母集団・集計定義が異なるため、数値は水準の目安として参照してください。

有料老人ホームの施設数データから見るポイント

本サイトが保有する厚生労働省由来の施設データでは、有料老人ホームは全国に4,462件あります。この記事のテーマは「働き方・現場理解」です。働き方を考えるときは、その施設タイプが全国でどれくらいあり、どの地域に多いかを知ると、求人の探しやすさやキャリアの広げ方を判断しやすくなります。

順位都道府県施設数全国比率
1東京都833件18.7%
2神奈川県553件12.4%
3埼玉県428件9.6%
4大阪府317件7.1%
5愛知県239件5.4%
順位市区町村施設数全国比率
1東京都練馬区79件1.8%
2東京都世田谷区77件1.7%
3東京都大田区56件1.3%
4東京都杉並区49件1.1%
5東京都板橋区48件1.1%

有料老人ホームは、都道府県別では東京都833件、神奈川県553件、埼玉県428件に多く、市区町村別では東京都練馬区79件、東京都世田谷区77件、東京都大田区56件に集まりやすい傾向があります。求人や施設を比較するときは、全国平均の説明だけでなく「自分が探す地域にどれだけ選択肢があるか」まで見ると、判断の精度が上がります。

出典: 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2025年12月末時点)に基づく本サイト集計。施設数は公開データの登録状況により変動します。

「有料老人ホームのケアマネって、結局どこで何をする仕事なの?」。そう感じている方は少なくありません。同じ「有料老人ホーム」でも、介護付き住宅型では、ケアマネの立ち位置がまったく違います。介護付きは施設の職員として「計画作成担当者」になり、住宅型は外部の居宅ケアマネが入居者ごとに担当する。この線引きを知らずに転職すると、「思っていた仕事と違った」というミスマッチが起こりがちです。

この記事では、厚生労働省の基準(指定居宅サービス基準 第175条)令和5年介護労働実態調査などの公的データをもとに、介護付き有料の計画作成担当者と住宅型に関わる外部ケアマネの両方を1本でまとめます。1日の流れ、月次の業務量、給料、専従と兼務の境界、そして近年問題になっている「囲い込み」リスクまで、現場で迷わないための論点を整理します。

有料老人ホームのケアマネとは|介護付き・住宅型・健康型で位置づけが変わる

有料老人ホームは老人福祉法第29条に基づく民間運営の高齢者居住施設で、介護付き(特定施設入居者生活介護の指定あり)住宅型(指定なし、外部サービス利用)健康型(自立者向け)の3類型に分かれます。ケアマネが施設側に必要かどうかは、この類型でほぼ決まります。

介護付き有料老人ホーム=計画作成担当者ポストがある

介護付き有料老人ホームは「特定施設入居者生活介護」の指定を受けるため、計画作成担当者として介護支援専門員(ケアマネ)を1人以上配置することが義務付けられています(指定居宅サービス等基準 第175条第1項第4号)。100人を超える施設では、利用者100人に対して1人を標準として複数配置されることもあります。ここで作るのは「特定施設サービス計画」で、居宅ケアマネが作る「居宅サービス計画」とは別建ての書類です。

住宅型有料老人ホーム=施設側にケアマネは不要、外部居宅ケアマネが担当

住宅型は介護保険上「在宅扱い」となるため、入居者は外部の居宅介護支援事業所と契約し、そこのケアマネがケアプラン(居宅サービス計画)を作ります。施設側のケアマネ配置義務はありません。ただし、施設に併設された居宅介護支援事業所が事実上専属で担当するケースも多く、後述する「囲い込み」問題の温床にもなっています。

健康型有料老人ホーム=自立者向け、ケアマネは原則関与なし

健康型は要介護状態になると退去が前提のため、施設としてケアマネ業務は発生しません。ケアマネ転職先としての求人もほぼ出てきません。

つまり「有料老人ホームでケアマネとして働く」と言うとき、求人票が指しているのは大半が介護付きの計画作成担当者ポストか、住宅型に併設された居宅介護支援事業所のケアマネのいずれか。同じ「有料」という言葉でも別の働き方なので、応募前に類型を確認するのが第一歩です。

配置基準と専従・兼務のルール|100対1と「処遇に支障がない場合」

介護付き有料老人ホームの計画作成担当者は、法令上「専らその職務に従事する介護支援専門員」と定義されています。同時に「利用者の処遇に支障がない場合は当該特定施設における他の職務に従事することができる」と但書きが付きます(指定居宅サービス基準 第175条第1項第4号)。求人票に「ケアマネ兼介護職」「ケアマネ兼生活相談員」と書かれているのは、この但書きを根拠にしたものです。

介護付き有料老人ホームの主な配置基準

職種配置基準(利用者100人の場合)常勤要件
管理者1人(常勤)専従、兼務可
生活相談員常勤換算1.0人以上、100対11人は常勤
看護・介護職員要介護者3対1、要支援者10対1常時1人以上
機能訓練指導員1人以上兼務可
計画作成担当者(ケアマネ)1人以上、100対1(介護支援専門員)原則専従、処遇支障なしなら兼務可

居宅ケアマネの法定担当上限が35件(または44件まで逓減)であるのに対し、施設ケアマネは100名まで担当できます。1事業所で1人配置のケースが多く、規模100床前後の施設では「ケアマネは自分1人」という体制が一般的です。

「兼務可」の解釈は自治体ごとに違う

横浜市・岐阜県・大阪府など複数の自治体が公表する運営の手引きでは、計画作成業務を主にしつつ「介護職員」「生活相談員」「機能訓練指導員(資格があれば)」との兼務を認めています。ただし、兼務時間の割合を明示するよう求める自治体もあり、出勤簿と業務分担表で「処遇に支障なし」を立証できるようにしておくことが実務上のポイントです。違反が指摘されると介護報酬の減算、最悪は指定取消につながります(厚生労働省 集団指導資料より)。

1日と1か月の業務|ケアプラン100名分をどう回すか

介護付き有料老人ホームの計画作成担当者は、「日中・施設内で完結する業務」が中心です。居宅ケアマネのように1日4〜5件の利用者宅を移動する必要はなく、平日9時〜18時のシフトで動くのが基本です。

1日のスケジュール例(利用者80〜100名規模)

時間帯主な業務
9:00–9:30申し送り・夜勤からの引き継ぎ確認、緊急対応の有無を確認
9:30–11:00居室訪問・モニタリング(その日担当する2〜4名)、生活状況聴取
11:00–12:00記録作成、家族との電話連絡、退去・入居予定の調整
13:00–14:30サービス担当者会議(週1〜2回・1回1〜1.5時間、介護・看護・栄養・PT等が参加)
14:30–16:00ケアプラン原案作成・更新、給付管理(請求業務)
16:00–17:00新規入居の事前面談・アセスメント、家族面談
17:00–18:00当日記録の最終入力・翌日準備、介護リーダーへの引き継ぎ

1か月の主要タスクと配分

100名分のケアプランを1人で抱えるイメージがしにくいので、月次タスクを逆算してみます。

  • モニタリング訪問:原則全員に月1回以上 → 100名なら月100件、1日あたり4〜5件
  • ケアプラン更新:原則6か月ごと、または状態変化時 → 平均月15〜18件
  • サービス担当者会議:新規・更新・状態変化時 → 月15〜20件、週3〜5本
  • 給付管理(国保連請求):月初の集中業務、3〜5日
  • 新規入居・退去対応:月3〜5件(施設規模による)

居宅ケアマネのように移動時間がない代わりに、常時、施設内で介護職・看護職・家族・医師から相談が飛んでくる環境です。「集中して書類を書ける時間」をいかに確保するかが、施設ケアマネ歴の長い人ほどよく口にする悩みです。

介護付き有料 vs 住宅型有料|ケアマネの働き方を二軸で比較

同じ「有料老人ホーム」内のケアマネでも、介護付きと住宅型ではほぼ別職種です。応募前に必ず確認したい違いを表で整理します。

項目介護付き(特定施設)の計画作成担当者住宅型に関わる外部居宅ケアマネ
所属有料老人ホーム本体外部の居宅介護支援事業所(併設の場合あり)
作るプラン特定施設サービス計画居宅サービス計画
担当人数の上限100名(1人あたり)原則35件、逓減で最大44件まで
移動施設内のみ住宅型施設+他の在宅利用者宅
サービス担当者会議施設内の多職種を集めて開催施設の生活相談員・外部事業者を招集
報酬源施設の人件費(特定施設サービス費)居宅介護支援費(要介護者1件あたり月1万〜1.5万円程度)
夜勤・休日対応原則なし(緊急時連絡のみ)原則なし、24時間連絡体制加算なら対応あり
主任ケアマネ要件専従であれば実務年数にカウント居宅介護支援事業所での実務年数として算入

介護付きで「ケアマネだけど介護職を兼務してほしい」と言われるケースは多く、その場合は主任介護支援専門員の専従要件を満たさなくなる可能性があるため、将来的に主任ケアマネを目指すなら兼務範囲を入職前に確認するのが安全です。

有料老人ホームでケアマネとして働くメリット・デメリット

メリット:施設内完結で生活リズムが安定する

  • 移動なし・日中勤務:基本は平日9〜18時、外回りがなくスケジュールを組み立てやすい
  • 多職種が同じ建物にいる:介護・看護・栄養・PT/OTがすぐ近くにいるため、調整が早い
  • 長期的な関係を築ける:入居後5〜10年単位で同じ利用者を担当することも珍しくない
  • 介護保険給付管理が比較的シンプル:特定施設サービス費の包括報酬で、居宅のような単位積み上げ計算が少ない
  • キャリアパス:管理者・ホーム長への内部登用ルートが見えやすい

デメリット:1人体制と「囲い込み」への気づきにくさ

  • 1事業所1人配置が多い:相談相手がいない、休みづらい、有給が取りにくい
  • 介護職との兼務要請:人手不足の施設では夕方以降に介護に入ることも。契約書での職務範囲明示が大事
  • サービスの選択肢が限定的:施設サービス計画は施設内サービスが基本。利用者の「外部のデイに行きたい」が叶わない場面も
  • 住宅型併設の居宅事業所では「囲い込み」リスク:入居者が外部サービスを選びにくい構造になっている事業所もあり、ケアマネとして葛藤が生まれる
  • 主任ケアマネの専従要件:兼務時間が長いと主任ケアマネの研修受講要件を満たせない場合がある

とくに最後の「囲い込み」は近年、社会保障審議会・介護給付費分科会でも繰り返し議題に上がっているテーマで、求職者として施設を見る際に「外部サービスの利用率」を1つの判断材料にする視点が役立ちます。

給料の目安|介護付き有料の施設ケアマネは平均月36〜38万円台

厚生労働省「令和5年度介護従事者処遇状況等調査」によると、介護支援専門員(ケアマネ)の月給は介護付き有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)で平均35〜38万円台、年収換算で約430〜470万円が中央値帯です。同調査の他職種比較では、生活相談員(約35万円)や介護職員(約33万円)と比べてやや高めに位置しています。

働き方ごとの給料イメージ

働き方月給目安年収目安
介護付き有料の計画作成担当者(経験3年)32〜36万円410〜460万円
介護付き有料の計画作成担当者(経験5年以上・主任ケアマネ)36〜42万円460〜540万円
住宅型併設の居宅事業所ケアマネ30〜34万円380〜430万円
居宅介護支援事業所のケアマネ(参考)30〜33万円370〜420万円

2026年6月の臨時改定と処遇改善加算

2026年6月の介護報酬臨時改定では、ケアマネの処遇改善を含む給与改善策が施行され、居宅介護支援事業所には新たに2.1%相当の加算が新設されています。施設ケアマネ(特定施設)も、施設全体の処遇改善加算IからIIIの対象として、最大1.9万円程度の月額賃上げ原資が見込まれます。実際の支給は施設の配分ルール次第なので、求人票の「処遇改善加算手当」記載の有無を確認するのが現実的です。

住宅型併設の居宅ケアマネとして働くときに気をつけたい「囲い込み」

住宅型有料老人ホームでケアマネが関わる場合、もっとも問題になっているのが「囲い込み」と呼ばれる構造です。住宅型に併設された居宅介護支援事業所のケアマネが、入居者のケアプランに、同じ運営法人の訪問介護・デイサービスばかりを盛り込み、結果として介護給付費を法人内で完結させるというパターンが、社会保障審議会・介護給付費分科会でも繰り返し論点に上がっています。

求職者・現職ケアマネとして注意すべきポイント

  • 外部サービス利用率を聞く:面接時に「外部のデイ・訪問介護を使っている入居者の割合」を質問。100%自社サービスは要注意
  • ケアプラン作成方針を確認:「サービスの選択肢は入居者・家族に提示しているか」「同意プロセスはどうか」
  • 運営法人の指導歴を確認:自治体の集団指導や監査での指摘歴は、運営者の届出書類で公開情報として確認できる
  • ケアマネとしての中立性が保てる雇用契約か:「営業ノルマ」「自社サービス利用率目標」が業務評価に紐づいていないか

「囲い込み」が起きやすい構造的背景

住宅型有料は施設運営と介護サービス提供を別会計でできるため、入居者からの介護報酬がそのまま事業者の収益になります。介護付きと違い包括報酬ではないので、サービスを多く利用してもらうほど売上が伸びる仕組みです。ケアマネは制度上、利用者本位でプランを作る役割なので、この構造的な利益相反のなかで中立性を保てる職場かを見極めることが、長く働くうえでの肝になります。

向いている人・向いていない人

有料老人ホームのケアマネに向いている人

  • 同じ利用者と長く関わり、関係性をじっくり育てたい人
  • 夜勤や休日緊急対応のある働き方は避けたい人
  • 介護・看護・リハビリ・栄養など多職種との調整役が得意な人
  • 書類作成と現場観察を両立させる集中力がある人
  • 家族との丁寧な面談・連絡を継続できる人

居宅ケアマネ(住宅型外部)に向いている人

  • 1事業所に縛られず複数の事業者と仕事を組みたい人
  • 移動を含めて自分のペースで1日を組み立てたい人
  • 制度の細かい給付管理や単位計算が苦にならない人
  • 「囲い込み」に巻き込まれない中立性を守りたい人

注意したい人

  • 1人体制が苦手で、常に同僚に相談したい人 → 介護付き1人配置施設は孤立しやすい
  • 主任ケアマネを早期に取りたい人 → 兼務時間が長い求人は専従要件を満たさない可能性あり
  • 営業色の強い職場が苦手な人 → 住宅型併設居宅は「自社サービス利用率」がKPI化されている場合も

よくある質問(FAQ)

Q. 介護付き有料のケアマネは、本当に1人で100名のケアプランを回せるのですか?

A. 法令上は「100対1」が標準ですが、入居者の状態変動が大きい時期(看取り、ADL急変など)は実態としてかなりタイトです。多くの施設で介護リーダー・看護師・生活相談員が一次対応をし、ケアマネは判断と書類化に集中する分業体制を組んでいます。求人票で「ケアマネ複数配置」「事務補助あり」と書かれている施設は業務負荷が緩めの傾向です。

Q. ケアマネが介護職を兼務する求人は問題ないですか?

A. 法令上「処遇に支障がない場合」は兼務可とされており違法ではありません。ただし主任ケアマネの専従要件、計画作成業務の品質、夜勤の有無は要確認です。週1〜2日の早朝・夕方ヘルプ程度なら現場感覚を保てるメリットもありますが、夜勤シフトに恒常的に入る場合はケアマネ業務に支障が出やすいです。

Q. 住宅型有料に転職するとき、外部居宅ケアマネとしてどんな働き方になりますか?

A. 住宅型併設の居宅介護支援事業所に所属し、その施設の入居者を中心に担当することが多いです。1人で30〜35件の担当を持ち、施設内の生活相談員・介護スタッフと連携しながらケアプランを作ります。施設外の在宅利用者も担当に混ざるかどうかは事業所方針次第なので、面接時に確認しましょう。

Q. 主任ケアマネを目指すなら介護付きと住宅型併設居宅、どちらが有利ですか?

A. 一般論としては居宅介護支援事業所での実務年数が要件にカウントされるため、住宅型併設の居宅事業所のほうが受験資格を満たしやすい場面が多いです。介護付きの計画作成担当者でも実務年数として算入できますが、専従要件・実務範囲を都道府県の基準で確認してください。

Q. 有料老人ホームのケアマネ求人はどこで探せますか?

A. 介護専門の転職エージェントや、ハローワーク、介護労働安定センターの求人情報が王道です。施設ホームページからの直接応募もあり、特に大手有料老人ホーム運営法人(ベネッセ系・SOMPOケア系・ニチイ系など)はキャリア採用ページから常時募集をかけています。

参考文献・出典

まとめ|「有料老人ホームのケアマネ」は2つの働き方を切り分けて選ぶ

有料老人ホームのケアマネと一口に言っても、介護付きの計画作成担当者住宅型に関わる外部居宅ケアマネでは、所属・報酬源・業務範囲・将来のキャリアまでまったく違います。介護付きは100対1の専従ポストで施設内完結、住宅型は外部の居宅事業所として中立性をいかに守るかが鍵。この線引きを最初に押さえると、求人票の読み方が変わります。

転職活動では、(1)応募先が介護付きか住宅型か、(2)兼務の有無と職務範囲、(3)主任ケアマネを将来取得する場合の専従要件への影響、(4)住宅型併設なら自社サービス利用率と外部利用率、の4点を面接で確認しておくと、入職後の「思っていた仕事と違う」を大きく減らせます。働き方の方向性を整理したい方は、当サイトの働き方診断もあわせてご活用ください。

執筆者

介護のハタラクナカマ編集部

編集部

介護業界の転職・キャリア情報を発信。厚生労働省の公的データと現場の声をもとに、介護職で働く方・転職を検討する方に役立つ情報をお届けしています。

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