
デイサービスを嫌がる親への対応|行きたがらない理由と家族の工夫
親がデイサービスを嫌がる・行きたがらないとき、理由は認知症・環境・体調などさまざま。拒否の見極め方、無理のない声かけ、ケアマネや事業所との連携、相談先までを家族向けにわかりやすく解説します。
この記事のポイント
親がデイサービスを嫌がる・行きたがらないときは、まず「なぜ嫌なのか」を見極めることが大切です。理由は体調不良、施設の雰囲気や人間関係への不安、自尊心、そして認知症による不安や混乱などさまざまです。無理に説得したり嘘をついたりせず、本人の気持ちを受け止めたうえで、担当のケアマネジャーや通所先の職員に早めに相談しましょう。本人に合った事業所への変更や、短時間利用・体験利用といった調整で通えるようになるケースは少なくありません。
目次
「デイサービスに行ってほしいのに、毎朝『行きたくない』と言われてしまう」「玄関先で頑なに動かなくなる」——在宅で親を介護するご家族にとって、デイサービスの送り出しは大きな悩みのひとつです。デイサービス(通所介護)は、本人の心身機能の維持や入浴・食事の支援だけでなく、介護するご家族が一息つける時間(レスパイト)を確保するうえでも重要な役割を担っています。
厚生労働省「令和6年度 介護給付費等実態統計」によると、通所介護を1年間に一度でも利用した人(年間実受給者数)は約168万人にのぼり、在宅介護を支えるサービスの中でも特に利用者の多いサービスです。それだけ多くの家庭で使われている一方で、「本人が行きたがらない」という壁にぶつかる家族も後を絶ちません。
大切なのは、拒否を「わがまま」や「困った行動」と片づけないことです。行きたがらない背景には、必ず本人なりの理由があります。この記事では、嫌がる理由のパターンと見極め方、家庭でできる声かけや送り出しの工夫、ケアマネジャー・事業所との連携、そして家族が抱え込まないための相談先までを、介護を受けるご本人とご家族の立場に立って整理します。
デイサービスを嫌がる・行きたがらない7つの理由
「行きたがらない」と一口に言っても、その背景はさまざまです。対応を間違えないために、まず本人がどんな理由で嫌がっているのかを丁寧に観察しましょう。ここでは、家族からの相談で特に多い7つの理由を整理します。複数が重なっていることも珍しくありません。
1. 知らない人の中で過ごすことへの不安・人見知り
長年連れ添った家族や近所の人としか接してこなかった高齢者にとって、見知らぬ利用者や職員に囲まれて半日以上を過ごすのは、想像以上に緊張する出来事です。もともと人付き合いが得意でない方や、退職後に地域とのつながりが薄れていた方ほど、新しい人間関係を築くことへのハードルが高くなります。
2. 「介護されること」への抵抗・自尊心
「自分のことは自分でできる」「年寄り扱いされたくない」という気持ちから、デイサービスに通うこと自体を「介護される側になった証拠」と受け止めて拒む方がいます。特に、現役時代に責任ある立場で働いてきた方や、家庭を支えてきた自負のある方に多く見られます。本人にとっては、プライドを守るための自然な反応です。
3. 施設の雰囲気・プログラムが合わない
折り紙や歌、体操といったレクリエーションが「子ども扱いされているようで嫌」と感じる方もいます。逆に、静かに過ごしたいのに賑やかすぎる、男性が少なくて居心地が悪い、といった「相性」の問題も少なくありません。家族から見て良さそうな施設でも、本人の感じ方は別であることを前提に考える必要があります。
4. 利用者・職員との人間関係のトラブル
特定の利用者と気が合わない、注意されて嫌な思いをした、といった出来事がきっかけで足が遠のくこともあります。本人がうまく言葉にできず「なんとなく行きたくない」とだけ訴えるケースも多いため、家庭で理由が見えないときは事業所への確認が手がかりになります。
5. 外出そのものが面倒・おっくう
加齢に伴い、身支度をして外に出ること自体に大きなエネルギーが必要になります。「家にいるほうが楽」という感覚は自然なもので、特に体力や意欲が落ちている時期には拒否につながりやすくなります。うつ状態が背景にある場合もあるため、極端な意欲低下が続くときは注意が必要です。
6. 体調不良・身体的な不快感
「行きたくない」の裏に、実際の体調不良が隠れていることがあります。発熱や痛み、便秘、睡眠不足、薬の影響などで本人がつらいのに、それをうまく説明できず「行きたくない」という形で表現していることがあります。安易に「わがまま」と決めつけず、まず体調を確認することが大切です。
7. 認知症による不安・混乱
認知症がある場合、「これからどこへ何をしに行くのか」が理解できず、不安や混乱から強く拒否することがあります。記憶障害のために、前回楽しく過ごしたことを覚えていない、送迎の人を知らない人だと感じてしまう、といったことも起こります。認知症の方は環境の変化に敏感で、朝の慌ただしい雰囲気そのものが不安の引き金になることもあります。
拒否の理由を見極める3つのステップ
拒否への対応で最初にやるべきことは「説得」ではなく「見極め」です。理由によって取るべき対応がまったく違うため、いきなり説得や約束を持ち出すと逆効果になりがちです。次の3つの観点で、本人がどのタイプの拒否をしているのかを切り分けてみましょう。
ステップ1:まず「体調」を確認する
真っ先に確認したいのが体調です。検温し、顔色・食欲・睡眠・排便の様子を見て、痛みや気分の悪さがないかを尋ねます。発熱や明らかな不調があれば、その日は無理に行かせず休ませる判断が必要です。体調由来の拒否を「心理的な嫌がり」と取り違えて押し切ると、本人の不信感が強まり、その後の拒否が固定化してしまいます。
ステップ2:「環境・相性」の問題かを探る
体調に問題がなさそうなら、施設や人間関係への不満が背景にないかを考えます。「誰かと合わない」「プログラムがつまらない」「お風呂が嫌」など、具体的な不満が見えてくれば、それは事業所側の工夫や事業所変更で解決できる可能性が高いタイプです。本人が言葉にできなくても、通所先での様子を職員に聞くことでヒントが得られます。
ステップ3:「認知症による不安」かを見分ける
認知症がある場合、本人は「なぜ行くのか」自体を理解できずに不安を感じていることがあります。理由を問い詰めても答えられない、毎回同じように混乱する、という場合は、論理的な説明より「安心できる声かけ」と「いつもと同じ手順」が有効です。この見極めができると、家庭で抱え込まず専門職に相談すべきポイントもはっきりします。
「行きたくない」=「やめさせる」ではない
拒否があると「本人が嫌がるならやめたほうがいいのでは」と考えがちですが、必ずしもそうではありません。多くの場合、最初は嫌がっていても、通い慣れると「意外と楽しい」と感じられるようになります。一方で、明らかに本人に合っていない場合は、我慢して通わせ続けるより調整・変更が必要です。見極めの目的は、この「続ける/変える」の判断材料を集めることにあります。
家庭でできる声かけと送り出しの工夫
見極めができたら、家庭でできる工夫を試していきます。共通する基本は「本人の気持ちを否定しない」「無理強いしない」「小さな成功体験を積み重ねる」の3つです。具体的な声かけと送り出しの工夫を見ていきましょう。
本人の気持ちをいったん受け止める
「行きたくない」と言われたとき、すぐに「行かなきゃダメ」と返すと、本人は気持ちを否定されたと感じます。まずは「そう、気が進まないんだね」と一度受け止めましょう。「どうして行きたくないの」と問い詰めるのも、責められていると感じさせるため逆効果です。受け止めてもらえたという安心感が、次の一歩につながります。
「介護」「デイサービス」という言葉を前面に出さない
「介護施設に行く」という表現に抵抗がある方には、「お風呂に入りに行く」「体操をしに行く」「お友だちに会いに行く」など、本人にとって前向きに感じられる言い換えが有効です。本人が大切にしている価値観(人の役に立つ、体を動かす、昔の趣味)に結びつけると、気持ちが動きやすくなります。
「頼られている」という形で誘う
人に頼られることが好きな方には、「職員さんが手伝ってほしいって言っていたよ」「あなたが行くと喜ばれるみたい」といった、役割を感じられる声かけが効果的です。「行かされる」のではなく「行ってあげる」という構図に変わると、自尊心を保ったまま参加しやすくなります。ただし事実と異なる作り話で誘い続けるのは、後で不信につながるため避けましょう。
朝の準備を「いつもの流れ」にする
特に認知症がある場合、毎回違う段取りだと混乱します。起きる→着替える→持ち物を準備する、までを毎回同じ順序・同じ声かけで進めると、本人が見通しを持ちやすくなります。前日の夜に持ち物をそろえておく、慌ただしくしすぎないことも、朝の拒否を減らすコツです。
送迎の職員と顔なじみになってもらう
「知らない人の車に乗るのが不安」というケースでは、送迎担当の職員に毎回同じ人をお願いできないか相談する、最初は家族が一緒に玄関で出迎えて引き継ぐ、といった工夫で安心感が高まります。職員の顔と名前を本人が覚えられれば、送り出しがぐっと楽になります。
無理が続くときは「短時間・体験」から
いきなり1日コースが負担に感じる方には、半日利用や、入浴だけ・午前だけといった短時間利用への変更を相談できます。新しい事業所なら体験利用から始め、「少しだけ」「合わなければやめてもいい」という前提で誘うと、心理的なハードルが下がります。
ケアマネ・事業所・地域包括支援センターとの連携
家族だけで抱え込まず、早めに専門職を頼ることが、結果的に本人にも家族にもよい解決につながります。拒否は「家族の対応が悪いから」起きるのではなく、本人の状態や環境のサインです。恥ずかしがらずに共有しましょう。
担当のケアマネジャーに相談する
ケアマネジャー(介護支援専門員)は、利用者の心身の状況や環境、本人・家族の希望をふまえてケアプランを作成し、サービス事業者との連絡調整を担う、在宅介護の要となる存在です。デイサービスを嫌がる状況を伝えれば、利用時間の調整、別の事業所の提案、ほかのサービス(訪問介護や訪問入浴など)との組み合わせなど、ケアプランの見直しを一緒に検討してくれます。
通所先の事業所・職員に「家庭での様子」を共有する
「行きたがらない」という情報は、事業所にとって対応を工夫するための貴重な材料です。気が引けるかもしれませんが、家庭での様子や、本人が口にした不満、好きなこと・苦手なことを具体的に伝えましょう。事業所側で席の配置を変える、苦手な利用者と距離を取る、本人が活躍できる役割を用意する、といった調整が可能になります。情報共有は一方通行ではなく、施設での様子を聞くことで家庭の対応にも活かせます。
地域包括支援センターを活用する
担当ケアマネジャーがまだ決まっていない、誰に相談していいかわからない、という場合は、市区町村ごとに設置されている地域包括支援センターが総合相談の窓口になります。厚生労働省の制度上、地域包括支援センターには「総合相談支援」「権利擁護」「介護予防ケアマネジメント」「包括的・継続的ケアマネジメント支援」の4つの役割があり、保健師・社会福祉士・主任ケアマネジャーなどがチームで対応します。「介護に疲れてしまった」「サービスの使い方がわからない」といった相談も受け付けています。
事業所を変えるのも前向きな選択
工夫を重ねても本人の拒否が続き、家族の負担が大きくなる場合は、事業所を変えることもためらわないでください。機能訓練に力を入れた施設、少人数で落ち着いた認知症対応型のデイサービス、囲碁・将棋など本人の趣味に合った施設など、デイサービスにはさまざまなタイプがあります。「合う場所を探す」という発想で、ケアマネジャーと再検討しましょう。
データで見る:デイサービスはどれだけ使われている?
「うちの親だけが行きたがらないのでは」と感じてしまう家族は少なくありませんが、デイサービスはそもそも非常に多くの家庭で利用されているサービスです。公的データから、デイサービスがどれだけ在宅介護を支えているかを見てみましょう。
通所介護は在宅サービスの中でも利用者が最多クラス
厚生労働省「令和6年度 介護給付費等実態統計」によると、通所介護(デイサービス)の年間実受給者数は約168.0万人で、前年度(約166.2万人)からさらに増えています。これは訪問介護(約161.3万人)を上回り、在宅で利用される介護サービスの中でも特に多くの人に使われていることを示しています。地域密着型の小規模なデイサービスや認知症対応型通所介護まで含めれば、選べる事業所のタイプはさらに広がります。
軽度のうちから使われている——「まだ早い」わけではない
同統計の関連資料では、通所系サービスの利用者の平均要介護度は約2.1で、要介護1・2といった比較的軽度の段階から利用されていることがわかります。「本格的な介護が必要になってから」ではなく、心身機能の維持や家族のレスパイトを目的に、早い段階から取り入れられているのが実態です。本人が「まだ介護なんて必要ない」と感じていても、多くの同世代が同じ段階で利用している、という事実は、抵抗感をやわらげる材料になります。
家族が選んだ「効果的だった対応」の傾向
介護情報サイト「みんなの介護」が利用者家族に対して行ったアンケート(回答総数1,960件)では、デイサービスに行きたがらないときに効果的だった対応として「家族が同行する」が最も多く約36%を占めました。次いで「入浴や食事など本人の関心ごとで誘う」「友人に誘ってもらう」が続いています。力ずくの説得ではなく、安心感を補う関わりや、本人の興味・関係性を入り口にする工夫が、実際に家族の手応えにつながっていることがうかがえます。
当サイトの視点:拒否は「マッチング」の問題として捉える
これらのデータを総合すると、デイサービスの拒否は「本人の性格の問題」でも「家族の努力不足」でもなく、本人と事業所・サービス内容とのマッチングの問題として捉え直すことができます。利用者が168万人もいて、事業所のタイプもこれだけ多様であるということは、裏を返せば「最初の1か所が合わなかっただけ」という可能性が十分にあるということです。合う場所・合う使い方を専門職と一緒に探す——その前提に立つと、家族の気持ちもずいぶん軽くなります。
よくある質問
Q. 嘘をついてでもデイサービスに連れて行ってよいのでしょうか?
その場をしのぐための小さな言い換え(「お風呂に行こう」など本人が前向きになれる表現)は工夫の範囲内ですが、事実とまったく異なる作り話を繰り返すのは避けたほうがよいでしょう。後で「だまされた」と感じると不信感が強まり、かえって拒否が固定化します。本人の気持ちを尊重しながら、無理のない言い換えと安心できる声かけを基本にしましょう。
Q. 認知症の親が毎回「初めて行く」ように怖がります。どうすれば?
記憶障害のために、前回のことを覚えていないのは自然なことです。理屈で説明するより、「一緒に行く人がいるから大丈夫」という安心感と、毎回同じ手順での送り出しが有効です。写真や前回作った作品を見せて「ここに行くんだよ」と具体的に伝える方法もあります。混乱が強い場合は、認知症対応型のデイサービスへの変更をケアマネジャーに相談してください。
Q. 父が「男ばかりじゃないから嫌だ」と言います。
男性が少ない環境を居心地悪く感じる方は多くいます。男性利用者が多い曜日を選べないか事業所に相談する、囲碁・将棋・麻雀や機能訓練マシンなど男性に好まれるプログラムのある施設を探す、といった方法があります。本人の趣味や得意なことを入り口にすると、通うモチベーションにつながりやすくなります。
Q. どうしても行きたがらない日は、休ませてもよいですか?
体調不良が疑われる日や、本人がひどく不安定な日は、無理に行かせず休ませる判断も必要です。ただし、休みが続くと通所のリズムが崩れ、ますます足が遠のくこともあります。「今日は休む代わりに次は行こう」と見通しを示す、休んだ日の様子をケアマネジャーに伝えて調整する、といった対応で、休養と継続のバランスを取りましょう。
Q. 送り出しのとき、家族がいないと無理です。仕事と両立できますか?
家族が送り出しに立ち会えない場合、訪問介護(ヘルパー)に朝の着替えや持ち物の準備、送迎時の見守りを依頼できることがあります。ケアマネジャーに相談し、デイサービスの送迎時間に合わせたサービスを組み合わせれば、仕事と介護の両立がしやすくなります。朝の服薬なども、事業所で対応してもらえる場合があります。
Q. 説得し続けても通ってくれません。あきらめるしかないですか?
あきらめる前に、今の事業所が本人に合っているかをもう一度見直しましょう。事業所のタイプを変える、利用日数や時間を減らす、デイサービス以外のサービス(訪問型)に切り替えるなど、選択肢は複数あります。家族だけで結論を出さず、ケアマネジャーや地域包括支援センターと一緒に、本人に合う形を探すことが解決への近道です。
親の拒否で家族が共倒れにならないために
デイサービスを嫌がる親と毎朝向き合うのは、想像以上に消耗します。「自分の対応が悪いのかも」「もう疲れた」と感じるのは、決して特別なことではありません。本人を支えるためにも、まず支える側が倒れない工夫が必要です。
拒否は「あなたのせい」ではないと知る
拒否されると、自分が拒絶されたように感じてつらくなるものです。しかし高齢者の多くは、家族が嫌いで拒否しているわけではありません。不安や体調、認知症の症状が「行きたくない」という形で表に出ているだけです。まずこの前提を知っておくだけで、受け止め方がずいぶん変わります。
「完璧な送り出し」を目指さない
毎回スムーズに送り出さなければ、と気負う必要はありません。朝の準備が多少バタついても、服薬をデイサービス側で対応してもらえる場合もあります。できないことは事業所やヘルパーに頼り、家族は「全部を一人で抱えない」ことを基本にしましょう。
レスパイト(休息)の機会をあきらめない
そもそもデイサービスは、本人の機能維持と同時に、介護する家族が休息を取るための仕組みでもあります。拒否が続くと「もう利用をやめようか」と考えがちですが、家族が休めなくなれば在宅介護そのものが続かなくなります。本人に合う事業所を探す、短時間でも利用を続ける、ショートステイなど他の手段も検討する——「家族の休息を守る」という視点を手放さないでください。
つらいときは早めに相談する
気持ちが限界に近いと感じたら、我慢せずケアマネジャーや地域包括支援センターに伝えましょう。地域包括支援センターは「介護に疲れてしまった」という相談も受け付けています。家族の負担を共有することは、本人のためのケアを続けるためにも必要な一歩です。
参考文献・出典
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まとめ:家族だけで抱え込まず、相談先を頼る
親がデイサービスを嫌がる・行きたがらないとき、最も大切なのは「無理に説得すること」ではなく「理由を見極め、本人に合った形を一緒に探すこと」です。体調由来なのか、環境や相性の問題なのか、認知症による不安なのかを見分けたうえで、受け止める声かけ・無理のない送り出し・短時間利用や事業所変更といった調整を重ねていきましょう。
そして、家族だけで抱え込まないことが何より重要です。デイサービスの拒否は、決して家族の対応が悪いから起きるのではありません。担当のケアマネジャーや通所先の職員、地域包括支援センターは、こうした悩みを一緒に解決するための専門職です。「こんなことで相談していいのかな」と遠慮せず、家庭での様子をそのまま共有してください。
まずは次の3つの窓口を覚えておきましょう。①ケアプランを担当するケアマネジャー(利用時間やサービスの組み合わせの調整)、②通っている(通う予定の)デイサービス事業所(本人の様子に応じた配慮)、③誰に相談していいかわからないときのお住まいの地域包括支援センター(高齢者と介護に関する総合相談の窓口)。本人に合う場所と使い方が見つかれば、デイサービスは本人にとっても、支えるご家族にとっても、心強い味方になります。
監修者
介護のハタラクナカマ 医療・介護監修チーム
医療・介護専門職チーム(看護師/介護福祉士/ケアマネジャー)
訪問看護・介護保険・医療保険に関する制度内容を、厚生労働省・日本訪問看護財団・全国訪問看護事業協会等の一次ソースをもとに、医療・介護専門職チームが内容の正確性を確認しています。
執筆者
介護のハタラクナカマ編集部
編集部
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