
介護のキーパーソンとは|役割・決め方・家族で揉めないための工夫
介護のキーパーソンとは、本人に代わって医療・介護の連絡窓口や意思決定の支援を担う中心的な人。役割・決め方の3ステップ・複数家族での分担・揉めないための工夫を、厚労省ガイドラインに沿って家族向けにやさしく解説します。
この記事のポイント
介護のキーパーソンとは、介護を受けるご本人に代わって、医療機関やケアマネジャーとの連絡窓口になり、治療やサービスの方針を決めるときに本人の意思をふまえて意見を伝える中心的な役割を担う人のことです。多くは同居の家族や近くに住む子どもが担いますが、法律で決まった役割ではなく、家族以外でも構いません。誰がなるかに決まりはないため、本人の意思を確認したうえで家族で話し合って決め、関係者に伝えるのが基本です。一人に負担が偏らないよう、複数の家族で役割を分け合うことが、揉めごとを防ぐ最大のコツです。
目次
親や配偶者の介護が始まると、病院の相談員やケアマネジャーから「ご家族のキーパーソンはどなたですか?」と尋ねられる場面が必ず訪れます。入院の手続き、要介護認定の申請、ケアプランの説明、急変時の連絡——そのつど中心になって受け止める人が、キーパーソンです。
ところが、この言葉には法律上の定義がありません。だからこそ「誰がなるべきか」「何をどこまで引き受けるのか」が曖昧なまま、なんとなく一番近くにいる家族に役割が集中し、後から「聞いていない」「勝手に決められた」と家族の間で揉めごとに発展することが少なくありません。
この記事では、介護のキーパーソンが担う具体的な役割、本人の意思を起点にした決め方の手順、複数の家族で負担を分け合う方法、そして揉めないための工夫を、厚生労働省のガイドラインや公的機関の説明にもとづいてやさしく整理します。これから家族で話し合う方が、安心して役割を決められることを目指した内容です。
介護のキーパーソンとは?
キーパーソン(key person)は直訳すると「鍵を握る重要な人」という意味です。介護や医療の現場では、支援チームと家族をつなぐ要(かなめ)の人物を指して使われます。具体的には、ご本人に代わって医療・介護の関係者と連絡を取り合い、サービスや治療の方針を決めるときに本人や家族の意向を取りまとめて伝える役割を担う人のことです。
「決定権を持つ人」ではなく「本人の意思を支える人」
誤解されやすいのですが、キーパーソンは本人に代わって何でも勝手に決められる人ではありません。あくまで土台にあるのはご本人の意思です。厚生労働省が示す「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」でも、本人の意思を確認できないときに「本人の意思を推定する者」として、家族など信頼できる人をあらかじめ定めておくことの重要性が示されています。キーパーソンは、その「本人ならどう望むか」を周囲に代弁し、調整する立場だと考えるとわかりやすいでしょう。
キーパーソンが必要になる主な場面
キーパーソンの存在が求められるのは、本人だけでは判断や手続きが難しくなる、次のような場面です。
- 入院・通院のとき:入院手続き、治療方針の説明(インフォームド・コンセント)、急変時の連絡先として病院から求められます。
- 要介護認定の申請やケアプラン作成のとき:認定調査への同席、ケアマネジャーからのケアプラン説明の受け手になります。
- 介護サービスの契約のとき:訪問介護やデイサービス、施設入居などの契約手続きに関わります。
- 急変・事故・看取りのとき:体調急変や転倒事故の連絡、延命治療をどうするかなどの相談を受けます。
つまりキーパーソンは、本人の暮らしと医療・介護をつなぐ「窓口」として、長い期間にわたって関わり続ける役割なのです。
キーパーソンの3つの役割
キーパーソンの仕事は多岐にわたりますが、整理すると大きく「連絡・調整」「意思決定の支援」「情報共有」の3つに分けられます。それぞれ具体的に見ていきましょう。
1. 連絡・調整の窓口になる
ケアマネジャー、病院や施設の相談員(医療ソーシャルワーカー)、訪問介護のサービス提供責任者など、関わる専門職は意外と多いものです。キーパーソンは、これらの専門職からの連絡を一手に受け、必要に応じて他の家族に伝えます。体調不良や転倒事故の連絡、サービス時間の変更相談、書類のやりとりなど、日常的な連絡の窓口を一本化することで、現場の混乱を防ぎます。
2. 意思決定を支援する
本人が認知症などで判断が難しい場合、治療方針や入院・施設入居の判断、緊急時の医療処置への同意などについて、「本人ならどう望むか」を推し量って意見を伝えるのがキーパーソンの大切な役割です。ここで重要なのは、自分の都合や希望ではなく、あくまで本人の価値観や過去の言動を手がかりにすること。本人がまだ意思を伝えられるうちに希望を聞いておくと、いざというときに迷わずにすみます。
3. 家族間で情報を共有する
キーパーソンが受け取った情報を抱え込んでしまうと、他の家族との間に温度差が生まれ、後のトラブルの火種になります。ケアマネジャーから受けたケアプランの説明や、医師から聞いた病状などを、こまめに他の家族へ共有し、大きな決定は皆で話し合える状態を保つことが望まれます。
「保証人」「後見人」とは役割が違う
キーパーソンは、入院時の「身元保証人(身元引受人)」や、財産管理の法的権限を持つ「成年後見人」とは別の役割です。混同されがちですが、キーパーソンには法的な代理権はありません。次の表で違いを整理します。
キーパーソン・身元保証人・成年後見人の違い
「キーパーソン=何でも決められる代表者」と思われがちですが、似て非なる役割がいくつもあります。それぞれの違いを理解しておくと、家族で役割を分けるときの判断がしやすくなります。
| 役割 | 主な内容 | 法的な権限 | 誰が決める/選ぶ |
|---|---|---|---|
| キーパーソン | 医療・介護の連絡窓口、本人の意思をふまえた意見の伝達、家族間の調整 | なし(事実上の代表) | 本人の意思をふまえ家族で話し合う |
| 身元保証人・身元引受人 | 入院・施設入居時の費用支払いの保証、緊急時の引き取りなど | 契約上の責任を負う | 病院・施設との契約で指定 |
| 成年後見人 | 判断能力が低下した本人に代わる財産管理・契約・各種手続き | あり(家庭裁判所が付与) | 家庭裁判所が選任 |
| 緊急連絡先 | 急変・事故時に連絡を受ける | なし | 家族で取り決め |
多くの場合、キーパーソンが緊急連絡先や身元保証人を兼ねることになりますが、必ずしも同じ人である必要はありません。たとえば「連絡窓口は近くに住む長女、費用の保証は経済的に余裕のある長男」というように分けることも可能です。一方、財産管理に法的な権限が必要な場面(預貯金の引き出し、不動産の処分など)では、キーパーソンだけでは対応できず、成年後見制度の利用を検討することになります。
この「役割は重なることもあるが、本来は別もの」という前提を家族で共有しておくと、「キーパーソン=全部背負う人」という思い込みによる負担の集中を防げます。
なぜ「キーパーソン」だけが重く感じられるのか
身元保証人や成年後見人は、契約書や家庭裁判所の手続きを通じて「誰がどこまで責任を負うか」が書面で明確になります。これに対してキーパーソンは、書面上の定義も法的な裏付けもないまま、現場の運用だけで「中心の人」として扱われます。つまり、4つの役割のうちキーパーソンだけが境界線のあいまいな役割なのです。だからこそ「気づけば連絡も付き添いも費用の判断も、全部この人へ」と無制限に広がりやすく、本人や家族の期待が一人に集まってしまいます。
裏を返せば、定義があいまいだからこそ、家族側で「キーパーソンが担うのはここまで」「ここから先は分担する」と自分たちで線を引けるということでもあります。法的に固定された役割ではないからこそ、家族の話し合いで柔軟に設計できる——この視点を持つだけで、キーパーソンの心理的な重さはずいぶん軽くなります。次の章から、その具体的な決め方と分担の工夫を見ていきましょう。
キーパーソンの決め方|3つのステップ
キーパーソンを決めるときは、思いつきで「近いから」「長男だから」と押し付けるのではなく、本人の意思を起点にした3つのステップで進めると、後の揉めごとを減らせます。
ステップ1:本人の意思を確認する
まずは、ご本人が誰に中心になってほしいと望んでいるかを確認します。判断力がしっかりしているうちに「もしものとき、誰に窓口になってほしいか」「どんな医療や介護を望むか」を聞いておくことが何より大切です。厚生労働省が普及を進める「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)」も、まさにこの本人を中心に、信頼できる人と繰り返し話し合っておく取り組みです。本人が選んだ人であれば、後から「なぜあの人が」という不満も出にくくなります。
ステップ2:家族で話し合って合意する
本人の希望をふまえつつ、家族・親族で話し合って合意を形成します。このとき、適性として次のような点を考慮するとよいでしょう。
- 本人や家族から信頼されていること
- 緊急時に連絡が取りやすく、駆けつけやすいこと(必ずしも同居である必要はありません)
- 関係者と冷静にコミュニケーションが取れること
- その人だけに負担が偏りすぎないこと
「住んでいる距離が近いから」という理由だけで一人に決めると、不公平感が残りやすくなります。全員で話し合うこと自体に、各自の当事者意識を高め、協力体制をつくる効果があります。
ステップ3:関係者へ伝える
キーパーソンが決まったら、ケアマネジャー、病院・施設の相談員、訪問サービスの事業所など、関わる専門職に「キーパーソンは誰か」を伝えます。連絡先(電話番号など)も合わせて共有しておくと、緊急時にスムーズです。後でキーパーソンを交代する場合も、必ず関係者全員に伝えることを忘れないようにしましょう。伝え忘れがあると、緊急時に病院や施設が古い連絡先にかけてしまい、肝心なときに連絡がつかないという事態にもなりかねません。誰が窓口かを関係者全員が同じように把握できている状態を保つことが、安心につながります。
本人の判断が難しいとき・身寄りがないとき
すでに本人の判断力が低下していて意思確認が難しい場合は、家族・親族で話し合って決めます。家族だけで決められないときや、そもそも身寄りがない・単身世帯の場合は、後述する地域包括支援センターやケアマネジャーに相談しましょう。近年は単身世帯の増加を受けて、厚生労働省のガイドラインでも、本人の意思を推定する「信頼できる者」を家族に限らず幅広く想定する方向で見直しが進んでいます。友人や成年後見人など、家族以外がキーパーソン的な役割を担うケースも珍しくありません。
場面別|病院・在宅・施設でキーパーソンに求められること
キーパーソンに求められる動きは、本人がどこで療養しているかによって少しずつ変わります。場面ごとに「何を期待されるか」を知っておくと、慌てずに対応できます。
病院(入院・通院)の場面
病院では、入院手続きの際にキーパーソン(連絡先・身元引受人)を確認されます。医師からの病状説明や治療方針の相談は、原則として本人とキーパーソンに対して行われます。急変時にすぐ連絡が取れること、必要なときに来院できることが期待されるため、連絡が取りやすい家族が向いています。退院が近づくと、退院後の生活をどう整えるか(在宅か施設か、必要なサービスは何か)を、退院支援の看護師やソーシャルワーカーと相談する窓口にもなります。
在宅介護の場面
自宅で介護をする場合、キーパーソンはケアマネジャーとの主たる窓口になります。ケアプランの説明を受け、サービスの追加・変更を相談し、本人の様子の変化を専門職に伝える——日々の「ハブ」の役割です。在宅では、キーパーソンが実際に介護を担う「主介護者」を兼ねていることも多く、負担が集中しやすい点に注意が必要です。後述する分担の工夫が特に重要になります。
施設入居の場面
施設に入居すると、施設からの連絡(体調の変化、面会、行事、契約更新など)はキーパーソンに入ります。サービス担当者会議に家族代表として出席し、本人の生活方針を施設と共有する役割もあります。施設によってはキーパーソンの意向を優先するため、他の家族の面会や情報共有が滞らないよう、キーパーソンが情報を独占しない配慮が求められます。
どの場面でも共通するのは、「キーパーソンが窓口を一本化しつつ、決定は本人・家族と共有する」という基本姿勢です。窓口は一つに、判断は皆で——このバランスが、円滑な介護のカギになります。
家族で揉めないための4つの工夫
キーパーソンをめぐる家族の揉めごとは、「役割の押し付け合い」か「決定権の取り合い」のどちらかから起きることがほとんどです。どちらも、役割があいまいなまま一人に集中していることが原因です。揉めないための工夫を、起こりがちな場面とあわせて紹介します。
工夫1:負担を「言葉」にして分け合う
キーパーソンが一人で抱え込むのを防ぐには、窓口は一本化しつつ、実際の負担を複数の家族で分担する「チーム制」が現実的です。話し合いの場で、たとえば次のように役割を言語化しておくと、不公平感が生まれにくくなります。
- 「連絡窓口とケアマネとのやりとりは、近くに住む私が担当する」
- 「面会に行けない分、毎月の費用の一部を負担する」
- 「平日は動けないので、週末の通院付き添いを引き受ける」
- 「大きな決定をするときは、必ず全員にLINEで共有してから決める」
「お金」「時間」「手間(連絡・付き添い)」のどれを誰がどれだけ担うかを具体的に決めることで、「やってもらって当たり前」という空気を防げます。
工夫2:大きな決定は必ず共有してから
「キーパーソンを勝手に変更された」「重要なことを相談なく決められた」というトラブルは、情報共有の不足から起こります。日常の細かな連絡はキーパーソンに任せても、施設入居・治療方針・キーパーソンの交代といった大きな決定は、事前に家族で共有してから進めるというルールを最初に決めておきましょう。
工夫3:元気なうちに話し合っておく
急に入院が必要になり、病院で「キーパーソンはどなたですか?」と聞かれて初めて慌てる——これは非常によくあるケースです。本人の判断力がしっかりしているうちに、誰が窓口になるか、本人がどんな介護・医療を望むかを家族で話し合っておくこと(人生会議)が、いざというときの混乱と揉めごとを大きく減らします。
工夫4:決めたことを書き残す
口約束は時間が経つと「言った・言わない」になりがちです。話し合った内容(誰がキーパーソンか、誰が何を分担するか、本人の希望)は、ノートや共有メモに書き残しておくと、後から見返せて安心です。
つらいとき・決められないときの相談先
キーパーソンは他の家族より負担が大きくなりやすく、「責任が重い」「自分ばかり」とつらさを感じることがあります。大切なのは、一人で抱え込まず、家族・専門職・公的なサポートを早めに頼ることです。次のような相談先があります。
地域包括支援センター
高齢者の介護・福祉に関する総合的な相談窓口で、保健師・社会福祉士・主任ケアマネジャーなどの専門職が配置されています。市区町村が責任主体となって運営し、相談は無料です。全国に約5,000か所以上設置されており、お住まいの地域に必ず担当のセンターがあります。「キーパーソンを家族で決められない」「身寄りがなくて困っている」といった相談にも応じてくれます。お住まいの地域のセンターは、市区町村の窓口やホームページで確認できます。
ケアマネジャー(介護支援専門員)
すでに介護保険サービスを利用している場合は、担当のケアマネジャーが身近な相談相手です。家族間の意見がまとまらないとき、専門職として間に入って調整してもらうこともできます。
病院・施設の相談員(医療ソーシャルワーカー)
入院中であれば、病院の相談室にいる医療ソーシャルワーカーが、退院後の生活設計や介護体制づくりの相談に乗ってくれます。
キーパーソンを交代したい・続けられないとき
キーパーソンは法的に強制される役割ではないため、事情があれば交代することができます。体調や生活の変化で続けられなくなったときは、無理をせず、まず家族で話し合い、決まったら関係者(ケアマネジャーや施設)に必ず伝えましょう。「自分が頑張らなければ」と一人で背負い込むことが、介護うつや共倒れにつながることもあります。早めに周囲に助けを求めることは、決して弱さではありません。
介護のキーパーソンに関するよくある質問
Q. キーパーソンは家族でなければなれませんか?
いいえ。キーパーソンに「家族でなければならない」という決まりはありません。多くは配偶者や子どもなどの家族が担いますが、遠方の親族や、本人が信頼する友人、成年後見人などが担うこともできます。大切なのは血縁よりも、本人の意思を尊重し、関係者と円滑に連絡が取れることです。
Q. キーパーソンは一人だけですか?複数でもいいですか?
連絡窓口を一本化する意味で、対外的な「代表」は一人に決めることが多いですが、実際の負担は複数の家族で分担して構いません。むしろ一人に集中させない「チーム制」が望ましく、連絡窓口・費用負担・付き添いなどを役割分担するのが現実的です。
Q. キーパーソンに法的な権限(代理権)はありますか?
ありません。キーパーソンはあくまで本人の意思を支え、関係者との調整を担う事実上の役割で、財産管理や法的な契約を本人に代わって行う権限はありません。法的な代理が必要な場合は、成年後見制度の利用を検討します。
Q. 本人がすでに認知症で、希望を確認できません。どう決めればいいですか?
本人の意思確認が難しい場合は、家族・親族で話し合って決めます。その際も「本人ならどう望むか」を、過去の言動や価値観を手がかりに推し量ることが大切です。家族だけで決められないときは、地域包括支援センターやケアマネジャーに相談しましょう。
Q. 身寄りがいない単身者です。キーパーソンはどうすればいいですか?
まず地域包括支援センターに相談してください。単身世帯の増加を受け、家族以外の信頼できる人や成年後見制度を活用してキーパーソン的な役割を補う仕組みづくりが進んでいます。元気なうちに「人生会議」で希望を書き残しておくことも、いざというときに役立ちます。
Q. キーパーソンを途中で変更できますか?
できます。事情が変われば交代して構いません。ただし、本人や他の家族の合意なく一方的に変更すると揉めごとになります。家族で話し合って決め、決まったら必ずケアマネジャーや病院・施設などの関係者に伝えてください。
参考文献・出典
- [1]「人生会議」してみませんか- 厚生労働省
本人が望む医療・ケアを家族等の信頼できる人と繰り返し話し合い共有する取組(ACP)の解説。本人の意思を推定する「信頼できる者」を前もって定めておくことの重要性。
- [2]
- [3]
まとめ|本人の意思を起点に、頼れる相談先を知っておく
介護のキーパーソンは、本人と医療・介護の専門職をつなぐ「窓口」であり、本人の意思を支えて家族の意見をまとめる中心的な役割です。法律で決まった役割ではないからこそ、本人の意思を確認する→家族で話し合って合意する→関係者に伝えるという手順を踏み、一人に負担を集中させずに役割を言葉にして分け合うことが、家族で揉めないための何よりの近道です。
「誰が窓口になるか決められない」「身寄りがなくて不安」「キーパーソンの負担が重くてつらい」——そんなときは、一人で抱え込まずに早めに専門の窓口へ相談してください。お住まいの地域の地域包括支援センターは、高齢者の介護・福祉に関する相談を無料で受け付けています。すでに介護サービスを利用していれば担当のケアマネジャーが、入院中であれば病院の相談員(医療ソーシャルワーカー)が、身近な相談相手になってくれます。
そして、本人が元気なうちに「もしものとき誰に窓口になってほしいか」「どんな医療・介護を望むか」を家族で話し合っておく『人生会議』が、いざというときの混乱を大きく減らします。早めの対話と、頼れる相談先を知っておくことが、家族みんなの安心につながります。
監修者
介護のハタラクナカマ 医療・介護監修チーム
医療・介護専門職チーム(看護師/介護福祉士/ケアマネジャー)
訪問看護・介護保険・医療保険に関する制度内容を、厚生労働省・日本訪問看護財団・全国訪問看護事業協会等の一次ソースをもとに、医療・介護専門職チームが内容の正確性を確認しています。
執筆者
介護のハタラクナカマ編集部
編集部
介護保険、施設選び、在宅介護など、介護を受ける方・ご家族が判断に迷いやすいテーマを、公的情報と実務上の確認ポイントに沿って解説しています。
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