
夜間対応型訪問介護の利用方法
夜間対応型訪問介護は、夜の決まった時間の巡回と、ケアコール端末での随時対応を組み合わせて在宅の夜を支える地域密着型サービスです。対象者・費用の目安・定期巡回随時対応型との違い・申し込みの流れを、ご家族向けにやさしく解説します。
この記事のポイント
夜間対応型訪問介護とは、夜の決まった時間にヘルパーが巡回する「定期巡回」と、手元の「ケアコール端末」を押すと駆けつけてもらえる「随時対応」を組み合わせ、在宅の夜を支える地域密着型の介護保険サービスです。対象は要介護1〜5の方で、事業所と同じ市区町村に住んでいることが条件です。費用は1割負担で、オペレーションセンターがある事業所なら基本料が月およそ989円、これに巡回1回約372円などが加わります。利用したいときは、まず担当のケアマネジャーか地域包括支援センターに相談し、ケアプランに組み込んでもらうところから始まります。
目次
「夜中に何度もトイレへ起きるが、付き添うこちらも限界」「一人暮らしの親が夜に転んでいないか心配で眠れない」。在宅で介護をしていると、昼間より夜のほうがずっと不安が大きい、という声をよく聞きます。日中はデイサービスやヘルパーで何とかなっても、夜は家族だけで抱え込みがちです。
そんな夜の困りごとに応えるのが「夜間対応型訪問介護」です。あらかじめ決めた時間にヘルパーが巡回してくれるうえ、急な体調変化や転倒のときは、手元の端末を押せば連絡が取れ、必要に応じて駆けつけてもらえます。この記事では、サービスのしくみ、利用できる人、費用の目安、よく似た「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」との違い、そして利用を始めるまでの流れを、はじめての方にもわかるようにやさしく説明します。制度の数字はすべて厚生労働省やWAM NETなどの公的資料で確認した最新のものです。読み終えたら、まず誰に相談すればよいかまで分かるように構成しています。
夜間対応型訪問介護とはどんなサービス?
夜間対応型訪問介護は、2006年(平成18年)の介護保険制度の改正で生まれた「地域密着型サービス」の一つです。名前のとおり、夜の時間帯に訪問介護員(ホームヘルパー)が自宅に来てくれるサービスで、中重度の要介護状態になっても、夜も安心して在宅で暮らし続けられるように設けられました。提供されるのは、次の3つのサービスを組み合わせたものです。
1. 定期巡回サービス(決まった時間の見回り)
あらかじめケアプランで決めた時間に、ヘルパーが自宅を訪問します。1回の訪問は30分程度が目安で、おむつ交換やトイレの介助、寝返りの介助、布団の調整、安否の確認などを行います。たとえば「夜11時と深夜3時に巡回してもらう」というように、その方の生活リズムに合わせて時間を設定できます。
2. 随時対応サービス(呼べば駆けつけてくれる)
ベッドから落ちて自力で起き上がれない、急に具合が悪くなった、といった夜間の急なできごとに対し、利用者が手元の「ケアコール端末」で連絡すると、ヘルパーが訪問して対応します。サービスの提供時間内であれば、何度呼んでも構いません。必要なら救急車の手配にもつなげます。
3. オペレーションセンターサービス(夜の司令塔)
利用者からの通報を最初に受けるのが「オペレーションセンター」です。オペレーターが状況を聞き取り、「ヘルパーをすぐ向かわせる」「主治医に連絡する」「救急車を呼ぶ」などを判断します。オペレーターは看護師・介護福祉士・ケアマネジャーなどの資格を持つ人が担当し、利用者一人ひとりの心身の状態を把握しています。
ケアコール端末とは
ケアコール端末は、利用者がオペレーションセンターへ通報するための機器です。ボタンを押すだけでつながるシンプルなもので、首から下げたり枕元に置いたりして使います。この端末を持っていることが、随時対応サービスを受ける前提になります。最近は、一般に流通している通信機器(携帯電話など)の活用も認められています。
利用できる人・できない人と「夜間」の時間帯
夜間対応型訪問介護は、誰でも使えるわけではありません。次の条件を満たす方が対象です。
利用できる人
- 要介護1〜5の認定を受けている方
- サービスを行う事業所と同じ市区町村に住んでいる方(地域密着型サービスのため)
利用できない人
- 要支援1・2の方(介護予防の対象のため利用できません)
- 事業所と違う市区町村に住んでいる方
- 有料老人ホームやグループホームなどの特定施設に入所している方
「家の近くに事業所があるか分からない」という場合は、お住まいの市区町村の介護保険担当窓口や地域包括支援センターで、夜間対応型訪問介護を行っている事業所があるか確認できます。実施している事業所は限られているため、地域によっては利用できないこともあります。その場合の代わりの選択肢については、後の章でくわしく説明します。
「夜間」とは何時から何時まで?
厚生労働省の基準では、サービス提供時間は「22時から6時までを必ず含む夜間帯」とされ、「8時から18時までを含めてはならない」と定められています。実際の運用では、18時から翌朝8時までを提供時間としている事業所が一般的です。つまり、日中(昼間)の訪問介護はこのサービスには含まれません。昼間も支援が必要な場合は、通常の訪問介護やデイサービスなど、ほかのサービスと組み合わせて使うことになります。
ほかのサービスと一緒に使える?
夜間対応型訪問介護は、昼間の支援を担う多くのサービスと組み合わせて利用できます。たとえば、昼間はデイサービス(通所介護)に通い、入浴や日中の見守りはそこで受け、夜は夜間対応型訪問介護で巡回してもらう、という使い方が代表的です。日中の訪問介護(ヘルパー)や福祉用具のレンタルなどとも併用できます。
どのサービスをどう組み合わせると、本人の状態と家族の負担にいちばん合うのか。これを設計するのがケアマネジャーの役割です。「夜が不安」という入り口から相談すれば、昼夜あわせた全体のケアプランを一緒に考えてもらえます。区分支給限度額(介護保険で使える1か月の上限)の範囲内におさまるかも、ケアマネジャーが確認してくれます。
費用はいくら?1割負担の目安とパターン別シミュレーション
夜間対応型訪問介護の費用は、利用する事業所にオペレーションセンターが設置されているかどうかで計算方法が変わります。ここでは、最も多い「1割負担」の方を例に、令和6年度(2024年度)の介護報酬にもとづく自己負担の目安を紹介します(1単位はおよそ10円。地域により多少前後します)。
パターンA:オペレーションセンターがある事業所
毎月の基本料に加えて、巡回や随時訪問を使った回数分の費用がかかる「定額+出来高」の形です。
- 基本夜間対応型訪問介護費(月額):989単位 = 約989円/月
- 定期巡回サービス費:372単位 = 約372円/回
- 随時訪問サービス費(ヘルパー1人):567単位 = 約567円/回
- 随時訪問サービス費(ヘルパー2人):764単位 = 約764円/回
パターンB:オペレーションセンターがない事業所
回数にかかわらず、月額定額のみのシンプルな料金です。
- 夜間対応型訪問介護費(月額包括):2,702単位 = 約2,702円/月
具体的にいくらになる?(パターンAの例)
仮に、オペレーションセンターのある事業所で「毎晩1回ずつ定期巡回をしてもらう(月30回)」場合を計算すると、おおよそ次のようになります。
- 基本料 989円 + 定期巡回 372円 × 30回 = 約12,149円/月
これに、夜中に呼んで駆けつけてもらう随時訪問が加わると、その回数分(1回約567円)が上乗せされます。一方、巡回を「1日おきに15回」に抑えれば、基本料 989円 + 372円 × 15回 = 約6,569円/月と、ぐっと負担を下げられます。どのくらいの頻度で巡回してもらうかは、ケアマネジャーと相談しながら決められます。
なお、所得に応じて自己負担が2割・3割になる方は、上記の金額がそれぞれ2倍・3倍になります。また、事業所の体制によって「サービス提供体制強化加算」「介護職員等処遇改善加算」などが加わり、実際の金額は多少変わります。正確な料金は、契約前に事業所から渡される重要事項説明書で確認しましょう。
「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」との違い
夜間対応型訪問介護と名前がよく似たサービスに「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」があります。どちらも巡回と呼び出し対応を組み合わせたサービスですが、対象とする時間帯や、看護が受けられるかどうかが大きく違います。ご家族が「どちらを選べばいいか」を判断するために、ポイントを整理します。
| 項目 | 夜間対応型訪問介護 | 定期巡回・随時対応型訪問介護看護 |
|---|---|---|
| 対応する時間帯 | 夜間のみ(18時〜翌8時が一般的) | 日中・夜間の24時間 |
| 看護(医療的ケア) | なし(介護のみ) | あり(訪問看護を含む) |
| 料金のしくみ | 月額基本料+使った回数分(出来高) | 要介護度ごとの月額定額(使い放題に近い) |
| 向いている方 | 夜の見守り・夜間の介助が中心の方 | 日中も含めた手厚い支援や医療的ケアが必要な方 |
かんたんな選び方の目安
- 夜の不安が中心で、昼間は別のサービスや家族で対応できる → 夜間対応型訪問介護が候補
- 昼夜を問わず手厚い介護が必要、または点滴・たんの吸引など看護が必要 → 定期巡回・随時対応型訪問介護看護が候補
定期巡回・随時対応型は24時間の定額制なので、訪問回数が多くなりそうな方ほど割安に感じられる一方、夜だけ少し支えてほしいという方には夜間対応型のほうが費用を抑えられることがあります。どちらが合うかは状態と生活リズム次第なので、最終的にはケアマネジャーと一緒に検討するのが安心です。なお、定期巡回・随時対応型の使い方をくわしく知りたい方は、別記事「定期巡回・随時対応型訪問介護看護の利用方法」もあわせてご覧ください。
家族から見たメリットと注意したい点
メリット
- 夜の見守りを任せられ、家族が眠れる。定期巡回でトイレ介助や体位交換をしてもらえるため、同居家族が夜中に何度も起きる負担が減ります。睡眠不足は介護を続けるうえで大きなリスクなので、家族の健康を守る意味でも効果は小さくありません。
- 一人暮らしでも、いざというときに連絡先がある安心。離れて暮らす家族にとっても、夜に何かあればプロが駆けつけてくれる体制は心強いものです。「夜中に電話が来たらどうしよう」という不安が和らぎます。
- 必要なときだけ呼べる。随時対応は、転倒や体調急変など本当に困ったときに使えます。毎晩使わなくても、「いざというときの保険」として持っておける安心感があります。
- 救急要請の判断を任せられる。夜中に体調が変わったとき、救急車を呼ぶべきか迷うのは家族にとって大きな精神的負担です。オペレーターが状況を聞いて受診や救急車手配の判断を助けてくれるため、家族だけで抱え込まずにすみます。
注意したい点
- 対応は夜間のみ。18時〜翌8時の枠から外れる時間帯は対象外です。昼間も支援が必要なら、ほかのサービスと組み合わせます。
- 使うほど費用が増える(オペレーションセンターがある事業所の場合)。巡回や随時訪問の回数が多いと、その分自己負担が積み上がります。月の予算を決めて、巡回回数をケアマネジャーと調整するとよいでしょう。
- 同じ市区町村に事業所がないと使えない。地域密着型のため、住んでいる地域に実施事業所が必要です。実施事業所は全国的に多くないため、地域によっては選択肢が限られます。
- 受けられない支援もある。家族のための家事や、草むしり・ペットの世話・大掃除といった「日常生活の援助の範囲を超えること」は対象外です。あくまで利用者本人への介護が中心です。
こんなご家庭に向いています
夜間対応型訪問介護は、次のような状況のご家庭でとくに役立ちます。
- 夜間のトイレやおむつ交換の回数が多く、同居家族の睡眠が削られている
- 親が一人暮らしで、夜に転倒・体調急変が起きないか心配
- 仕事や子育てと介護が重なり(ダブルケア)、夜まで手が回らない
- 老老介護で、介護する側も夜間の対応がつらくなってきた
反対に、「昼夜を問わず付きっきりの介護が必要」「点滴やたんの吸引など医療的ケアが日常的に必要」という場合は、夜間対応型だけでは足りないことが多く、ほかのサービスとの組み合わせや、定期巡回・随時対応型訪問介護看護の検討が必要になります。
【独自分析】2024年改定で何が変わった?将来「ひとつのサービス」になる可能性
ここでは、ご家族が事業所選びで知っておくと役立つ「制度の今後の動き」を、公的資料をもとに当サイトが整理します。
令和6年度(2024年度)の介護報酬改定で、国は夜間対応型訪問介護と「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」を、将来的に統合する方向を打ち出しました。その第一歩として、定期巡回・随時対応型のほうに「夜間にのみサービスを必要とする利用者」向けの新しい料金区分が新設されています。この新区分の基本料は月989単位、定期巡回372単位/回などで、夜間対応型訪問介護とほぼ同じ水準にそろえられました(厚生労働省 令和6年度介護報酬改定資料)。
これは何を意味するのでしょうか。当サイトの見方としては、利用するご家族にとって次の2点が実務的に重要です。
- 「夜だけ支えてほしい」というニーズは、夜間対応型でも、定期巡回・随時対応型の夜間区分でも受けられるようになった。つまり、住んでいる地域でどちらの事業所が動いているかによって、選べる窓口が以前より増えた可能性があります。
- 将来は一本化が進む見込み。夜間対応型を行う事業所は全国的にもともと数が限られており(厚労省の資料でも事業所数は近年200弱で推移)、これから新しく探すときは、定期巡回・随時対応型の事業所のほうが見つけやすい地域もあります。
そのため、「夜間対応型訪問介護を探したけれど近くに事業所がない」という場合でも、あきらめる必要はありません。定期巡回・随時対応型訪問介護看護で“夜間のみ”の使い方ができないかを、ケアマネジャーに重ねて相談してみる価値があります。サービス名が違っても、受けられる支援(夜の巡回と呼び出し対応)は似ているからです。制度が過渡期にある今だからこそ、名前だけで判断せず、「夜の困りごとを解決できる選択肢」を幅広く尋ねるのが、賢い使い方といえます。
利用を始めるまでの流れ(申し込みステップ)
夜間対応型訪問介護は、自分で事業所に直接申し込むのではなく、ケアプランに組み込んでから利用を始めるのが基本です。はじめての方でも迷わないよう、順番に説明します。
ステップ1:要介護認定を受ける(まだの場合)
このサービスは要介護1〜5の方が対象です。まだ認定を受けていない場合は、お住まいの市区町村の窓口で要介護認定を申請します。
ステップ2:ケアマネジャー/地域包括支援センターに相談する
「夜が心配なので、夜間に来てもらえるサービスを使いたい」と担当のケアマネジャーに伝えます。ケアマネジャーがまだ決まっていない方や、どこに相談すればよいか分からない方は、お住まいの地域の地域包括支援センターが最初の窓口になります。
ステップ3:事業所を探し、ケアプランに位置づける
同じ市区町村に夜間対応型訪問介護(または定期巡回・随時対応型)の事業所があるかを確認し、巡回の時間帯や回数を相談しながら、ケアプラン(週間サービス計画表)に組み込んでもらいます。
ステップ4:事業所と契約し、説明を受ける
利用する事業所と契約を結びます。このとき、サービス内容・料金・緊急時の対応などが書かれた重要事項説明書の説明を受けます。不明点はこの場で必ず質問しましょう。
ステップ5:ケアコール端末を受け取り、利用開始
随時対応を使う場合は、ケアコール端末を受け取り、使い方の説明を受けます。準備が整えば、いよいよサービス開始です。最初の数日は、巡回の時間が生活に合っているか様子を見て、合わなければケアマネジャーを通じて調整してもらえます。
よくある質問
Q. 昼間も来てもらえますか?
夜間対応型訪問介護は夜間専用のサービスで、昼間(おおむね8時〜18時)は対象外です。昼間も支援が必要な場合は、通常の訪問介護やデイサービスなど、ほかのサービスと組み合わせて使います。組み合わせ方はケアマネジャーが調整してくれます。
Q. 一人暮らしの親でも利用できますか?
はい。むしろ、夜に何かあったときに連絡できる相手がいる安心感は、一人暮らしの方にとって大きなメリットです。離れて暮らすご家族の負担軽減にもつながります。安否確認を兼ねた定期巡回を組み込めば、毎晩決まった時間に様子を見てもらえます。
Q. 何度でも呼んでいいのですか?
随時対応は、サービス提供時間内であれば回数の制限はありません。ただし、オペレーションセンターがある事業所では、随時訪問を使った回数分の費用がかかります。「呼びすぎかな」と気になるときは、遠慮せずオペレーターやケアマネジャーに相談してください。緊急時にためらって連絡が遅れるほうが心配なので、迷ったら通報してよいサービスです。
Q. 医療的なケア(点滴・たんの吸引など)はしてもらえますか?
夜間対応型訪問介護は介護が中心で、看護師による医療的ケアは含まれません。医療的なケアが必要な場合は、訪問看護を含む「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」など、ほかのサービスを検討します。どこまでのケアが必要かは、主治医やケアマネジャーと相談して見極めましょう。
Q. 申し込みはどこにすればいいですか?
まずは担当のケアマネジャー、いなければお住まいの地域包括支援センターに相談してください。事業所への直接申し込みではなく、ケアプランに組み込む形で利用を始めます。
Q. 近くに事業所がない場合はどうすれば?
夜間対応型訪問介護は実施事業所が限られています。近くにない場合は、似た支援が受けられる「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」で夜間のみの利用ができないか、ケアマネジャーに相談してみましょう。
Q. ケアコール端末の使い方が難しそうで心配です
ケアコール端末は、ボタンを押すだけでオペレーションセンターにつながるシンプルな機器です。文字入力などは不要で、認知症のある方でも使いやすいよう工夫されています。利用開始時に事業所が使い方をていねいに説明してくれますし、最近は使い慣れた携帯電話などを活用できる場合もあります。実際に使えるか不安なときは、契約前に事業所へ相談してみましょう。
Q. 途中でやめたり、巡回回数を変えたりできますか?
できます。利用を始めたあとも、生活リズムや体調の変化に合わせて、巡回の時間や回数はケアマネジャーを通じて調整できます。合わないと感じたら、サービスを見直すこともできるので、まずは試してみて様子を見るという始め方でも問題ありません。
参考文献・出典
- [1]
- [2]
- [3]
- [4]
- [5]
まとめ:夜の不安は、まず相談先に話してみましょう
夜間対応型訪問介護は、夜の決まった時間の巡回と、ケアコール端末での呼び出し対応を組み合わせて、在宅の夜を支える地域密着型のサービスです。対象は要介護1〜5で、同じ市区町村に住んでいることが条件。費用は1割負担なら基本料が月およそ989円から(オペレーションセンターがある事業所の場合)で、巡回や随時訪問の回数に応じて加わります。看護が必要なときや昼間も手厚い支援がほしいときは、似たサービスの「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」も選択肢になります。
「どのサービスが合うのか」「近くに事業所はあるのか」「費用はどのくらいになりそうか」。こうした疑問は、ご家族だけで抱え込まず、専門職に相談するのがいちばんの近道です。
まずはここに相談を
- 担当のケアマネジャー:すでに介護保険のサービスを使っている方は、まずケアマネジャーへ。夜の困りごとを伝えれば、最適なサービスをケアプランに組み込んでくれます。
- 地域包括支援センター:ケアマネジャーがまだ決まっていない方、要介護認定がこれからの方は、お住まいの地域の地域包括支援センターが無料の相談窓口です。
- 市区町村の介護保険担当窓口:認定の申請や、地域で利用できる事業所の確認はこちらでもできます。
夜の安心は、一人で頑張り続けて得られるものではありません。「夜が不安」とひとこと伝えることから、支えのしくみは動き出します。まずは身近な相談先に、いまの困りごとを話してみてください。
監修者
介護のハタラクナカマ 医療・介護監修チーム
医療・介護専門職チーム(看護師/介護福祉士/ケアマネジャー)
訪問看護・介護保険・医療保険に関する制度内容を、厚生労働省・日本訪問看護財団・全国訪問看護事業協会等の一次ソースをもとに、医療・介護専門職チームが内容の正確性を確認しています。
執筆者
介護のハタラクナカマ編集部
編集部
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