ケアマネジャーとデイサービスの連携|居宅ケアマネと生活相談員の仕事の流れ・キャリアパス
介護職向け

ケアマネジャーとデイサービスの連携|居宅ケアマネと生活相談員の仕事の流れ・キャリアパス

デイサービスとケアマネジャー(居宅介護支援)の連携の流れを、紹介→契約→サービス担当者会議→モニタリングまで実務目線で解説。デイ生活相談員からケアマネを目指すキャリアパスも紹介します。

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この記事のポイント

デイサービスにケアマネジャー(介護支援専門員)が配置されることはなく、ケアマネは原則として居宅介護支援事業所や地域包括支援センターに所属し、外側からデイの利用調整を行います。デイ側の窓口は生活相談員で、両者は「紹介→契約→サービス担当者会議→モニタリング→更新」の流れで連携します。デイ生活相談員として実務経験5年以上を積めばケアマネ受験資格を得られ、現場理解の深いケアマネへキャリアアップできます。

目次

デイサービスの給与・事業所データから見るポイント

デイサービスで働く介護職員の平均月給は29.4万円、平均年収は353万円です(厚生労働省 令和6年度介護従事者処遇状況等調査に基づく全国値)。主要7施設タイプの平均33.2万円と比べると約3.8万円低い水準で、タイプ間では7番目の給与水準です。

施設タイプ平均月給平均年収デイサービスとの差
特別養護老人ホーム36.2万円434万円+6.8万円
有料老人ホーム36.1万円433万円+6.7万円
介護老人保健施設35.3万円424万円+5.9万円
訪問介護35.0万円420万円+5.6万円
小規模多機能型居宅介護30.5万円366万円+1.1万円
グループホーム30.2万円362万円+0.8万円
デイサービス29.4万円353万円基準

求人の母数になる事業所数で見ると、デイサービスは全国に24,742件あります(75歳以上人口1万人あたり約11.9件)。最も多いのは大阪府の1,563件(全国の6.3%)で、次いで東京都の1,546件。最も少ない高知県は142件にとどまり、地域によってデイサービスの求人の出やすさには大きな差があります。

施設配置のケアマネは現場との兼務の有無で給与構成が変わります。ケアマネジャー職の平均給与は月375,410円。一方、ケアマネ資格を保有したまま介護職員として現場で働く人の平均は388,080円とむしろ高く、専任か兼務かの選択そのものが収入を左右します。配置基準と手当の内訳を求人票で確認しましょう。

デイサービスは日勤中心で夜勤が無いため、夜勤手当が乗らない分、額面月給は施設系より低く見えやすい点に注意が必要です。生活リズムと収入のバランスで評価しましょう。この記事のテーマであるケアマネジャーは夜勤が基本的に無いため、月給の構成が介護職と異なります。夜勤手当込みの介護職平均と額面だけで比べず、基本給と手当を分けて見るのがポイントです。資格取得の価値は、試験や研修の難しさだけでなく、その後にどの施設タイプ・地域で条件を伸ばせるかで変わります。

出典: 厚生労働省 令和6年度介護従事者処遇状況等調査。厚生労働省 介護サービス情報公表システム掲載データに基づく本サイト集計。総務省統計局 人口推計(2024年10月1日現在)。調査ごとに母集団・集計定義が異なるため、数値は水準の目安として参照してください。

デイサービスの施設数データから見るポイント

本サイトが保有する厚生労働省由来の施設データでは、デイサービスは全国に24,742件あります。この記事のテーマは「働き方・現場理解」です。働き方を考えるときは、その施設タイプが全国でどれくらいあり、どの地域に多いかを知ると、求人の探しやすさやキャリアの広げ方を判断しやすくなります。

順位都道府県施設数全国比率
1大阪府1,563件6.3%
2東京都1,546件6.2%
3福岡県1,405件5.7%
4愛知県1,383件5.6%
5埼玉県1,235件5.0%
順位市区町村施設数全国比率
1大分県大分市164件0.7%
2群馬県前橋市145件0.6%
3愛媛県松山市135件0.5%
4宮崎県宮崎市131件0.5%
5静岡県浜松市中央区128件0.5%

デイサービスは、都道府県別では大阪府1,563件、東京都1,546件、福岡県1,405件に多く、市区町村別では大分県大分市164件、群馬県前橋市145件、愛媛県松山市135件に集まりやすい傾向があります。求人や施設を比較するときは、全国平均の説明だけでなく「自分が探す地域にどれだけ選択肢があるか」まで見ると、判断の精度が上がります。

出典: 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2025年12月末時点)に基づく本サイト集計。施設数は公開データの登録状況により変動します。

デイサービス(通所介護)で働いていると「うちのケアマネさん、最近全然紹介してくれない」「サービス担当者会議で何を話せばいいか分からない」と悩む場面があります。一方、居宅介護支援のケアマネ側にも「あのデイは情報共有が早くて助かる」「逆に連絡なしで利用日が変わって困る」という本音があります。

本記事では、デイサービスとケアマネジャーの仕事上の関係を、制度上の役割分担から日々の連携フロー、サービス担当者会議の進め方、デイ生活相談員からケアマネへのキャリアパスまで、現場目線でまとめます。「デイ単独でケアマネを配置するケースはない」という制度の前提を踏まえ、両職種が良い関係を築くためのコツも具体的に解説します。

デイサービスとケアマネジャーの基本関係|なぜデイにケアマネがいないのか

デイサービス(通所介護)の人員配置基準では、ケアマネジャー(介護支援専門員)の配置は必須ではありません。利用者のケアプランは外部の居宅介護支援事業所のケアマネまたは地域包括支援センターの保健師等が作成し、デイは「ケアプランで指定されたサービス提供事業者」として動きます。

デイサービスの基本的な人員配置

  • 管理者:1名(兼務可)
  • 生活相談員:常勤換算で1名以上(社会福祉士・社会福祉主事任用資格・精神保健福祉士などが要件)
  • 看護職員:単位ごとに1名以上
  • 介護職員:利用者15名までは1名以上、以降5名増ごとに1名追加
  • 機能訓練指導員:1名以上

このようにデイ事業所内にケアマネのポジションは制度上ありません。連携窓口は生活相談員がほぼ専任で担います。

居宅ケアマネとデイの関係を一言で

居宅介護支援事業所のケアマネは「在宅高齢者の生活全体を設計するプランナー」、デイサービスは「そのプランの中の通所サービス担当」という役割分担です。ケアマネはデイに加えて、訪問介護・福祉用具貸与・訪問看護など複数サービスを束ねます。

例外:地域密着型では「ケアマネ的役割」が混在することも

小規模多機能型居宅介護や看護小規模多機能型居宅介護では、事業所内にケアマネ(計画作成担当者)が配置されケアプランも内部で作ります。これらは「デイ+訪問+ショート」を一体的に提供する仕組みのため、通常のデイサービスと混同しないよう注意が必要です。

ケアマネ・デイ生活相談員・介護職員の役割の違い

連携でつまずくケースの多くは「誰がどこまでやる職種か」が現場で曖昧になっているのが原因です。役割を整理します。

職種所属主な役割必須資格
居宅ケアマネ居宅介護支援事業所アセスメント/ケアプラン作成/サービス担当者会議の主催/月1回モニタリング/給付管理介護支援専門員
デイ生活相談員デイサービス事業所ケアマネからの紹介受付/契約/通所介護計画書作成/ケアマネへの報告連絡相談/家族対応社会福祉士・社会福祉主事任用資格・精神保健福祉士など(自治体により介護福祉士+実務経験で可)
デイ介護職員デイサービス事業所送迎/入浴・食事・排泄介助/レクリエーション/日々のケア記録無資格でも可(初任者研修以上推奨)

ケアマネ vs 生活相談員 ここがよく混同される

「ケアプラン」は居宅ケアマネが作成する全体計画、デイ生活相談員が作成するのは通所介護計画書(個別サービス計画)です。後者はケアプランの目標を受けて「自施設で何をどう提供するか」を具体化したものです。両者の整合をとるのが連携の核となります。

連携の流れ|紹介から利用継続までの7ステップ

居宅ケアマネとデイ生活相談員が連携フローについて打ち合わせするイラスト

居宅ケアマネとデイサービスが連携する一般的なフローは次のとおりです。各ステップで誰が動くかを意識すると、現場での「ボールの落とし方」が減ります。

STEP1:ケアマネによるアセスメントとデイ候補の選定

居宅ケアマネは利用者宅を訪問しアセスメント(課題分析)を実施。生活機能の維持・社会参加・家族の介護負担軽減などの観点から、通所サービスが必要と判断するとデイ候補を絞り込みます。

STEP2:ケアマネからデイ生活相談員へ「打診」

電話・FAX・ICTツール(ケアマネ支援システム)でデイ側に空き状況や受け入れ可否を確認。ここで生活相談員のレスポンスの早さが信頼に直結します。

STEP3:見学・体験利用

本人と家族(必要に応じてケアマネ同行)でデイを見学・体験利用。雰囲気や送迎範囲、入浴設備、レクリエーション内容を確認します。

STEP4:契約・通所介護計画書の作成

生活相談員が重要事項説明・契約手続きを行い、ケアプランを踏まえて通所介護計画書を作成。ケアマネと内容をすり合わせます。

STEP5:サービス担当者会議

ケアマネが主催し、本人・家族・デイ生活相談員・訪問介護のサ責・主治医や歯科医師など関係職種が集まりケアプランを最終確認。デイは「うちで何をどこまでできるか」を明確に伝える役割です。

STEP6:サービス提供開始と日々の情報共有

利用開始後は、連絡帳・送迎時の口頭報告・電話などでデイから家族・ケアマネへ情報共有。バイタル変化や転倒、拒否、家族の不満などはその日のうちに伝えるのが原則です。

STEP7:ケアマネの月1回モニタリング・サービス担当者会議の再開催

居宅介護支援では原則として月1回以上の利用者宅訪問とモニタリングがケアマネに義務付けられています。状態変化があればサービス担当者会議を再開催し、ケアプランと通所介護計画書を更新するサイクルが回ります。

サービス担当者会議でデイが押さえるべき5つのポイント

デイ生活相談員(あるいは管理者・介護リーダー)は、サービス担当者会議で次の5点を準備しておくと評価が上がります。

  1. 利用状況の数値報告:利用回数、欠席率、入浴・食事摂取状況、リハ参加率を直近3カ月で整理
  2. ADL・認知機能の変化:歩行・立ち上がり・更衣の自立度、HDS-Rやバーセル指数の推移を共有
  3. 事故・ヒヤリハットの報告:転倒・誤薬・誤嚥のリスクを隠さず共有し対策案を提示
  4. 本人の希望と拒否のサイン:レク内容の好み、特定スタッフへの拒否、入浴拒否の頻度など現場でしか拾えない情報
  5. 家族の声:送迎時に家族から聞いた不安や要望をそのまま伝える

これらを1枚のサマリーシートにまとめて持参するとケアマネに重宝され、紹介の好循環につながります。

数字で見るケアマネと居宅介護支援事業所の規模

連携相手であるケアマネ業界の規模感を押さえておくと、デイ側の営業戦略やキャリア設計にも役立ちます。

指標数値出典
居宅介護支援事業所のケアマネ実人員約113,381人厚労省 令和6年介護サービス施設・事業所調査
同 常勤換算人員約100,743人同上
居宅介護支援事業所のケアマネ不足感30.9%(前年27.0%)介護労働安定センター 令和6年度実態調査
ケアマネ(月給者)の平均月収257,862円(前年比+2.7%)同上

ここから読み取れること

1事業所あたりのケアマネ数は平均5〜6人で、1人のケアマネが受け持つ居宅利用者は約35人前後(特定事業所加算の基準も意識される)が一般的。1人のケアマネに働きかけるとデイの集客が大きく動く構造のため、デイ側の営業対象としてケアマネは依然として最重要のステークホルダーです。

一方、ケアマネ不足は7職種中で最も深刻な部類に入りつつあり、デイ生活相談員からケアマネへキャリアアップする人材ニーズも今後高まると予想されます。

ケアマネに「選ばれるデイ」になる連携のコツ

居宅ケアマネ側からよく聞かれる「もっとこうしてほしい」という要望と、デイ側で取り組める打ち手をまとめました。

1. 報告・連絡・相談はその日のうちに

送迎時の体調変化、利用中の転倒、家族からのクレームは「明日まで待たない」が基本。電話とFAX/ICT両方で記録を残すと、ケアマネが居宅で家族に説明する際の根拠になります。

2. ケアプランの目標を意識した個別ケア

「下肢筋力維持」「閉じこもり予防」などケアプランの長期・短期目標に対し、自施設のレクや機能訓練がどう寄与しているかを言語化。月次の経過記録に必ず盛り込みます。

3. 「断らない姿勢」と「断る場合の代替提案」

困難ケース(認知症の周辺症状、医療的ケア、入浴拒否)でも一度受け入れ可否を真剣に検討する姿勢が信頼につながります。受け入れ困難な場合は、代替案(送迎時間の調整、入浴回数の見直し)を必ずセットで提示します。

4. ケアマネが「説明しやすい」資料を渡す

パンフレットだけでなく、1日のスケジュール例・送迎エリア地図・空き状況一覧を月1回更新してケアマネに送付。ケアマネが家族に提案する際の手間を減らします。

5. 主任ケアマネ・地域包括との関係構築

居宅介護支援事業所は主任ケアマネが管理者を務めることが必須化されています。事業所の管理者層と挨拶・情報交換を定期的に行うことで事業所全体からの紹介が増えます。

デイ生活相談員からケアマネを目指すキャリアパス

デイ生活相談員からケアマネジャーへキャリアアップする道のりを表すイラスト

デイ生活相談員はケアマネと日常的にやり取りするポジションのため、「次のキャリアとしてケアマネ」を目指す人が多い職種です。実際の道筋を整理します。

ケアマネ受験資格の基本

介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネ試験)の受験要件は、指定の国家資格を保有して当該業務に従事した期間が通算5年以上かつ900日以上、または相談援助業務に通算5年以上かつ900日以上従事した者です。

デイ生活相談員ルートでの想定パターン

  1. 社会福祉士・精神保健福祉士保有:生活相談員業務はそのまま「相談援助業務」としてカウントでき、5年でケアマネ受験資格に到達
  2. 社会福祉主事任用資格+現場経験:自治体によっては相談援助業務として認定されるが、要件確認が必須
  3. 介護福祉士で生活相談員を兼務:自治体の特例で生活相談員ができる地域では、介護福祉士の実務経験5年でケアマネ受験資格を満たせる

合格後のステップ

試験合格後は介護支援専門員実務研修(87時間)を修了し、都道府県に登録・介護支援専門員証の交付を受けて初めて業務に就けます。その後5年ごとに更新研修が必要。

転身のメリット

  • 給料アップ:ケアマネの平均月収は約25.7万円+特定事業所加算等で資格手当上乗せ。デイ生活相談員より年収で30〜50万円上がる事例あり
  • 夜勤・送迎なし:基本は日勤のみで身体的負担が減る
  • 独立可能:主任ケアマネを取得すれば1人でも居宅介護支援事業所を立ち上げられる

注意点

  • ケアプラン1件あたりの責任は重く、夜間電話対応や緊急対応も発生
  • 担当35件超で負担が一気に増す傾向(特定事業所加算の基準)
  • 制度改正(介護報酬改定)への継続学習が不可欠

現場でよくある連携トラブルと対処法

X(旧Twitter)等の介護現場の声を整理すると、ケアマネとデイの間では次のようなトラブルが頻出します。それぞれの構造的原因と対処法を示します。

ケース1:ケアプランに「うちでは対応できない」業務が入っている

例えば「外出同行で買い物代行」「医療的ケア(経管栄養)」など、デイの基本サービス範囲を超える内容がプランに記載されているケース。

対処法:通所介護計画書の作成段階で「本サービスでは○○まで提供。△△は他サービス(訪問介護・訪問看護)が必要」と書面で整理し、サービス担当者会議で再度合意形成。「断る」ではなく「役割を明確にする」姿勢が大切。

ケース2:利用者の状態変化が共有されない

デイで起きた転倒や食事拒否がケアマネに伝わらず、後から家族経由で発覚。ケアマネ側の信頼を一気に失う原因に。

対処法:当日中の連絡を社内ルール化。連絡帳・FAX・電話・ICTツールのいずれを使うかをケアマネと事前にすり合わせる。

ケース3:利用回数を増やしたい家族の相談

家族から「もっとデイに行かせたい」と直接デイに相談された場合、デイが先に予約を確定するとケアプラン違反になる恐れ。

対処法:必ず「ケアマネに相談してください」と案内し、同時にデイからもケアマネに「家族からこういう要望が出ています」と先回りして連絡。

ケース4:ケアマネが頻繁に変わって引き継ぎが不十分

居宅介護支援事業所の人手不足で担当ケアマネが変わるケースが増加。新ケアマネがデイの方針を把握しておらず連絡ミスが起きる。

対処法:デイ側で「これまでの経過サマリー」を1枚で渡せるよう常時更新。新担当ケアマネの初回モニタリングに合わせて事業所訪問を依頼する。

ケース5:「上から目線のケアマネ」と感じる

制度上ケアマネはサービス事業所と対等の立場ですが、紹介の有無を握っているため力関係が偏りがち。

対処法:デイ側も「自施設の専門性」を持って意見する文化を作る。ケアマネが気づいていない本人の強みや変化をデータで示すと、対等な対話に近づきます。

よくある質問(FAQ)

Q1. デイサービスにケアマネを配置することはできないのですか?

A. 通所介護の人員基準上、ケアマネ配置は必須でも標準でもありません。法人内に居宅介護支援事業所を併設している場合、同じ法人のケアマネがデイ利用者を担当することは可能ですが、事業所として別立て・別指定となります。利益誘導と取られないよう、紹介の透明性が求められます。

Q2. 居宅ケアマネはデイのスタッフに何を期待していますか?

A. 最頻出は「日々の小さな変化を早く・正確に・記録ベースで伝えてほしい」という要望です。次いで「断る場合の代替案を一緒に考えてほしい」「家族対応で板挟みになったとき相談に乗ってほしい」など、対等な専門職としての関与を期待しています。

Q3. デイ生活相談員のままで給料は上がりますか?

A. 役職(管理者・主任)昇格やサービス提供体制強化加算の算定で月1〜3万円の手当が増えるケースはあります。ただし上限があるため、給与アップを重視するならケアマネ取得→居宅で5年→主任ケアマネ→独立または管理者のルートが王道です。

Q4. デイサービスから直接ケアマネにキャリアチェンジするのは現実的ですか?

A. 現実的です。生活相談員の業務はそのままケアマネ受験の「相談援助業務」要件に該当することが多く、5年を目安にケアマネ試験合格 → 実務研修 → 居宅介護支援事業所へ転職という流れで実現している人が多数います。デイで培ったレク・機能訓練・家族対応の経験はケアマネ業務でも強みになります。

Q5. ケアマネとデイの関係が悪いと利用者にどんな影響がありますか?

A. 情報共有が滞るとケアプラン更新が遅れ、状態悪化への対応が後手に回ります。また、家族が両者から異なる説明を受けて混乱するケースもあります。「利用者本人の生活の質に直結する」のが連携の本質であり、組織間のメンツより本人中心で判断することが現場の鉄則です。

参考文献・出典

まとめ|デイとケアマネは「役割を分けて利用者本位で動く」関係

デイサービスとケアマネジャーは、制度上「同じ事業所内の上下関係」ではなく、居宅介護支援事業所のケアマネがプランを作り、デイ生活相談員が現場で実行・報告するという機能分担の関係です。連携が崩れる多くのケースは、互いの業務範囲・期待値のズレから生まれます。

本記事のポイントを再確認します。

  • デイ事業所内にケアマネは原則配置されず、外部の居宅ケアマネと連携する
  • デイ側の窓口は生活相談員。通所介護計画書はケアプランを受けて作成する
  • 連携の流れは「紹介→契約→サービス担当者会議→月1モニタリング→更新」のサイクル
  • 選ばれるデイになるには、当日報告・断る場合の代替提案・主任ケアマネとの関係が鍵
  • デイ生活相談員は5年の相談援助業務でケアマネ受験資格に到達でき、年収アップとキャリアの幅が広がる

「ケアマネとの関係に悩む」「ケアマネ取得を目指したい」という方は、居宅介護支援併設のデイ主任ケアマネが管理者を務める事業所を選ぶことで、現場で連携の作法を学びながらキャリアを伸ばせます。働き方診断で自分に合った事業所タイプを見極めてみてください。

執筆者

介護のハタラクナカマ編集部

編集部

介護業界の転職・キャリア情報を発信。厚生労働省の公的データと現場の声をもとに、介護職で働く方・転職を検討する方に役立つ情報をお届けしています。

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