介護福祉士×パートで働く|時給プレミアム・扶養内年収モデル・施設別求人動向
介護職向け

介護福祉士×パートで働く|時給プレミアム・扶養内年収モデル・施設別求人動向

介護福祉士のパート時給は平均1,612円、無資格より約280円高い。103万・106万・130万の扶養壁ごとの年収計算、施設別求人動向、正社員からの転換ポイントまで、公的データで整理します。

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介護福祉士のパート平均時給は1,612円で、無資格パートより約280円高いのが最大の強みです(厚労省・求人統計ベース)。扶養内で働くなら130万円の壁を基準に週18時間前後が安全圏。2026年10月には「106万円の壁」が撤廃予定で、今後は「扶養を外れて厚生年金に入るか、時間を絞るか」の二択戦略が重要になります。処遇改善加算の対象拡大と資格手当を組み合わせれば、パートでも年収150万円超は十分に狙えます。

目次

介護職の全国給与データから見るポイント

本サイトが保有する都道府県別給与データでは、介護職全体の全国平均は月給26.4万円、年収368万円です。資格・キャリアの記事では、平均額だけでなく「地域差」と「施設タイプ差」を分けて見ることが重要です。資格取得の価値は、試験や研修の難しさだけでなく、その後にどの施設タイプ・地域で条件を伸ばせるかで変わります。

県別では上位の東京都が月給31.8万円、下位の長崎県が月給23.6万円で、月給差は約8.2万円あります。

順位都道府県平均月給平均年収
1東京都31.8万円435万円
2神奈川県31.4万円441万円
3奈良県28.6万円388万円
4兵庫県28.6万円385万円
5滋賀県28.5万円390万円
順位施設タイプ平均月給平均年収
1特別養護老人ホーム36.2万円434万円
2有料老人ホーム36.1万円433万円
3介護老人保健施設35.3万円424万円
4訪問介護35.0万円420万円
5小規模多機能型居宅介護30.5万円366万円
6グループホーム30.2万円362万円
7デイサービス29.4万円353万円

出典: 都道府県別給与は厚生労働省「賃金構造基本統計調査」系データ、施設タイプ別給与は介護従事者処遇状況等調査系データに基づく本サイト集計。調査の母集団・定義が異なるため、表同士を単純比較せず、給与を見る切り口として分けて掲載しています。

はじめに|介護福祉士の資格をパートで活かすという選択

介護福祉士の資格を持ちながら、ライフステージの変化でフルタイム勤務が難しくなる方は少なくありません。子育て・親の介護・自分の体力――さまざまな事情で「パート勤務」を選んだとき、資格はムダにならないどころか、時給に明確なプレミアムが付きます。

本記事では、厚生労働省の賃金構造基本統計調査や介護従事者処遇状況等調査などの公的データをベースに、介護福祉士がパートで働く場合の時給相場、扶養内で働くときの年収計算、施設タイプごとの求人動向、ブランク明けや正社員からの転換ルートまでを整理します。2026年4月以降、扶養制度は「年収の壁」緩和や2026年10月の106万円の壁撤廃など大きな転換期を迎えています。最新ルールを踏まえたうえで、自分に合った働き方を設計していきましょう。

関連する働き方は「介護福祉士×正社員で働く|給料・ボーナス・キャリアパスと求人選び」や「介護助手の仕事内容|無資格OK・直接介護なしの周辺業務と時給相場」も合わせて確認すると、資格別・職種別の待遇差が立体的に見えてきます。

介護福祉士パートの時給相場|全国平均は1,612円

介護福祉士の資格を持ちパートで働く人の全国平均時給は、約1,612円です(厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」を基に、時給制・非常勤の平均給与を実労働時間で除して算出)。一般的なパート労働者全体の平均時給(2024年:1,343円)と比べると、約270円高い水準にあります。

主要都道府県の時給相場(介護福祉士パート)

エリア平均時給の目安特徴
東京都約1,492〜1,700円都心部は1,700円超の求人も多数
神奈川県約1,500〜1,650円特養・有料を中心に1,600円超が主流
大阪府約1,418〜1,550円訪問介護で1,600円超の高額求人
愛知県約1,400〜1,550円デイ・特養・有料でバランス良い
地方都市約1,250〜1,400円最低賃金近い求人もあり要確認

処遇改善加算で時給はさらに上がる

2024年6月の介護報酬改定で「介護職員等処遇改善加算」が一本化され、加算率が0.5〜2.1%引き上げられました。さらに2025年度補正予算では、2025年12月〜2026年5月の半年間で最大月額1.9万円(パートは勤務時間で按分)の賃上げ支援が実施されています。2026年6月には介護報酬が2.03%引き上げられる予定で、パート勤務の介護福祉士にも時給ベースで+30〜80円程度の追加効果が期待できます。

施設タイプ別の時給傾向

  • 訪問介護(身体介護中心):時給1,700〜2,200円。直行直帰で移動手当・処遇改善が手厚い。
  • 特別養護老人ホーム:時給1,400〜1,650円。処遇改善加算Ⅰの取得率が高く安定。
  • 有料老人ホーム(介護付き):時給1,400〜1,700円。夜勤ありパートなら+200円の上乗せも。
  • デイサービス:時給1,250〜1,500円。夜勤なし・土日休み中心で主婦層に人気。
  • グループホーム:時給1,300〜1,550円。ユニット型で利用者との関係性が築きやすい。

無資格・初任者研修パートとの時給差|資格プレミアムを独自試算

「資格を取っても時給は変わらない」という声を耳にすることがありますが、公的データで見る限り資格プレミアムは明確に存在します。厚労省・介護労働安定センター・求人統計の複数ソースを組み合わせて算出した結果がこちらです。

資格別・パート時給比較表(全国平均)

保有資格平均時給無資格との差年間換算(月80時間)
無資格約1,332円基準約127.9万円
初任者研修約1,400円+約68円約134.4万円
実務者研修約1,461円+約129円約140.3万円
介護福祉士約1,612円+約280円約154.8万円

独自見解|「280円差」が意味するもの

月80時間(週20時間)勤務で比較すると、介護福祉士と無資格では年間約27万円の差が生じます。介護福祉士の受験資格である実務者研修の費用は平均8〜15万円、国家試験受験料は18,380円(第38回以降)。つまり資格取得コストは1年弱で回収できる計算です。

さらに見逃せないのが資格手当の存在です。一般社団法人シルバーサービス振興会などが参照する調査では、介護福祉士の資格手当を支給する事業所は全体の約4割、金額の相場は月5,000〜15,000円。時給に上乗せ換算すると+60〜180円相当で、これはパート契約でも支給されるケースが主流です。

「280円プレミアム」が維持される理由

介護報酬には「サービス提供体制強化加算」や「特定事業所加算」など、介護福祉士の配置率が算定要件になる加算が複数存在します。事業所側は配置率を維持するために、常勤だけでなく常勤換算に寄与するパート介護福祉士も積極的に雇用したいインセンティブが働きます。だからこそパートでも時給プレミアムが下がりにくい構造になっているのです。

扶養内で働く年収計算|103万・106万・130万・150万の壁を越えない設計

扶養内で働きたい介護福祉士にとって、最重要なのは「税金の壁」と「社会保険の壁」を区別することです。2026年4月時点の制度をもとに整理します。

4つの壁のおさらい

年収ライン意味超えたときの影響
100万円住民税の壁(自治体により98〜100万円)住民税が発生(年数千円〜1万円)
103万円所得税・配偶者控除の壁本人に所得税発生。配偶者控除(38万円)は150万円まで段階的
106万円社会保険加入の壁(従業員51人以上の企業)健康保険・厚生年金加入で手取り年14〜15%減
130万円社会保険の扶養の壁配偶者の扶養を外れ、国民健康保険・国民年金加入
150万円配偶者特別控除の満額ライン超えると控除額が段階的に減少

独自試算|時給1,612円の介護福祉士パート・年収モデル

介護福祉士パートの全国平均時給1,612円で、各壁を越えないギリギリの労働時間を算出しました。

目標年収月労働時間週の勤務パターン例手取りの目安
103万円以内約53時間週3日×4.5時間約101万円(ほぼ満額)
106万円以内約55時間週3日×4.5時間約103〜104万円
130万円以内約67時間週4日×4時間 or 週3日×5.5時間約125〜127万円
150万円以内約78時間週4日×4.5時間 or 週3日×6.5時間約142〜145万円(扶養外・社保加入時は約123万円)

2026年10月の「106万円の壁撤廃」で何が変わる?

政府は2026年10月から社会保険加入の月額賃金要件(8.8万円)を撤廃する方針を示しています。さらに企業規模要件(従業員51人以上)も2027年10月に撤廃予定です。これにより、週20時間以上働く人は企業規模・賃金にかかわらず社会保険加入が原則となります。介護福祉士パートで時給1,612円なら、週20時間×4週×12ヶ月=年収約155万円で厚生年金加入ラインに到達します。

130万円の壁は「労働契約ベース」判定へ

2026年4月以降、扶養認定は「見込み年収」から「労働契約ベース」での判定へ変更されます。繁忙期の残業で一時的に130万円を超えても調整が効かなくなるため、契約上の時給×時間数で130万円を下回る設計が必要です。時給1,612円の場合、週18.6時間(月80.6時間)が契約上の安全圏となります。

「扶養内」か「扶養を抜けて稼ぐ」か|損益分岐

扶養内130万円の手取りは約125万円、扶養を外れて160万円稼ぐ場合の手取りは社保・税引き後で約130〜133万円。年収160万円未満で扶養を抜けると手取りは逆に減るケースが多くなります。介護福祉士のパートで時給1,612円なら、週25時間以上(年収200万円超)を目指せる体力と時間があるかどうかが、扶養を抜ける判断基準になります。

施設タイプ別のパート求人動向|主婦層・子育て世代に人気の働き方

介護福祉士のパート求人は施設タイプで働き方が大きく異なります。自分のライフスタイルに合う選択肢を見極めましょう。

デイサービス|主婦パートの王道

  • 勤務時間:8:30〜17:30のうち4〜6時間シフト
  • 夜勤なし・日曜固定休が多く、小学生の子育て世代に人気
  • 時給相場:1,250〜1,500円。介護福祉士手当込みで1,500円超も
  • 送迎ありの事業所では普通自動車免許があると+50〜100円の加算

特別養護老人ホーム(特養)|重度ケアのスキルを活かす

  • 早番・遅番・夜勤の一部シフトをパートで担うケース
  • 介護福祉士の配置要件(サービス提供体制強化加算)があり需要が安定
  • 時給相場:1,400〜1,650円。夜勤パートは1回8,000〜12,000円の手当別途
  • 週3〜4日のシフトで社会保険加入ラインを超えない設計も可能

訪問介護|1件単位で柔軟に働ける

  • 登録ヘルパーとして1件30分〜1時間単位で働ける
  • 身体介護時給:1,700〜2,500円、生活援助:1,300〜1,700円
  • 移動時間・キャンセル料の支給有無が事業所で大きく差が出る
  • 介護福祉士はサービス提供責任者(サ責)への登用ルートあり

有料老人ホーム・サ高住|夜勤なしパートが増加中

  • 介護付き有料:日中の食事・排泄・入浴介助が中心
  • 住宅型有料・サ高住:見守り中心で身体負担が軽い傾向
  • 時給相場:1,400〜1,700円。法人系グループは処遇改善加算Ⅰ取得が多い

グループホーム|9人ユニットでじっくり関わる

  • 少人数ケアで顔なじみの利用者と関係構築できる
  • 調理・家事支援を含むため生活援助が得意な人向き
  • 時給相場:1,300〜1,550円。夜勤パートで月収15〜18万円も可能

求人票で必ずチェックすべき項目

  • 処遇改善加算の算定区分(Ⅰ〜Ⅳ。Ⅰが最も高い)
  • 資格手当の金額と支給対象(常勤のみ/全員)
  • 賞与・一時金の支給実績(パートの有無)
  • 有給休暇の取得実績(パートでも法定付与は必須)
  • 社会保険の任意加入可否(扶養内の人は「加入しない」選択も重要)

ブランク明け介護福祉士の復職ルート|段階的にペースを戻す4ステップ

出産・育児・介護などで現場を離れていた介護福祉士がパートで復帰するとき、いきなりフルシフトに入ると心身の負担が大きく離職につながりやすいです。段階的な復職プランを紹介します。

ステップ1|復職前の情報アップデート(1〜2週間)

  • 介護保険制度の直近の改正点(2024年度改定・2026年6月の臨時改定)を確認
  • 介護記録のICT化(介護ソフト・タブレット入力)の現状を理解
  • ノーリフトケアや認知症ケアの最新トレンド(ユマニチュード等)をチェック
  • 厚労省の「e-ラーニング」や都道府県の介護人材再就業支援研修を活用

ステップ2|復職支援研修の受講(無料〜数千円)

  • 各都道府県の福祉人材センターが開催する「介護職員再就業支援研修」は無料〜低価格で受講可能
  • 2〜5日程度の座学+実技で、最新の介助技術をアップデート
  • 修了後、協力施設での職場体験(2〜3日)が付くコースが多い

ステップ3|短時間パート(週2〜3日・4時間〜)でスタート

  • デイサービスや住宅型有料など身体負担が比較的軽い職場から始める
  • 月収6〜8万円の「完全扶養内」からリハビリ的に復帰
  • 採用面接で「ブランクあり・段階的に時間を増やしたい」と明示

ステップ4|ライフスタイルに合わせた時間調整(3〜6ヶ月後)

  • 現場感覚が戻ってきたら週4日・5時間勤務に拡大
  • 子どもの年齢や家族の状況に合わせて、130万円の壁内で最大化
  • 物足りなくなったら特養・有料の夜勤パートや正社員転換も視野に

ブランク明けに選ばない方がよい職場の特徴

  • 単独夜勤(1人で夜勤帯すべてを担当)がいきなり求められる事業所
  • 教育担当者がおらず「資格があるから即戦力」扱いする事業所
  • 処遇改善加算を取得していない(=事業所の経営・人材管理体制に課題の可能性)

正社員からパート転換のメリット・デメリット|収入は下がるが時間が戻る

介護福祉士として正社員で働いていた人が、育児・介護・体力面の事情でパートに転換するケースは増えています。失うものと得るものを具体的に整理しましょう。

メリット(得られるもの)

  • 夜勤・オンコール免除:生活リズムが大幅に改善し、家族との時間が確保できる
  • シフトの自由度:子どもの行事や通院に合わせて休みを取りやすい
  • 責任範囲の限定:夜勤リーダー・委員会・研修講師などの業務負担から外れる
  • 扶養内なら手取り効率が良い:社会保険料負担なしで年収125万円の手取り率は約97%
  • 介護福祉士手当はパートでも支給される事業所が多い

デメリット(失うもの)

  • 年収は200万円以上ダウン:正社員介護福祉士の平均年収(約340〜380万円)からパート平均(140〜160万円)へ
  • 賞与が減額またはゼロ:パートの賞与は「寸志3〜10万円/年」程度が主流
  • 退職金制度の対象外になる事業所が多い(勤続通算されない場合あり)
  • 昇進・昇格ルートから外れる:リーダー・主任・施設長への登用機会が減る
  • 厚生年金の加入期間が途切れる:扶養内なら国民年金(第3号被保険者)のみ。将来の年金額に影響

独自試算|正社員→扶養内パート転換の5年・10年インパクト

正社員年収370万円から扶養内パート年収130万円へ転換した場合、単純差額は年240万円。ただし社会保険料・税金を考慮した手取りベースでは年約180〜200万円の減少です。5年間で約900〜1,000万円、10年間で約1,800〜2,000万円の収入差になります。

ただし、子育て期の5〜10年を「時間を買う」期間と捉えれば、その後の再正社員化で挽回も可能です。実際、介護福祉士は資格失効がないため、10年ブランクがあっても正社員復帰のハードルが比較的低い職種でもあります。

「準社員」「短時間正社員」という中間選択

一部の法人は、正社員と同じ社会保険・賞与を維持しつつ労働時間だけ短くする「短時間正社員」制度を導入しています。週30時間程度で社会保険完備・賞与支給対象となる求人は、子育て期の介護福祉士にとって有力な選択肢です。求人票で「短時間正社員」「準社員」「キャリアパート」といった表記を見かけたら、待遇の詳細を必ず確認しましょう。

パート介護福祉士が手取りを最大化する7つのコツ

1. 処遇改善加算Ⅰを取得している事業所を選ぶ

同じ時給1,500円の求人でも、処遇改善加算Ⅰ取得事業所なら月1〜2万円の追加手当・一時金が期待できます。求人票または面接で加算区分を確認しましょう。

2. 資格手当の支給対象と金額を確認する

介護福祉士手当はパートでも時給換算で+60〜180円相当が上乗せされる重要項目。求人票の「諸手当」欄に「介護福祉士手当5,000円/月(パート含む)」などの記載があるかチェックします。

3. 扶養内なら「130万円ギリギリ」ではなく「128万円」で設計

賞与や一時金で想定外に収入が増えると130万円を超えるリスクがあります。月収換算で10.5万円以内(年126万円)を上限に設計すると安全です。

4. 交通費は原則「非課税」で年収に含めない

交通費実費支給分は税法上・社会保険上とも扶養判定の「年収」に含みません。通勤距離が長い場合は交通費込み求人が有利です。

5. 夜勤パートで時給より「夜勤手当」を狙う

夜勤1回8,000〜12,000円を月2〜3回で月2〜3万円の上乗せ。日中4時間パート+夜勤2回の組み合わせで、日中勤務時間を短く保ちつつ収入を増やせます。

6. 複数事業所の掛け持ちは「社会保険の合算」に注意

2ヶ所以上で社会保険加入要件(週20時間・月8.8万円)を満たすと、どちらか一方を選んで加入する必要があります。扶養内で2ヶ所働く場合は、各事業所で週10時間未満・月4万円未満に抑えるのが原則。

7. 年末調整・確定申告で取り戻せる控除を活用

介護福祉士会の会費、ユニフォームクリーニング代、研修費用などは「特定支出控除」の対象になる可能性があります。医療費控除・iDeCoと組み合わせて年間1〜3万円の還付を受けた事例も。詳細は「介護職の税金控除|資格取得費・医療費・iDeCoで手取りを増やす方法」を参照してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. パートでも処遇改善加算の賃上げ対象になりますか?

A. はい、対象です。厚生労働省の「介護職員等処遇改善加算に関するQ&A」では、パート・アルバイト・派遣社員も事業所の配分計画に応じて支給対象になると明記されています。ただし勤務時間に応じて按分されるため、正社員と比べて金額は少なくなります。

Q2. パート介護福祉士でも賞与はもらえますか?

A. 事業所により異なりますが、支給する法人は増えています。支給形態は「寸志3〜10万円/年」「夏冬各0.5ヶ月分」など。求人票の「賞与」欄または面接時に「パートの賞与実績」を直接確認しましょう。

Q3. 扶養内で働きたいのですが、求人票のどこを見ればよいですか?

A. 「扶養内勤務OK」「短時間シフト相談可」の文言があるかを確認し、時給×想定月労働時間が月10.5万円(年126万円)以内になるかを計算します。面接時に「月収10万円以内でシフト調整可能か」を必ず確認してください。

Q4. 介護福祉士の資格はパートでも手当が付きますか?

A. 資格手当を支給する事業所は全体の約4割。相場は月5,000〜15,000円で、パートの場合は時給換算(例:時給+50〜100円)で反映するケースと、別項目で支給するケースがあります。

Q5. 2026年10月の106万円の壁撤廃で、パート介護福祉士はどう働き方を変えるべきですか?

A. 週20時間以上働く場合は企業規模に関係なく社会保険加入が原則となります。手取り減を避けるには、①週20時間未満に抑える、②逆に週30時間以上に増やして社保完備の恩恵を最大化する、の二択が合理的です。中途半端な週21〜25時間は手取り効率が最も悪化するゾーンになります。

Q6. 介護福祉士の資格は一度取れば更新不要ですか?

A. はい、介護福祉士は更新制度がなく、一度取得すれば生涯有効です。これはブランクを経てパート復帰する際の大きなメリットです。ただしスキルの陳腐化を防ぐため、都道府県の実施する認定介護福祉士や生涯学習体系の研修を適宜受講することが推奨されます。

Q7. パート勤務で有給休暇はどのくらい付与されますか?

A. 労働基準法により、週所定労働日数に応じて比例付与されます。週4日勤務なら入社半年後に7日、週3日なら5日、週2日なら3日。介護福祉士のパートでも法定付与は必須で、取得は労働者の権利です。

参考文献・出典

まとめ|資格プレミアムを活かした「自分仕様」の働き方を

介護福祉士のパート時給は全国平均1,612円、無資格パートとの差は約280円。月80時間働くだけで年間27万円の資格プレミアムが手に入る計算です。扶養内で働く場合は2026年4月から労働契約ベースで判定される130万円の壁を基準に、時給1,612円×週18時間前後が安全圏となります。

2026年10月には106万円の壁が撤廃されるため、今後は「扶養内で時間を絞る」か「社会保険完備で時間を増やす」かの二択戦略が鮮明になります。処遇改善加算Ⅰを取得している事業所を選び、資格手当・夜勤手当を組み合わせれば、パートでも年収150万円超を現実的に狙える職種です。

自分に合う働き方を迷ったら、介護の働き方診断で「扶養内パート型」「短時間正社員型」「フルタイム型」のどれが向いているかを3分でチェックできます。施設タイプ別の求人動向や正社員との待遇差を踏まえて、次の一歩を設計していきましょう。

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執筆者

介護のハタラクナカマ編集部

編集部

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