介護施設に入居した親への面会|ルール・頻度・差し入れ・持ち物
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介護施設に入居した親への面会|ルール・頻度・差し入れ・持ち物

特養・老健・有料老人ホーム・グループホームに入居した親への面会を、家族目線でやさしく解説。コロナ後の面会ルール、予約・時間・頻度の目安、差し入れの可否、持ち込み品、リモート面会、面会を嫌がる・帰りたがる親への配慮までまとめました。

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介護施設に入居した親への面会は、新型コロナが5類に移行した2023年5月以降、多くの施設で対面が再開しています。ただし面会のルールは施設ごとに異なり、事前予約・時間帯・人数・差し入れの可否などは入居先に確認するのが基本です。頻度に決まりはなく、家族が無理のない範囲で会いに来るのがいちばんです。差し入れは常温で日持ちする食品か小物を選び、食事制限の有無を職員に確認してから渡します。認知症の親が面会で混乱したり「帰りたい」と言ったりする場合は、否定せず短時間で切り上げるなどの配慮が役立ちます。

目次

親が特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)、有料老人ホーム、グループホームに入居すると、ご家族にとって「これからどうやって会いに行けばいいのだろう」という不安が出てきます。コロナ禍で長く面会できなかった経験から、今も「面会してもいいのか」「どんなルールがあるのか」と戸惑う方は少なくありません。

このページでは、施設に入った親に家族がどう面会すればよいかを、はじめての方にもわかるようにやさしくまとめました。コロナ後の面会ルールの変化、予約や時間・頻度の目安、差し入れや持ち物の考え方、リモート面会、そして認知症の親が面会で混乱したり帰りたがったりするときの向き合い方まで取り上げます。なお、健康や安全にかかわる細かい決まりは施設ごとに違うため、最終的には入居先の方針や担当職員に確認しながら進めてください。

コロナ後の面会ルールはどう変わった?

新型コロナウイルスが流行し始めた2020年ごろは、感染を防ぐためにほとんどの施設で面会が原則禁止となり、家族であっても会えない時期が長く続きました。その後、厚生労働省が「感染防止と、家族や友人と会うことによる安心感・生きがいを守ることのバランスをとる」という考え方を示し、面会の再開・推進を呼びかけたことで、制限は段階的に緩和されてきました。

5類移行で「行政の要請」から「施設の判断」へ

大きな転換点が、2023年5月に新型コロナが感染症法上の5類に移行したことです。これにより、面会の扱いは行政からの一律の要請ではなく、各施設が自分たちで方針を決める形に変わりました。つまり今は、同じ地域でも施設によって面会のしやすさにかなり差があります。手を握ったり近い距離で話したりできる施設が増えた一方で、感染対策を理由に制限を続けている施設もあるのが実情です。

今も残る基本の感染対策

コロナが5類になった後も、多くの施設では入館時の手指消毒・検温を続けています。マスクの着用は「必須」から「推奨」に変えた施設も増えましたが、必須のままの施設も少なくありません。とくにインフルエンザやノロウイルスが流行しやすい冬の時期は、一時的に面会を制限したり、追加の対策を求めたりする施設が多くなります。施設内で感染症が発生した場合も、収まるまで面会を見合わせるのが一般的です。

面会制限が長引いていると感じたら

5類移行から時間がたっても、人数や時間、年齢を厳しく制限したままの施設もあります。実際に、ある自治体には「祖父の施設で2年近く、面会は2人まで15分以内・高校生以上のみという制限が、感染状況に関係なく続いている」という家族の声が寄せられています。国(厚生労働省)は年齢による一律の面会制限を推奨しておらず、自治体も「感染対策をしながら面会の機会を確保するよう施設に周知する」という立場です。制限が長く続いて不安なときは、まず施設に「どういう基準で、いつまで続くのか」をていねいに尋ねてみましょう。制限そのものを責めるのではなく、緩和の見通しや代わりの面会方法(オンライン面会など)を相談する姿勢が、施設との良い関係につながります。

面会の方法は3つ|対面・オンライン・ついたて越し

コロナをきっかけに、面会の方法は大きく3つに広がりました。施設によって選べる方法が異なるので、入居先がどの方法に対応しているかを確認しておくと安心です。

1. 対面での面会

もっとも一般的な方法で、対応する施設も増えています。基本は面会前の手指消毒・検温・マスク着用です。面会する場所は施設によって違い、共有スペースや専用の面会室、個室の居室などさまざまです。神奈川県が公表している面会ガイドラインでは、入所者の居室が個室であれば居室での面会も差し支えないとされており、換気のよい環境であることが重視されています。マスクをつけるのが難しい親と会う場合は、面会時間を30分以内にするよう促す例もあります。久しぶりに親の生活の場を見られるのは、対面ならではの安心材料です。

2. オンライン面会(リモート面会)

タブレットやスマートフォンを使い、テレビ電話のように顔を見ながら話す方法です。厚生労働省もオンライン面会の活用を後押ししており、LINEのビデオ通話やZoomなど一般的なアプリを使う施設が多くなっています。遠方に住んでいる、仕事で施設の開いている時間に行けない、感染症が流行していて対面が難しい、といった場合に便利です。

一方で、注意したい点もあります。耳が遠い親だと音声が聞き取りにくいこと、画面の操作に慣れていないと戸惑うこと、そして認知症のある方は画面越しだと相手を家族と認識しづらいことがあります。オンライン面会は対面の完全な代わりではなく、対面が難しい時期をつなぐ手段と考えると、過度に期待しすぎずに使えます。

3. ついたて・ガラス越しの面会

アクリル板やガラスごしに、距離をとって会う方法です。コロナ禍に広く取り入れられ、今でも感染が増える時期や冬季に限定して採用する施設があります。表情を見ながら直接会話できるのがメリットですが、手を握るといった触れ合いは難しくなります。普段は対面でも、地域の感染状況によって一時的にこの方法に切り替わることがある、と覚えておきましょう。

予約・時間・人数の目安

はじめての面会で迷いやすいのが、予約・時間・人数といった基本的な決まりです。いずれも施設ごとに違いますが、おおよその目安を知っておくと予定が立てやすくなります。

事前予約は必要なことが多い

面会に事前予約を求める施設は多くあります。これは、面会者が一度に集中するのを避けたり、入浴やリハビリ、レクリエーションの時間と重ならないように調整したりするためです。予約しておけば、職員が親の体調や予定に合わせて時間を整えてくれます。予約方法は電話・専用フォーム・メールなど施設によってさまざまなので、入居が決まった段階で確認しておくとよいでしょう。予約が不要な施設でも、面会者が多い時間帯は待つことがあります。

面会時間と人数の目安

面会できる時間帯は、おおむね日中(午前9時ごろから夕方19時ごろまで)の範囲で設定している施設が多く見られます。リハビリや食事、入浴の時間は避けるのが基本です。1回の面会時間は15分から30分程度、長くても1時間程度に区切る施設もあります。同時に面会できる人数も「2名まで」など制限を設けている場合があります。短く感じるかもしれませんが、親の負担を考えた配慮でもあります。事前に「何時ごろが本人にとって調子がよいか」を職員に相談すると、より穏やかな時間を過ごせます。

面会簿への記入

多くの施設では、面会のたびに面会者の氏名・連絡先・体調などを記録する面会簿への記入を求めます。これは、万一施設内で感染症が出たときに連絡経路をたどるためのもので、感染対策の一環です。発熱やせきなど体調がすぐれないときは、無理に面会せず日を改めましょう。面会後3日以内に発熱したりコロナ陽性になったりした場合は、施設に連絡するよう求められることもあります。

面会の頻度はどのくらいがいい?

「どのくらいの頻度で会いに行けばいいの」というのは、多くのご家族が気にする点です。結論から言うと、面会の頻度に決まったルールはありません。施設側が「月に何回まで」と上限を設けることはほとんどなく、家族が無理のない範囲で来るのがいちばんとされています。

実際の面会頻度の傾向

ある住宅情報サービスの家族向け調査では、施設の近く(おおむね30分以内)に住む家族が多く、面会の頻度は週に2〜3回が最も多いという結果が出ています。一方で、月に1回かそれ以下という家族も2割ほどいます。つまり「これが正解」という頻度はなく、住んでいる距離や仕事・家庭の事情によって大きく幅があるのが実態です。週に何度も通う家族もいれば、月1回じっくり会う家族もいて、どちらも間違いではありません。

頻度よりも「無理をしないこと」

大切なのは、面会が家族にとって負担やストレスになりすぎないことです。「もっと行かなければ」と自分を追い込むと、介護そのものがつらくなってしまいます。遠方で頻繁に通えない場合は、月1回の対面と、合間のオンライン面会や電話を組み合わせる方法もあります。施設に入ったからといって関係が切れるわけではありません。回数の多さより、来たときに穏やかな時間を過ごせることのほうが、親にとっても家族にとっても大切です。罪悪感を抱えこまず、続けられるペースを見つけましょう。

施設タイプ別|面会の傾向(特養・老健・有料・グループホーム)

面会のしやすさや雰囲気は、親が入居している施設のタイプによっても少し傾向が変わります。あくまで一般的な傾向で、最終的なルールは個々の施設によりますが、心構えの参考にしてください。

施設タイプ面会の傾向と特徴
特別養護老人ホーム(特養)要介護度の高い方が多く、医療的な配慮や感染対策に比較的慎重な傾向。面会室や共有スペースでの面会が中心になりやすい。看取りまで対応する施設も多く、終末期は面会の配慮を相談しやすい。
介護老人保健施設(老健)在宅復帰を目指すリハビリ中心の施設。日中はリハビリの予定が入りやすいため、面会時間を予定に合わせて調整するとよい。比較的短期の入所が多く、退所後の生活も見据えた相談がしやすい。
有料老人ホーム民間運営でサービスの幅が広く、面会時間や差し入れの自由度が比較的高い施設もある。一方で施設ごとの差が大きいので、入居前にルールを確認しておくと安心。居室での面会に対応する施設も多い。
グループホーム認知症の方が少人数で家庭的に暮らす施設。アットホームな雰囲気で、リビングなど生活の場で面会できることが多い。落ち着いた環境を保つため、人数や時間に配慮を求められることがある。

このように、医療度の高い施設ほど感染対策に慎重になりやすく、家庭的な施設ほど生活の場で会いやすい、というおおまかな傾向があります。ただし同じタイプでも運営方針によってルールは大きく異なります。「特養だからこう」と決めつけず、必ず入居先の面会方針を確認するのが確実です。

差し入れ・手土産で気をつけること

面会のときに「何か持っていってあげたい」と思うのは自然なことです。ただし施設では、衛生面や入居者の健康への配慮から、差し入れにいくつかの注意点があります。渡す前にひと言職員に確認するのが基本です。

食べ物の差し入れは「常温・日持ち・食べやすさ」が目安

食べ物を差し入れる場合は、常温で日持ちするものが基本です。冷蔵や冷凍が必要なもの、生もの、作り置きの手料理は、保管や衛生の面で受け取りを断られることがあります。また、親に糖尿病などの持病があったり、飲み込む力(嚥下機能)が落ちていたりすると、食事制限が設けられていることがあります。お餅やナッツ、固いせんべいなどは、のどに詰まらせる危険があるため避けたほうが安心です。差し入れたいものがあるときは、必ず事前に「これは食べても大丈夫ですか」と職員に確認しましょう。

食べ物以外の差し入れ

食べ物以外なら、長く使える小物が喜ばれます。寒い季節ならひざ掛けやカーディガン、ハンドクリーム、暑い季節なら手触りのよいタオルや電池式の小型扇風機など、季節や本人の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。本や写真、家族の手紙など、会話のきっかけになるものも気持ちが伝わります。

職員への手土産は基本的に不要

「お世話になっているお礼に」と職員へ手土産を考える方もいますが、多くの施設では受け取りを辞退しています。金品の受け取りは公平性の観点から問題になりやすいためで、断られても気にする必要はありません。日ごろの「ありがとうございます」というひと言が、いちばんの感謝になります。

渡し方はスタッフ経由になることも

感染対策の一環として、差し入れや生活用品を本人に直接ではなく、いったん職員が預かってから渡す施設もあります。受け渡しの方法も施設のルールに従いましょう。

持ち込み品と私物管理のポイント

入居の前後には、施設から持ち物リストが渡されることが多いです。面会のたびに足りないものを補充したり、季節に合わせて入れ替えたりするのも家族の役割になります。ここでは持ち込み品と私物管理の実務をまとめます。

すべての私物に名前を書く

施設では、衣類や日用品をまとめて洗濯・管理することが多いため、取り違えを防ぐ目的で、すべての私物に名前を書くよう求められるのが一般的です。衣類は洗濯に強い名前タグやお名前スタンプを使うと便利です。入れ歯やめがね、補聴器、つえなどにも、可能な範囲で名前や印をつけておくと安心です。

持ち込みでよくあるもの

季節に合った着替え(洗い替えを多めに)、肌着、靴下、室内ばき、タオル、歯ブラシや入れ歯ケースなどの口腔ケア用品、ティッシュ、保湿クリームなどが基本です。本人が安心できる写真や使い慣れた小物を持ち込めると、新しい環境になじみやすくなります。

持ち込みを控えたほうがよいもの

高価な貴金属や多額の現金、なくすと困る大切な品は、紛失や管理のトラブルを避けるため持ち込まないのが無難です。刃物やガラス製品、火を使うものなど安全上の理由で制限される品もあります。電化製品(小型家電など)は施設の許可が必要なことが多いので、事前に確認しましょう。持ち込めるものの範囲は施設ごとに違うため、入居時の説明や持ち物リストをよく確認してください。

認知症の親への面会|混乱や「帰りたい」への配慮

認知症のある親に面会するとき、ご家族は特別な気がかりを抱えがちです。「会いに行ったのに自分を分かってもらえなかった」「『家に帰りたい』と泣かれてつらい」「帰ろうとすると後を追ってきて離れられない」。こうした場面は、決して珍しいことではありません。親を責める必要も、自分を責める必要もありません。ここでは家族ができる配慮を紹介します。気持ちのケアにかかわる対応なので、施設の職員にも様子を共有し、一緒に方法を考えるのがおすすめです。

「帰りたい」と言われたときの向き合い方

認知症の方が「家に帰りたい」と言うのは、いまいる場所への不安や、安心できる居場所を求める気持ちの表れであることが多いとされています。「ここがおうちだよ」「もう帰れないよ」と事実で正そうとすると、かえって不安が強まることがあります。まずは「そうだね、おうちが恋しいんだね」と気持ちを受け止め、「お茶を飲んでから考えようか」と話題をやわらかく変えるなど、否定せずに寄り添う対応が役立つと言われています。正解を出すことよりも、安心できる雰囲気をつくることを優先しましょう。

面会で混乱・興奮してしまう場合

家族の顔を見て、かえって興奮したり混乱したりすることもあります。そのようなときは、長居せず短時間で切り上げる、にぎやかにしすぎない、本人が落ち着いている時間帯を職員に教えてもらって合わせる、といった工夫が考えられます。昔の写真や好きだった音楽など、安心できるものを持参すると、穏やかなやりとりのきっかけになることもあります。

別れ際をやわらかくする工夫

帰り際に強く引き止められてつらいときは、「また来るね」と明るく短く伝えて切り上げる、職員にさりげなく声かけを手伝ってもらう、レクや食事の時間に合わせて自然に場を離れる、といった方法があります。後ろ髪を引かれる気持ちになりますが、長く別れを引き延ばすほど双方がつらくなることもあります。

自分が分かってもらえなくても

名前や関係を覚えていなくても、「やさしい人が来てくれた」という安心感や心地よさは残ると言われています。分かってもらえないことに落ち込みすぎず、穏やかな時間を一緒に過ごせたこと自体に意味があると考えてみてください。対応に悩んだときは、その親を毎日見ている施設の職員が頼れる相談相手になります。

面会前後のチェックリスト

面会前に確認しておきたいこと

  • 予約の要否と方法:電話・フォーム・メールのどれか、何日前までに必要か。
  • 面会できる時間帯・曜日:リハビリや入浴、食事の時間は避ける。
  • 1回の時間と人数の上限:何分まで、何人まで会えるか。
  • 面会場所:居室・面会室・共有スペース・ついたて越しなど。
  • 当日の感染対策:検温、マスク、消毒、面会簿への記入。
  • 差し入れの可否:食べ物の種類、食事制限の有無、渡し方。

面会当日に気をつけたいこと

  • 自分や同行者に発熱・せきなどの体調不良がないか確認し、不調なら日を改める。
  • 本人の調子がよい時間帯を選び、長くなりすぎないようにする。
  • 差し入れは渡す前に職員に確認する。
  • 面会後に気づいた本人の様子の変化は、職員に伝えて共有する。
  • 面会後3日以内に発熱・陽性となった場合は施設に連絡する。

よくある質問

Q. 親が施設に入りましたが、もう自由に会えないのでしょうか。

いいえ、会えます。新型コロナが5類に移行した2023年5月以降、多くの施設で対面での面会が再開しています。ただし予約や時間帯などのルールは施設ごとに違うため、入居先に確認してから行きましょう。

Q. 面会はどのくらいの頻度で行けばよいですか。

決まりはありません。週に2〜3回通う家族も、月に1回じっくり会う家族もいます。住んでいる距離や事情に合わせて、無理のないペースで続けることが大切です。

Q. 食べ物の差し入れはできますか。

常温で日持ちするものなら可能なことが多いですが、生ものや手料理、冷蔵が必要なものは断られる場合があります。糖尿病などの食事制限や、飲み込む力への配慮も必要なので、渡す前に必ず職員に確認してください。

Q. 親族以外の友人も面会できますか。

できる施設が多いですが、防犯や感染対策の観点から、家族以外が面会するときは事前に施設へ連絡しておくと安心です。施設によっては面会できる人を制限している場合もあります。

Q. 遠方に住んでいて頻繁に行けません。

多くの施設でオンライン面会に対応しています。タブレットやスマホのビデオ通話で顔を見ながら話せるので、対面が難しいときの手段として活用できます。利用の可否や予約方法を施設に確認しましょう。

Q. 認知症の親に「家に帰りたい」と泣かれてしまいます。

「帰りたい」という言葉は不安や安心を求める気持ちの表れであることが多いとされています。事実で正そうとせず、まず気持ちを受け止め、話題をやわらかく変える対応が役立ちます。対応に悩むときは、日ごろの様子を知る施設の職員に相談してみてください。

参考文献・出典

まとめ

介護施設に入居した親への面会は、コロナ禍を経て対面が戻り、オンラインやついたて越しなど方法も広がりました。大切なポイントを振り返ります。

  • 面会ルールは施設ごとに違うため、予約・時間・人数・差し入れは入居先に確認する。
  • 頻度に決まりはなく、家族が無理のないペースで会うのがいちばん。罪悪感を抱えこまない。
  • 差し入れは常温で日持ちする食品や小物を、食事制限を確認したうえで。職員への手土産は基本的に不要。
  • 私物には名前を書き、高価品や危険物は持ち込まない。持ち物リストを確認する。
  • 認知症の親が混乱・帰りたがるときは、否定せず気持ちを受け止め、短時間で穏やかに。職員と一緒に考える。

面会は、親にとって安心や生きがいにつながる大切な時間であると同時に、家族が施設での暮らしぶりを知る機会でもあります。健康や安全に関わる細かい判断に迷ったときは、その親を毎日見守っている施設の職員が頼れる相談相手です。気になることは遠慮なく相談しながら、続けやすい形で会いに行きましょう。

監修者

介護のハタラクナカマ 医療・介護監修チーム

医療・介護専門職チーム(看護師/介護福祉士/ケアマネジャー)

看護師介護福祉士ケアマネジャー

訪問看護・介護保険・医療保険に関する制度内容を、厚生労働省・日本訪問看護財団・全国訪問看護事業協会等の一次ソースをもとに、医療・介護専門職チームが内容の正確性を確認しています。

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