認知症の人との接し方・コミュニケーションのコツ
ご家族・ご利用者向け

認知症の人との接し方・コミュニケーションのコツ

認知症の家族とどう接すればいい?否定しない・急かさない・自尊心を守るなど、やってはいけない対応と声かけの基本を、厚労省や国立長寿医療研究センターの考え方をもとにわかりやすく解説します。

ポイント

この記事のポイント

認知症の人と接するときの基本は、「否定しない・急かさない・自尊心を傷つけない」の3つです。記憶や判断の力は衰えても、うれしい・こわいといった感情やプライドは最後まで残ります。本人が見ている世界をいったん受け止め、目線を合わせて短くやさしく伝えることが、混乱や不安をやわらげ、おだやかな毎日につながります。間違いを正そうとするより「気持ちに寄り添う」ことを優先しましょう。

目次

「さっき食べたばかりなのに、また『ご飯はまだ?』と聞かれる」「何度説明しても伝わらず、つい強い口調になってしまう」。認知症のあるご家族と暮らしていると、こうした場面が毎日のように訪れます。良かれと思ってかけた言葉が通じず、ときには怒らせてしまい、自分を責めてしまう方も少なくありません。

けれど、うまくいかないのはあなたの努力が足りないからではありません。認知症は脳の病気であり、本人にも「思うようにできない」もどかしさや不安があります。大切なのは、認知症という病気の特性を理解したうえで、本人が安心できる接し方・声のかけ方を少しずつ身につけていくことです。

この記事では、ご家族が今日から実践できる接し方の基本と、知らずにやってしまいがちな「やってはいけない対応」、そして専門家が大切にしている考え方(パーソン・センタード・ケアなど)を、できるだけやさしい言葉でまとめました。一人で抱え込まないための相談先も最後にご案内します。

認知症で起きていること|中核症状とBPSDを知る

接し方の工夫の前に、認知症で「何が起きているのか」を知っておくと、本人の言動の理由が見えやすくなり、対応にも余裕が生まれます。

中核症状(脳の働きの低下そのもの)

認知症の中心にあるのが中核症状です。脳の細胞が傷つくことで直接起こる症状で、誰にでも共通して現れます。

  • 記憶障害…新しいことを覚えておけない。数分前のことも忘れてしまう。
  • 見当識障害…今がいつか、ここがどこか、目の前の人が誰かが分かりにくくなる。
  • 理解・判断力の低下…一度にたくさんの情報を処理できず、複雑な話が分かりにくい。
  • 実行機能の障害…料理や着替えなど、手順のある作業が段取りよく進められない。

「さっき言ったでしょ」が通じないのは、本人がさぼっているのでも、わざと困らせているのでもなく、記憶そのものが残っていないからです。ここを理解できると、責める気持ちがやわらぎます。

BPSD(行動・心理症状)はサインとして表れる

中核症状に、本人の不安・体調・周囲のかかわり方が重なって現れるのがBPSD(行動・心理症状)です。不穏、興奮、暴言、もの盗られ妄想、帰宅願望、徘徊(ひとり歩き)、介護拒否などがこれにあたります。

BPSDは「困った行動」と捉えられがちですが、専門家は本人からの“サイン”と考えます。「不安だ」「ここは落ち着かない」「自分は役立たずだと感じている」といった満たされない気持ちが、行動として表れているのです。だからこそ、接し方やまわりの環境を整えることで、BPSDはやわらげられる可能性があります。

つまり、接し方の工夫は単なる気休めではなく、本人の安定に直接つながるケアなのです。

認知症の人への接し方・声かけの6つの基本

国立長寿医療研究センターや各自治体が示している、認知症の人と関わるときの基本的なポイントを、家庭で実践しやすい形に整理しました。どれも特別な技術ではなく、「相手を一人の大人として尊重する」という姿勢が土台になっています。

1. 正面から、目線を合わせて声をかける

認知症になると視野が狭くなりがちで、横や後ろから急に話しかけると驚かせてしまいます。本人の正面にゆっくり回り込み、視野に入ってから声をかけましょう。座っている人・寝ている人には、こちらが少ししゃがんで目線の高さをそろえると、見下ろされる威圧感がなくなり安心してもらえます。

2. 名前を呼び、笑顔でやさしく

「お母さん」「○○さん」と名前を呼んでから話すと、「自分に話しかけている」と気づいてもらいやすくなります。表情や声のトーンは言葉以上に伝わります。笑顔とおだやかな声を意識するだけで、相手の警戒心はぐっとやわらぎます。

3. 短く・はっきり・具体的に伝える

一度にたくさんのことを言うと混乱します。「ひとつの文にひとつの内容」を心がけ、「あれ」「それ」のような曖昧な言葉は避けて具体的に伝えましょう。質問は「はい・いいえ」で答えられる形にすると、本人も答えやすくなります。聞こえにくい方も多いので、ゆっくり・はっきり話すことも大切です。

4. 本人のペースに合わせ、待つ

認知症の人は、言葉を理解して答えるのに、健康な人の数倍の時間がかかることがあります。沈黙が続いても先回りして答えを言わず、本人の言葉が出てくるのを待つ姿勢が信頼につながります。自分でできることは時間がかかっても見守る——これが残された力を保つことにもなります。

5. その人らしさ・これまでの人生を大切にする

得意だった料理、好きだった歌、長く続けた仕事の話題は、会話の糸口になり、本人の自信や落ち着きを取り戻します。認知症になっても、その人がこれまで積み重ねてきた人生や「自分らしさ」は失われません。「できないこと」より「できること・好きなこと」に目を向けましょう。

6. 言葉が通じなくても、感情は伝わる

会話が難しくなっても、笑顔・やさしい声・手を握るといったふれあいは、安心という感情を確実に届けます。うれしい・楽しい・こわいといった感情そのものは、言葉より長く残るといわれています。「何を伝えるか」だけでなく「どんな気持ちで接するか」を大切にしてください。

7. 言葉に加えて「見せる・身ぶり」で伝える

言葉だけでは伝わりにくいときは、実物を見せたり、身ぶり手ぶりを添えたりすると理解を助けられます。「お風呂に入りましょう」と言うだけでなくタオルを手渡す、「こちらへどうぞ」と言いながらゆっくり手で方向を示す、といった工夫です。大事な予定はカレンダーや貼り紙にして見える場所に置いておくと、本人が何度でも確認でき、「忘れてしまう不安」がやわらぎます。視覚や動作にもうったえることで、聞き取りにくい方にも内容が届きやすくなります。

これらの基本に共通するのは、「本人を変えようとするのではなく、こちらの伝え方を本人に合わせる」という発想です。記憶力を取り戻させようと努力するより、伝わりやすい環境を整える方が、本人にとっても家族にとってもずっと楽になります。最初からすべてを完璧にこなす必要はありません。今日はひとつ、「目線を合わせる」だけでも試してみてください。

やってはいけない8つの対応とNGワード

良い接し方を知ると同時に、知らずにやってしまいがちな「逆効果の対応」を避けることも大切です。これらは本人の不安や混乱を強め、BPSD(行動・心理症状)を悪化させる引き金になります。具体的なNGの言葉とともに見ていきましょう。

1. 否定する・間違いを細かく正す

×「さっき食べたでしょ」「そんな人いないよ」「それは違う」

本人は記憶や思いを事実として受け止めています。頭ごなしに否定されると、「誰も分かってくれない」と孤独や怒りを感じ、かえって興奮します。事実を正すより、まず本人の言葉を受け止めること。「お腹すいたんだね、もうすぐ用意するね」と気持ちに応える対応が有効です。

2. 急かす

×「早くして」「まだなの?」「いつまでかかってるの」

急かされると本人は焦り、混乱して、かえって時間がかかります。自信も失われます。時間がかかって当たり前と見込んで、心に余裕を持って待ちましょう。

3. 叱る・責める・大声を出す

×「どうしてできないの」「何度言ったら分かるの」

大声で叱られても、本人は「なぜ叱られたか」を理解できず、「怖かった」という感情だけが残ります。その恐怖は、叱った相手や出来事を忘れたあとも心に残り、介護拒否につながることがあります。腹が立ったら、その場をいったん離れて深呼吸を。

4. 子ども扱いする

×「○○ちゃん、おりこうだね」など、幼児に話すような言葉づかい

できないことが増えても、大人としてのプライドは残っています。子ども扱いは自尊心を深く傷つけます。人生の先輩として敬意を持って接しましょう。

5. 役割や「できること」を奪う

×「危ないから私がやるよ」「触らないで」

「できない」と決めつけて家事や趣味を取り上げると、達成感や自信を失い、意欲の低下(うつ状態)を招きます。「こっちはお願いね」と分担したり、危ないときだけそっと手を添えるなど、本人が役割を続けられる工夫を。

6. 行動を制限する・家に閉じ込める

外出(ひとり歩き)を無理に止めて家に閉じ込めると、孤独感やストレスから症状が悪化することがあります。GPS端末や近隣・地域での見守りなど、制限ではなく安全に見守る仕組みで備えましょう。

7. 過度に励ます

×「頑張って」「次はできるよ」

励ましは一見やさしく聞こえますが、「できない自分」を突きつけられてプレッシャーになることがあります。励ますより、できたことを具体的に褒める方が安心につながります。

8. 無視する・放置する

忙しさから返事をせずにいると、本人は不安や疎外感を強めます。すぐに対応できないときも「ちょっと待っててね、すぐ戻るね」とひと声かけるだけで安心感が違います。

専門家が大切にする考え方|パーソン・センタード・ケアとバリデーション

個々のテクニックの根っこには、専門家が大切にしている「ケアの考え方」があります。むずかしい理論に見えますが、家庭でも十分に活かせる発想です。代表的な2つを、やさしくご紹介します。

パーソン・センタード・ケア——「その人を中心に」考える

パーソン・センタード・ケアは、イギリスの心理学者トム・キットウッドが提唱した、世界で最も広く知られる認知症ケアの理念です。日本では認知症医療の第一人者だった長谷川和夫医師らが普及に努めました。考え方の中心は、「認知症の人を、症状ではなく一人の人として尊重する」ことにあります。

キットウッドは、認知症の人の心理的なニーズを「花」にたとえ、5枚の花びらで表しました。

  • くつろぎ…安心できて、ほっとできること
  • 自分らしさ…自分が自分であると感じられること
  • 結びつき…大切な人とつながっていると感じられること
  • たずさわり…役割を持ち、何かに関われること
  • 共にあること…仲間として受け入れられていること

そして花の中心にあるのが「愛(あるがままに受け入れること)」です。BPSD(行動・心理症状)が出ているときは、この花びらのどれかが満たされていないサインと考えます。「困った行動を止める」のではなく、「どのニーズが満たされていないのか」を探す——これがパーソン・センタード・ケアの発想です。子ども扱いやだまし、能力を使わせないかかわりは、本人の価値を下げる行為として戒められています。

バリデーション——本人の世界を否定しない

バリデーションは、本人が感じている世界や感情を「正す」のではなく、そのまま受け止め、共感するかかわり方です。たとえば「家に帰る」と訴える人に「ここが家でしょ」と正すのではなく、「家が気になるんですね、どんなお家ですか」と気持ちに寄り添って話を聴きます。

本人にとっては、その訴えこそが今のリアルな現実です。否定せずに受け止めてもらえると、不安がやわらぎ、興奮が落ち着いていくことが少なくありません。「事実」より「気持ち」に焦点を当てる——これがバリデーションの核心です。

どちらの考え方にも共通するのは、「本人の世界に、こちらが歩み寄る」という姿勢です。記憶や時間の感覚を私たちの側に合わせさせようとすると、本人は混乱し、苦しみます。逆に、本人の見ている世界をいったん受け入れることで、関係はぐっと楽になります。

独自分析|「NG対応→BPSD悪化」の悪循環を断つ視点

ここまでの基本・NG対応・ケアの考え方を一本の線でつなぐと、ご家庭で起きがちな「悪循環」と、その断ち切り方が見えてきます。当サイトが公的機関の示す考え方を整理してたどり着いた視点をお伝えします。

「NG対応 → BPSD悪化」という悪循環の構造

やってはいけない対応の多くは、ばらばらの注意点に見えて、実は同じ一本の道でつながっています。たとえば——

否定する・急かす・叱る → 本人が不安・恐怖・自尊心の傷つきを感じる → その満たされない気持ちがBPSD(興奮・拒否・帰宅願望など)として表れる → 家族はさらに困って強い口調になる → 不安が増幅……

この悪循環の出発点は、たいてい「本人の世界を否定した瞬間」にあります。逆にいえば、最初の一手を「否定」から「受け止め」に変えるだけで、循環全体の向きが変わります。パーソン・センタード・ケアが「行動を止めるのではなくニーズを探す」と説くのは、まさにこの構造を断ち切るためなのです。

同じ場面でも、向きを変えるとこう変わる

本人の言動悪循環を生む対応(×)循環を断つ対応(◎)
「ご飯はまだ?」(食べた直後)「さっき食べたでしょ」と否定する「お腹すいたんだね。今お茶でもどうぞ」と気持ちを受け止める
「財布を盗まれた」「自分で置き忘れたんでしょ」と責める「それは困ったね、一緒に探そう」と味方になる
「家に帰る」と言って外へ「ここが家でしょ」と無理に止める「そうだね、その前にお茶飲んでから行こう」と寄り添い、気をそらす
着替えに時間がかかる「早くして」と急かす黙って見守り、つまずいた所だけそっと手伝う

「介護者の心の余裕」が最大のケア技術

もう一つ強調したいのは、これらすべての土台が「家族自身の心の余裕」だということです。国立長寿医療研究センターが7つのポイントの最後に「まずは自分を大切にする」を挙げているのは象徴的です。介護者が疲れ切っていると、どんなに正しい接し方を知っていても実践できません。

認知症の人は周囲の感情に敏感で、家族のいらだちや焦りを敏感に感じ取ります。だからこそ「がんばりすぎない・抱え込まない・人と比べない」ことが、めぐりめぐって本人の安定につながります。接し方の技術と、家族のセルフケアは、切り離せない一つのものなのです。後半でご紹介する相談先を、遠慮なく頼ってください。

もう一点付け加えるなら、「うまくいった対応をひとつ覚えておく」ことをおすすめします。否定をやめて気持ちを受け止めたら落ち着いた、好きな話題に変えたら笑顔が戻った——そうした小さな成功体験は、次に同じ場面が来たときの心の支えになります。認知症の介護は長く続く道のりですが、正解を一度に見つける必要はありません。今日の小さな工夫が積み重なって、あなたとご本人にとって無理のない関係のかたちが少しずつできあがっていきます。

家族の心の4ステップと、今日から試せる小さなコツ

診断を受けて間もない時期は、家族も大きく動揺します。公益社団法人 認知症の人と家族の会は、介護する家族の心が4つの段階をたどると整理しています。「今の自分はここにいる」と知るだけでも、少し楽になります。

  1. とまどい・否定…「まさか」「何かの間違いでは」と受け入れられない。
  2. 混乱・怒り・拒絶…理解できない言動に振り回され、心身ともに疲弊する。いちばんつらい時期。
  3. 割り切り・あきらめ…「認知症だから仕方ない」と、いい意味で力が抜けてくる。
  4. 受容…病気を含めて本人を受け入れ、自分なりの介護のかたちが見えてくる。

多くの家族が第2段階で「自分はひどい娘・息子だ」と自分を責めます。でも、怒りや混乱は誰もが通る自然な反応です。一足飛びに受容を目指す必要はありません。今日できる小さな工夫を、いくつかご紹介します。

今日から試せる小さなコツ

  • 嘘も方便を上手に使う…「もう仕事は退職したよ」と正すより、「今日はお休みですよ」と話を合わせる方が、本人も自分も穏やかでいられます。
  • 環境はなるべく変えない…起床や入浴の時間、慣れた家具の配置などを保つと、本人は安心します。引っ越しなど変化が避けられないときは、なじみの物や人間関係を残す工夫を。
  • 選択肢は2つまで…「何が食べたい?」ではなく「うどんとおにぎり、どっちにする?」と選びやすくします。
  • 気をそらす(ユーモアや好物)…不穏なときは正面から説得せず、好きなお茶や昔の写真、得意な話題にそっと話を移すと落ち着くことがあります。
  • 記録をつける…どんな場面で不穏になりやすいか書き留めると、引き金が見え、予防しやすくなります。

よくある質問

Q. 同じことを何度も聞かれます。どう答えればいいですか?

本人にとっては毎回が「初めての質問」です。記憶が残らないため、何度聞いても本人に悪気はありません。同じトーンで短く答えるか、メモやカレンダーに書いて見える所に貼っておくと、本人も家族も負担が減ります。いらだちが募るときは、その場をいったん離れて深呼吸を。

Q. 「家に帰る」と言って聞きません。どうしたら?

「ここが家でしょ」と正すのは逆効果です。本人にとっての「家」は、昔暮らした実家や、安心できた場所かもしれません。「そうだね、その前にお茶を一杯どうぞ」と気持ちを受け止めて少し時間を置くと、訴えが落ち着くことがあります。一緒に少し外を歩いて戻る、という方法が合う方もいます。

Q. 怒鳴ってしまった後、自己嫌悪になります。

毎日のことですから、感情的になるのは自然なことで、あなたが悪いわけではありません。本人は出来事自体は忘れても「怖かった」感情は残ることがあるので、落ち着いたら笑顔でいつも通り接すれば大丈夫です。一人で抱え込まず、後述の相談先や同じ立場の家族の集まりを頼ってください。

Q. 認知症の種類によって接し方は変わりますか?

基本の姿勢(否定しない・急かさない・尊重する)は共通ですが、たとえばレビー小体型では幻視が見える、前頭側頭型では決まった行動を繰り返すなど、タイプごとの特徴があります。主治医や地域包括支援センターに本人のタイプを確認し、それに合わせた工夫を相談すると安心です。

Q. 言葉が通じなくなってきました。もう会話は無理でしょうか?

言葉でのやり取りが難しくなっても、笑顔・やさしい声・手を握るふれあいで、安心という気持ちは確実に伝わります。うれしい・楽しいといった感情は言葉より長く残ります。「伝わらない」とあきらめず、表情やスキンシップでのコミュニケーションを続けてください。

参考文献・出典

まとめ|一人で抱え込まず、相談先を頼って

認知症の人との接し方の基本は、特別な技術ではなく「否定しない・急かさない・自尊心を傷つけない」という、相手を一人の人として尊重する姿勢です。本人の世界をいったん受け止め、目線を合わせて短くやさしく伝える。それだけで、混乱や不安はずいぶんやわらぎます。

そして忘れないでほしいのは、家族が一人で完璧にやる必要はないということです。うまくいかない日があっても当たり前。あなた自身が休み、誰かに話すことが、めぐりめぐって本人の安心につながります。困ったとき・つらいときは、次の窓口を遠慮なく頼ってください。

  • 地域包括支援センター…お住まいの地域にある高齢者の「よろず相談窓口」。介護や認知症の悩みを無料で相談でき、必要な介護サービスや専門機関につないでくれます。市区町村の窓口や「介護サービス情報公表システム」で探せます。
  • 公益社団法人 認知症の人と家族の会…同じ立場を経験した人が電話で相談に応じてくれます。全国共通フリーダイヤル0120-294-456(土日祝・年末年始を除く10:00〜15:00)。各都道府県の支部でも電話相談や「つどい」を開催しています。
  • 認知症カフェ(オレンジカフェ)…本人・家族・地域の人・専門職が気軽に集まり、語り合える場です。同じ悩みを持つ人とつながれます。開催場所は地域包括支援センターや市区町村の高齢者福祉担当課でたずねられます。
  • かかりつけ医・認知症疾患医療センター…症状や薬、今後の見通しは、まず主治医に相談を。専門的な診断・対応は認知症疾患医療センターで受けられます。

接し方に正解はありません。試行錯誤しながら、あなたとご家族にとって心地よいかたちを少しずつ見つけていけば大丈夫です。一人で抱えず、まわりの力を借りながら歩んでいきましょう。

監修者

介護のハタラクナカマ 医療・介護監修チーム

医療・介護専門職チーム(看護師/介護福祉士/ケアマネジャー)

看護師介護福祉士ケアマネジャー

訪問看護・介護保険・医療保険に関する制度内容を、厚生労働省・日本訪問看護財団・全国訪問看護事業協会等の一次ソースをもとに、医療・介護専門職チームが内容の正確性を確認しています。

執筆者

介護のハタラクナカマ編集部

編集部

介護保険、施設選び、在宅介護など、介護を受ける方・ご家族が判断に迷いやすいテーマを、公的情報と実務上の確認ポイントに沿って解説しています。

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