介護業界で使われる用語を解説(全1001語)
医療連携体制加算は、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)等で看護職員の配置・24時間連絡体制・医療的ケア対応を評価する加算。2024年度改定で(Ⅰ)イ57単位/ロ47単位/ハ37単位、(Ⅱ)5単位/日に区分が再編された。
前頭側頭型認知症(FTD)とは、前頭葉と側頭葉が萎縮することで人格変化・反社会的行動・常同行動・言語障害が現れる若年発症の神経変性疾患です。ピック病もその一型で、2015年に厚生労働省指定難病127として認定。アルツハイマー型との違い、3つの臨床型、介護現場でのケアのポイントまで、用語の意味と仕組みをやさしく解説します。
障害者総合支援法に基づく「障害福祉サービス」の全体像を、介護給付と訓練等給付の2本立てで整理。代表的なサービス種別と利用までの流れを厚労省基準で解説します。
訪問看護ステーションの指定基準(看護職員2.5人以上の常勤換算)、人員・設備・運営基準、介護保険と医療保険の使い分け、PT/OT/STの配置、管理者要件まで一次ソース準拠で解説。看護師・介護職双方が押さえておきたい在宅医療のキーステーションを整理。
食事提供体制加算は、障害福祉サービス事業所(生活介護・就労継続支援B型・自立訓練・児童発達支援等)で、低所得の利用者へ自施設内で食事を提供した場合に算定する加算。2024年度改定で管理栄養士関与等の要件が強化された。
居宅介護支援事業所の人員基準(介護支援専門員1人につき利用者44人)、管理者要件(主任ケアマネ)、運営基準、特定事業所加算を解説。ケアプラン作成からモニタリングまでの業務フロー、市町村指定の地域密着型として2018年に都道府県から移管された経緯まで一次ソース準拠で整理。
判断能力が十分なうちに将来の後見人を自分で選ぶ「任意後見」制度。法定後見との違い、公正証書による契約、家庭裁判所による任意後見監督人選任の流れを解説します。
脳血管性認知症とは、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が原因で起こる認知症で、アルツハイマー型に次いで多い原因疾患の一つです。「まだら認知症」と呼ばれる症状の差、階段状の進行、感情失禁、麻痺・嚥下障害などの神経症状、高血圧・糖尿病など生活習慣病との関係、介護現場での観察ポイントまで、用語の意味と仕組みをやさしく解説します。
介護単位は、介護保険サービスの報酬を計算するための国が定めた点数。1単位の単価は地域区分とサービスごとの人件費割合で10〜11.40円に変動する。単位数の決まり方と計算式を整理する。
居宅サービス計画(居宅ケアプラン)の作成義務者、標準様式(第1表〜第7表)、アセスメントからモニタリングまでの流れを解説。施設サービス計画・介護予防サービス計画との違い、居宅介護支援事業所のケアマネが担う作成プロセスまで一次ソース準拠で整理。
判断能力が低下した方を法的に支える法定後見制度。後見・保佐・補助の3類型の違いと、家庭裁判所への申立から審判までの流れを最高裁・法務省の基準で解説します。
ユニットケアとは、10人前後の少人数を1ユニットとして個室と共同生活室で支える特養・老健の介護方式。1ユニットの定員上限・人員配置基準・ユニットリーダー研修・従来型との違いまで、厚生労働省の基準に基づきやさしく解説します。
センター方式とは、認知症介護研究・研修センターが開発した本人視点のアセスメント手法。基本情報(A)・暮らし(B)・心身(C)・焦点(D)・24時間アセスメント(E)の5領域16枚シートで、認知症の人を理解しケアプランに活かす流れを公的資料に基づき解説します。
ICF(国際生活機能分類)とは、2001年にWHOが採択した健康と生活機能の国際分類。心身機能・身体構造/活動/参加の3レベルに、環境因子・個人因子の背景を加えた相互作用モデル。介護現場での書き方・ICIDHからの違い・ケアプランへの活用を厚生労働省資料で解説します。
若年性認知症とは、18歳〜64歳で発症する認知症の総称で、東京都健康長寿医療センター研究所の最新調査では全国の有病者数は3.57万人、有病率は10万人当たり50.9人と推計されています。基礎疾患はアルツハイマー型・脳血管性・前頭側頭葉変性症など多様で、就労継続・経済支援・若年性認知症コーディネーターによる相談窓口の活用が課題。介護保険の特定疾病として40〜64歳でも認定を受けられる仕組みまで、用語の意味と仕組みをやさしく解説します。
地域区分は、介護報酬の1単位の単価を決める地域分類で、1級地〜7級地+その他の8区分。所在地の物価・人件費水準に応じて単価が10〜11.40円の範囲で変動する。令和6〜8年度の区分一覧と仕組みを整理する。
施設サービス計画(施設ケアプラン)の対象(特養・老健・介護医療院)、作成者(計画担当介護支援専門員)、標準様式、多職種連携の流れを解説。居宅サービス計画との違い、入所時カンファレンスの位置づけまで一次ソース準拠で整理。
認知症高齢者・知的障害者・精神障害者などの判断能力が不十分な方を支える「日常生活自立支援事業」の対象者・サービス内容・成年後見との違いを社会福祉協議会の運用に沿って解説します。
介護給付費明細書は、介護サービス事業者が国保連合会へ提出する請求書類で、利用者ごと・サービスごとの単位数・自己負担額・公費請求額などを記載する。第二様式と提出期限・記載項目を解説。
訪問介護計画書の作成義務者(サービス提供責任者)、記載事項、ケアプランとの関係、モニタリング頻度を解説。指定居宅サービス基準第24条に基づく作成・実施・評価・変更のPDCAサイクルを一次ソース準拠で整理。
軽度認知障害(MCI: Mild Cognitive Impairment)とは、認知症と健常の中間状態を指す概念で、厚生労働省と国立長寿医療研究センターの調査では認知症予備軍を含む65歳以上の認知機能低下者は862万人と推計されています。MCIから1年で約14%が認知症へ進行する一方、約46%が健常域に戻るとされ、運動・栄養・社会参加による予防介入が有効。診断基準・進行リスク・回復の可能性まで、用語の意味と仕組みをやさしく解説します。
廃用症候群(はいようしょうこうぐん)とは、安静や活動低下が長く続くことで、筋力・関節可動域・心肺機能・認知機能・嚥下機能など全身に二次的な機能低下が起こる状態の総称で、「生活不活発病」とも呼ばれます。高齢者では1日の安静で1〜3%の筋力が落ちるとされ、寝たきりや要介護化の主要因。原因・症状・予防・介護現場での観察ポイントまで、用語の意味と仕組みをやさしく解説します。
サルコペニアとは、加齢や疾患による全身の筋肉量と筋力の低下した状態で、要介護化と死亡リスクに直結する高齢者疾患です。アジアサルコペニアワーキンググループの最新基準AWGS 2019では、握力(男性28kg・女性18kg未満)または5回椅子立ち上がり12秒以上+骨格筋量低下で診断。フレイル・廃用症候群との違い、運動・栄養・地域支援事業を組み合わせた予防策まで、用語の意味と仕組みをやさしく解説します。
DASC-21(地域包括ケアシステムにおける認知症アセスメントシート)は、認知機能と生活機能を21項目4段階で評価し、認知症を地域で早期発見・支援につなげる観察式の評価ツール。21項目の構成、31点のカットオフ、HDS-R・MMSEとの違いを解説。
チアノーゼとは血液中の酸素が不足し唇や爪、皮膚が青紫色になる状態。還元ヘモグロビン増加の仕組み、中枢性と末梢性の違い、介護現場での観察と緊急性の判断を解説します。
食後低血圧は食事の後に血圧が大きく下がり、めまい・ふらつき・眠気・失神・転倒を招くことがある状態です。仕組み、起立性低血圧との違い、起こりやすい人、介護現場での対策を解説します。
相貌失認は親しい人の顔を見ても誰かわからなくなる、街並失認は見慣れた風景や建物がわからず道に迷う、視覚性失認の一種です。視力ではなく認識の障害で、認知症や脳卒中で見られます。介護現場での配慮も解説します。
脱抑制(だつよくせい)とは、状況や社会のルールに合わせて行動や感情を抑える力が弱まり、思ったことをそのまま口にしたり衝動的に行動したりする状態。前頭葉の働きの低下が原因で、前頭側頭型認知症などで見られます。具体例と介護現場での受け止め方・対応を解説。
嫉妬妄想(オセロ症候群)は配偶者やパートナーの浮気を根拠なく確信する妄想。レビー小体型認知症やアルコール、パーキンソン病治療薬でも起こる仕組みと、否定も同調もしない介護現場の対応をまとめます。
反響言語(エコラリア)は相手の言葉をそのまま、または一部をオウム返しに繰り返す症状。即時性と遅延性の違い、前頭側頭型認知症や発達障害での現れ方、介護現場での関わり方を解説します。