介護業界で使われる用語を解説(全1001語)
介護食はかむ力・飲み込む力が弱った方向けの食事の総称。やわらか食・きざみ食・ソフト食・ミキサー食・ゼリー食の食形態区分、嚥下調整食学会分類2021、UDF区分、スマイルケア食の3色マーク、低栄養予防のポイントまで一次資料をもとに解説します。
個人防護具(PPE)とは、手袋・マスク・ガウン・ゴーグルなど感染から身を守る防護具のこと。介護現場での種類と、着用・脱衣の正しい順序を厚労省の手引きに基づき解説します。
起立性低血圧は立ち上がり3分以内に収縮期20mmHg以上または拡張期10mmHg以上の血圧低下が起こる状態。高齢者の15-30%にみられ転倒・骨折リスクが高い。診断基準・原因・予防策・介護現場での対応を解説。
高血圧は収縮期140mmHg以上または拡張期90mmHg以上が続く状態。高齢者の血圧管理目標、降圧薬の種類と注意点、減塩食・服薬管理を看護師視点で解説。
在宅人工呼吸療法(HMV/在宅人工呼吸器)とは何かを定義し、侵襲的なTPPVと非侵襲的なNPPVの違い、対象疾患、家族と訪問看護の役割、停電・災害時の備えまで公的資料に基づき解説します。
NPPV(Non-invasive Positive Pressure Ventilation)はマスク越しに陽圧をかける人工呼吸療法。CPAP・BiPAPの違い、COPD・心不全・ALSなどの適応、在宅NPPVでのマスクフィッティング・皮膚ケア・リーク管理まで、介護現場で必要な観察ポイントを整理します。
体位変換とは、自分で寝返りができない方の体の向きを定期的に変える介助。褥瘡(床ずれ)予防に不可欠で、2〜4時間ごとの実施、30度側臥位、ボディメカニクスを用いた負担軽減のコツを解説します。
排泄リズムとは、その人の排尿・排便が起こる時間帯や間隔のパターン。排泄チェック表で把握し、トイレ誘導の最適化や失禁・おむつの削減、便秘予防、認知症の人の自立支援につなげる方法を解説します。
介護リスクマネジメントは、事故・苦情・感染症の発生を予防し影響を最小化する組織的取り組み。4ステップ(特定・分析・対応・評価)とPDCA、KYT・ヒヤリハットとの関係、安全対策体制加算まで実務目線で解説。
インシデント(事故未満)とアクシデント(事故発生)の違いを、ヒヤリハットとの関係・レベル0〜5の分類・転倒/誤嚥/誤薬等の頻発事故・対応フロー・市町村報告の基準まで介護現場の視点で整理した用語集です。
お薬手帳とは、処方された薬の記録を一冊にまとめ、飲み合わせや重複投薬・アレルギーを確認するための手帳です。高齢者の多剤併用対策、電子版とマイナポータル連携、介護職が関われる範囲までやさしく解説します。
老嚥(presbyphagia)とは、病気ではなく加齢に伴って生じる生理的な嚥下機能の低下(嚥下のフレイル)です。オーラルフレイルやサルコペニア性嚥下障害との違い、誤嚥性肺炎への進展、予防のポイントを一次資料に基づき解説します。
高齢者の水分補給とは、脱水を防ぐために計画的にこまめな水分摂取を支えるケアです。脱水しやすい理由、1日の目安量、飲んでもらう工夫、声かけ・記録、受診目安をやさしく解説します。
ゾーニングとは、感染対策で汚染区域(レッドゾーン)と清潔区域(グリーンゾーン)を分け、感染拡大を防ぐ区域管理のこと。介護施設のクラスター対応・PPE着脱との関係を厚労省資料に基づき解説します。
高齢者の肺炎は市中肺炎(CAP)・医療介護関連肺炎(NHCAP)・院内肺炎(HAP)に分類され、誤嚥性肺炎を含む。2026年定期接種化のPCV20など最新ワクチンと施設での予防策を体系整理。
高齢者のインフルエンザは肺炎・心不全悪化など重症化リスクが高く、施設での集団発生にも要警戒。定期接種・抗インフル薬の予防投与・標準予防策を厚労省/日本感染症学会の最新指針で整理する。
バリデーション療法とは、米国のソーシャルワーカー、ナオミ・フェイル氏が1980年代に体系化した認知症の方とのコミュニケーション技法。混乱した発言を否定せず共感的に受け止める考え方、認知症4段階、リフレージング・センタリングなど14のテクニックを公的データに基づき解説します。
フィジカルアセスメントは問診・視診・触診・打診・聴診の5技法で身体所見を系統的に評価する手法。介護職の観察範囲、医療行為との境界、SBAR連携、高齢者の非典型サインまで解説。
服薬補助ゼリーは薬を包んで飲みやすくするゼリー。嚥下機能が低下した高齢者・小児での活用、使い方、酸性ゼリーで苦味が増す薬などの相性、オブラート・簡易懸濁法との違いと注意点を解説。
とろみ調整食品(増粘剤)は飲み物や食事にとろみをつけ誤嚥を防ぐ食品。デンプン系・グアーガム系・キサンタンガム系の違い、学会分類2021のとろみ3段階、溶かし方のコツと入れすぎのリスクを解説。
終末期せん妄(ターミナルせん妄)とは、人生の最終段階に高頻度で生じるせん妄です。可逆性・不可逆性の見極め、過活動型と低活動型、家族への説明や非薬物ケア、緩和的鎮静との関係、介護職の関わりをガイドラインに基づいて解説します。
概日リズムとは、体内時計が生み出す約24時間周期のリズムです。光や食事で調整されるしくみ、加齢・認知症での乱れ、昼夜逆転やせん妄との関係、介護現場での生活リズム支援を、体内時計そのものの定義に絞って整理します。
J-CHS基準は日本版のフレイル表現型評価。体重減少・筋力低下・疲労感・歩行速度低下・身体活動低下の5項目で、3点以上フレイル・1〜2点プレフレイルと判定。2020年改訂の基準値、基本チェックリスト・ロコモとの違い、介護予防での活用を解説。
褥瘡ポケットとは、褥瘡の創縁の下に生じる皮下の空洞。主にずれ力で発生します。DESIGN-RのP項目の点数、洗浄や外科的デブリードマンなど医療との連携、介護職ができる体位・ずれ対策と観察のポイントを解説します。
口腔カンジダ症とは、免疫低下や口腔乾燥、義歯清掃不良などで常在菌のカンジダが増殖して起こる口の真菌感染です。症状・病型・義歯性口内炎との関係・受診の目安・介護職の観察点を整理します。
スキンテア(皮膚裂傷)とは、摩擦やずれで高齢者の脆弱な皮膚が裂ける急性の創傷。STAR分類、前腕など好発部位、乾燥や低栄養のリスク、保湿・アームカバーの予防、発生時に皮弁を戻す対応、褥瘡との違いを解説します。
CAM(Confusion Assessment Method)はせん妄を短時間で判定する国際的スクリーニング。4徴候アルゴリズム、CAM-ICUやDSTとの違い、介護現場での『いつもと違う』観察と看護師連携への活かし方を解説。
トイレ誘導とは、排泄のタイミングを見計らって声かけや付き添いでトイレへ促す排泄ケアです。目的・方法(時間誘導・習慣化)・認知症の人への配慮・無理強いしないコツを解説します。
排尿日誌は排尿時刻・尿量・失禁・水分摂取を記録し排尿パターンを把握する記録ツール。記録項目と付け方、過活動膀胱の評価や排せつ支援加算・排尿自立支援加算での使われ方を解説します。
食事介助とは、自分で食事をとることが難しい高齢者を支援するケア。正しい姿勢、誤嚥予防、ペース配分など、介護職が知っておくべき基本手順と注意点を解説します。