介護業界で使われる用語を解説(全1001語)
レジリエンス(回復力)とは、困難や逆境に直面しても適応し立ち直る心のしなやかさ。高齢者本人と介護職・家族の両面の意味、フレイルや介護負担との関係、高める4要素を一次ソースで解説。
老年的超越(ジェロトランセンデンス)とは、スウェーデンのトーンスタムが提唱した、超高齢期に物質的・合理的な世界観から宇宙的・精神的な世界観へ移行するという考え方。3つの次元や活動理論・離脱理論との関係、介護現場での尊重の視点を解説します。
嚥下おでこ体操と頭部挙上訓練(シャキア法)は、飲み込みに関わる舌骨上筋群を鍛える嚥下訓練。喉頭挙上と食道入口部の開きを助け誤嚥を防ぐ目的・やり方・回数・注意点を解説します。
登録施設介護支援は、住宅型有料老人ホームなど登録住宅の中重度要介護者に特化した新しいケアマネジメント類型。利用者負担は原則1割。居宅介護支援との違いをやさしく解説します。
介護報酬の臨時改定とは、通常3年に1度の定期改定サイクルを待たず年度途中で報酬を見直す異例の措置。2026年6月実施(改定率+2.03%)を例に、定期改定との違いと実施理由を解説します。
令和7年度補正予算に基づく介護職員の賃上げ・職場環境改善を後押しする国の緊急支援事業。処遇改善加算との違い、対象事業者、補助内容、申請の流れをやさしく解説。
人型介護ロボットとは、人間に近い形状・動作で配膳や見守りなど介護現場の周辺業務を支援するロボット。移乗支援ロボットとの違いや実用化の現在地を解説。
2026年の改正介護保険法・老人福祉法で導入される住宅型有料老人ホームの登録制度を解説。対象範囲、背景、既存の届出制との違い、入居検討家族への影響をまとめる。
メラビアンの法則(7-38-55ルール)の正確な意味と、よくある誤用(見た目が9割)を一次情報で整理。非言語コミュニケーションを介護の声かけ・接遇に正しく活かす方法を解説します。
藤島一郎が提唱した摂食嚥下能力グレード(Gr.1〜10)の意味を解説。経口摂取なしから正常までの10段階、「できる」能力を評価する位置づけ、「している」を評価する摂食状況レベル(Lv)との違い、介護現場での活用を整理します。
ブリストル便性状スケールは便の形状を7段階で分類する国際的な指標。各タイプの意味、便秘・下痢の客観化、排便日誌や排せつ支援加算の記録での使い方を介護現場目線で解説します。
感情労働とは、職務上のルールに沿って自分の感情を管理し表出する労働のこと。社会学者ホックシールドの概念で、表層演技・深層演技の区別、介護職のバーンアウトとの関係と対策を解説します。
クリニカルラダーとキャリアラダーは、介護・看護職の能力段階(ラダー)を段階的に可視化し、評価・教育・キャリア開発に用いる仕組みです。日本看護協会版の構成、介護キャリア段位制度との関係、メリットと課題を解説します。
指輪っかテストは両手の親指と人差し指で作った輪でふくらはぎを囲み、サルコペニアやフレイルのリスクを簡易評価する方法。東大の柏スタディで考案された実施法・エビデンス・限界・介護現場での活用を解説します。
時計描画テスト(CDT:Clock Drawing Test)の実施法と採点の考え方を解説。円・数字・指定時刻の針を描く認知症スクリーニングで、視空間認知・実行機能を評価します。MMSEやHDS-Rとの併用や介護現場での活用も整理します。
自己効力感(セルフエフィカシー)とは「自分ならできる」という確信のこと。バンデューラが提唱した4つの源泉と自己肯定感との違い、介護職の育成・OJTでの高め方を一次情報で解説します。
ストレスコーピングとは、ストレスにうまく対処するための行動や思考のこと。心理学者ラザルスらの理論をもとに、問題焦点型・情動焦点型などの分類と、介護職のストレスマネジメントへの活かし方を解説します。
リフレクション(省察的実践)とは、D.ショーンが提唱した専門職の学び方。行為の中の省察と行為についての省察、コルブの経験学習サイクルと結びつけ、介護職の振り返り・事例検討・OJTへの活かし方をやさしく解説。リフレーミングとの違いも整理。
CAM(Confusion Assessment Method)はせん妄を短時間で判定する国際的スクリーニング。4徴候アルゴリズム、CAM-ICUやDSTとの違い、介護現場での『いつもと違う』観察と看護師連携への活かし方を解説。
口腔カンジダ症とは、免疫低下や口腔乾燥、義歯清掃不良などで常在菌のカンジダが増殖して起こる口の真菌感染です。症状・病型・義歯性口内炎との関係・受診の目安・介護職の観察点を整理します。
スキンテア(皮膚裂傷)とは、摩擦やずれで高齢者の脆弱な皮膚が裂ける急性の創傷。STAR分類、前腕など好発部位、乾燥や低栄養のリスク、保湿・アームカバーの予防、発生時に皮弁を戻す対応、褥瘡との違いを解説します。
老嚥(presbyphagia)とは、病気ではなく加齢に伴って生じる生理的な嚥下機能の低下(嚥下のフレイル)です。オーラルフレイルやサルコペニア性嚥下障害との違い、誤嚥性肺炎への進展、予防のポイントを一次資料に基づき解説します。
J-CHS基準は日本版のフレイル表現型評価。体重減少・筋力低下・疲労感・歩行速度低下・身体活動低下の5項目で、3点以上フレイル・1〜2点プレフレイルと判定。2020年改訂の基準値、基本チェックリスト・ロコモとの違い、介護予防での活用を解説。
概日リズムとは、体内時計が生み出す約24時間周期のリズムです。光や食事で調整されるしくみ、加齢・認知症での乱れ、昼夜逆転やせん妄との関係、介護現場での生活リズム支援を、体内時計そのものの定義に絞って整理します。
褥瘡ポケットとは、褥瘡の創縁の下に生じる皮下の空洞。主にずれ力で発生します。DESIGN-RのP項目の点数、洗浄や外科的デブリードマンなど医療との連携、介護職ができる体位・ずれ対策と観察のポイントを解説します。
終末期せん妄(ターミナルせん妄)とは、人生の最終段階に高頻度で生じるせん妄です。可逆性・不可逆性の見極め、過活動型と低活動型、家族への説明や非薬物ケア、緩和的鎮静との関係、介護職の関わりをガイドラインに基づいて解説します。
とろみ調整食品(増粘剤)は飲み物や食事にとろみをつけ誤嚥を防ぐ食品。デンプン系・グアーガム系・キサンタンガム系の違い、学会分類2021のとろみ3段階、溶かし方のコツと入れすぎのリスクを解説。
服薬補助ゼリーは薬を包んで飲みやすくするゼリー。嚥下機能が低下した高齢者・小児での活用、使い方、酸性ゼリーで苦味が増す薬などの相性、オブラート・簡易懸濁法との違いと注意点を解説。
見守りセンサーは離床・体動・睡眠・呼吸などを検知して職員へ通知する機器です。マットやカメラ、レーダーなど種類別の特徴、介護保険の福祉用具貸与(認知症老人徘徊感知機器)との関係、導入時の留意点をやさしく解説します。
事前指示(アドバンス・ディレクティブ)とは、将来判断能力を失ったときに備え医療・ケアの希望を前もって示すこと。リビングウィルと代理人指示の2要素、ACPやDNARとの違い、日本での法的位置づけ、介護現場での関わり方をやさしく解説します。