認知症の方への声かけ80例|拒否・帰宅願望・不穏で使える具体フレーズ集

認知症の方への声かけ80例|拒否・帰宅願望・不穏で使える具体フレーズ集

認知症ケアで実際に使える声かけ例を80パターン収録。拒否30例・帰宅願望20例・不穏15例・回想15例を場面別に解説し、NG表現の言い換えとバリデーション・パーソンセンタードケア・ユマニチュードの理論的根拠まで踏み込みます。

ポイント

この記事のポイント

認知症の方への声かけは「否定せず・急かさず・選択肢で誘う」が基本です。本記事では介護現場で実際に使える声かけを拒否30例・帰宅願望20例・不穏15例・回想15例の合計80フレーズに整理。NG表現とOK表現を1対1で対比し、バリデーション療法・パーソンセンタードケア・ユマニチュードの理論的根拠まで含めて、明日から使える形で解説します。

目次

「お風呂入りましょう」と声をかけたら拒否された。「ここはどこ?家に帰りたい」と何度も訴えられて言葉に詰まった。テーブルを叩いて怒鳴られて、何と返せばよいか分からなくなった——認知症ケアに関わるすべての介護職が一度は経験する場面です。

声かけが上手くいかない原因は、介護者の人柄や努力ではありません。「言葉の選び方」と「タイミング」と「相手の世界に合わせる視点」を体系的に学んでいないだけです。本記事は、認知症介護研究・研修センターの実践事例集、Tom Kitwoodのパーソンセンタードケア、Naomi Feilのバリデーション療法、ジネスト&マレスコッティのユマニチュードという4つの理論的支柱を踏まえながら、現場で実際にそのまま使える声かけを場面別に80フレーズ収録しました。

各フレーズは「NG表現」と「OK表現」を1対1で並べる構成にしています。なぜそのフレーズが効くのか、どの認知症の特性に対応しているのかという根拠も添えました。新人介護職が研修で配布されたメモのように、シフトの合間にめくって使えるよう設計しています。

認知症の方への声かけ|押さえるべき5つの基本原則

80のフレーズに入る前に、すべての場面に共通する5つの原則を押さえておきましょう。これは厚生労働省「認知症の方への意思決定支援ガイドライン」と認知症介護研究・研修センター『続・はじめての認知症介護』に共通する考え方です。

原則1:否定しない・正論で返さない

「家に帰りたい」「お父さんが迎えに来る」といった訴えに対し、「ここがあなたの家です」「お父さんはもう亡くなっていますよ」と現実を突きつけるのはNGです。本人にとっては主観的に「今そう感じている」現実であり、否定された瞬間に介護者は「自分を理解してくれない人」へと変わります。まずは「そうなんですね」と受け止めることが信頼関係の出発点です。

原則2:選択肢で誘う(クローズドクエスチョン)

「お風呂どうしますか?」と開いた質問をすると「いらない」で終わってしまいます。「お風呂は今入りますか?それとも夕食前にしますか?」のように入ることを前提にした2択で問いかけると、本人は自分で選んだ感覚を持ちながら行動に移れます。介護のみらいラボの「行くことを前提に声かけをする」コツも同じ考え方です。

原則3:用件の前に気遣いの一言を入れる

「トイレ行きましょう」と用件だけ伝えると、認知症の方は唐突感から拒否しやすくなります。「〇〇さん、よく眠れましたか? 顔色がいいですね。それでお手洗いにご一緒しませんか」のように、気遣い→用件の順で組み立てるとスムーズです。

原則4:動き出しのタイミングで声をかける

椅子に深く座っている時に声をかけても、認知機能の低下した方は動作の切り替えが難しくなります。立ち上がろうとした瞬間、食堂から戻る道すがら、トイレから出てきた直後など、本人がすでに動いているタイミングに重ねて声をかけると、自然に次の行動につながります。

原則5:非言語コミュニケーションを最優先する

認知症が進行すると、言葉の意味よりも声のトーン・表情・視線・触れる手の温度を敏感に受け取るようになります。怒った声で優しい言葉を言っても伝わるのは「怒り」だけです。ユマニチュードの「見つめる・話しかける・触れる・立位を保つ」の4本柱はこの原理を体系化したものです。

【拒否系30例】入浴・食事・服薬・排泄・着替え・受診を嫌がる時

介護現場で最も頻度が高いのが「拒否」です。入浴・食事・服薬・排泄・着替え・受診の6場面を、各5例ずつの計30フレーズで整理します。それぞれ「NG例(多くの介護職がつい言ってしまう表現)」と「OK例(言い換えフレーズ)」を対比し、なぜそれが効くのかを添えました。

入浴拒否(5例)

入浴は脱衣の羞恥心、湯温・水音への恐怖、過去の溺水体験などが拒否の引き金になります。「お風呂」というキーワードを避けることが現場では定番テクニックです(介護のみらいラボ「コツ⑤」)。

  1. NG「お風呂入りますよ」→OK「足だけお湯につけてみませんか。気持ちいいですよ」。全身入浴のハードルを下げ、足浴から段階的に誘うアプローチです。
  2. NG「みんな入ってますよ」→OK「今は誰もいないので、ゆっくり一番風呂に入れますよ」。集団入浴を強調すると人前で脱ぐ羞恥心が刺激されます。一人でゆっくりという安心感を提示します。
  3. NG「臭いますよ」→OK「ご家族が着替えを持ってきてくれたので、見にきてもらえますか」。臭いを指摘するのは自尊心を傷つけます。脱衣所への誘導には別の動機を用意します。
  4. NG「3日も入ってないでしょ」→OK「今日は柚子の入浴剤がありますよ。香り、好きでしたよね」。期間を責めず、本人の好みに合わせた誘い文句に切り替えます。
  5. NG「拒否しないで」→OK「今日はあまり乗り気じゃない感じですか。よかったら理由を教えてもらえますか」。介護のみらいラボ「コツ⑨」の「気持ちを肯定する」原則です。理由が分かれば対応が変わります。

食事拒否(5例)

食事拒否の背景には、口腔内の痛み・義歯不適合・薬剤性食欲低下・うつ・嚥下機能低下など医学的要因が隠れていることも多く、声かけだけで解決しないケースもあります。まず「食べない理由を本人の言葉で聞く」ことが先です。

  1. NG「食べないと体に悪いですよ」→OK「今日は食欲ないですか。少しだけ味見してみませんか」。健康論で説得するのは認知症の方には届きにくく、量を減らした提案の方が効果的です。
  2. NG「全部食べてください」→OK「どのくらいなら食べられそうですか。その分だけお皿に取りますね」。完食プレッシャーを外し、本人に量を決めてもらいます。
  3. NG「もう食べたでしょ」→OK「お腹の調子はどうですか。少しだけご一緒しませんか」。食べたことを忘れて「食べていない」と訴える場合、否定せず体調を気遣ってから誘います。
  4. NG「早く食べて」→OK「ゆっくりで大丈夫ですよ。冷めないうちに召し上がってください」。急かすと誤嚥リスクも上がります。ペースの保証は安心感につながります。
  5. NG「これ嫌いだったの?」→OK「他に食べたいものがあれば教えてください。一緒に考えます」。嗜好の変化は認知症進行や薬の影響でも起こります。代替案を一緒に探す姿勢を見せます。

服薬拒否(5例)

服薬拒否は誤薬と並んで介護現場のリスク要素です。「毒を飲ませようとしている」という被害妄想が背景にある場合、力で飲ませると信頼関係が完全に崩れます。

  1. NG「飲んで」→OK「先生からのお薬です。〇〇さんの体を守ってくれるものですよ」。誰が出した薬かを示すと、医師への信頼に変換できます。
  2. NG「飲まないと悪くなりますよ」→OK「飲みづらいですか。ゼリーに混ぜる方法もあるので、相談してみますね」。脅しではなく剤形変更や服薬補助ゼリーの提案に切り替えます。
  3. NG「もう何回も言ってますよね」→OK「お薬、苦手ですよね。今回だけ私と一緒にいかがですか」。何度目かを責めず、共感→提案に変えます。
  4. NG「変なものじゃないですよ」→OK「私も同じ薬を飲んでみましょうか(※水で再現)」。被害妄想がある時は介護者が先に飲む真似をすると安心される場合があります。
  5. NG「いいから口開けて」→OK「お水と一緒に、飲み込みやすい方を選びますね」。命令口調はスピーチロックです。本人のペースに合わせます。

排泄介助の拒否(5例)

排泄は最もプライベートな行為であり、羞恥心と尊厳の問題が直結します。介護職員の異性に対する羞恥は特に強く、声かけ一つで信頼関係が決まります。

  1. NG「オムツ替えますよ」→OK「お洋服が少し濡れてしまいましたね。着替えると気持ちいいですよ」。「オムツ」という単語を避け、「着替え」と表現を変えるだけで抵抗感が下がります。
  2. NG「漏らしちゃったの?」→OK「びっくりされましたよね。一緒に整えていきましょう」。失禁を咎めると自尊心が深く傷つき、次回からトイレを我慢して尿閉につながります。
  3. NG「トイレ行きましょう」→OK「今行きますか、もう少し後にしますか」。行くことを前提にした2択提示です(介護のみらいラボ「コツ⑦」)。
  4. NG「はい、出して」→OK「ご自分でできるところはやってみますか。届きにくいところはお手伝いします」。残存能力を尊重する姿勢を見せます。
  5. NG「臭いますよ」→OK「先生が出してくれたお薬を塗りたいので、トイレにご一緒しませんか」。介護のみらいラボの実践例で、別の理由でトイレに誘導するテクニックです。

着替え拒否(5例)

着替え拒否は、衣類の着脱動作自体の困難さ、服の好み、着衣失行(前後・裏表が分からなくなる症状)が原因です。

  1. NG「これ着てください」→OK「今日は青と茶色、どちらの服にしますか」。選択肢の提示で本人の意思決定を尊重します。
  2. NG「もう汗かいてるじゃない」→OK「お洗濯したばかりの気持ちいい服がありますよ」。状態を指摘せず、新しい服のメリットを伝えます。
  3. NG「動かないで」→OK「右手を通しますね、ゆっくりで大丈夫ですよ」。動作のたびに次の手順を予告すると、認知症の方は安心して身を任せやすくなります。
  4. NG「裏返しですよ」→OK「あ、こっちが前ですね。一緒に直しましょうか」。間違いを指摘するのではなく、自分も一緒にやり直す姿勢を見せます。
  5. NG「自分でやってください」→OK「ボタンの一番上だけお手伝いしますね」。「自分で」と突き放すと不安になる方には、できる部分を残しつつ最小限の介助を申し出ます。

受診・通所拒否(5例)

「病院」「デイサービス」という単語に強い抵抗を示す方は少なくありません。通所拒否は家族介護者の最大の悩みの一つです。

  1. NG「病院行きますよ」→OK「先生に〇〇さんの調子を見てもらいに行きましょう」。「病院」ではなく「先生に会いに行く」と表現を変えます。
  2. NG「デイサービスです」→OK「お友達が待ってますよ」「歌のお時間がありますよ」。本人が楽しめる活動を予告します。
  3. NG「行かないとダメ」→OK「今日は半日だけ行ってみませんか。お昼食べたら帰ってきます」。短時間限定の提案で心理的負担を減らします。
  4. NG「車来てますよ」→OK「お迎えの〇〇さんが、〇〇さんに会いたいって来てますよ」。送迎車ではなく「迎えに来た人」という人格化で誘います。
  5. NG「うざい」「面倒」(態度に出る)→OK「私も一緒に行くので、玄関までだけ歩きませんか」。同行の姿勢が安心材料になります。

30例を通じて見えてくる共通法則は、「単語を変える・選択肢を出す・気持ちを認める・能力を認める」の4点です。これは認知症介護研究・研修センターが提唱する「快刺激・コミュニケーション・ほめる・役割・失敗を防ぐ支援」の5原則とも一致します。

【帰宅願望系20例】「家に帰りたい」「子どもが待っている」への対応

帰宅願望は認知症のBPSDの中でも特に対応が難しい症状です。「家に帰りたい」と訴える背景は人によって全く異なり、生まれ育った家・子育て期の家・職場のような社会的役割を求めているケースまで様々です。20のフレーズを5つの場面(入所初日/夕暮れ症候群/長期入所中/ショートステイ/家族の前)で整理します。

入所初日・環境変化期(5例)

新しい場所への適応期は、見当識障害も相まって帰宅願望が最も強く現れます。「ここはAさんの居場所」と分かってもらうことが最優先です(きらケアの実践事例)。

  1. NG「ここがあなたのお部屋ですよ」→OK「お疲れですよね。今日はここに泊まってみませんか」。永住ではなく「今夜だけ」という時間軸で提案すると受け入れやすくなります。
  2. NG「もう自宅には戻りませんよ」→OK「お家のこと気になりますよね。少しお話を聞かせてもらえますか」。否定ではなく傾聴の姿勢に切り替えます。
  3. NG「ご家族が決めたことです」→OK「〇〇さんに無理させたくないので、ゆっくり過ごせるよう配慮しますね」。家族の決定を持ち出すのは「捨てられた感」を増幅させます。
  4. NG「慣れますから」→OK「居心地悪いところがあれば教えてください。一緒に整えていきましょう」。一方的な保証ではなく、改善する姿勢を示します。
  5. NG「もう遅いから明日にしましょう」→OK「夜道は危ないので、今夜は私が一緒にいますね」。「遅い」より「危ない」の方が納得感があります。

夕暮れ症候群(5例)

夕方になると不安が強まり徘徊・興奮が出る夕暮れ症候群(Sundowning)は、見当識障害のある認知症の方によく見られます。「家に帰って夕飯を作る」「子どもを迎えに行く」が典型パターンです。

  1. NG「もう退職してますよ」→OK「お仕事、頑張ってこられたんですね。どんなお仕事だったんですか」。現実訂正ではなく、過去の役割を肯定する会話に切り替えます。
  2. NG「お子さんは大人になりましたよ」→OK「お子さん思いなんですね。今日の夕飯、何を作るつもりだったんですか」。母としての役割意識を認め、話題を広げます。
  3. NG「家に帰れません」→OK「遅くなりそうなので、ご飯食べていきませんか」。きらケア記事の実例で、施設での夕食を「外出先での食事」として再フレーミングします。
  4. NG「待っててください」→OK「今日の夕飯、何にしましょうか。一緒に考えませんか」。日常の話題にシフトすることで意識の方向を変えます。
  5. NG「歩き回らないで」→OK「体動かしたいんですね。一緒にお散歩しましょうか」。徘徊の制止ではなく、共に歩く同伴者になることで安全と安心を両立させます。

長期入所中の帰宅願望(4例)

入所して数ヶ月~数年経った方の「家に帰る」訴えは、夕暮れ症候群とは異なり、施設環境への不満や役割喪失感が背景にあることが多いです。

  1. NG「お家はもうないですよ」→OK「お家のこと、懐かしく思い出されるんですね。どんなお家でしたか」。喪失を突きつけるのではなく、思い出話に変換します。
  2. NG「みんないますよ」→OK「〇〇さんがいてくれて助かります。書道、教えていただけませんか」。役割の付与は認知症介護研究・研修センターが推奨する対応で、自尊感情を回復させます。
  3. NG「ここで暮らしてください」→OK「ここを少しでも居心地良くしたいので、好きなお花とか教えてください」。施設を本人仕様に変える姿勢を見せます。
  4. NG「分かってくださいよ」→OK「説明が足りませんでしたね。今ここにいる理由をもう一度お話しさせてください」。説明不足を介護者側が引き受けることで、本人を責める構図を回避します。

ショートステイ・通所での帰宅願望(3例)

ショートステイは長期入所と違い、「いずれ帰る」が事実なので嘘にならない安心材料があります。

  1. NG「あと3日は帰れません」→OK「明日のお迎え、ご家族から連絡来るので、それまで一緒に過ごしましょう」。「帰れない期間」より「次の連絡」を時間軸の起点にします。
  2. NG「ご家族が休みたいから来てるんですよ」→OK「ご家族も〇〇さんのこと心配されてますよ。元気な様子、伝えますね」。家族の都合に言及するのではなく、家族との繋がりを保証します。
  3. NG「もう少し我慢して」→OK「今日のおやつは〇〇さんの好きな団子ですよ。食べてからゆっくり考えませんか」。意識を直近の楽しみに向けます。

家族の前での帰宅願望(3例)

面会時に家族の前で「連れて帰って」と泣かれるのは、家族介護者の罪悪感を最も刺激する場面です。家族向けの声かけ例も紹介します。

  1. NG(家族)「またそんなこと言って」→OK「お父さん、寂しいよね。今度のお休みに〇〇に行こう」。気持ちを認めた上で、未来の楽しみを具体的に約束します。
  2. NG(職員)「ご家族も大変なんですよ」→OK「〇〇さんがご家族を大切に思っていることが伝わってきますね」。家族と本人の間に立つ職員は、双方の感情を翻訳する役割を担います。
  3. NG「次の面会楽しみに」→OK「今日来てもらったこと、〇〇さんはちゃんと覚えてますよ。心の中に残ります」。記憶障害があっても「会えた喜び」の感情記憶は残るという事実は、家族の心を支える重要な情報です。

帰宅願望対応の核心は、認知症介護研究・研修センターが指摘する通り「『帰宅願望』はご利用者のメッセージ。困った方ではなく、居心地の良い場所をつくるという施設側の課題」という発想転換にあります。声かけは、その発想転換を具体的な言葉に翻訳する作業です。

【不穏系15例】イライラ・暴言・徘徊・物盗られ妄想への切り返し

不穏は「落ち着かない」「イライラ」「興奮」など、明確な原因が分からないまま情緒が不安定になる状態を指します(用語集「不穏とは」)。声かけ次第で鎮静もすれば、火に油を注ぐ結果にもなります。15例を5場面に整理しました。

イライラ・暴言(3例)

  1. NG「落ち着いてください」→OK「何か嫌なことがありましたか。教えていただけたら助けになります」。「落ち着け」と言われて落ち着く人はいません。原因を探る姿勢に切り替えます。
  2. NG「そんな言い方しないで」→OK「お辛いんですね。少し場所を変えて話しませんか」。怒りの表現を否定せず、感情の背景を受け止めます。
  3. NG「我慢してください」→OK「腹が立つお気持ち、伝わってきます。一度深呼吸しませんか」。バリデーション療法の「感情の認証」を実践した形です。

テーブルや壁を叩く・大声を出す(3例)

BPSD事例集にも掲載される対応困難場面です。叩く・大声は何かを訴えるサインで、止めようとするとエスカレートします。

  1. NG「やめてください」→OK「何か伝えたいことがあるんですね。聞かせてください」。行動の制止より意図の確認です。
  2. NG「迷惑ですよ」→OK「私が今、〇〇さんのところに来ました。ご一緒に居ますね」。ユマニチュードの「見つめる・話しかける」を実践します。
  3. NG「他の方の迷惑です」→OK「静かなお部屋に行きませんか。少し落ち着くと思いますよ」。集団からの非難ではなく、環境調整を提案します。

徘徊・落ち着きなく動く(3例)

徘徊は本人にとって目的のある行動です。止めるのではなく、共に歩いて目的を理解する姿勢が重要です。

  1. NG「座ってください」→OK「歩きたいんですね。私もお供します」。同伴の姿勢が安心感につながります。
  2. NG「危ないから」→OK「足元に気をつけて、一緒に歩きましょうか」。危険性を強調するより、安全を一緒に確保する言い方にします。
  3. NG「どこ行くんですか」→OK「向かいたい場所があるんですね。お話しながらご一緒しても良いですか」。詰問ではなく対話のきっかけにします。

物盗られ妄想(3例)

物盗られ妄想は認知症のBPSDで頻出し、最も身近にいる介護者(家族)が疑われやすい症状です(用語集「物盗られ妄想とは」)。

  1. NG「盗ってませんよ」→OK「大事なものがなくなって不安ですよね。一緒に探しましょう」。否定ではなく共に探す姿勢で信頼を取り戻します。
  2. NG「忘れただけでしょ」→OK「いつもの場所と違うところに置いた可能性もありますね。一緒に確認しましょう」。記憶障害を指摘せず、状況の可能性を提示します。
  3. NG「私を疑うんですか」→OK「ご心配ですよね。見つかるまで一緒に探しますね」。介護者の感情を一旦置いて、本人の不安に焦点を戻します。

夜間の不穏・せん妄(3例)

せん妄は不穏とは異なる急性の意識障害ですが、現場では混在します(用語集「せん妄とは」)。夜間は特に出やすく、声かけと環境調整の両輪が必要です。

  1. NG「もう寝てください」→OK「眠れないんですね。少し電気つけて、お話しませんか」。暗闇への不安が強い場合、明るさを足すだけで落ち着くこともあります。
  2. NG「夜は静かに」→OK「お水どうぞ。喉、渇いてませんか」。脱水は不穏の誘因です。水分補給で身体的不快を緩和します。
  3. NG「何やってるんですか」→OK「お目覚めですか。今は夜中の3時ですよ。一緒にお茶でも飲みませんか」。時間の認識を穏やかに伝え、行動の選択肢を提示します。

不穏対応の鉄則は「不穏は症状ではなくメッセージ」と捉えることです。痛み・不快・不安・退屈・孤独のいずれかが背景にあり、声かけはそれを言語化する手助けの役割を担います。原因を特定せずに鎮静薬で対応するのは、介護現場では最後の選択肢です。

【回想系15例】昔話・繰り返し質問・思い出話を活かす声かけ

回想(reminiscence)は認知症ケアにおいて最も活用しやすいコミュニケーション手段です。長期記憶は短期記憶よりも保たれやすく、若い頃の話・故郷の話・仕事の話には鮮明に応えてくれる方が多いからです。回想法(バトラー博士提唱)の理論を踏まえつつ、現場で使える15フレーズを紹介します。

同じ質問の繰り返しへの応答(5例)

「今日は何曜日?」「ご飯まだ?」と何度も同じ質問が繰り返されるのは、短期記憶の障害が原因です。「さっき言いましたよ」は最も避けるべき返答です。

  1. NG「何回も言ってますよ」→OK「今日は火曜日ですね。火曜日って何か思い出ありますか」。同じ事実を伝えつつ、関連する話題に転換します。
  2. NG「さっき食べましたよ」→OK「お腹空きましたね。お茶とお菓子でつなぎましょうか」。否定せず、軽食を提案して時間を埋めます。
  3. NG「カレンダー見てください」→OK「今日は〇月〇日。〇〇さんの誕生月でしたよね」。日付を伝えながら本人の情報と結びつけます。
  4. NG「忘れたんですか」→OK「もう一度お伝えしますね。今ちょうど〇時です」。介護者側が「もう一度」と言うことで、忘却を本人の問題にしません。
  5. NG「いい加減覚えて」→OK「気になることがあるんですね。何か心配ですか」。繰り返し質問の背景にある不安に着目します。

昔話・思い出話を引き出す(5例)

会話のきっかけが見つからない時こそ、回想法の出番です。職業・故郷・家族・趣味・流行歌の5テーマは万能の入口です。

  1. 「お仕事は何をされていたんですか」——職業アイデンティティへの問いは自尊感情を刺激します。「先生だったんですよ」と語り出すことが多いテーマです。
  2. 「ご出身はどちらですか」——故郷の話題は方言を引き出すきっかけになり、長く話してもらえます。
  3. 「ご結婚されたのはおいくつの頃ですか」——配偶者・子育て期の記憶は鮮明に保たれていることが多く、表情が柔らかくなる方が多いテーマです。
  4. 「子どもの頃、好きだった遊びは何ですか」——時代背景(戦中・戦後)に関わるエピソードを語ってくれることもあります。
  5. 「お好きな歌はありますか。一緒に歌いませんか」——音楽は認知症が進行しても保たれやすい記憶領域です。歌詞が出てくる驚きを共有しましょう。

感情の揺らぎへの寄り添い(5例)

過去の話をしているうちに涙ぐむ・怒りだすなど感情が動く場面があります。バリデーション療法は「感情の表出を歓迎する」立場を取ります。

  1. NG「もう大丈夫ですよ」→OK「涙が出るほど、大切な思い出なんですね。そばにいますね」。感情を切り上げさせず、共に居る姿勢を示します。
  2. NG「忘れましょう」→OK「忘れられない出来事だったんですね。ゆっくり聞かせてください」。記憶の喪失を恐れる方に対して、覚えていることへの敬意を示します。
  3. NG「悲しい話はやめましょう」→OK「悲しいお気持ち、教えてくださってありがとうございます」。感情の表出に対する感謝の表現です。
  4. NG「気を強く持って」→OK「お一人で抱えてこられたんですね。お辛かったですね」。励ましではなく労いを優先します。
  5. NG「それは昔のことです」→OK「今でもありありと覚えていらっしゃるんですね。それだけ大切な方だったんですね」。バリデーション療法の「現実を本人の主観のままに受け取る」原則です。

回想は単なる懐古ではなく、「自分という存在の連続性」を確認する作業です。認知症によって今の自分が分からなくなる時、過去の自分のエピソードを語ることで「私はこういう人間だった」というアイデンティティが強化されます。Tom Kitwoodがパーソンセンタードケアの中で「人格の絶対的価値」と呼んだものを、声かけで支える仕事です。

理論的根拠|バリデーション・PCC・ユマニチュードの3技法

80のフレーズを支えているのは、世界中で実証されてきた3つのコミュニケーション技法です。それぞれの理論的背景を理解しておくと、新しい場面で「この声かけのどこを修正すべきか」を自分で判断できるようになります。

バリデーション療法(Naomi Feil, 1980年代)

アメリカのソーシャルワーカー、Naomi Feilが認知症高齢者向けに体系化したコミュニケーション技法です。「本人が表現する感情の真実性を受け止めること」を中心に置き、現実訂正を行いません。「センタリング」「言い換え(rephrase)」「アイコンタクト」「曖昧な代名詞の使用」など14のテクニックを持ち、混乱期・日時不明確期・反復動作期・植物状態期の4段階で使い分けます。本記事の声かけ例の多くは、バリデーションの「感情の認証」原則に立脚しています。

パーソンセンタードケア(Tom Kitwood, 1997年)

イギリスの心理学者Tom Kitwoodが提唱した、認知症ケアの哲学的フレームワークです。「認知症の人を症状ではなく、感情・関係性・歴史を持つ一人の人格として扱う」という原則に基づき、5つの心理的ニーズ(くつろぎ・愛着・共にあること・たずさわること・自分らしさ)を満たすケアを目指します。「うざい」「面倒」と感じる介護者の感情そのものが、本人の人格を見失っている兆候であり、職員間で気持ちを共有することがケアの質を保つ条件になります。

ユマニチュード(Yves Gineste & Rosette Marescotti, 1979年〜)

フランスの体育学専門家2人が35年以上かけて開発した「ケアする者とケアされる者の関係性の哲学と技法」です。「見つめる・話しかける・触れる・立位を保つ」の4つの柱を同時に組み合わせる「マルチモーダルケア」が核心で、声かけだけでなく非言語コミュニケーションを統合する点に特徴があります。日本では国立病院機構東京医療センターを中心に導入が進み、暴言・暴力の減少、抑制ゼロの達成など臨床的効果が報告されています。

3つの技法は競合関係ではなく相互補完的です。バリデーションが「感情に応答する言葉」、パーソンセンタードケアが「関わりの哲学」、ユマニチュードが「身体的な関わり方の技術」を提供します。声かけ80例は、この3層を意識して言葉に落とし込んだ実践集と捉えてください。

使ってはいけないNG表現と言い換え一覧

最後に、認知症ケアで使ってはいけないNG表現を一覧化します。これらは「スピーチロック」と呼ばれ、身体拘束には該当しないものの、本人の行動や尊厳を制限する不適切ケアとして厚生労働省の介護現場における身体的拘束等の適正化のための指針でも問題視されています。

スピーチロック(言葉による拘束)の典型例

NG表現言い換え(OK表現)
「動かないで」「足元危ないので、私が来るまで座って待っていただけますか」
「待ってて」「あと5分でお茶をお持ちしますね」
「立たないで」「立ち上がる時はお声かけくださいね」
「ダメ」「こちらの方が安全ですよ」
「やめてください」「何か気になることがありますか」

子ども扱いするNG表現

「〇〇ちゃん」「ばあば」「えらいね、できたね」などの言葉は、たとえ親しみを込めたつもりでも、本人の人生の重みを軽視するメッセージとして伝わります。敬語と名字+さん付けを基本とすることが、人格を尊重する第一歩です(詳細は「介護の言葉遣いNG例と正しい敬語」参照)。

能力を否定するNG表現

NG表現言い換え(OK表現)
「できないでしょ」「ここまでやってみますか。難しければ手伝います」
「忘れたんですか」「もう一度お伝えしますね」
「分からないですよね」「ご存じでしたか。さすがですね」
「無理しないで」「ご自分のペースで大丈夫です」

感情を抑え込むNG表現

NG表現言い換え(OK表現)
「泣かないで」「お辛かったんですね。そばにいますね」
「怒らないで」「腹が立つお気持ち、伝わりました」
「我慢して」「お辛い時は教えてくださいね」
「気にしないで」「気になることがあるんですね。聞かせてください」

NG表現の根底にある共通点は、「介護者の都合で本人を黙らせる、動きを止める、感情を消す」という方向性です。一方OK表現は、本人の意思・感情・能力を引き出す方向に向かいます。これは技術というより、ケアの哲学そのものです。

よくある質問(FAQ)

Q. 80のフレーズを全部覚える必要がありますか?

覚える必要はありません。本記事は「現場で困った時にめくる辞書」として使っていただくことを想定しています。最初は「拒否系30例」だけを目に通し、よく使う5〜10例を自分の言葉に少しアレンジして使ってみてください。3ヶ月もすれば、書かれていない場面でも自然に応用できるようになります。

Q. 認知症の進行段階で声かけは変わりますか?

変わります。初期は現実認識が部分的に保たれているため過度な「世界観への合わせ込み」は本人を混乱させます。中期は本記事のフレーズが最も効きやすい段階です。重度では言葉より触れる・見つめるなど非言語の比重が増し、ユマニチュードの技法が中心になります。バリデーション療法の4段階分類(混乱期・日時不明確期・反復動作期・植物状態期)を参考にしてください。

Q. 嘘をついて誘導してもいいのでしょうか?

「夫が迎えに来ますよ」など事実と異なる誘導(俗に言う「優しい嘘」)は短期的には有効でも、後で「来なかった」と本人が気づいた時の信頼喪失リスクが大きいため、原則は推奨しません。代わりに「事実の中で本人が安心できる部分を選んで伝える」(例:「ご家族から連絡来るので、それまで一緒に過ごしましょう」)方法を使います。きらケアの記事も「いい加減な嘘は信頼を失う」と明記しています。

Q. 何度同じ声かけをしても効かない時は?

声かけの問題ではなく、痛み・空腹・寒暖・便秘・薬剤性副作用など身体的不快が背景にある可能性が高いです。バイタル測定・排泄チェック・最近の処方変更を確認してください。声かけ単独で解決しない不穏は、医療連携が必要なサインです。

Q. 自分の声かけが上手くいかない時、どう振り返ればいいですか?

「タイミング・単語・トーン・表情・姿勢」の5要素のどこに改善余地があったかを分けて振り返ると有効です。一人で抱え込まず、ユニット会議で他の職員の対応事例を共有することが、認知症介護研究・研修センターも推奨する学習方法です。

Q. 家族介護者にもこのフレーズは使えますか?

使えますが、家族の場合は感情の距離が近いため「冷静な切り返しが難しい」場面があります。フレーズを覚えるよりも、地域包括支援センターや認知症カフェで第三者と話す機会を持つことの方が、長期的には介護者自身を支えます。

参考文献・出典

関連記事・用語集

認知症ケアをさらに深めるために、関連記事と用語解説を一覧にまとめました。

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関連用語集

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まとめ|声かけは技術である前に、その人への敬意の表現

認知症の方への声かけは、テクニックである前に「その人を一人の人格として尊重しているか」を映す鏡です。本記事で紹介した80のフレーズも、根底にあるのはバリデーション療法の感情の認証、パーソンセンタードケアの人格の絶対的価値、ユマニチュードの「ケアする者とケアされる者の関係性」という3つの哲学でした。

初日から80例すべてを使いこなす必要はありません。明日のシフトで1つだけ、新しい言い換えを試してみる——その積み重ねが、利用者の表情を変え、職員自身の介護観を変え、職場の雰囲気を変えていきます。「私の声かけが悪いのか」と自責しがちな夜には、本記事を辞書のようにめくってみてください。あなたの言葉が誰かの今日を救う場面が、必ずあります。

もし「もっと深く認知症ケアを学びたい」「現場で寄り添ったケアができる職場に移りたい」と感じたら、認知症ケアの基礎ピラー記事働き方診断もあわせてご活用ください。

執筆者

介護のハタラクナカマ編集部

編集部

介護業界の転職・キャリア情報を発信。厚生労働省の公的データと現場の声をもとに、介護職で働く方・転職を検討する方に役立つ情報をお届けしています。

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