介護業界で使われる用語を解説(全1001語)
脱水症(だっすいしょう)とは、体液量が不足し全身機能に支障をきたした状態。高齢者は口渇感の低下・腎機能低下・利尿薬服用などで脱水リスクが高く、ぼんやり・脇の下の乾燥・皮膚ツルゴール低下などのサインを早期に捉えることが重要です。原因・分類・観察ポイント・経口補水液(OS-1)など現場対応を、厚労省・健康長寿ネット等の公的資料から整理しました。
清拭とは、入浴できない方の身体を温タオルなどで拭いて清潔を保つケア。全身清拭・部分清拭の手順、室温・プライバシー・部位別の注意点を介護現場の実務視点で解説します。
主治医意見書とは、要介護認定の際に主治医が作成する医学的所見の書類。介護保険法施行規則第38条に基づき市町村が依頼し、認定審査会の判定資料となる。記入項目・作成費用・依頼の流れを解説。
脳血管性認知症(VaD)とは、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などの脳血管障害によって脳細胞が損傷し、認知機能低下を引き起こす認知症で、三大認知症の一つです。できることとできないことの差が大きい「まだら認知症」と、脳卒中再発による「階段状進行」が特徴。原因・症状・診断・予防、介護現場での対応のポイントまで、用語の意味と仕組みをやさしく解説します。
おむつ交換とは、自力でトイレ排泄が難しい高齢者の紙おむつを清潔に取り替えるケア。テープ式とパンツ式の選択、尿取りパッドの当て方、体位変換のコツ、IAD(失禁関連皮膚炎)予防と感染対策まで実務目線で解説します。
拘縮(こうしゅく)とは、関節が長期に動かされないことで関節周囲の軟部組織が変化し、関節可動域が制限される状態。原因別5分類(皮膚性・筋性・神経性・関節性・結合組織性)、好発部位、ポジショニングと関節可動域訓練を中心とした予防の流れを、日本リハビリテーション医学会など公的資料を根拠に整理しました。
地域包括支援センターとは、高齢者の介護・医療・福祉の総合相談窓口。設置根拠(介護保険法第115条の46)、4つの機能、配置3職種(保健師・社会福祉士・主任ケアマネ)、利用方法と介護職の連携を解説。
レビー小体型認知症(DLB)とは、α-シヌクレインを主成分とするレビー小体が大脳皮質や脳幹に蓄積することで起こる神経変性疾患で、アルツハイマー型・脳血管性と並ぶ三大認知症の一つです。認知機能の変動・幻視・パーキンソニズム・レム睡眠行動障害が4つの中核症状で、自律神経症状や薬剤過敏性も特徴的。原因・症状・診断基準・介護現場での対応のポイントまで、用語の意味と仕組みをやさしく解説します。
アルツハイマー型認知症は認知症全体の約7割を占める最多病型。アミロイドβ・タウタンパクの蓄積で海馬から萎縮が進み、記憶障害が初期に出現する。レビー小体型・血管性・前頭側頭型との違い、進行ステージ、レカネマブ等の最新治療、介護現場の対応原則を解説。
在宅介護の定義、利用できる居宅サービス(訪問介護・訪問看護・通所・ショート・福祉用具)、施設介護との費用・QOL・家族負担の比較、地域包括ケアシステムとの関係、要介護度別の在宅率まで、厚労省統計を引きながら解説します。
介護うつとは家族介護のストレスでうつ病を発症した状態。同居介護者の60.8%が悩み・ストレスを抱えるなか、早期サインの見極め方とZBI(介護負担感尺度)、レスパイトケア・地域包括支援センターの活用法をまとめます。
ケアハウス(軽費老人ホーム)の定義をやさしく解説。A型・B型・C型/一般型・介護型の違い、月額3万〜20万円の費用相場、所得別自己負担、社会福祉法人など運営主体までまとめます。
認認介護とは、認知症の高齢者が認知症の高齢者を介護する状態。服薬管理事故・徘徊・栄養失調などのリスクが高く、地域包括支援センター・成年後見制度・施設入所の優先利用が支援の柱となります。
総合事業は2015年介護保険法改正で創設され、要支援1・2の予防訪問介護・予防通所介護を市町村事業に移行した制度。訪問型A〜D、通所型A〜C、一般介護予防事業の種類と、基本チェックリストによる事業対象者の判定までを解説します。
服薬管理は薬の選定・処方・服薬の一連を担う医行為だが、介護職には「服薬介助」が認められる。医師法17条と平成17年通知(医政発0726005号)の境界、5R原則、お薬カレンダー、誤薬事故防止、ポリファーマシー、服薬支援ロボットまでを介護現場目線で解説。
介護保険被保険者証は介護保険制度の利用に必須の書類です。第1号被保険者は65歳到達月に自動交付、第2号は要介護認定申請時に交付されます。記載事項・更新・紛失時の再発行手続きを解説。
介護事故の定義、3大事故(転倒・誤嚥・誤薬)、運営基準上の市町村への報告義務(5日以内)、令和3年改訂の統一様式、損害賠償の流れまでを一次ソースに沿ってやさしく解説します。
介護老人保健施設(老健)は、要介護1以上の高齢者が在宅復帰を目指してリハビリを受ける中間施設。入所期間3〜6ヶ月、医師常勤・PT/OT/ST配置の人員基準、特養との違い、月額9〜20万円の費用相場を厚労省資料に基づき解説。
歩行介助の定義から、自立・見守り・一部介助・全介助の段階区分、片麻痺・杖歩行・階段昇降の手順、介助者の立ち位置(患側後方)、転倒原因とサルコペニア・フレイル予防まで、介護現場と国家試験頻出ポイントを解説。
音楽療法とは何か。能動的・受動的の違い、認知症ケアにおける効果(抑うつ・行動症状改善)、Cochraneレビューや日本音楽療法学会認定資格、回想法・バリデーション療法との組合せまで、介護現場で使える形で整理します。
介護医療院は2018年創設の介護保険施設で、長期療養と生活施設の機能を兼ね備えます。I型・II型の違い、人員基準、廃止された介護療養型医療施設からの転換背景まで解説。
介護保険負担割合証は、要介護・要支援認定者の自己負担割合(1割・2割・3割)を毎年8月1日から1年間有効で証明する書面。施行令第22条の2に基づく所得判定の仕組みと発行時期、被保険者証との違いを解説します。
嚥下食(えんげしょく)は、嚥下機能が低下した方が安全に食べられるよう、形態や物性を調整した食事です。日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食分類2021に基づき、コード0j・0t・1j・2-1・2-2・3・4の7区分の特徴、とろみ3段階、誤嚥予防のポイントまで、看護師・介護職向けに公的資料をもとに整理します。
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の定義、2011年高齢者住まい法改正で創設された登録制度の基準、一般型と介護型の違い、費用相場、有料老人ホームとの違いまで一次資料に基づき解説。
せん妄は急性発症する一過性の意識障害で、過活動型・低活動型・混合型の3類型がある。脱水・感染・薬剤などの誘因と認知症との違い、介護現場での観察ポイントと転倒予防までを実務目線で整理。
更衣介助の基本と脱健着患の原則、片麻痺・寝たきりの方への手順、声かけ・プライバシー保護・温度配慮など、訪問介護や施設で実践したいポイントをやさしく解説。
配食サービスとは高齢者宅へ栄養管理された食事を届けるサービス。介護保険外の全額自己負担が原則だが、自治体の総合事業として安否確認を兼ねた補助制度もある。費用相場・形態別の違いをやさしく解説。
介護タクシーの定義、介護保険適用「通院等乗降介助」の条件、福祉タクシーとの違い、利用までの流れを公的資料に基づき整理しました。要介護1〜5でケアプラン記載が必須など押さえるべき要件を一覧で確認できます。
整容とは、洗顔・整髪・髭剃り・爪切り・化粧・耳掃除など身だしなみを整える介助の総称。訪問介護では身体介護に区分され、ADL評価項目でもあります。項目・手順・尊厳保持の観点を厚労省資料に基づき解説。
養護老人ホームは老人福祉法第20条の4に基づく措置施設。経済的・環境的理由で在宅生活が困難な65歳以上の自立高齢者を、市町村長の措置で入所させる仕組みと費用負担を解説します。