介護用語集
介護業界で使われる用語を解説(全851語)
摘便とは|医行為に該当する便の指かき出しと介護職ができないケアの線引き
摘便(てきべん)は直腸内の硬便を指で掻き出す医行為。介護職は実施できず看護職が担う。適応・禁忌・手順・出血リスク・厚労省通知による役割分担まで一次資料で解説。
シャワーチェアとは|介護用入浴いすの種類・選び方と特定福祉用具販売の対象
シャワーチェア(介護用入浴いす)は座面の高い入浴補助用具で、特定福祉用具販売の対象。年間10万円まで1〜3割負担で購入できます。種類・選び方・購入手続きを介護保険制度の文脈で整理しました。
食事拒否とは|認知症の方が食べてくれない時の原因別アプローチ
食事拒否とは、認知症や心身の不調により食事を受け付けない状態。失認・失行・嚥下障害・抑うつなど原因別の対応と環境調整を解説します。
介護放棄(ネグレクト)とは|高齢者虐待5類型の一つ・通報義務と対応の流れ
介護放棄(ネグレクト)は高齢者虐待防止法が定める5類型の一つで、必要な介護・世話を放棄して心身を悪化させる行為。具体例、養護者・施設職員別の通報義務、市町村の対応フローを解説。
介護ICTとは|介護現場のデジタル化で広がる業務効率化と職員負担軽減
介護ICTは、介護記録・情報共有・請求業務をデジタル化し職員負担を軽減する仕組み。厚労省は「介護テクノロジー導入支援事業」(2025年度〜)で補助率最大3/4を提供。導入効果と仕組みをやさしく解説します。
リビングウィルとは|延命治療を望むかを生前に意思表示する書面と書き方
リビングウィルとは、回復見込みのない終末期に延命治療を望むかどうかを元気なうちに書面で意思表示する事前指示書。日本尊厳死協会の書式・ACP(人生会議)との関係・書き方・法的効力を整理し、介護現場での扱いを解説します。
服薬介助とは|介護職ができる行為の範囲と誤薬防止の手順
服薬介助とは、本人が自分で薬を飲むのを支援する介助行為。介護職に認められる範囲と医療行為の境界、誤薬防止の6Rの手順、訪問介護・施設での実践ポイントを解説します。
ポータブルトイレとは|種類・選び方・介護保険での購入方法と置き場所
ポータブルトイレ(腰掛便座)の種類(プラスチック型・木製家具調・水洗式)と選び方、介護保険の特定福祉用具販売(年10万円)の仕組み、消臭・処理のコツを一次資料ベースで解説。
声かけとは|認知症の方への適切な声のかけ方と注意点
声かけは、介護現場で利用者の安心と尊厳を支える基本コミュニケーション。認知症の方には正面・低めのトーン・短文・1動作1指示が原則です。OK例・NG例とユマニチュード等の理論的背景まで解説します。
主介護者とは|誰が中心となって介護を担うのか・続柄別の構成と8050問題
主介護者は要介護者の介護を主体的に担う家族の中心人物。国民生活基礎調査の続柄・性別・年齢構成、老老介護・8050問題、ケアマネジメントでのアセスメントの考え方を解説。
グリーフケアとは|大切な人を亡くした家族へのサポートと介護現場の関わり
グリーフケアとは、身近な人と死別し悲嘆に暮れる遺族を支援する取り組み。介護施設・訪問看護・ホスピスでの実践方法、ケアする職員自身のセルフケア、看取り介護加算との関係、相談窓口・資格を解説します。
不穏とは|認知症の方が落ち着かない状態の原因と現場の対応
不穏(ふおん)とは、不安や興奮で落ち着かない状態のこと。認知症や身体的不調・薬剤・せん妄が背景にあります。介護現場では原因を見立てて記録し、刺激を減らす対応が基本です。
手すりとは|玄関・廊下・トイレ・浴室の取り付け基準と介護保険住宅改修
手すりの種類(I型・L型・横型)と設置場所別の高さ基準、介護保険の住宅改修(20万円支給)と福祉用具貸与(据置型)の違いを一次資料ベースで解説します。
受容とは|利用者をありのまま受け入れる介護の基本原則
受容は、利用者のあるがままを評価・判断せずに受け入れる対人援助の基本原則。バイスティックの7原則の一つでありロジャーズの来談者中心療法でも中核に位置づけられ、認知症ケアでも信頼関係の土台となります。
ACP(人生会議)とは|人生の最終段階の医療・ケアを話し合うプロセス
ACP(アドバンス・ケア・プランニング、人生会議)とは、もしものときに望む医療・ケアを前もって考え家族や医療チームと繰り返し話し合うプロセス。厚労省ガイドラインの位置づけ・進め方・看取り現場での実践を解説します。
帰宅願望とは|認知症の方の「家に帰りたい」への声かけと対応のコツ
帰宅願望とは、認知症の方が「家に帰りたい」と訴える、または出ようとする状態のこと。BPSDの代表症状で、見当識障害・夕暮れ症候群・環境変化が背景にあり、傾聴と環境調整が現場の鍵です。
介護負担感とは|Zarit介護負担尺度(J-ZBI_8)の使い方と家族介護者への支援策
介護負担感は、家族介護者が情緒的・身体的・社会的・経済的に受ける負担の主観的程度。Zarit介護負担尺度(J-ZBI_8)の8項目とカットオフ、レスパイトケアや負担軽減サービスを解説。
歩行器とは|固定型・交互型・四輪型の違いと屋内外での使い分け
歩行器の種類(固定型・交互型・四輪型・抑速ブレーキ付き)の違い、シルバーカーとの違い、介護保険レンタルの仕組み・自己負担を一次資料ベースで解説します。
傾聴とは|利用者の気持ちに寄り添う介護コミュニケーションの基本姿勢
傾聴は心理学者カール・ロジャーズが提唱した「共感的理解・無条件の肯定的関心・自己一致」を3原則とする聴く技法。介護現場で利用者との信頼関係を築く土台となる基本姿勢を解説します。
介護拒否とは|入浴・食事・服薬を拒む高齢者への対応とアプローチ
介護拒否とは、入浴・食事・服薬・更衣などの介助を本人が拒む状態のこと。認知症の中核症状やBPSDが背景にあり、無理強いせず原因を読み解くアプローチが現場で求められます。
介護離婚とは|介護を巡って起こる夫婦の危機と回避するための支援策
介護離婚とは、配偶者や義両親の介護をきっかけに夫婦関係が破綻して離婚に至ること。原因・現状データ・回避策・介護離職との関係を整理し、家族支援の制度と相談窓口を解説します。
介護リフトとは|床走行式・固定式・天井走行式の種類と移乗介助での使い方
介護リフトは要介護者を持ち上げて移乗を補助する福祉用具。床走行式・天井走行式・据置式・ベッド固定式の4種類と吊り具(スリングシート)、介護保険レンタルの条件、現場での腰痛予防効果を解説。
杖とは|T字杖・四点杖・ロフストランドの種類と選び方・介護保険適用
杖の種類(T字杖・多点杖・ロフストランドクラッチ・松葉杖)と選び方、長さの目安、介護保険レンタルの可否を一次資料ベースで整理しました。
老人性難聴とは|聞こえにくさの特徴と補聴器・コミュニケーションの工夫
老人性難聴は加齢で内耳と聴覚中枢が障害される疾患。65歳以上の約半数、75歳以上の7割が罹患し、認知症発症の最大の修正可能危険因子。高音域から始まる聞こえにくさと補聴器・介護現場でのコミュニケーション支援を解説。
障害年金とは|認知症・脳梗塞後遺症で受給できる年金の対象・申請手順
障害年金は病気・けがで生活や仕事が制限される人を支える公的年金。脳梗塞や若年性認知症等で障害基礎年金1〜2級・障害厚生年金1〜3級が受給可能です。
ホームヘルパーとは|訪問介護員の仕事内容・必要な資格と給料相場
ホームヘルパーとは介護保険法上の正式名称「訪問介護員」の通称で、利用者の自宅を訪問して身体介護・生活援助・通院介助を行う専門職です。必要な資格(介護職員初任者研修以上)、仕事内容、給料相場、訪問介護員になる手順を厚生労働省統計に基づき解説します。
加齢黄斑変性とは|中心視野が見えにくくなる病気の症状と治療
加齢黄斑変性は網膜の中心部・黄斑が障害され物が歪んで見える疾患。日本の失明原因第4位、50歳以上の約1%が罹患。滲出型と萎縮型の違いと抗VEGF硝子体内注射による治療を介護現場目線で解説。
生活保護とは|介護保険サービス利用時の介護扶助・本人負担の仕組み
生活保護は最低生活を保障する公的扶助制度。介護保険サービス利用時は介護扶助で自己負担1割が公費負担となり、利用者負担は実質ゼロになります。
看護小規模多機能型居宅介護(看多機)とは|訪問看護+小多機の一体型サービス
看護小規模多機能型居宅介護(看多機)とは、訪問看護と小規模多機能(通い・訪問・泊まり)を一体的に提供する地域密着型サービスです。2012年創設、医療依存度の高い在宅療養者を24時間365日支える仕組み、訪問看護との違い、看護師・介護職の役割、転職時のポイントを解説します。
便秘とは|高齢者に多い便秘の原因・解消法と介護現場の対応
便秘とは「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」。65歳以上の便秘有訴者率は全年齢の約2倍で、機能低下・水分不足・運動不足・服薬が主因。日本消化器病学会の慢性便秘症診療ガイドラインに基づくケアと服薬管理を解説する。