介護業界で使われる用語を解説(全1001語)
ノーマライゼーションは「障害の有無に関わらず誰もが普通の生活を送れる社会」を目指す理念。1959年デンマークで提唱され、ニィリエが8原則に体系化。日本の介護・地域共生社会の源流を解説。
TUG(Timed Up and Go)テストは椅子から立ち上がり3m歩いて戻る時間を測る転倒リスク評価。13.5秒・20秒のカットオフ値、実施手順、介護現場での活用を解説。
GDSは高齢者のうつをスクリーニングする評価尺度。GDS-15は15項目を「はい/いいえ」で回答し、5点以上でうつ傾向、10点以上で重度疑い。仮性認知症との鑑別やMMSE併用のポイントを解説。
MoCAは30点満点の認知症スクリーニング検査。26点以上で正常、25点以下でMCI疑い。8領域を約10分で評価し、MMSEより軽度認知障害の検出力が高い。
介護福祉士国家試験は社会福祉振興・試験センターが年1回実施する国家資格試験。受験ルート3つ・125問四肢択一・合格基準・登録までの流れを公式情報ベースで解説。
セルフネグレクトとは高齢者が自身の世話を放棄・拒否する状態。ゴミ屋敷化・服薬中断・受診拒否などが典型で、孤立死リスク群は推計約1.1万人。高齢者虐待防止法の対象外ながら地域包括支援センターが介入する。
介護予防ケアマネジメントは、要支援1・2や事業対象者に対して地域包括支援センターが中心となって行うケアマネジメント。介護予防支援との違いやA・B・C類型を解説します。
認知症ケアパスは、認知症の進行に応じて「いつ・どこで・どんな医療・介護サービスを受けられるか」を市町村ごとに整理した地域版ロードマップです。新オレンジプラン以降全市町村で策定が進み、本人・家族・支援者の道しるべとして機能しています。
認知症地域支援推進員は、市町村に配置され、認知症の人と家族の相談支援や医療・介護・地域の連携体制づくりを担う専門職。役割・配置先・資格要件・関連施策をやさしく整理します。
夜間対応型訪問介護は2006年創設の地域密着型サービスで、18〜8時の定期巡回と随時通報対応を組み合わせて要介護1〜5の在宅夜間を支える。定期巡回・随時対応型訪問介護看護との違い、料金、オペレーター要件まで解説。
介護職員初任者研修は介護資格の入口。旧ホームヘルパー2級の後継で都道府県知事指定の研修。130時間10科目のカリキュラム、取得期間1-4か月、費用5-10万円、実務者研修・介護福祉士へのキャリアパス第1段階としての位置づけを解説します。
サービス提供責任者(サ責)とは訪問介護事業所に必置のリーダー職。利用者40人ごとに1人の配置基準、訪問介護計画書作成・ヘルパー指導などの業務、介護福祉士や実務者研修修了などの資格要件、給料相場まで解説します。
回想法は1960年代に米国の精神科医ロバート・バトラーが提唱した心理療法。昔の写真や音楽、道具をきっかけに過去の体験を語り合い、認知症のBPSD緩和やうつ症状改善、社会性維持に効果が示されています。介護現場での進め方と注意点をやさしく解説します。
地域密着型サービスは2006年介護保険法改正で創設された、市町村が指定・指導監督するサービス類型。原則として住所地市町村の住民のみが利用でき、地域包括ケアシステムの中核を担う9種類のサービスを解説します。
共生型サービスは、2018年4月に創設された介護保険と障害者総合支援法の双方の指定を受けやすくする特例制度。対象サービス、報酬、65歳の壁問題への対応を解説します。
介護のキーパーソンは利用者本人と家族の意思を代表し、ケアマネや事業所との連絡窓口を担う中心人物。定義・役割・決め方・成年後見人との違い・キーパーソン不在時の対応を実務目線で整理。
認知症介護実践者研修は、介護現場で2年程度の実務経験を持つ職員が対象の都道府県知事指定研修。30時間程度の講義・演習と職場実習で構成され、修了によりグループホームや小規模多機能型居宅介護の配置要件・各種加算算定要件を満たす。上位研修「実践リーダー研修」への登竜門。
認知症介護実践リーダー研修は、実践者研修修了から1年以上+介護業務5年以上+チームリーダー職位の3要件を満たす介護職員が受講する50時間規模の指導者育成研修。グループホーム計画作成担当者・認知症対応型通所介護管理者・認知症専門ケア加算Ⅱの算定要件として位置づけられる、実践者研修と指導者養成研修の中段資格を整理します。
動物介在療法(AAT)はセラピー犬などを介し医療従事者が計画的に行う補完療法。認知症のBPSDや抑うつ軽減効果、AAA・AAEとの違い、感染管理・アレルギー対応・施設導入の要点を解説します。
クリニカルパスは入院から退院までの治療計画を時間軸で標準化した診療計画表です。日本クリニカルパス学会の定義、地域連携クリニカルパス(脳卒中・大腿骨頸部骨折)、退院支援との関係、介護現場での読み方を解説します。
NIHSS(NIH脳卒中スケール)は意識・運動・感覚など11カテゴリー15項目を0〜42点で採点する脳卒中重症度評価ツール。tPA判断や介護現場での既往評価に使う基本知識を整理。
WHO・経済産業省の定義から、介護領域での具体的なデジタルヘルス活用までを整理。ウェアラブル、遠隔モニタリング、転倒・誤嚥予測AI、PHR/EHRの違いを実装事例とともに解説します。
mRS(修正ランキンスケール)は脳卒中後のADL自立度を0〜6の7段階で評価する世界標準の機能予後尺度。各grade、NIHSSとの違い、介護度との関係を解説。
ピアサポートは、介護職同士が同じ立場の経験者として悩みや工夫を共有し合う相互支援の仕組み。メンタリングやプリセプターとの違い、新人定着への効果、バディ制やランチ会など実装方法を解説します。
特例介護給付は、要介護認定の効力が生じる前に緊急やむを得ず指定サービスを利用した場合などに、市町村が必要性を認めて9割相当額を償還払いで支給する例外的な介護保険給付。介護保険法第42条の条文・適用ケース・申請書類・通常給付との違いまで用語集として整理します。
アロマセラピーとは植物から抽出した精油の香りで心身を整える補完療法。介護現場では認知症のBPSD緩和、睡眠改善、リラックス効果を狙って活用される。鳥取大学浦上研究の朝晩レシピや皮膚刺激・てんかん禁忌など安全管理を解説。
介護保険事業計画は市町村が3年ごとに策定する介護サービス基盤の整備計画です。都道府県の支援計画との役割分担、第9期(2024-2026年度)の改定ポイント、地域包括ケアシステムとの関係を整理します。
FAST(Functional Assessment Staging)は、Reisbergが1984年に提唱したアルツハイマー型認知症の機能評価ツール。日常生活動作(ADL)の低下から進行度を7段階に分類し、特にステージ6・7はサブステージで細分化される。CDRとの違いも解説。
NPI(Neuropsychiatric Inventory/神経精神症状質問票)は、Cummingsらが1994年に開発したBPSDの代表的評価尺度。妄想・幻覚など10項目を頻度×重症度でスコア化し、介護負担も同時に評価する。
バーセル指数(Barthel Index/BI)は食事・移乗など10項目100点満点でADLを評価する指標。点数配分・FIMとの違い・ADL維持等加算での使い方を介護現場目線で解説。