介護業界で使われる用語を解説(全1001語)
介護リフトは要介護者を持ち上げて移乗を補助する福祉用具。床走行式・天井走行式・据置式・ベッド固定式の4種類と吊り具(スリングシート)、介護保険レンタルの条件、現場での腰痛予防効果を解説。
介護離婚とは、配偶者や義両親の介護をきっかけに夫婦関係が破綻して離婚に至ること。原因・現状データ・回避策・介護離職との関係を整理し、家族支援の制度と相談窓口を解説します。
傾聴は心理学者カール・ロジャーズが提唱した「共感的理解・無条件の肯定的関心・自己一致」を3原則とする聴く技法。介護現場で利用者との信頼関係を築く土台となる基本姿勢を解説します。
介護拒否とは、入浴・食事・服薬・更衣などの介助を本人が拒む状態のこと。認知症の中核症状やBPSDが背景にあり、無理強いせず原因を読み解くアプローチが現場で求められます。
歩行器の種類(固定型・交互型・四輪型・抑速ブレーキ付き)の違い、シルバーカーとの違い、介護保険レンタルの仕組み・自己負担を一次資料ベースで解説します。
介護負担感は、家族介護者が情緒的・身体的・社会的・経済的に受ける負担の主観的程度。Zarit介護負担尺度(J-ZBI_8)の8項目とカットオフ、レスパイトケアや負担軽減サービスを解説。
帰宅願望とは、認知症の方が「家に帰りたい」と訴える、または出ようとする状態のこと。BPSDの代表症状で、見当識障害・夕暮れ症候群・環境変化が背景にあり、傾聴と環境調整が現場の鍵です。
ACP(アドバンス・ケア・プランニング、人生会議)とは、もしものときに望む医療・ケアを前もって考え家族や医療チームと繰り返し話し合うプロセス。厚労省ガイドラインの位置づけ・進め方・看取り現場での実践を解説します。
受容は、利用者のあるがままを評価・判断せずに受け入れる対人援助の基本原則。バイスティックの7原則の一つでありロジャーズの来談者中心療法でも中核に位置づけられ、認知症ケアでも信頼関係の土台となります。
手すりの種類(I型・L型・横型)と設置場所別の高さ基準、介護保険の住宅改修(20万円支給)と福祉用具貸与(据置型)の違いを一次資料ベースで解説します。
不穏(ふおん)とは、不安や興奮で落ち着かない状態のこと。認知症や身体的不調・薬剤・せん妄が背景にあります。介護現場では原因を見立てて記録し、刺激を減らす対応が基本です。
主介護者は要介護者の介護を主体的に担う家族の中心人物。国民生活基礎調査の続柄・性別・年齢構成、老老介護・8050問題、ケアマネジメントでのアセスメントの考え方を解説。
グリーフケアとは、身近な人と死別し悲嘆に暮れる遺族を支援する取り組み。介護施設・訪問看護・ホスピスでの実践方法、ケアする職員自身のセルフケア、看取り介護加算との関係、相談窓口・資格を解説します。
声かけは、介護現場で利用者の安心と尊厳を支える基本コミュニケーション。認知症の方には正面・低めのトーン・短文・1動作1指示が原則です。OK例・NG例とユマニチュード等の理論的背景まで解説します。
ポータブルトイレ(腰掛便座)の種類(プラスチック型・木製家具調・水洗式)と選び方、介護保険の特定福祉用具販売(年10万円)の仕組み、消臭・処理のコツを一次資料ベースで解説。
服薬介助とは、本人が自分で薬を飲むのを支援する介助行為。介護職に認められる範囲と医療行為の境界、誤薬防止の6Rの手順、訪問介護・施設での実践ポイントを解説します。
リビングウィルとは、回復見込みのない終末期に延命治療を望むかどうかを元気なうちに書面で意思表示する事前指示書。日本尊厳死協会の書式・ACP(人生会議)との関係・書き方・法的効力を整理し、介護現場での扱いを解説します。
介護放棄(ネグレクト)は高齢者虐待防止法が定める5類型の一つで、必要な介護・世話を放棄して心身を悪化させる行為。具体例、養護者・施設職員別の通報義務、市町村の対応フローを解説。
介護ICTは、介護記録・情報共有・請求業務をデジタル化し職員負担を軽減する仕組み。厚労省は「介護テクノロジー導入支援事業」(2025年度〜)で補助率最大3/4を提供。導入効果と仕組みをやさしく解説します。
回想法は1960年代に米国の精神科医ロバート・バトラーが提唱した心理療法。昔の写真や音楽、道具をきっかけに過去の体験を語り合い、認知症のBPSD緩和やうつ症状改善、社会性維持に効果が示されています。介護現場での進め方と注意点をやさしく解説します。
認知症地域支援推進員は、市町村に配置され、認知症の人と家族の相談支援や医療・介護・地域の連携体制づくりを担う専門職。役割・配置先・資格要件・関連施策をやさしく整理します。
夜間対応型訪問介護は2006年創設の地域密着型サービスで、18〜8時の定期巡回と随時通報対応を組み合わせて要介護1〜5の在宅夜間を支える。定期巡回・随時対応型訪問介護看護との違い、料金、オペレーター要件まで解説。
アクティビティケアは、利用者の生活歴・興味・残存能力を活かして「活動」そのものを治療的に用いる介護の考え方。レクリエーションとの違い、認知症ケアでの効果、実践のポイントを解説する。
セルフネグレクトとは高齢者が自身の世話を放棄・拒否する状態。ゴミ屋敷化・服薬中断・受診拒否などが典型で、孤立死リスク群は推計約1.1万人。高齢者虐待防止法の対象外ながら地域包括支援センターが介入する。
介護予防ケアマネジメントは、要支援1・2や事業対象者に対して地域包括支援センターが中心となって行うケアマネジメント。介護予防支援との違いやA・B・C類型を解説します。
介護福祉士国家試験は社会福祉振興・試験センターが年1回実施する国家資格試験。受験ルート3つ・125問四肢択一・合格基準・登録までの流れを公式情報ベースで解説。
認知症ケアパスは、認知症の進行に応じて「いつ・どこで・どんな医療・介護サービスを受けられるか」を市町村ごとに整理した地域版ロードマップです。新オレンジプラン以降全市町村で策定が進み、本人・家族・支援者の道しるべとして機能しています。
MoCAは30点満点の認知症スクリーニング検査。26点以上で正常、25点以下でMCI疑い。8領域を約10分で評価し、MMSEより軽度認知障害の検出力が高い。
TUG(Timed Up and Go)テストは椅子から立ち上がり3m歩いて戻る時間を測る転倒リスク評価。13.5秒・20秒のカットオフ値、実施手順、介護現場での活用を解説。
ノーマライゼーションは「障害の有無に関わらず誰もが普通の生活を送れる社会」を目指す理念。1959年デンマークで提唱され、ニィリエが8原則に体系化。日本の介護・地域共生社会の源流を解説。